[米ドル円]FOMC前の一段のショートカバー

東京市場ではゴトウビ特有の仲値買いが入りドル円は111円35銭まで上昇したがその後は再び111円を割り込むなど上値の重い展開が続いた。
しかし、懸念されたクシュナー上級顧問の証言では一先ず疑惑は残るものの無難に終了したことで市場には安心感が広がった。
欧州市場では米長期金利の上昇によりドル円は買いでスタート。また、この日発表されたドイツなどの経済指標が好調な結果を示したことで欧州株式市場が上昇。
NY市場も欧州市場の動きや好調な決算発表を受けNY株式市場が上昇。原油価格も大幅上昇したことでリスクオンの円売りが強まり111円95銭付近まで上昇して引けてきた。
明日未明のFOMC会合では物価見通しに注目が集まる。もし、これまでの内容が踏襲されるようならドル高に反応してくるとみている。昨日の米長期金利上昇もそれを市場は既に意識し始めていると思われる。
ロシアゲート問題は依然としてドルにとって足枷となるものの、直ぐに決着がつくものではない。昨日はマコーネル上院院内総務がヘルスケア法案を週末までに採決に持ち込む姿勢を示すなど、これまでのネガティブ材料が後退。
FOMC後110円台に押し戻されないようなら当面の底値を確認したとみる。
ドル円予想レンジ:112円60銭(50.0%)~111円30銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]急速なユーロ高に警戒感

昨日の欧州時間に発表されたドイツ7月IFO企業景況感指数は116.0と予想の114.9を上回る好結果となった。市場ではユーロ高が景気を後退させているとの見方があっただけに、この結果を株式市場が好感。ユーロはNY市場にかけて買いが強まり、ユーロドルはこの日の高値となる1.1713ドルまで上昇。しかし、FOMC会合を控え米長期金利が大幅上昇となりユーロは1.16ドルミドル近辺まで押し戻されて引けている。
ボリンジャーバンドの上限を終値ベースで二日間下回ったことでやや上昇の勢いに陰りが見えてきた。FOMCの声明文で物価目標がこれまでと変わらないようであれば、ドル買いが進みユーロは一段の下押しリスクが高まるだろう。
フィボナッチの38.2%戻しとなる1.15ドルミドル付近が下値目途とみるが、ユーロドルの上昇トレンドに変化は見られない。押し目買いスタンスで臨みたい。
ユーロドル予想レンジ:1.1700~1.1550(38.2%)
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[豪ドル円]リスクオンで再び高値狙い

豪ドルは米長期金利が上昇したことで対ドルでは上値が抑えられたものの、リスクオンからの円売りが強まり対円での上昇幅を拡大。
また、原油価格が前日に引き続き大きく上昇したことを好感し88円後半まで上昇しほぼ高値圏で引けている。
本日の東京時間に発表される4-6月期CPIは前年比で上方修正されると予想されるが、FOMC前ということもあり動きにくい。
豪州経済は先日のRBA議事要旨でもあったように雇用や景気の強さが指摘されており、豪ドル円の上昇トレンドは今後も継続するとみている。
FOMCによる豪ドルへの影響は小さいとみるが、NY株式市場や原油価格の動向次第で89円台を再び試す展開が予想される。
豪ドル円予想レンジ: 89円10銭~88円00銭(38.2%)
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[全般]株高原油高でリスクオンの円安
東京市場では前日のNYダウが軟調に推移したことなどから日経平均株価も下落。やや買い戻しが入ったドル円も再び110円台に押し戻された。
その後欧州時間に発表されたドイツのIFO企業景況感指数が予想を上回ったことで欧州株式市場は軒並み上昇。ユーロ高でも景気に影響がなかったことを好感したようだ。
NY市場でもこの日発表された消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったことや、好調な企業決算の結果を受け株式市場は三指数ともに上昇。また、WTIも大きく上昇。石油関連企業が今年の投資額削減を発表したことで原油生産の停滞が価格を押し上げた。
また、債券市場でも長期債利回りが大幅上昇し2.3%台に乗るなど、全般に本日開かれるFOMCを前にポジション調整がさらに進んだ格好だ。
懸念されたクシュナー上級顧問の証言も一先ず混乱なく終了。また、上院共和党はオバマケア廃止、もしくは代替する法案を開始したことも市場に安心感が広がりリスクオンの円安が進んだ。
明日未明に開かれるFOMC会合ではイエレン議長の記者会見がなく注目度はそれ程高まっていない。しかし、先日のイエレン議長議会証言では物価に対して懸念する発言がみられただけに、声明文の中で物価見通しがこれまで通りであればドル買いに反応してくる可能性が高い。
反対に、物価に対して警戒する文言が入ったとしても既にドル売りが進んだだけに下値は限定的とみる。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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