ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]ドル高の次は円安

(米ドル円日足)


前日のNY市場でドル買いが進んだ流れを継いで東京市場でもドル円は底堅い動きで始まった。北朝鮮リスクは残るものの、全容が見え始めたことで闇雲な円買いドル売りは後退。投機筋のアルゴリズムなどによると思われるドル売りのショートカバーが所々で散見。東京市場の引けにかけてドル円は110円台を回復。欧州市場にかけて米長期金利の上昇やユーロ売りがドル買いの勢いを加速。
NY市場では4-6月期米GDP改定値など米経済指標の結果を受けドル円はこの日の高値となる110円44銭を付けた。
この日の動きはドル高の動きが主導する相場展開となったが、円売りの動きは見られていない。NY株式市場が三指数ともに上昇する中で、次はリスク回避の後退による円売りが進む可能性が高いとみる。
上値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しの110円60銭付近が目先のレジスタンスとして意識される。ただ、今の勢いを見るとボリンジャーバンドの上限が位置する111円付近までの上昇も視野に入る。

ドル円予想レンジ:111円10銭(BB上限)~109円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]上昇過程の調整売り

(ユーロ米ドル日足)


北朝鮮リスクの高まりからドル売りが強まる過程でユーロドルは1.2070ドル付近まで上昇。1.2ドル台というのは2008年のリーマンショック以来強いサポートとして何度も跳ね返されたレベルでもあり意識されていた。前日に1.2ドル台を一旦は突き抜けたものの終値ベースでは上回ることができなかった。日足チャートではローソク足が天井圏で寄り引き同時線が現れるなど、目先天井を付けた可能性が高い。
今日の欧州時間に発表されるユーロ圏8月HICPは前月を上回ると予想される。
ユーロロングポジションはここにきて大分積み上がっているとみられ、もし予想を下回るようなら投げを誘う可能性が高い。ただ、ボリンジャーバンドの中心線が長期的な支持線となっており、ここを下回らない限り上昇トレンドは継続とみる。
中心線は現在1.18ドル付近に位置しており、同時にフィボナッチ61.8%戻しがサポートとして意識されている。試しに押し目買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1930~1.1820(BB中心線、61.8%)

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[米ドルカナダドル]GDPの結果次第で一段高

(米ドルカナダドル日足)


昨日発表された4-6月期米GDP改定値が2年ぶりの高い伸びとなったことでドル高が進みドルカナダドルは1.2636ドルまで上昇。このすぐ上の1.2650ドル付近はフィボナッチ61.8%戻しであり、途転を示すパラボリックが位置する。このレベルを上抜くようなら1.2780ドルまで特にレジスタンスは見られない。
1.2780ドルを上抜けするようなら7月に付けた安値1.2413ドルと今回の1.2442ドルの安値によるダブルボトムを形成。
今日のNY時間に発表されるカナダ4-6月期GDP は前月から下方修正すると予想される。もし、予想を下回るようならレジスタンスを上抜け1.2780ドルを目指す展開となるだろう。ただ、カナダ経済は主要国の中でもトップに近く、いずれ追加利上げが予想される。
戻りはあくまで調整の買い戻しとみて、上値が抑えられるようなら最終的にカナダドルの買いを仕込んでおきたい。

ドルカナダ予想レンジ:1.2690(8月18日高値)~1.2570

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[全般]ドルショートカバーと米経済指標

北朝鮮リスクが後退する中、米経済指標が好調な結果を示したことでドルのショートカバーが進みドル円は110円ミドル付近まで回復している。
昨日の東京市場では前日の北朝鮮ミサイルによるリスク回避の円高の反発が入りドル円は109円後半に持ち直して始まった。日経平均株価が大幅な回復を見せたこともドル円の安心感につながった。
欧州市場では米長期金利の上昇によりユーロ売りが先行。ユーロポンドの売り戻しが入るなど、ユーロ中心の相場展開となる中でドル上昇の動きが強まった。
NY時間に発表されたADP雇用統計は23.7万人と予想の18.5万人を上回った。また、注目の4-6月期米GDP改定値も3.0%と予想の2.7%を上回るなど2年ぶりの高い伸び率となった。これを受けNY株式市場も3指数ともに上昇するなど、地政学的リスクへの懸念は後退。ドル円は110円44銭まで上昇するなど市場には安心感が広がり始めている。結果的に北朝鮮による過度なドル売りの巻き戻しが相場を押し上げたことに加え、米経済の力強さがドルを押し上げる格好となった。北朝鮮リスクによりアルゴリズムを使ったヘッジファンド勢などの売りが入ったといわれることから、ドルショートは依然として残っている可能性が高い。
本日のNY時間に発表される米7月PCEコア・デフレーターや新規失業保険申請件数も堅調な地合いを示すようなら一段のドル高が見込める。

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[米ドル円]リスク回避は往って来い

(米ドル円2時間足)


北朝鮮ミサイルが北海道の上空を通過したことでリスク回避の円買いが強まりドル円は前回の安値108円60銭を下抜け108円26銭まで下落した。ただ、今年の安値となる108円19銭には届かなかったことで底値の堅さを確認。結局、今回も終値ベースで108円台を付けることはできなかった。
元々市場では日本が直接被害を受けるような場合は円買いではなく円売りという見方もあった。
結果的にドル円は下落前のレベルを上回る上昇となったことで今後地政学的リスクが高まったとしても、下げたところは買う動きが強まりそうだ。
今回の騒動でドル円のロングポジションは大分縮小した可能性が高く、寧ろ短期的に見るとショートがまだ捕まっている可能性もある。
109円90銭はフィボナッチ61.8%戻しのレベルであり一先ず上値は抑えられたが、ショートカバーが入ればもう一段の上昇が見込めそうだ。

ドル円予想レンジ:110円20銭~109円20銭

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[ユーロ米ドル]天井で寄り引き同時線

(ユーロ米ドル日足)


北朝鮮ミサイル報道でも全くと言ってよいほど反応は見られなかったユーロを欧州勢は買いでスタート。ユーロドルでこの日の高値となる1.2070ドルを付けた後は高値圏でのもみ合いが始まった。NY市場では米長期金利の低下が一服したことなどからユーロは下落に転じた。
連日のユーロ上昇で流石に高値警戒感が出始めたとみられ、日足チャートでは天井を示す寄り引き同時線が現れた。
一先ず終値ベースではボリンジャーバンドの上限で下げ止まったものの、ユーロロングに偏り過ぎた調整売りが出やすい状況とみる。
中長期での上昇トレンドは継続とみるが、短期的に戻り売りスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2020~1.1910(38.2%)

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[豪ドル円]リスク後退で買い

(豪ドル円日足)


早朝の北朝鮮報道で豪ドルは対ドル対円で売りが入り豪ドル円は87円から85円70銭まで下落。リスク回避の円買いと同時にリスク通貨の豪ドル売りがみられた。
ボリンジャーバンドの下限が位置する85円70銭付近で下げ止まり、売りも一巡。北朝鮮ショックも時間の経過とともに落ち着きを取り戻すと買い戻しの動きが入り86円前半でのもみ合いが続いた。
NY市場では株式市場が三指数ともに上昇したことで安心感が広がり円売りの動きが強まると、下落前のレベル87円を上回った。このレベルはボリンジャーバンドの中心線も位置していたがすんなりと超えていき87円40銭まで上昇。結局終値ベースでも中心線を上回って引けている。また、ローソク足を見ると長い下ひげを伸ばしている。
今回の北朝鮮リスクで寧ろ上値の重石が取れた感もあり、買いの勢いは継続するとみる。

豪ドル円予想レンジ:88円00銭(61.8%、BB上限)~ 86円80銭

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[全般]地政学的リスクの円買いも一服

昨日の早朝に北朝鮮ミサイルが日本の上空を通過したとの報道で円買いの動きが強まりドル円クロス円ともに大きく下落。しかし、一日経ってみると寧ろ円安が進むなどお騒がせ相場といったところだ。
日本の上空を通過するなど、実際に日本が攻撃されたとすれば寧ろ円売りに反応してもおかしくはない。しかし、市場は地政学的リスクを条件反射的に円買いという動きに出た。
市場は今後どちらに反応してくるか迷うところだろう。ただ、日本を巻き込むような地政学的リスクに対して市場はこれまでのように単純に円を買ってくることはなくなったかもしれない。当面不安定な相場展開が続くとみるが、今回の騒動でドル円やクロス円のロングが投げさせられたとみられることから当面底値を見た可能性が高い。一方で、攻撃の的となる米国にとってはドル売りで反応するものの、現実問題として本土が攻撃されることはないとの見方が根強い。昨日も米国防総省は「北朝鮮のミサイルは北米とグアムの安全を脅かさない」とのメッセージを発表するなど、今のところ北朝鮮リスクはドルにとってもそれほど大きく影響を及ぼすものではないと考えられる。
現に昨日のNY市場では地政学的リスクが高まったにもかかわらず株式市場が三指数ともに上昇。日経平均先物も上昇するなど市場には一服感が漂う。
昨日発表されたケース・シラー米住宅価格指数は5.7%と予想の5.6%を上回った。また、8月消費者信頼感指数も122.9と予想の120.6を上回るなど好調な米経済を示すものとなった。
地政学的リスクは一時的な反応としてみると、ドル買い材料がみられた。
本日発表の米4-6月期GDP改定値が前回の2.6%から2.7%に上方修正と予想される。
地政学的リスクが去ったわけではないものの、「往って来い」の動きとなったことで一先ず安心感も見られる。予想通りかそれ以上の結果が示されるようなら素直にドル買いで反応してくるとみる。

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[米ドル円]北朝鮮ミサイル日本を通過

(米ドル円時間足)


昨日のドル円はユーロを中心にドル売りの動きが強まると同時にクロス円の上昇で円売りの動きが綱引きとなり109円前半でのもみ合いとなった。
結局108円台の底堅さが確認されたかと思われたが、今朝の北朝鮮ミサイルが北海道上空を通過したとの報道で109円30銭~108円台後半に下落して始まった。
ただ、8月18日に付けた安値108円60銭には届かずに下げ止まっていることから、一先ずパニックには陥っていない。
今後米国の対応次第では更に円高が進む可能性もある。特にトランプ大統領が対抗処置を行うような姿勢を示すようなら108円割れも視野に入る。反対に、冷静な対応となれば109円台に押し戻されるだろう。
短期的にはドルショートがたまりやすいことから、最終的にドル買い戻しの動きが強まるとみている。
いずれにしても、米国も含めた今後の対応がはっきりするまではポジションは縮小しておきたい。

ドル円予想レンジ:109円40銭~108円60銭

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[ユーロ米ドル]上昇ドル安でトレンド継続

(ユーロ米ドル時間足)


先週末のジャクソンホール会議でドラギECB総裁によるユーロ高けん制発言がみられなかったことを市場はユーロ高を容認と受け止めた。
結果的にユーロは今年最高値となる1.1910を上抜き1.1960まで上昇するなど買いの勢いが加速。
昨日の東京市場では調整売りがみられたものの欧米市場で再びユーロは上昇。ドル売りの動きがユーロの上昇を加速させた。NY市場が引けた時点でこの日の高値となる1.1986を付けるなど買いの勢いは止まらない。
ユーロ高というよりも、今回の動きはドル安の影響が強く、北朝鮮ミサイル発射により、もう一段の上昇が見込める。ただ、地政学的リスクはそれ程長期間にわたらないことが多く、本日中に巻き戻しの動きが入る可能性が高いとみる。
ただ、ユーロ買いの動きもあり中期的な上昇は継続とみて押し目買いを狙いたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2050~1.1940(61.8%)

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[豪ドル円]北朝鮮ミサイルで豪ドル円の売り散見

(豪ドル円4時間足)


朝方に北朝鮮の弾道ミサイルが日本上空を通過したとの報道で豪ドル円は87円10銭から85円台に突入。円高が進行すると同時に損切りと思われる豪ドル円ストレートの売りが散見されている。
8月中旬から86円付近は強いサポートとして意識されており、一時的にもこのレベルがブレイクされたことで弱気の見方が増えそうだ。8月11日に付けた安値85円45銭を割り込むようならヘッドアンドショルダーを形成することから、更なる売りにつながりかねない。
その手前で下げ止まるようなら寧ろ底値の堅さが確認され、買いのチャンスとなる。
いずれにしても、この地政学的リスクが後退するまでは予断を許さない。
一先ず今はポジションを縮小し、底割れがあるかどうかを見極めてから改めて相場に入ることにする。

豪ドル円予想レンジ:87円50銭~ 85円45銭

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[全般]ドル安円安動意薄

早朝に北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を通過したとの報道がありドル円の売りが強まり109円を割り込んできている。まだ詳しい情報が分からない状況だがリスク回避の円高が強まっている。
昨日の週明け東京市場では先週末のジャクソンホール会議の影響でドルが売られユーロが買われたが、特に目立った動きは見られなかった。
欧州市場ではロンドン市場が休場ということもあり動意の乏しい動きとなった。
NY市場でも特に材料は見られない中でユーロの上昇が再開。ドルが全般に下落するとこれを機にクロス円全般に買いが強まった。ドル安と円安双方の動きが強まりドル円は結果的に綱引きとなり109円前半でのもみ合いとなった。
本日も円安ドル安の動きの流れが継続されるかと思われたが、今朝の北朝鮮ミサイル報道で市場は一転して緊張状態に陥った。
一先ず市場は安全通貨の円を買う動きがみられたが、実際に日本を狙ったものであれば円高ではなく円安に動きが一転する可能性もある。ただ、それは考えにくく初動としてはまだ円高に振れやすい状況が続くとみる。
現在6時半過ぎにこのレポートを書いているため詳細が明らかになるまでは円高がもう少し進む可能性が高いとみる。
いつものことであれば、この後はドル円やクロス円の買い戻しが入ることになりそうだ。
このような状況下ではできるだけポジションは縮小しておきたい。

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[米ドル円]北朝鮮リスクとFRBの金融政策

(米ドル円日足)

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先週末に開かれたジャクソンホールでのイエレン議長発言前にドル円は109円84銭まで買われるなど底堅い動きがみられた。しかし、議長が金融政策に言及しなかったことで失望売りが強まり109円12銭まで下落。結局その日の安値圏での引けとなった。イエレン議長の今回の発言はハト派と捉えられたが、元々慎重な内容となることは予想されており、週末のポジション調整とみてよいだろう。
ただ、その次の土曜日早朝に北朝鮮が1か月ぶりにミサイルを発射。先軍節でもあり米韓軍事演習への対抗手段ともとれるものだ。週明けシドニー市場で円高が進むとの見方もあるが一時的な影響とみる。結局グアムへの発射ではなく、それも高く飛ばしただけの威嚇射撃とみてよいだろう。ただ、それでも108円台で下げ止まるようならそれは北朝鮮問題というよりも、ドル円の上値の重さを示すものだ。
反対に、108円台での滞空時間が短いようなら、底の堅さが改めて確認され、今週は上値を試す展開が予想される。
年内利上げ観測が後退しているだけに、今週発表される米経済指標が堅調な地合いを示すようならドル買いに反応しやすい状況となりそうだ。

今週のドル円予想レンジ:110円90銭(38.2%)~108円60銭(8月18日安値)

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[ユーロ米ドル]最高値ブレイク

(ユーロ米ドル週足)

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先週末行われたジャクソンホールでのイエレン議長の金融政策に関する発言が何もなかったことでハト派的と捉えられドルが下落。ユーロドルが1.18ドル~1.18ドル後半に上昇したところでドラギ総裁のスピーチが始まった。3年前のドラギ総裁発言で量的緩和が始まったこともあったが、今回は慎重な発言にとどまった。ただ、前回公開されたECB議事要旨ではユーロ高への懸念が議論されていた。しかし、議長は世界経済が回復していることを強調したものの、ユーロ高をけん制する内容が示されなかったことからユーロ買いが更に加速。ユーロドルは8月2日に付けた今年最高値となる1.1907ドルを上抜き1.1940ドルまで上昇。終値ベースでも高値圏で引けている。
ユーロ高は欧州景気の逆風となることから敢えて量的緩和縮小に関して発言を控えたと思われるが、結果的に市場は先取りをした格好だ。
週足チャートではローソク足の実体が長い陽線となり高値を更新したことで今週もユーロ買いの流れが継続するとみる。ただ、急速なユーロ高に対して何らかの牽制的な発言には注意したい。
上値目途としては週足ボリンジャーバンドの上限が位置する1.2100ドル付近からフィボナッチ50.0%戻しとなる1.2120ドル付近が強いレジスタンスとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2100(週足BB上限)~1.1860

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[豪ドル円]北朝鮮リスクで買場探り

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20170828_hiashi.jpg

先週の豪ドル円は動意が乏しく87円から86円の狭いもみ合いレンジ取引が続いた。
先週末に行われたジャクソンホールのシンポジウムではイエレン議長発言後に86円後半まで上昇したものの、直ぐに跳ね返された。87円付近はヘッドアンドショルダーの右肩の上限ということもあり意識されるレベルでもある。このレベルを超えられずに85円50銭のネックラインを下回るようなら84円ミドルまでの下落も視野に入る。
ただ、ドル円も108円台では買いが根強いことから86円割れでは買いを仕込むレベルとみる。
先週末に北朝鮮がミサイルを発射したことで週明けシドニー市場でドル円の下落が予想され、一時的に86円付近を試す展開が予想される。86円を割り込まずに下げ止まるようなら損切りは85円50銭において買いを入れてみたい。

今週の豪ドル円予想レンジ:87円50銭(50.0%、8月17日高値)~ 86円00銭

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[全般]9月相場の始まりで相場に変化

先週は米韓合同軍事演習で始まり北朝鮮の出方に警戒感が高まったが結果的に何のアクションも見せず地政学的リスクが後退。円売りの動きがみられた一方で、トランプ大統領のメキシコ国境における壁建設資金を巡り政府閉鎖への懸念が台頭。また、債務上限引き上げ問題なども加わり市場の不安感は継続。しかし、ドル円は底堅い動きを見せた。その要因は、先週末に開かれたジャクソンホールでのシンポジウムでイエレン議長やドラギ総裁、そして日銀黒田総裁発言を控えポジション調整的な買い戻しとみられる。
そのジャクソンホールではドル売りやユーロ買いの動きが強まる結果となった。
最初にスピーチをしたイエレン議長は金融政策への言及を控えたことで利上げに消極的と市場は受け止めドル売りが強まった。また、ドラギ総裁も予想通り量的緩和縮小への言及は控えた。また、前回公開されたECB議事要旨でユーロ高が議論されていたものの、為替への言及は見られずユーロ買いが強まった。結果的にユーロが最も強い通貨となった。
その後に黒田総裁は「非常に緩和的な金融政策を続けていく必要がある」「FRBとECBを注視するが、日銀は日本の状況に対応していく」と発言したが、NY市場が終了した後ということもあり反応は週明けに持ち越された。
結果、NY株式市場は利上げ期待の後退により上昇。米長期金利は低下するなどドル安と円安の動きが重なりドル円は109円前半で下げ止まった。
今週は米国7月PCEコア・デフレーター、ISM製造業景況指数といった重要経済指標が発表される。特に週末に発表される米雇用統計は市場の注目を集めることになる。8月は夏休み休暇が入ることから雇用者数などの数字が大きく振れる可能性が高い。また、9月4日がレイバー・デーで米国が連休前ということから波乱含みの相場展開が予想される。
北朝鮮の地政学的リスクやトランプ政権の脆弱性、そして債務上限引き上げ法案など市場の懸念材料は依然として変わらない。しかし、地政学的リスクにしても市場の反応は徐々に鈍くなりつつある。債務上限問題でもこれまで何度か危機に直面してもデフォルトは最終的に回避されている。トランプ政権もすでに期待感はなく、寧ろ税制改革などに積極的な姿勢が示されるようならドル買いに反応しやすい。
不安感が漂うものの9月相場に突入することからこれまでの停滞した相場が動き出す可能性が高い。
ポジション的には過度に売られ過ぎのドルや買い過ぎた円の巻き戻しが入りやすい相場展開となるのか、或いは、更にリスク回避による円買いが一段と進み、利上げ期待の後退からドル売りが強まるのか。全般的に見ると前者の動きが強まるとみている。
いずれにしても、これまでの停滞気味の相場が9月に入り変化しやすいことは頭に入れておきたい。

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[米ドル円]北朝鮮同行を眺めながら

(米ドル円時間足)


昨日の東京市場では輸入などの実需や本邦機関投資家によるドル円のまとまった買いがみられ堅調な地合いで推移。NY市場では米中古住宅販売件数が予想を下回ったことで一時109円12銭まで押し戻されたが、その後も米長期金利の上昇で押し戻されるなど底堅さが目立った。これまではトランプ大統領発言や北朝鮮問題などで市場は過剰にドル売りに反応していたが、下げたところでは買いが入るなどセンチメントの変化がみられる。
今日は北朝鮮の先軍節ということからミサイルが発射されるのではといった見方がある。ただ、米国による圧力もありグアムへのミサイル発射がなければ寧ろリスク回避の動きが後退し円売りに反応するとみる。また、今日はイエレン議長がジャクソンホールでの発言次第でドル買い戻しの動きが強まる可能性が高い。反対に、もし慎重な姿勢が示されたとしても市場は既に織り込んでおりドル円の下値は限定的とみる。
北朝鮮の動向を眺めながら、ドル円の下値があれば拾っていきたい。

ドル円予想レンジ:110円05銭(61.8%)~109円10銭

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[ユーロ米ドル]レンジ相場継続

(ユーロ米ドル日足)


本日のドラギ総裁の発言に注目が集まる。
先週にECB関係者が「ドラギ総裁はジャクソンホールで新たな政策メッセージを出さない」との発言の報道で市場は特にテーパリングへの具体的な発言には期待が低い。それだけに、QE縮小に関する発言が出ればユーロ買いに反応してくるだろう。一方、先週公開されたECB議事要旨ではユーロ高に対する懸念がかなりの時間議論されたことが明らかとなった。
もし、ユーロ高への懸念が再び示されるようならユーロ売りに反応。
ただ、どちらにしてもこれまで続いたレンジをブレイクするまでには至らないとみる。
9月のECB理事会までは様子を見ることになりそうだ。
最終的にECBは正常化に向けて量的緩和の縮小に動くとの見方が市場のコンセンサスとなっていることから、ユーロドルの下値は限定的とみる。どちらかといえばレンジの上限を試す展開を予想する。
ユーロドルは上値目途としてレンジの上限である1.1830ドルからボリンジャーバンドの上限である1.1860ドルが意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1860(BB上限)~1.1750

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[豪ドル円]押し目買いを狙う

(豪ドル円2時間足)


昨日の豪ドル円は東京市場が終わる15時付近にまとまった売りが散見され下落。強いサポートとみられていた86円を瞬間的に割り込み85円94銭まで下落したがすぐに86円台に押し戻された。底割れを試したが失敗に終わったといったところだ。結果的に底値の堅さを確認されたことから買い戻しの動きが入り上昇。NY市場にかけて上昇が続き買いは止まらずこの日の高値となる86円58銭まで上昇。高値圏での引けとなったことで本日の東京市場でも底堅い動きが期待できそうだ。
ジャクソンホールでのイエレン議長などの発言を控え一旦はその前に利食い売りを注意したい。
依然として地政学的リスクやトランプリスクで過度に買われた円の売り戻しが入りやすく、その時は押し目買いを入れていきたい。

豪ドル円予想レンジ:86円90銭(61.8%)~ 86円00銭

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[全般]ジャクソンホールでの発言でドル高?

北朝鮮リスクに加えトランプ大統領のメキシコとの国境の壁に絡んだ発言などからドル売り円買いの動きが強まった反動で昨日のドル円は底堅い動きとなった。
東京市場ではドル円が108円後半で始まったものの、輸入や本邦機関投資家の買いが散見される中で109円前半に押し戻された。
欧州市場でもユーロ売りで先行しドル全般を押し上げたことでドル円も109円ミドル付近に上昇。
一方、NY時間に発表された7月中古住宅販売件数が-1.3%と予想の0.5%を下回るなど2か月連続でマイナスになったことでドル売りが進みドル円は109円前半に押し戻される場面も見られた。しかし、内容的には住宅価格の上昇や在庫不足といったことが原因とされ、堅調な住宅市場の状況に変わりは見られない。
その後米長期金利が上昇したことでドル買いの動きが強まるとドル円は再び109円ミドル付近に上昇して引けている。
市場は本日行われるジャクソンホールでのイエレン議長やドラギ総裁発言に注目が集まり、全般にポジション調整のドル買いの動きがみられた。
昨日はジョージ・カンザスシティー連銀総裁が「年内に追加利上げの機会があると想定する」と発言。一方でカプラン・ダラス連銀総裁は「追加利上げは物価の動向を見極めるまで辛抱強くあるべき」といった発言など、FRB内部での意見の違いがみられた。
今回の会合のテーマは「金融の安定」ということでイエレン議長の発言に特に注目が集まる。バランスシート縮小は9月にアナウンスされることはほぼ間違いなく、金融政策の正常化を目指すといった発言があれば市場は利上げへの前向きなサインと受け止める可能性がある。そうなれば、これまでトランプ政権や政策への不信感から過剰に売られたドルの買い戻しが強まるとみている。
一方、ドラギ総裁は今回の会合では新たな政策メッセージを出さないとみられている。もし、テーパリングへの姿勢が示されたとしても織り込まれているとみて反応は限定的となるかもしれない。
いずれにしても、週末ということもありジャクソンホールでの発言はドルショートの買い戻しの動きが強まる可能性が高いとみる。

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[米ドル円]トランプ発言で一喜一憂

(米ドル円日足)


東京市場では北朝鮮情勢のニュースがないこともありリスクが後退したことによりドル円は109円83銭まで上昇。この日の高値を付けた。しかし110円の大台を意識した売りが上値で並んでいた模様で買いは続かなかった。その後トランプ大統領が国境の壁建設資金を巡り政府の閉鎖も辞さないといった発言が伝わるとドル売りが強まった。
また、欧州市場ではドラギ総裁発言によりユーロが上昇したことからドル売りがさらに強まりドル円は109円手前まで売り込まれた。
NY時間に発表された7月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことやフィッチが米国格付け引き下げを検討しているとの報道でドル円は108円台に突入。ほぼ安値圏で引けている。
NY株式市場が三指数ともに下落したことでリスク回避の円買いも重なるなどドル円にとって売り材料が尽きない。
今日も日経平均株価がNY市場に連動する格好で下落すると思われ、ドル円も8月11日に付けた安値を再度試す展開が予想される。ただ、ジャクソンホールでのイエレン議長発言を控え最終的に買い戻しが入るとみている。

ドル円予想レンジ:109円50銭~108円60銭(BB下限、8月11日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言でユーロ買い

(ユーロ米ドル2時間足)

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昨日の欧州市場ではドラギ総裁が「金融政策は新たな取り組みに対して常に準備する必要がある」と発言したことでユーロドルは1.1740ドル付近から上昇。ジャクソンホールでドラギ総裁はテーパリングに関する新たな取り組みの発言はないとみられていただけにサプライズとなった。トランプ大統領の発言などからドル売りの動きも重なりユーロドルはNY市場で1.1823ドルまで上昇。
しかし、ジャクソンホールでドラギ総裁がテーパリングに関する具体的な発言をしないようなら今度はユーロの失望売りにつながりかねない。ただ、9月のECB理事会ではQEに関する何らかのサインが示されるとみられ、ユーロの長期的上昇トレンドは継続とみられる。しかし、短期的にはレンジ相場は今後も継続するとみており、レンジの上限である1.18ドルミドル手前で売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1830(レンジ上限)~1.1720(61.8%)

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[豪ドル円]一目の雲に突入

(豪ドル円日足)


東京市場では豪ドル円の買いが先行。しかし、豪ドルドルが0.79ドルミドルに近づいたところで豪ドルのまとまった売りが入り下落。豪ドル円も保ち合いの上限である88円80銭付近から下落に転じた。北朝鮮の英国や豪州に対する「米国の火遊びに参加するな」などの発言が影響した可能性もあるが、全般に地政学的リスクなどからのポジション調整の売りが目立った。
テクニカル的に見てネックラインである85円ミドルを下回るようなら87円ミドルを頭にヘッドアンドショルダーが形成される。
昨日から一目の雲に突入しており、雲の下限も85円ミドルに位置することから下値を試しに行きたがっている。
その手前の86円も強いサポートとなっており、このレベルを割り込まないようなら短期的に買いを入れてみたい。ただし、85円45銭割れでは損切りを入れておく。

豪ドル円予想レンジ:86円40銭~ 85円45銭(8月11日安値、雲の上限)

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[全般]トランプ発言でドル売り

前日上昇していたドル円は一日で元のレベルに押し戻されるなど住って来い。トランプ発言や本日から始まるジャクソンホールを控えポジション調整の動きも見られた。
東京市場では過度な北朝鮮リスクの後退から円売りの動きで始まった。しかし、その後トランプ大統領が国境の壁建設資金を巡り政府閉鎖も辞さないといった過激な発言が伝わると一転。ドル売りが強まりドル円が下落すると豪ドル円などのクロス円の売りが強まった。
欧州市場が始まると今度はユーロが上昇。ドラギ総裁が「金融政策は新たな取り組みに対して準備する必要がある」とした発言に反応。市場は本日から始まるジャクソンホールでドラギ総裁は新たな政策メッセージを打ち出さないとの見方が広がっていただけにサプライズ発言となった。
NY市場ではこの日発表された7月新築住宅販売件数が-9.4%と予想の0.0%を大きく下回ったことで更にドル売りが加速。ただ、4-6月分が上方修正されており堅調な住宅市場の動向に変わりはないものの、それだけ市場は神経質になっているともいえそうだ。
大手格付け会社のフィッチが米債務上限引き上げに失敗すれば米国格付け引き下げを検討するといった報道も市場の不安感を高めている。
トランプ大統領発言により相場が不安定な動きを続ける状況がいまだに続いているが、単なるポジション調整のきっかけにされている感もある。
北朝鮮問題やトランプ問題による相場への影響は一時的に過度に反応するものの、時間の経過とともに元に戻るといった傾向がある。
ドル売りが進んだときは寧ろ買場とみることもできそうだ。
今日から始まるジャクソンホールでのイエレン議長やドラギ総裁発言に注目が集まる。
特に最近の相場はユーロがリードすることが多いのでドラギ総裁発言に注目。
昨日既にドラギ総裁がテーパリングに対する言及によりユーロが上昇しただけに、失望売りには注意したい。

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[米ドル円]過度な警戒感の反動

(米ドル円時間足)


週明けから始まった米韓軍事演習に対し北朝鮮の報復行動に警戒感が広がっていたが、北朝鮮の比較的落ち着いた動きもあり市場に安心感が広がった。また、トランプ政権への過度な悲観的な見方から売られ過ぎたドルの買い戻しの動きが東京市場からみられた。
欧州市場では米長期金利が時間外で上昇したものの、クロス円の売りがドル円の上値を抑えた。
しかし、NY市場では株高などから円売りが強まるとドル円は引けにかけて上げ足を速め109円65銭まで上昇。そのまま高値圏での引けとなった。
特にドル円を買っていく材料はないものの、地政学的リスクなどへの過度な警戒感が後退。
明日から始まるジャクソンホールを控えたポジション調整の巻き戻しが入り始めている。
戻りの上値目途としては一先ず110円の大台が意識される。また、このレベルはフィボナッチ61.8%戻しのレベルでもありこの近辺では売りが並ぶとみる。
短期的には押し目買いで攻めてみたい。

ドル円予想レンジ:110円05銭(61.8%)~109円20銭

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[ユーロ米ドル]レンジ相場継続

(ユーロ米ドル4時間足)


ユーロドルは1.1850ドルから1.1650ドルのレンジ相場が続いている。昨日はドルが上昇したことでユーロドルは1.1745ドルまで下落。明日から始まるジャクソンホールではドラギ総裁は新たな政策メッセージはないとの見方がユーロの上値を抑えている。
米長期金利が上昇に転じていることから目先はレンジの下限を試しに行く動きとみる。
レンジ相場は依然として継続しており、上下のレンジをブレイクするにはまだ時間がかかりそうだ。
ただ、ECBがテーパリングを実施するとの見方に変化はなく、ユーロドルの長期的な上昇トレンドは継続とみる。
押し目を買いから入り、レンジの上限手前で利食い売りを出す。

ユーロドル予想レンジ:1.1830(レンジ上限)~1.1720(61.8%)

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[豪ドル円]一目の雲の上限

(豪ドル円日足)


東京市場で豪ドルは堅調な地合いで推移。しかし、欧州市場に入ると米長期金利の上昇からユーロやポンド売りが先行。
つられるように豪ドルも下落したことで豪ドル円は損切りを巻き込みながら86円90銭付近から一気に86円30銭付近まで下落。
しかし、NY市場が始まり株価や原油価格が上昇したことでリスクオンの円売りの動きが強まると豪ドル円の買い戻しも見られた。
86円付近にはヘッドアンドショルダーのネックラインということから下げ止まった。
日足チャートでは一目の雲にぶつかるところであり、この雲の上限に沿って上昇が始まる可能性が高い。
過度なリスク回避の円買いの動きが後退していることから、今日も一段の上昇が見込めそうだ。

豪ドル円予想レンジ:87円40銭(基準線、50.0%)~ 86円50銭

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[全般]株高金利高ドル高

北朝鮮やトランプ政権への不信感などから過度に売られたドルも買い戻しが昨日の東京市場からNY市場にかけて強まった。
今週から始まった米韓軍事演習により北朝鮮が何らかの報復行動を実施するとの見方がここにきて後退。また、トランプ大統領の人種差別的な発言に対する調査では依然としてトランプ支持の比率が低下していないなど政権への不安がやや後退。東京市場では過度な不安感が後退し108円台で始まったドル円は徐々にポジションの巻き戻しの動きが入り109円35銭付近まで上昇。また、欧州市場にかけて米長期金利が上昇しユーロやポンドに対してドルが上昇したことでクロス円全般に売りが強まった。これを受けドル高円高の綱引きによりドル円は109円前半でのもみ合いとなった。
NY市場は欧州市場の株高につられ株式市場三指数ともに上昇。また、原油価格も週間在庫の減少などから上昇するとリスク選好の円売りが強まりドル円は109円60銭付近まで上昇するなど、前日とは対照的な動きがみられた。
特にドル買い材料が目立ったわけではないが、地政学的リスクや人種差別発言によるトランプ政権への過度な警戒心の反動の表れとみる。
状況的には依然として北朝鮮の脅威やトランプ政権への不信感が漂うものの、明日から始まるジャクソンホールを控えポジションの巻き戻しは今日も続くとみる。
市場は好材料に反応しやすくなっており、今日のNY時間に発表される米新築住宅販売件数が予想を上回るようなら一段のドル高円安の動きが強まるとみる。

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[米ドル円]北朝鮮リスクとトランプリスク

(米ドル円日足)


影の大統領ともいわれたスティーブ・バノン氏の解任で一先ず市場に安心感が広がったものの、トランプ大統領の指導力が低下することは否めない。ドルへの不安感が燻る中で北朝鮮の動向に市場の注目は集まる。昨日から始まった米韓合同軍事演習によって今月末まで北朝鮮が何をするかわからないという不安感がドル円の上値を抑える。スペインのテロ事件も市場の不安感を煽るもので、全般にリスク回避の動きに反応しやすい状況が続く。
ただ、それを見越したドル売り円買いの動きは既に出ておりここから更にドルが売られたとしても短期的な動きに留まるとみる。
24日から始まるジャクソンホール会議を控え、ドルがさらに下落するようならドルショートの巻き戻しの動きが入りそうだ。短期的には108円ミドル付近では買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:109円40銭~108円60銭

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[ユーロ米ドル]ドル売りでユーロ上昇

(ユーロ米ドル2時間足)


ユーロドルのレンジ相場はジャクソンホール会議でのドラギ総裁発言までは継続するとみている。
昨日は欧州株式市場が北朝鮮リスクの高まりやスペインテロの影響を受け下落して始まったことからユーロ売りが先行。しかし、その後はドル売りの動きが強まるとユーロは上昇に転じた。ドル売りの動きはNY市場でも止まらずユーロは1.1828の高値を付け、高値圏での引けとなった。先日公開されたECB議事要旨でユーロ高への懸念が示されたことで一時1.1660まで下落。その後、レンジの下限を一時的に下回ったもののすぐに反発。ユーロの強さを改めて示された格好だ。ただ、ユーロ高が急速に進むと欧州景気に水を差すことから利食い売りも出やすい状況となっている。
ジャクソンホール会議でドラギ総裁は新たな政策メッセージを打ち出さないとの見方から、積極的に買いを入れにくい。
目先はレンジの上限となる1.19ドルを目指した動きが予想され、そのレベル手前では売りを出していきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1880~1.1760

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