ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]111円の壁

(米ドル円2時間足)



先週発表された米雇用統計は賃金の伸びがやや鈍化傾向にみられたものの総じて好調な労働市場が確認されドル円は一時111円を付ける上昇となった。しかし、111円台では売りが並んだ模様で上値の重さも意識された。シカゴ先物市場CFTCでは円ショートポジションの拡大が円高要因として見られているが、同時にドルショートポジションも積み上がっている。これはクロス円の上昇が主な要因とみることができることから、クロス円が下落すればドル買いと円買いが強まることになる。そうなればドル円の下落も限定的とみることができる。寧ろ、市場が安定すれば円キャリー取引が今後強まるとみられ、そうなればドル円は上値を試す展開が予想される。
ただ、目先においては先週末付けた高値111円05銭を試す展開を予想する。このレベルを上抜くようならフィボナッチ61.8%戻しとなる111円30銭付近が次のレジスタンスとみる。

本日のドル円予想レンジ:111円30銭(61.8%)~110円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]標的は動きやすいユーロ

(ユーロ米ドル時間足)



先週末の雇用統計後にユーロは1.1860から1.1730まで130pips余り下落。
その窓を埋める動きが昨日は見られた。欧州市場が始まったところでいきなりユーロ買いが入り1.1815まで上昇。その後は徐々に売りが強まり結局上昇前のレベルに押し戻されたことから短期筋の仕掛けが入ったとみてよいだろう。当面材料不足となることから市場は動きやすい通貨を狙ってくる傾向がある。
これまでテーパリング期待やトランプリスクでドル売りが強まったことがユーロを押し上げる要因となった。
一先ず夏休み相場に突入したとなれば長めのポジション調整の売りが入りやすい。
ただ、その前に先週下落した窓埋めが先行するとみて、目先は戻り売りスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1830~1.1760

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[南アフリカランド円]不信任投票実施でランド買い

(南アフリカランド円日足)



昨日のNY時間にランドが急速に上昇。ズマ大統領の不信任投票が非公開で8日に実施されるとの報道がきっかけとなりランドが買われた。
これまで何度かズマ大統領の罷免を求めた動きがみられたが、今回はムベテ国民議会議長が非公開という形で実施を決めた。非公開により現職議員が職を失うリスクがなくなったことから議員400人の過半数を獲得する可能性が高まる。
もし、罷免となればランドは一段の上昇となるとみられる。
ランドの政策金利は現在約7%と高金利通貨としても魅力的な通貨だ。長期的な視野からの買いを入れておくのも面白い。

ランド円予想レンジ: 8円51銭(61.8%)~8円30銭

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[全般]夏入り相場で動意乏しい中

昨日は特に目立った材料もなく夏休み相場に突入したような動意の乏しい動きが続いた。
週明け東京市場では先週末に発表された米雇用統計が好調な結果を示したことを受けドル円やクロス円は全般に高値圏でのもみ合いが続いた。
欧州市場に入ったところでユーロが上昇する場面も見られたが最終的に元のレベルに戻る往って来い。短期筋のユーロショートの炙り出しが入ったとみられる。
NY市場でも様子見気分の強い中で株式市場は三指数ともに上昇。雇用統計の結果から好調な米国経済に対して賃金伸びの鈍化がみられることから利上げペースが慎重になるとの見方が株価を支えた模様。
この日はブラード米セントルイス連銀総裁が「最近のデータはインフレ率の目標達成に疑問」「金利を現行に据え置くことが最善」と発言したが市場への影響は見られなかった。
先週の雇用統計が終わり、当面大きなイベントは8月下旬に開かれるジャクソンホール会議まで何も見られない。次のテーマが出るまでは動きにくい状況が続くと思われる。
トランプ政権への不透明感は燻るものの、当面議会も夏休みで材料は出にくい。材料がないということは寧ろ安定感から金融相場に傾きやすくなる。
安定相場はリスクオンの動きが強まることが多く、円売りの動きが少しずつ強まるとみている。

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