ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[豪ドル米ドル]OPEC協議で下落リスク

(豪ドル米ドル8時間足)


週明け東京市場では北朝鮮リスクの高まりからリスク回避の円買いが強まると豪ドル円の売りも散見。豪ドルドルも上値の重い展開で始まった。しかし、欧州市場が始まるとユーロやポンドが対ドルで上昇。ドルが全面安となり豪ドルもつられて上昇。NY市場で0.7950の高値を付けたところで上値が抑えられた。このレベルは下降トレンドラインが位置していることも意識された。
昨日からOPEC加盟国と非加盟国との合同専門委員会会合が始まり原油市場ではポジション調整の売りがみられ価格が下落。減産の延長や減産規模の拡大で合意するようなら下降トレンドラインを上抜く可能性が高まる。
ただ、目先はまだ豪ドルロングポジションの調整売りが上値を抑えてくるとみる。
0.79ミドル付近を再度試しに行って上抜けできないようなら売りを出してみたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.7950~0.7870(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]北朝鮮リスクへの警戒感

昨日もドルの下落は止まらずドル全面安となる中で再び北朝鮮リスクへの警戒感が高まり始めている。
昨日の週明け東京市場では先週末にトランプ大統領の盟友であるスティーブ・バノン氏が解任されたことからドルは全般に底堅い動きで始まった。しかし、先週末のNY株式市場が軟調な地合いで引けたことを受け日経平均株価が下落して始まったこともドル円の上値を抑えた。
また、昨日から米韓合同軍事演習が始まったことで北朝鮮が何らかのアクションを起こすのではといった警戒感が高まりドル円は再び109円を割り込んだ。
欧州市場では欧州各国の株式市場が軟調な地合いで始まるとユーロ売りが先行。しかし、トランプ政権への不透明感や米長期金利の軟調な地合いを受けユーロやポンド買いの動きが強まりドルが全面安。この動きでクロス円が買われドル円も一時109円台に戻す場面も見られた。
しかし、NY市場にかけてドル売りの動きが止まらずドル円はこの日の安値となる108円62銭まで下落した。
NY市場では前日下落したNYダウも反発するなど全般にリスクオンの動きが強まりドル円も109円付近に押し戻されて引けている。
市場は24日に始まるジャクソンホール会議を控え動意の乏しい動きの中で、北朝鮮の動きに注目が集まる。万が一北朝鮮がグアムに向けてミサイルを発射するようならリスク回避による円買いの動きが強まりかねない。
結果的に円は目先買われやすい地合いが続きそうだ。反対に、もし何も動きがみられないようなら円売りの動きが徐々に進むことになる。
いずれにしても、ポジションをどちらかに傾けにくいことから短期勝負に徹したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]トランプリスク後退でショートの巻き戻し

(米ドル円週足)


トランプ政策や政権への不信感などから先週末のNY市場でドル円は108円60銭付近まで下落。しかし、トランプ大統領に大きな影響を及ぼしていたバノン上級顧問・首席戦略官の辞任報道でドル円は1円近い上昇となった。一先ず政治リスクによるドルの下落は収まったとの見方もある。バノン氏が辞任したことでゲーリー・コーンNEC委員長がとどまり共和党内部の混乱が収まるようならトランプ政策への期待が高まるとの見方があるが、ことはそう簡単ではない。米国政治への不信感はかなり根深いものになっている。目先は過度に売り込まれたドル円の巻き戻しが強まるとみているが、政治リスクに加え北朝鮮の地政学的リスクなどがいつ再燃するかわからない。結果的に買い戻しが入ったとしてもドルロングに切り替えるにはまだ時間が必要だろう。
ジャクソンホールでイエレン議長が年内利上げに関する可能性を少しでも示すようなら先週の高値110円後半を上抜く可能性は残る。

今週のドル円予想レンジ:111円40銭(50.0%)~108円10銭(BB下限)

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[ユーロ円]ジャクソンホールでのドラギ総裁発言

(ユーロ円日足)


先週公開されたECB議事要旨ではユーロ高への懸念がかなりの時間議論されたことが明らかとなりユーロは下落。また、今週開かれるジャクソンホールでドラギ総裁は新たな政策メッセージを出さないとの報道もユーロ売りを促した。
ただ、ECBのテーパリングの動きに変化があったわけではなく、結果的にユーロロングポジションの巻き戻しのきっかけにされた感もある。
また、トランプ政権への不信感が広がりリスク回避の円買いの動きがユーロ円の下押し要因となったが、この動きもバノン上級顧問・首席戦略官辞任の報道で後退。一先ず下値リスクも後退し再びユーロ買いがスタートしやすくなった。
今週行われるジャクソンホールでドラギ総裁が何も言及しないとしても市場は既に織り込み済み。寧ろ、テーパリングに関する何かが示唆されるようならユーロ買いに反応するとみる。
日足チャートではボリンジャーバンドの下限を一時的に下抜けしたものの、終値ベースでは上回っている。また、ローソク足で寄り引き同時線が現れており底値を付けた可能性もある。下げ止まりから上昇に転じるようなら上値目途としてはボリンジャーバンドの上限が位置する131円20銭付近とみる。

今週のユーロ円予想レンジ:131円20銭(BB上限)~126円80銭(50.0%)

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[豪ドル円]ヘッド&ショルダー成立か

(豪ドル円日足)


先週の豪ドルは原油など資源価格が堅調な地合いとなったこともあり豪ドル自体は堅調な地合いを示した。しかし、トランプ大統領の人種差別問題発言などでドル売りの動きやリスク回避の円買いが強まった。結果的に堅調に始まった豪ドル円は週後半で下落する往って来い。今週はOPECと非加盟国との合同専門委員会が開かれ、注目が集まる。
もし、減産の延長や規模拡大などで合意がみられるようなら豪ドル買いを促すことになる。反対に、議論が難航したとしても、豪州景気の底堅さもあり下値は限定的とみる。
日足チャートを見ると85円ミドル付近はボリンジャーバンドの下限でもあり8月11日に付けた安値となる。このレベルを下抜けるようなら89円ミドルを頭にヘッド&ショルダーを形成することなり重要な分かれ道として意識される。85円台で下げ止まるようなら買いを入れていきたい。損切りは85円ミドルが抜けたところに置く。

今週の豪ドル円予想レンジ: 87円90銭(61.8%)~85円50銭

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[全般]トランプ政権リスクとFRBスタンス

先週は北朝鮮リスクが一先ず後退する中でトランプ大統領の白人至上主義擁護発言により政治リスクがドル売り円買いを促した。
北朝鮮リスクが後退したことで先週のドル円は108円後半から110円後半に上昇。しかし、人種差別を巡りトランプ大統領は二つの助言組織を解散。経済界との関係の深い共和党内からもトランプ氏への批判的な見方が強まるなど孤立が懸念された。更に、トランプ政策への重要な要であり次期FRB議長候補のゲーリー・コーンNEC委員長の辞任の噂が広がった。税制改革など今後のトランプ政策への懐疑的な見方が広がるとNY株価は大幅下落し長期金利も低下。ドル円は108円ミドルまで下落するなど米国への不信感がドルを持つリスクにつながった。
ただ、週末にはトランプ大統領を陰で支える大統領上級顧問・首席戦略官スティーブン・バノン氏が解任されるとの報道で市場に安心感が広がりドルの買い戻しが強まった。
バノン氏が辞任することでトランプ大統領のこれまでの過激な発言や行動が収まるとの期待によるものだ。しかし、バノン氏の辞任でどこまでトランプ大統領への信認が戻るかは疑問が残る。
ただ、これまで過度に偏ったドルショートや円ロングポジションの巻き戻しが今週は入りやすい状況となった。一方、米国政治リスクは今後も燻るなかで一触即発の北朝鮮問題も重なりドルの買い戻しが一巡したところでは再び売りが待ち構えている。
今週は欧米の金融政策にも注目が集まる。
25日に開かれるジャクソンホールでのイエレン議長やドラギ総裁の発言次第で為替市場は大きく動く可能性がある。
市場はFRBによる年内利上げへの見方が後退する中で、ハト派的な発言が出たとしても織り込んでいる。そのため少しでも利上げの可能性が示されるようならドルショートの巻き戻しが一気に強まるとみる。
また、ECBドラギ総裁の発言にも注目が集まる。先週はドラギ総裁が新たな政策メッセージを出さないとの一部の関係者の発言でユーロは下落。また、ECB議事要旨ではユーロ高への懸念がかなりの時間議論されたことが明らかとなりユーロ売りが強まった。
ドラギ総裁から改めてテーパリングへの言及が聞かれるようならユーロ買いが再び強まりかねない。
今週はトランプリスクの後退や欧米の利上げ期待の高まりによるポジションの巻き戻しが入るのか。或いは先週の流れが継続しドル売りがさらに強まるのか、相場の分岐点になるかもしれない。

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[米ドル円]売り材料に敏感に反応

(米ドル円日足)


東京市場では前日のFOMC議事要旨でハト派的な内容が確認されたことでドル円は下落して始まった。しかし、豪ドル円などの資源国通貨を中心としてクロス円の買いがドル円の下値を支えた。欧州市場ではポンドやユーロが下落して始まったことでドルは全般に買いが強まりドル円はこの日の高値となる110円38銭まで上昇。しかし、NY市場で再び売りが強まりドル円は109円ミドルまで押し戻された。トランプ大統領の助言組織が解散されたことに続きコーン米NEC委員長の辞任の噂が広がるとトランプ政策への実効性の懐疑的な見方が強まった。結果的にNY株式市場が三指数ともに大きく下落し安全な債券市場に資金が流れ込むなど、ドル安円高の動きが同時に重なった。
今回の白人至上主義を巡る発言でトランプ大統領への不信感は予想外に高まり始めるなどドル円にとっては売り材料が尽きない。
東京市場でも日経平均株価が下落して始まるとみられる中で再度108円台の安値を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:110円20銭~108円90銭(BB下限)

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[ユーロ円]ECB議事要旨ユーロ高への懸念示唆

(ユーロ円日足)


昨日公開されたECB議事要旨では「ユーロが上昇し過ぎるリスクを懸念」「インフレ加速の決定的な証拠不足」「金融政策の調整をより柔軟にする」「ユーロの上昇はファンダメンタルズの変化を反映している」など、将来為替相場が過度に変動する可能性に懸念が示されていたことが明らかとなりユーロ売りが強まった。
また、米国ではトランプ大統領の白人至上主義への発言の影響が拡大。NY株式市場が三指数ともに大きく下落したことでリスク回避の円買いが進行。更に米長期金利が低下しユーロドルの下落が加速したことなどからユーロ円は一日で1円30銭余り下落。
来週のジャクソンホールでドラギ総裁は新たな政策メッセージを出さないとの見方が昨日示されユーロ売りに傾き始めた矢先でもあった。
夏休み中の参加者不在の中でやや過剰に反応した感もあり、売りもそろそろ一巡する頃とみる。
サポートレベルとして前回の安値128円05銭からフィボナッチ38.2%戻しとなる127円90銭付近が意識される。このレベルを下回るようならフィボナッチ50.0%戻しの126円90銭も視野に入る。

ユーロ円予想レンジ:127円90銭(BB下限、38.2%)

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[豪ドル円]調整売りそろそろ一巡

(豪ドル円2時間足)


資源国通貨であるカナダや豪ドルがここ数日で大きく上昇した反動が入った。
昨日の東京時間に発表された豪州雇用統計では7月新規雇用者数が2.79万人と予想の2.00万人を上回り、発表後豪ドルの売りがみられたが直ぐに上昇。欧州市場にかけて87円56銭の高値を付けたものの買いは続かず上げ止まった。
NY市場ではトランプ大統領への不信感が広がり株価が下落するとリスク回避の円買いが強まる中で豪ドル円はほとんど買い戻しがみられずに下落が続いた。
豪ドル円の売りが見られるなど、円主導での投げ売りが入っている可能性が高い。
ただ、86円付近から買い始めたロングポジションの売りは目先一巡した感もあり、フィボナッチ61.8%戻しのレベルである86円24銭で下げ止まった。このレベルを明確に下回るようなら85円ミドル付近の下落も頭に入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ: 87円10銭~86円20銭(61.8%)

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[全般]トランプ政策懸念高まる

先日のトランプ大統領の白人至上主義に対する発言が相場に影響を及ぼし始めている。
大統領発言で産業界トップが次々と助言組織から辞任する動きが強まり、大統領は二つの助言組織を解散せざるを得なくなった。元々共和党は経済界とのつながりが強く、党内でも批判が高まっている。昨日は国家経済会議(NEC)委員長が辞任するとの噂が広がるとNY株式市場は下落幅を拡大。下落の背景には減税やインフラなどのトランプ政策の実施が困難との見方があった模様。この動きは直ぐに解消されるものではなく、今後もドルの上値を抑える要因と考えられる。
また、昨日はECB議事要旨が公開されユーロ売りが加速。要旨では「ユーロが上昇し過ぎるリスクを懸念」とし、将来為替相場が過度に変動する可能性に対して懸念する意見が聞かれるなど、為替への警戒感が改めて意識された。これを受けユーロは下落するとクロス円全般に売りが強まりドル円はNY市場で109円ミドルまで下落。
NY株式市場が下落したことで安全資産である米国債券に資金が集まり長期金利が低下するなど、ドル安円高の動きが強まった。
昨日は米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や7月鉱工業生産といった経済指標が発表されたが、トランプリスクが漂う中で影響は限られた。
また、昨日はスペインのバルセロナでテロ事件が発生したことも市場の不安心理が高まりリスク回避の円買いの要因となったかもしれない。
夏休み相場とみられていた各市場はトランプ政権への不透明感が増す中でリスクに敏感になっていることから過度に反応しやすくなっている。
今日は週末ということもありドルの買い戻しの動きには注意する必要があるが、トランプリスクを背景に当面は売りに反応しやすい展開が予想される。

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[米ドル円]111円台に一歩届かず反落

(米ドル円2時間足)



東京市場では前日のNY市場のドル高の流れを継いでドル円は堅調な地合いで始まった。ただ、日経平均株価のさえない動きにつられ上値も抑えられた。欧州市場では米長期金利の上昇を受けドル円は110円95銭まで上昇。一旦は反落したもののNY市場でも110円95銭を付けたが、111円台には届かなかった。その後トランプ大統領が二つの助言組織を解散するとの報道で政権への不信感からドルは下落。更に、FOMCではインフレ鈍化への懸念が長時間議論されていたことから長期金利が低下。ドル売りがさらに強まるとドル円は110円03銭まで押し戻された。
111円台に乗せられなかったことでドルの上値の重さが意識されているものの、積極的にドルを売る材料も乏しい。北朝鮮がグアム沖へのミサイル発射計画を保留したことで一先ず地政学的リスクは後退。
110円から111円のレンジ相場に入った可能性が高く、短期的には109円台は押し目買いを狙いたい。

ドル円予想レンジ:110円60銭~109円80銭(50.0%)

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[ユーロ米ドル]もみ合い相場継続

(ユーロ米ドル2時間足)



欧州市場に入ったところでユーロが急落。来週開かれるジャクソンホールでドラギ総裁が新たな政策メッセージを出さないだろうという一部関係者の話が伝わったためだ。市場ではジャクソンホールでテーパリングに言及するとの期待があった。
その後もユーロは上値の重い展開が続き1.1682まで売り込まれたがNY市場で再び上昇。トランプ大統領が二つの助言組織を解散するとの報道でドルが下落したためだ。更に、その後FOMC議事要旨で物価への懸念が予想以上に議論されていたことが伝わると更にドル売りが進みユーロは1.1780付近まで上昇するなど高値圏で引けている。
2時間足チャートを見ると途転を示すパラボリックが買いサインに転じており目先上昇が続くとみる。1.17~1.19ドルのコアレンジ内でのもみ合いがしばらく続くとみている。
昨日は一先ず底値を確認したことで今日はレンジの上限を試す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1820(61.8%)~1.1730

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[豪ドル米ドル]豪雇用統計で一段の上昇も

(豪ドル米ドル日足)



0.78手前で下げ止まり観が出始めていたところで豪ドルは一気に反転。
アジア市場では安値圏でのもみ合いが続いた豪ドルも欧州市場に入り米長期金利が低下したことで上昇。
NY市場ではトランプ大統領が二つの助言組織を解散したことやFOMC議事要旨のハト派的な内容を受けドルは全面安。特に資源国通貨のカナダドルや豪ドルに資金が流れ込み豪ドルは0.7934まで上昇。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置することで上値が抑えられた。
先月の後半に2年ぶりの高値0.8065を付けた後に調整売りが続いたが、再び買いの動きが強まった。ただ、この動きはドル主導の動きであり一時的な買い戻しとみる。
NY市場では高値圏で引けたことで今日も豪ドル買いの勢いは強いとみてよいだろう。
短期的には押し目買いを狙いたいところだが、押し目幅は浅く0.79割れは買ってみたい。上値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しの0.7970付近が意識される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7970(61.8%)~0.7890

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[全般]トランプリスクとFOMC議事要旨

ドル高円安の流れがNY市場で一転。トランプ大統領への批判に加え利上げ期待が後退したことでドル売りが一気に進むなど薄商いの中で荒っぽい動きが目立つ。
昨日の東京市場では前日のNY市場で発表された米小売売上高が予想を上回り長期金利が上昇したことを好感しドルは堅調な地合いで始まった。ドル円も110円後半での高値圏で推移。クロス円も全般に底堅い動きを見せるなどリスクオンの動きが目立った。
欧州市場でもこの流れを継いでドルは堅調な地合いが続く中で欧州GDP改定値が予想を上回ったことからユーロが上昇する場面も見られた。しかし、来週のジャクソンホールではドラギ総裁が新たな政策メッセージを出さないとの報道でユーロは急落するなどアップダウンの激しい動きがみられた。
NY市場では米住宅着工件数や建設許可件数が予想を大きく下回ったものの、株式市場が三指数ともに上昇して始まるなど悪材料に対しては反応薄となった。
しかし、後場に入るとトランプ大統領が二つの助言組織を解散することを決定。白人至上主義団体への発言を嫌気して次々とメンバーが辞任したことを受けたものだ。トランプ氏の孤立が進むとの見方からドル売りが強まる中でFOMC議事要旨の内容が伝わると更にドル売りが加速した。FOMC議事要旨ではインフレ鈍化を懸念しており、物価動向にかなりの時間を費やしていたことが明らかとなった。これを受け米長期金利が低下しドルの下落圧力が増す中で110円後半まで上昇していたドル円も110円前半に押し戻されそのまま引けている。
目先のドルショートカバーが一巡したところで、ドル売り材料が重なり再び下落するなど日替わりメニューのように市場のセンチメントが変わりやすい。
北朝鮮がグアム沖へのミサイル発射計画を保留したことで一先ず地政学的リスクは後退。また、FOMC議事要旨の内容も市場はある程度予想していたものであり、過度に反応し過ぎているように見える。
市場のコンセンサスが乏しく、夏休み相場で薄商いということから上下に振れやすい状況が今日も続きそうだ。

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[米ドル円]50%戻しで一巡か

(米ドル円日足)



東京市場では米国が北朝鮮との対話での解決を模索していることが伝わると地政学的リスクが後退。円売りの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。
NY市場では米小売売上高が予想を大きく上回ったことで年内利上げ観測が再び浮上しドルは全面高。ドル円は110円85銭の高値を付けた。このレベルはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しのレベルであり一先ず上値が抑えられた格好だ。
市場全般に楽観的なセンチメントが漂う中で過度なドル安円高の動きの反発が入っている。
まだ、ドルショートや円ロングポジションは解消されていないとみられ一段のカバーが入る可能性が高い。地政学的リスクと米利上げ期待の後退が今回のドル円下落の背景にある。その両方の要因が後退していることから、買い戻しの勢いはまだ続くとみる。
北朝鮮リスクや米物価動向への懸念が収まったわけではないが、夏休みモードにある今の市場では予想以上に大きな値幅で動きやすい。
次の上値目途としてはフィボナッチ50%戻しとなる111円60銭付近が意識される。

ドル円予想レンジ:111円60銭(50.0%)~110円30銭

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[ポンド米ドル]失業率で一段の下落も

(ポンド米ドル日足)



東京市場では北朝鮮リスクの後退によりドルは全般に強含みで推移。ポンドは少しずつ上値の重い展開が続いていた。
その後ロンドン時間に発表された英国7月CPIは-0.1%と予想の0.0%を下回った。また、同時に発表されたコアPPIも2.4%と予想の2.5%を下回ったことでポンドの下落幅が拡大。NY市場でもこの日発表された米小売売上高が予想を上回り、ドルが全面高となりポンドはこの日の安値となる1.2846まで下落した。しかし、このレベルは一目の雲の下限で、フィボナッチ61.8%戻しのレベルということもあり下げ止まりを見せた。
しかし、ここまで下げてもほとんど買い戻しの動きは見られず安値圏での引けとなったことから、まだ売り圧力は強いとみてよいだろう。
本日発表される英国7月失業率で予想を下回るようであれば一段下値を探る展開が予想される。
次の下値目途としては7月12日に付けた安値であり雲の下限でもある1.28付近が意識される。

ポンドドル予想レンジ:1.2900~1.2800(雲の下限、7月12日安値)

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[豪ドル米ドル]ドル高が豪ドルの重し

(豪ドル米ドル日足)



昨日公表されたRBA議事要旨の「最近のデータはGDP成長の増大を示唆」「対ドルを軸に豪ドルは上昇した」などの内容で豪ドルは上昇。しかし、その後は米ドルの上昇が強まると豪ドルは下落に転じた。結局、ここにきて豪ドルは豪ドル自体の下落というよりも米ドル主導の動きといえそうだ。
一先ずボリンジャーバンドの下限0.78の手前で下げ止まりを見せたものの、米長期金利が上昇しドル買いの動きがまだ継続。
まだ豪ドルロングポジションは残る中で0.78ドルを割り込むようならフィボナッチ61.8%戻しの0.7740付近が次のサポートになる。このレベルは今年2月と3月にダブルトップを形成したレベルでもあり強いサポートとして意識される。

豪ドルドル予想レンジ:0.7840~0.7740(61.8%)

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[全般]リスク回避の後退と米利上げ期待

北朝鮮との緊張が一部後退したことでリスク回避の後退から円売りが強まると同時に、米経済指標の改善で利上げ期待が高まる中、ドル円は110円後半に上昇。ドル安円高の流れがこれで終了したのか。
東京市場ではティラーソン国務長官やマティス国防長官が連名で北朝鮮との対話の可能性を示したことで過度な緊張感が後退。リスク回避の後退により円売りの動きが強まりドル円は反発。クロス円も全般に買い戻しの動きが入るなど円は全面安。
欧州市場に入り、英国経済指標の悪化からポンドなどに対して売りが強まるとドルは全般に買い戻しの動きが強まった。
NY市場では注目の米小売売上高が0.6%と予想の0.3%を上回った。また、前月分も-0.2%から0.3%に上方修正されるなど好調な結果となった。これを受け年内利上げ期待が再び高まり長期金利が上昇。ドルは全面高となりドル円も110円後半まで上昇。
一方、NY株式市場は利上げ観測への警戒感から軟調な地合いで始まるとリスク回避の円買いの動きが強まった。
先週から高まった北朝鮮リスクによる過度なドル売り円高の動きに対する巻き戻しとみてよいだろう。また、ドル下落のもう一つの要因である年内利上げ観測の後退も、今回の小売売上高で再び期待が高まった。
北朝鮮リスクはまだ終わったわけではなく、今後も緊張が続くものであり過度に反応し過ぎた調整とみる。また、米国小売売上高は改善されたものの物価動向は依然として低く、年内利上げに関しては不確実性が高い。
結果的に今の動きを見ると調整の域を脱していないことから、ポジション調整が一巡すれば再びドル売りの動きが強まりかねない。
しかし、地政学的な緊張感というものはそれ程長くは続くものではなく、実際に核戦争が始まるとの市場の見方はほとんど見られない。
市場の楽観的なセンチメントが依然として漂う中で好材料に対して反応しやすい状況は継続。今日のNY時間に公開されるFOMC議事要旨では利上げに慎重な姿勢が示されるとみられている。
それだけに、タカ派的な内容が少しでも示されるようなら一段のドル買いが進みやすい。

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[米ドル円]ポジション調整の買い戻し継続

(米ドル円日足)


連休明け東京市場でドル円は底堅い動きで始まったが、日経平均株価の下落幅が拡大したことで上値も抑えられた。ただ、東京市場が引けたところでポンペオCIA長官などが核戦争の間際にはないとの発言から北朝鮮との緊張感が後退。ドル円の買いが進み109円80銭の高値を付けた。NY市場にかけて109円ミドル付近まで押し戻されたものの、その後ダドリーNY連銀総裁が利上げに前向きな姿勢を示したことでドル円は再び上昇。米長期金利が上昇したこともドルの押し上げ要因となった。また、NY株式市場が上昇したことでリスクオンの動きから円売りも重なった。
109円90銭付近には一目の転換線が位置しており一旦は上値が抑えられている。
ただ、市場には安心感が広がり始めておりドルの買い戻しの動きはまだ始まったばかり。
市場はリスクオンモードになっており、ドルの好材料に反応しやすくなっている。
今日のNY時間に発表の米・小売売上高次第では110円台乗せも視野に入る。
薄商いの中で勢いがつけば38.2%戻しとなる110円後半も視野に入る。

ドル円予想レンジ:110円20銭~109円30銭

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[ユーロ円]もみ合い継続

(ユーロ円日足)


連休明け東京市場でユーロ円はドル円の上昇に押し上げられる格好で129円65銭の高値を付けた。その後は128円90銭付近に押し戻されたものの、NY市場では北朝鮮への警戒感が後退しNY株式市場の上昇などから円売りの動きが強まり再び上昇。
特にユーロの材料は見られず当面ユーロ円はレンジ相場が継続するとみている。
ドイツ長期金利の上昇がユーロを押し上げている。下値はここ数日ボリンジャーバンドの下限で支えられたことで底値の堅さが確認された。
ボリンジャー中心線に位置する129円後半を試す展開が予想される。

ユーロ円予想レンジ:129円80銭(50%、BB中心線)~128円90銭(前日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]RBA議事要旨次第で87円を試す展開

(豪ドル円日足)


先週末は日本が祝日の中で豪ドル円は85円ミドルの底値を試したが抜けずに反発。連休明け東京市場ではその買い戻しの動きも重なり86円63銭まで上昇。しかし、それをピークに欧米市場にかけて下落が続いた。結局前日は下ひげが伸び、昨日は上ひげが伸びる往って来い。相場は暫く膠着状態に入る可能性が高い。
テクニカル的に見ると89円ミドルを頭にして87円を肩とみるとヘッドアンドショルダーの形がみえる。
今日はRBA議事要旨が公開されその結果次第では87円を上抜くことができずに、昨日の安値85円ミドルを下抜くようならヘッドアンドショルダーが完成する。
反対に、87円をクリアに上抜くようなら一段の上値を試す展開が予想される。
どちらかといえば北朝鮮問題が後退する中で押し目買いが優勢となりそうだ。

豪ドル円予想レンジ:87円00銭(38.2%)~86円00銭

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[全般]ドルショートの巻き戻し

週明け東京市場では先週過度に下落したドルの巻き戻しの動きが強まり、海外市場でもその動きは継続している。
先週末に発表された米7月CPIが予想を下回ったことから米利上げ観測の後退によるドル円は一時108円台に突入したが、連休明けとなる東京市場ではその買い戻しの動きがみられた。
ドル円は109円前半からミドル付近に上昇。一方、日経平均株価は軟調な地合いで推移したことで上値も限定的となった。ただ、東京市場が終わったところでポンペオCIA長官やマクマスター大統領補佐官が「核戦争の間際にあることを示す情報はない」と発言して北朝鮮リスクが後退。米長期金利が上昇したことも重なりドルが全般に買い戻しの動きが加速した。
NY市場では北朝鮮リスクによる緊張が緩む中でNY株式市場は三指数ともに上昇。
また、ダドリーNY連銀総裁が「9月にバランスシート縮小という市場の見方は不合理ではない」「経済が予想通りに展開すれば年内にもう一回の利上げを支持」など、タカ派発言からドルが上昇。ドル円は109円後半に押し上げられた。
北朝鮮の地政学的リスクは常に燻るものの、市場の緊張は長く続くものではなく、そろそろ巻き戻しが入り始めている。また、FRBの利上げ観測も物価動向が懸念されるものの、バランスシートの縮小により市場の混乱がみられないようなら粛々と利上げは実施されるとみている。
夏休みモードで市場の参加者は少なく上下に振れやすい状況にある。
今日のNY市場で発表される米小売売上次第ではドルの買い戻しの動きが一段と強まりそうだ。

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[米ドル円]下げ止まりから反発も

(米ドル円週足)


先週は北朝鮮の地政学的リスクや米国経済指標の結果を受け利上げ期待の後退。そしてトランプ大統領のロシアゲート疑惑問題による不透明感など、ドル円にとっては多くのネガティブ材料が重なり108円75銭まで下落した。
クロス円の調整もだいぶ進んだことで円ショートポジションもかなり解消されたとみられる。一方でドルショートポジションは依然として積み上がっておりその巻き戻しの動きがドル円を左右しそうだ。
北朝鮮などの地政学的リスクの高まりで株式市場も含め巻き戻しの動きがみられた。
夏休みモードに突入しており、マーケットが薄商いの時だけに一方向に行きやすい。北朝鮮と米国との軍事衝突への警戒感が高まるなど、ドル安円高の動きになり過ぎた感もある。
今週も依然としてリスク回避の動きは継続とみるが、北朝鮮に対する過剰な警戒感への反発も考慮しておきたい。
先週の安値108円75銭付近は6月に付けた安値レベルであり週足一目の雲の下限でもあり下げ止まった。
その下の108円50銭付近にはボリンジャーバンドの下限も位置しており、そろそろ底値圏に近づいた可能性が高い。
ドル円にとっての悪材料はほぼ出尽くしており、そろそろ反発のチャンスを狙いたい。

今週のドル円予想レンジ110円90銭(38.2%)~108円50銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]米ドル主導で底堅い動き

(ユーロ米ドル日足)


先週のユーロドルはユーロ自身には特に材料はなく米ドル主導での動きが目立った。
週初は前週の米雇用統計の結果を受けドル高ユーロ安が進んだ修正の買い戻しから始まった。その後北朝鮮のミサイル発射報道などで再びユーロ売りが強まり1.1690ドル付近の安値を付け、その後は反発に転じている。
テーパリング期待による上昇が始まった1.08ドル付近から1.1910ドルの高値まで1100ピップス余り上昇した反動での売りも一巡。そろそろ下げ止まりから反発に入るとみる。
途転を表すパラボリックが現在1.19ドル付近から少しずつ頭を下げており、このレベルに到達すれば売りから買いのサインに変わる。
ただ、先週から海外市場も含め夏休みモードに入っており、今週は特に目立った材料はない。上値を試したとしても今年最高値となる1.1910ドルには届かず、1.17ドルから1.19ドルのもみ合いに入る可能性が高い。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1880~1.1700(BB中心線)

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[豪ドル円]長い下ひげと雲の上昇

(豪ドル円日足)


日足ローソク足を見ると先週末に長い下ひげを伸ばしたことで一旦は豪ドルの調整売りも一巡した可能性が高い。そのすぐ下には上昇トレンドを表す一目の雲が位置しており、底値を意識させる。
先週はRBA総裁補佐が「豪ドル高はドル安の影響で、成長を阻害する」と発言。また、ロウRBA総裁は週末に「一段の豪ドル高はインフレ上昇や雇用を抑制させる」「極端な状況になった場合には為替介入の用意がある」と発言。しかし、市場の反応は薄く、寧ろそれでも下げきれなかったことで豪ドル円の底値を確認した格好だ。
豪ドル円はNY市場にかけて買い戻しの動きが活発となりほぼ高値圏での引けとなった。
今週はRBA議事要旨が公表されるが、その内容次第では買い戻しのきっかけになりそうだ。ただ、北朝鮮問題やトランプ大統領のロシアゲート問題が燻る中でリスク回避の動きは継続。円売りの動きも限りがあり豪ドル円の上値は一先ずフィボナッチ38.2%戻しとなる87円付近で一旦は抑えられそうだ。

豪ドル円予想レンジ:87円00銭(38.2%)~85円50銭

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[全般]北朝鮮リスクと米利上げ予想

先週は北朝鮮と米国との軍事衝突の可能性が高まるなど一触即発の緊迫した状況が続く中でリスク回避の円高が進んだ。また、複数のFOMCメンバーがインフレ目標達成に懐疑的な発言が続く中で週末発表された米7月CPIが予想を下回った。年内の利上げに対する懐疑的な見方が広がりドルの上値を抑えるなどドル安円高の動きが強まりドル円は108円台になるなど4月20日以来となる安値を付けた。
今週も北朝鮮の脅威が継続する中でリスク回避の円高に反応しやすい状況が続く。また、12月利上げの可能性が後退する中でドルの上値は依然として重い。8月は急速に円高に振れることが過去何度かあり、そのイメージが相場に影響し、今回の北朝鮮問題に対して悲観的な見方を一層高めているようだ。
市場は全般に夏休みモードに入っており流動性も低下する中でドル売りポジションがだいぶ積み上がっているように見える。これまでの円ショートポジションもだいぶ巻き戻しが入った感もある。
やや悲観的ムードに傾き過ぎているところから、少しでも北朝鮮脅威が後退するような材料や、利上げに前向きな指標や発言が出れば一気にドルの巻き戻しが入る可能性もある。
過度な相場の傾きは必ずその反動は出るものだ。
ただ、トランプ大統領のロシアゲート疑惑も大陪審が設置され、マナフォート元選対会長の家宅捜査が入るなど、こちらも緊張状態が続く。
ドルの巻き戻しが入ったとしても再びドル売りが待ち構えている状況は変わらない。

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[米ドル円]北朝鮮の脅威拡大

(米ドル円日足)


東京市場では連休前のドルの買い戻しも見られたが上値は重く110円を挟んでのもみ合いが続いた。欧州市場が始まる時間帯に北朝鮮が米領であるグアムに4発の中距離弾道ミサイルを発射する策を検討しているとの報道もあり円はじり高となった。
NY市場ではこの日発表された米経済指標が冴えない結果となったことや、北朝鮮への警戒やロシアゲート問題への疑惑が深まったことからNY株式市場は三指数ともに大きく下落。原油価格も地政学的リスクを背景に下落するなどドル安円高の動きが強まりドル円は109円15銭まで下落し安値引けとなった。
連休の狭間ということからドル円の下値警戒感は高まっている。8月は円高が進みやすいという過去の経験則もありちょっとした円の悪材料には注意が必要だ。
一方、短期的にはドル円のショートポジションも積み上がっていると思われ、薄商いの中で一時的な買い戻しの動きにも注意したい。いずれにしても、ドル円にとっては売り材料が重なっており目先は戻り売りスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:109円80銭~108円80銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]調整売り一巡でもみ合いへ

(ユーロ米ドル2時間足)


ユーロドルは1.2ドルの大台を意識したのか1.19ドル台から利食い売りなどが出て1.17ドル割れまで押し戻された。しかし、ここにきて北朝鮮の地政学的リスクの高まりやトランプ政権への不透明感からドル売りの動きが強まりユーロも下げ止まり感が出始めた。
市場が夏休みモードに入ったことで流動性が低く、短期筋の動きが目立った。
しかし、今日のNY時間に発表される米CPIコア指数の結果が予想を下回るようなら利上げ期待の後退からドル売りが進みユーロドルは再び上昇トレンドに戻る可能性が高いとみる。
上値目途としてフィボナッチ61.8%戻しとなる1.1830ドル付近がターゲットとみる。
反対に、もし予想を上回るようならドル買いが強まるものの、ロシアゲート問題や地政学的リスクがドルの上値を抑える。
結果的にユーロドルの下値も1.17ドル付近で下げ止まるとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.1830(61.8%)~1.1740

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[NZドル円]介入警戒感広がる

(NZドル円日足)


早朝に開かれたRBNZ政策会合では予想通りの結果となったが市場には利上げ期待もあり発表後上昇。しかし、その後RBNZウィーラー総裁が「為替介入は常にRBNZに開かれている」と発言。この時は市場の反応は限られたが、その後マクダーモット総裁補佐が「RBNZは介入に向けた第一歩としてNZドルに関する文言を変更した」と発言するとNZドルは下落に転じた。介入に懐疑的であった市場は具体的な発言が出たことでRBNZがNZドルの下落を本気で行うとの見方が強まった。
これによりNZドルは一目の雲の下限を下抜けたことで下落の勢いは依然として強まる可能性が高まった。
北朝鮮と米国との緊張感による円高リスクの高まりもNZドル円下押し圧力となる。
下値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しとなる78円80銭付近が意識される。

NZドル円予想レンジ:79円70銭~78円80銭(61.8%)

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[全般]北朝鮮脅威とトランプリスク

早朝に開かれたニュージーランド中銀RBNZ政策会合ではNZドルが発表後上昇したものの、その後介入警戒感から下落に転じた。
東京市場では北朝鮮への警戒感から円高が進んだものの、連休を前に買い戻しも見られたが上値の重い展開が続いた。
欧米市場では米長期金利が低下したことや株式市場が下落して始まったことでドルは全般に下落傾向が続いた。
この日発表された米7月PPIコア指数が-0.1%と予想の0.2%を下回ったことや新規失業保険申請件数も予想以上に増加したことなどを嫌気した格好だ。
北朝鮮が先日弾道ミサイルを発射したことに対してトランプ大統領が「これ以上脅かせば炎と怒りに直面する」とけん制すると北朝鮮は昨日「中距離弾道ミサイルを米領のグアムに向けて4発発射することを8月中旬に策定する」と発表。これを受け円高の動きが強まりドル円は109円前半まで下落。また、トランプ氏の元選対会長の自宅にFBIが家宅調査に入ったことでロシアゲート疑惑への警戒感が広がりドルは上値の重い展開となった。
北朝鮮の脅威に加えトランプ政権への不透明感がドル売り円買いの動きを強めている。8月はこれまで何度か円高が進んだ経緯もあり今年もその動きが強まるのではといった思惑が広がっている。
日本の連休中に投機筋がドル売り円買いで仕掛けてくる可能性もありポジション管理には十分注意をしておきたい。特に本日NY時間に発表される米7月消費者物価指数はFRBが今後の利上げに大きく影響するもので大きく動き出す可能性が高く注目が集まる。

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