ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-07

[米ドル円]下値探りから反発も

(米ドル円日足)

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先週は前週からのドルショートカバーが入り110円後半から112円前半に1円余り上昇。このまま上昇が続くかと思われたが、FOMC会合でハト派的な内容と受け止められドルは全面安となり再び110円後半に押し戻された。その後は過度に売られた反動で111円後半に押し戻されたところでムニューチン財務長官が為替操作国に対して為替介入の可能性を示したことで再び110円台に下落。週末は北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことから円買いが進み110円55銭まで下落。上昇するたびに売り材料が出て落とされるといった動きが繰り返された。それだけドル円の売り材料に対して神経質になっているということだろう。
結果的にドル円は週を通して112円前半から110円ミドルの狭いレンジ内の底値レベルで引けた。
ドル円にとってはトランプ政策や政権の不透明感により、不安材料が出るたび円買いに動きやすい。また、米経済指標の悪化が示されると利上げ期待の後退によるドル売りに押される傾向が強い。しかし、安定した相場が続くと日米金融政策の違いによる買いがドル円の下支えとなる。
今週は米雇用統計やISM製造業景況指数、PCEコア・デフレーターといった金融政策に直接影響する重要な指標が発表される。これらが、改善されるようならドルの反発も期待できる。
暫く上昇場面では売りが出やすく、短期的には戻り売りスタンスで臨みたい。
最終的に下値は限定的とみており、110円ミドルから前半の底堅さが確認されるようなら買いを入れておきたい。

今週のドル円予想レンジ:112円20銭~110円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル]利上げ示唆なら一段のポンド買い

(ポンド米ドル週足)

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先週は原油価格の上昇や米ドルの弱さからポンドは上昇。ポンドドルは1.3ドル付近の安値から始まり1.3150ドルの高値圏で引けるなどポンドの強さが目立つ。
ブレグジット問題もひと段落した格好で今のポンドの注目材料は金融政策に移っている。
今週はBOE政策会合が開かれるが今回、政策金利と資産買い取りプログラム規模については据え置きと予想される。注目は議事要旨で利上げの可能性が示唆されるようならポンドは一段の上昇が予想される。
もし利上げの示唆がなければ一時的な下押しが予想され、そこは押し目買いのチャンスになるとみる。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3300(BB上限)~1.3050

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[豪ドル円]RBA会合で調整売りも

(豪ドル円日足)

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先週はトランプ政権や政策への不透明感から円が買われやすい地合いとなったことで豪ドル円も上値が抑えられた。
今週はRBA政策会合が開かれるが、市場は堅調な雇用や住宅市場を背景にいずれ緩和政策から脱却するとの見方が多い。ただ、豪ドルが既に大きく上昇したことが景気の腰を折りかねない。そのため通貨高への牽制的な内容が示されると考えられ一時的に売りで反応する可能性が高い。
豪ドル円は89円台の上値の重さがここにきて意識される中で、調整的な豪ドル売りが強まりやすい。
強いサポートとして意識されるのはボリンジャーバンドの中心線でありフィボナッチ50.0%戻しとなる87円ミドル付近。このレベルを下回るようなら短期的にダブルトップを形成し、86円割れも視野に入る。
今週は中国PMIも発表され、好調な中国経済の回復基調が確認されるようなら豪ドルの下支えとなり90円の大台を試す展開も予想される。
中期的な豪ドル上昇トレンドは依然として継続とみて、押し目買いを推奨する。

今週の豪ドル円予想レンジ: 90円00銭~87円50銭(50.0%、BB中心線)

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[全般]クロス円取引に集中

先週はトランプ政権の人事やオバマケア代替法案を巡り政治リスクの高まりがドルの上値を抑えた。また、FOMC会合ではハト派的な見方が広がったこともドル押し下げ要因となりユーロやポンド、そして資源国通貨の豪ドルやカナダドルを押し上げた。
一方、NYダウは史上最高値を更新し原油価格も1バレル50ドル近くまで上昇するなどクロス円は底堅い動きを継続。
週末には米GDP速報値が発表され予想通り2.6%と景気拡大が改めて確認された。ただ、同時に発表された雇用コスト指数が0.5%と予想の0.6%を下回ったことでドルは全面安となった。その後北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことが伝わると円買いの動きが強まりドル円は一時110円55銭まで下落。ドル円にとっては下落リスクが付きまとう週となったが、結果的にドル円は112円前半から110円ミドルの狭いレンジ内での動きにとどまった。
今週は米国の雇用統計を筆頭に重要指標の発表が相次ぐ。また、RBAやBOE といった政策会合が開かれ、緩和政策の脱却のサインがみられるか注目。
米雇用統計は雇用者数がもし予想を下回ったとしても市場への影響は限られるとみる。注目は平均賃金の動向だが、市場は悲観的な見方が強いだけに改善がみられるようならドルショートの巻き戻しを促す可能性が高い。
ドル円はドル売りと円売りの動きが綱引き状態となり大きな動きは期待できないことから、クロス中心の取引に徹したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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