ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]内閣改造など円高リスク燻る

(米ドル円日足)


北朝鮮のミサイル発射を受け円高が進む中でトランプ政権の不透明感からのドル売りが重なりドルは上値の重い展開で始まった。しかし、110円の手前では一目の雲の下限がサポートとなりショートカバーが入るとドル円は反発。110円75銭まで押し戻された。
その後はもみ合いが続いたがNY市場でユーロが一気に上昇に転じたことでドルは全般に売りが強まった。ドル円はじり安となり110円20銭付近まで下落しそのまま安値圏で引けている。
原油やNYダウは堅調な地合いとなったものの円売りへの反応は見られなかった。それだけトランプ政権への不信感や北朝鮮のミサイル発射などの不安感がドル円の上値を重くしている。また、明後日にも行われる内閣改造で安倍首相の巻き返しがみられないようならアベノミクスへの失望感が円高株安を招きかねない。
また、テクニカル的に見ると一目の雲の下限を終値ベースで下回るなどドル円にとってはドル安円高のリスクが燻ることから上値の重い展開が継続。ただ、110円という大台で下げ止まるようなら短期的にショート巻き戻しが強まるとみている。
ここはポジション的にどちらにも対応できるようにしておきたい。

ドル円予想レンジ:110円70銭(雲の下限)~110円00銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ドルからユーロに逃避

(ユーロ米ドル時間足)


ユーロ上昇の勢いは止まらず昨日もNY市場でユーロ買いの動きが一気に強まり大台の1.18ドルを上抜いた。
東京から欧州市場にかけてユーロは寧ろ上値の重い展開が続き調整売りが強まるかと思われた。
しかし、ロンドンフィキシング(日本時間24時)にかけてじりじりと上昇がみられ、その後纏まった買いが入りユーロは1.1798まで上昇。1.18ドル手前で利食い売りも見られたが、その後1.18ドルを上抜いたところで損切りを巻き込みながら1.18ミドル付近まで上昇し、そのまま高値圏で引けている。
トランプ政権や政策への不透明感がドル離れを起こし、その資金が第二の基軸通貨であるユーロに流れ込んだとみられる。
ユーロのテーパリング期待での上昇は既に市場は織り込んでいることから、この動きはドル安が主導ということになる。
ユーロの上昇はトランプ政権次第ということになる。
ユーロ買いの勢いは本日も継続とみて押し目買いスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1900~1.1780(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル米ドル]RBA会合への期待と失望

(豪ドル米ドル日足)


先週2015年5月以来の高値0.8063を付けた後の豪ドルは0.8ドルを下回ったまま横ばいが続いていた。
昨日のNY市場ではユーロの上昇によるドル安が強まったことで再び0.8ドルに乗せてきたものの、寧ろ上値の重さが目立つ。
今日はRBA会合が開かれるが市場の注目は緩和政策からの転換サインが出るかどうかに集まる。豪州の雇用や住宅市場の好調さは継続されており、そろそろ緩和政策の解除に期待が高まる。しかし、RBA幹部は他の国が利上げを開始してもその影響は受けないとの発言が目立つだけに、今回も緩和政策の継続が示されるとみる。
また、ここにきて豪ドルが9%近く上昇しており通貨高への懸念が示されるとみるが、市場はそれらをある程度織り込んでおり下値は限定的とみる。
原油価格が1バレル50ドル台に上昇してきたことや、中国経済が堅調な地合いを示すなど豪ドルにとっては追い風が続く。
押し目があれば拾っておきたい。

豪ドルドル予想レンジ: 0.8050~0.7950

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]ユーロがドル安けん引

週明け東京市場は前週末のドル安の流れを継いでドル円は上値の重い展開で始まった。
北朝鮮のミサイル発射やトランプ政権への不透明感が漂う中でドル円はひと月半ぶりに110円30銭付近まで下落。その後は売られ過ぎたドルのショートカバーも入り損切りを巻き込みながら110円77銭まで押し戻された。
欧州市場ではこの日発表されたユーロ圏失業率が9.1%と予想の9.2%を下回った。また、同時に発表された7月HICPも前回同様1.3%の上昇となりユーロは発表後買いが入ったものの、上値は限定的となった。
NY市場でフィッシャーFRB副議長が「政治的不透明感が企業の投資を抑制している」と発言。トランプ政策への不透明感が再び高まる中でドルは上値の重い展開で始まった。
ドルの地合いが悪い中でロンドンフィキシングにかけてユーロの纏まった買いが入ると目先の損切りを巻き込みユーロドルは1.8ドルの大台に乗せてきた。
これを受けドルは全般に売りが強まりドル円も110円前半に押し戻され、結局ドルは全面安で引けている。
ここにきて辞任の相次ぐトランプ政権への不信感が広がる中でドルやその他の通貨は第二の基軸通貨でもあるユーロに流れ込んでいる。また、北朝鮮などの不安感や日本の内閣改造を前に円買いの動きが強まっている。
一方、NYダウは史上最高値を更新し原油価格も1バレル50ドル台に乗せるなどリスクオンの動きも見られる。
本日はNY時間にPCEコア・デフレーターやISM製造業景況指数といった重要指標が発表されるが週末の雇用統計を控え値幅は限られるとみる。
このところユーロが相場のけん引役となっていることもあり、欧州時間に発表されるユーロ圏GDP に注目は集まる。
結果次第でドルやカナダドル、豪ドルなどのクロスの動きが活発になりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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