ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]一段の下落リスク燻る

(米ドル円日足)


日本では第三次改造内閣が発足したが市場は今の段階では反応は見られなかった。しかし、アベノミクスに対する懐疑的な見方が燻ることからちょっとした材料でも円高に反応しやすい地合いがみられた。
ロンドン時間にはBOE政策会合が開かれポンドが急落するとポンド円の売りも入りドル円は110円前半まで下落。その後発表された米ISM非製造業景況指数も予想を大きく下回りドルは全面安。ドル円は110円を割り込み109円95銭まで下落したがその後買い戻しが入った。しかし、モラー特別検察官が大陪審を選出するとの報道が流れると再び売りが強まり109円86銭まで売り込まれた。
引けにかけてはショートカバーが入ったもののドル円の軟調な地合いが続く。
今日発表の米雇用統計では完全雇用ということで雇用者数や失業率には反応は鈍いとみられ注目は平均時給に集まる。予想を下回るようならボリンジャーバンドの下限が位置する109円40銭付近までの下落も視野に入る。
ただ、全般にドルショートが積み上がってきているとみられ、最終的にショートカバーが入る可能性が高い。下落場面では買い戻しを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:111円00銭~109円40銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]利上げ期待後退でポンド急落

(ポンド円日足)


昨日開かれたBOE政策会合では利上げ期待が後退しポンドが対ドル対ユーロ、そして対円でも急落。
BOEは政策金利を据え置くことを決定したが利上げを主張した委員が前回の3人から2人に減少。また、同時に発表されたインフレレポートで今年と来年、そして再来年の見通しを引き下げたことで市場の利上げ期待は一気に後退。ポンド円は146円ミドルから144円ミドルへ2円余り下落した。その後も買い戻しは見られず上値の重い展開で引けている。
ブレグジットにより多くの企業や金融機関がロンドン離れを起こしていることもポンド売りに拍車をかけたとみられる。
ただ、住宅市場は強く依然として利上げの可能性は残る。
市場のショックが収まり売りが一巡したところでは再び買いが強まるとみている。
一先ずフィボナッチ38.2%戻しのレベルで下げ止まったが、この下の144円付近にはボリンジャーバンドの下限が下値サポートとなる。また、このレベルは7月24日付けた安値でもあり意識される。

ポンド円予想レンジ:145円50銭~144円00銭(BB下限、7月24日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドルカナダドル]カナダ雇用統計

(米ドルカナダドル日足)


昨日開かれたBOE会合で利上げ期待が後退したことから利上げ期待の残るカナダドルの売りを誘った。
ただ、堅調なカナダ経済と比較しても依然として今後追加利上げの期待は残る。
今日は米国雇用統計と同時にカナダの雇用統計も発表され注目される。
失業率は6.5%と前回と変わらないものの雇用者数は1.0万人と前回から減少すると予想される。ただ、市場は既に織り込んでおり寧ろ予想を上回るようならカナダドル買いが進むとみる。
日足のボリンジャーバンドの中心線が1.2630ドル付近に位置しており、フィボナッチ38.2%戻しとも重なることから強いレジスタンスとみる。
中期的にカナダドル買いの動きは継続とみており、雇用統計後にこのレベルが上値を抑えるようなら売りを出してみたい。

ドルカナダ予想レンジ: 1.2630(BB中心線、38.2%)~1.2520

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[全般]BOE利上げ期待後退でポンド安円高

昨日は注目のBOE政策会合が開かれ、市場の利上げ期待が後退しポンド安円高の動きが加速した。
昨日の東京市場では本日発表される米雇用統計を控えドル円もポジション調整が一巡すると動意の乏しい状態が続いた。
ロンドン時間に開かれたBOE政策会合では予想通り政策金利は据え置かれたものの、利上げを主張する委員が前回の3人から2人に減少。また、インフレ見通しを引き下げたことで利上げは当分ないとの見方が広がるとポンドは対ドル対ユーロ、そして対円でも下落。ドル円もつられて110円前半まで下落した。
その後NY時間に発表された米7月ISM非製造業景況指数が53.9と予想の56.9を下回り11か月ぶりの低水準となったことでドルは全面安となった。ドル円も110円の大台を割り込むなど地合いの弱さを示す結果となった。
また、モラー特別検察官がロシア問題調査で大陪審を選出するとの報道もドルの上値を抑えた。その後ホワイトハウスが選出を承知せずとのコメントを出したものの市場の不安感を打ち消すことはできていない。
市場には政治的な不安感に加え経済指標の悪化からドルは売られやすくなっている中で本日は注目の米7月雇用統計が発表される。
雇用者数は前月の22.2万人から18.0万人に減少し失業率は4.4%から4.3%に停滞すると予想される。ただ、市場の注目は平均時給に集まる。
今回は0.3%と0.2%から上昇すると予想されるが、市場は悪い数字に敏感に反応しやすくなっている。
ただ、ドルのショートポジションは大分積み上がっていることからドル下落後のショートカバーが入る可能性もあり注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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