ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[米ドル円]じり高急落の繰り返し

(米ドル円時間足)


ドル円は急落するとその後じり高となり、上値を抜けるかと思うところで再び急落するといった動きがこのところ続いている。
ただ、上下幅は110円ミドルから112円ミドルの狭いレンジ内での動きであり、実際は111円台での動きが続いている。
ドル円の買い材料は日銀の緩和政策維持に対して欧米の利上げ姿勢による金融政策の違いによるものだ。一方、その上値を抑えるのがFRBの物価見通しへの懸念からの利上げペースとトランプ政権や政策の不透明感の二つだ。金融政策の違いは長期的なトレンドテーマであり、ロシアゲート問題や物価動向は比較的短いテーマになる。
市場が落ち着くと金融政策の違いによるドル円の買いが強まり、突然その二つの売り材料が出て、押し戻されるという繰り返しになりやすい。
暫く110円台で買いを入れて111円ミドルから後半で売りを出してみる。

ドル円予想レンジ:111円70銭(61.8%)~110円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]高値警戒感による調整売り

(ユーロ米ドル4時間足)


ユーロドルの上昇もさすがに一服感が漂う。
FOMC会合ではハト派的な内容と受け止められドルが全面安となったことでユーロドルは安値から150ポイント余り上昇。約2年ぶりの高値1.1710ドルを上抜き1.17ドル後半を見たことで一先ず利食い売りも見られた。
昨日は米国長期金利の上昇でドル上昇がユーロドルを押し下げた格好だが、この動きも上昇過程での調整の動きとみる。
上昇チャネルは継続しており、チャネルの下限に近づいたところでは買いを入れていきたい。
最近のユーロドルの動きを見ると階段状に一気に上昇した後はもみ合いから調整売りが入り、その上昇前のレベルを下回ったことはない。
FOMCで上昇する前のレベルである1.1620ドル付近では一先ず買いを入れておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1730~1.1620

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[豪ドル円]PPIの結果後の反応を見極める

(豪ドル円2時間足)


FOMC後に豪ドルはドル売りの動きに押されて大幅上昇。この動きを継いで東京市場でも豪ドルは対円で買いが入るとこの日の高値とる89円42銭まで上昇。1年半ぶりの高値を更新した。
しかし、欧州市場にかけて米長期金利が上昇すると対ドルで豪ドル売りが強まり豪ドル円の利食い売りも散見。FOMCというイベントが終了したことでポジションの巻き戻しがみられた。
豪ドル円はNY市場でムニューチン財務長官による為替操作への言及がありドル円が急落したことで88円34銭まで下落。このレベルは東京市場で付けた高値からフィボナッチ38.2%戻しにあたるレベルである。
週末というところでまだ戻り売りが待ち構えているとみるが、もし、このレベルを下回るようならフィボナッチ50.0%戻しとなる88円付近が次の下値サポートとなる。
下げ止まりを確認したところで買いを入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ: 89円00銭~88円00銭(50.0%)

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[全般]ドル高円高

FOMC会合でドルが全面安となった後は落ち着いた動きが戻り、イベントリスク後退からドルの買い戻しがみられたが同時に円高も進んだ。
東京市場ではFOMC会合でハト派的と捉えられた流れを継いでドルは上値の重い展開で始まった。ドル円は111円を割り込み110円79銭まで下落。日経平均株価も下落して始まったことで上値が抑えられた。売りも一巡する中で後場に入るとドルの買い戻しの動きが強まりドル円も111円台に押し戻されるなど、過度なドル売りへの反動もみられた。
欧州市場では米長期金利の上昇に伴いユーロやポンドが対ドルで下落。
NY市場ではこの日発表された米6月耐久財受注が6.5%と予想の3.7%を上回るなど堅調な米国経済を示すものとなった。
ドル円は徐々に上げ足を速めこの日の高値となる111円72銭を付けこのまま上昇が続くと思われた。しかし、ムニューチン財務長官が「為替操作国には話し合いではなく実際に影響を与える必要がある」と発言したことでドル円は一気に売りが強まり111円を割り込むなど荒っぽい動きとなった。財務長官の話はNAFTAに絡んだもので直接日本を名指ししたものではなく、市場は過剰に反応した感もある。
それだけ市場相場が不安定な状況ともいえそうだ。
本日は週末のNY市場で米4-6月期GDP速報値が発表され注目が集まる。
前回の1.4%から2.6%へ大幅上方修正されると予想される。ドルが売られた後だけに予想通りかそれ以上の結果を示せば再びドル買いに反応してくるとみる。
市場は米国の物価動向次第で年内利上げの可能性が後退するとの見方があり、次のFOMC会合のある9月までは思惑が先行しやすい。
依然としてトランプ政策や政権への不透明感がドルの上値を抑える中で、短期的な取引中心の相場展開が続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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