[米ドル円]110円台でのもみ合い相場

先週末の雇用統計後に付けた111円05銭を再度試しに行くかと思われたが、結局111円にも届かず押し戻された。
昨日の東京市場では110円80銭付近を高値に徐々に押し戻され欧州市場ではこの日の安値となる110円25銭まで下落。特に材料は見られなかったものの、好調な雇用統計でもドル円の上昇幅が限られたことでドル円単体での売りがみられた。
しかし、NY市場に入ると米長期金利が上昇したことでロンドンフィキシングタイムにユーロが下落。ドル円も一時間足らずで110円83銭まで上昇するなど、結局往って来い。このままドル高円安で終わるかと思われた。しかし、北朝鮮が小型核弾頭を開発したとの報道を受け、円の買い戻しが強まり再び110円前半に押し戻された。
市場は夏休みモードに入っており流動性が低化していることからちょっとした材料でも上下に振れやすくなっている。
今日の東京市場では北朝鮮問題を背景に短期的に下値を試す展開が予想される。
ただ、下値の堅さが確認されるようならショートカバーが最終的に入るとみる。
当面110円台でのもみ合いが継続するとみてレンジ取引に徹したい。
ドル円予想レンジ:110円80銭(38.2%)~109円90銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]ドルショートカバー継続

東京市場でユーロドルは一時1.1825ドルまで上昇。このレベルは先週末の雇用統計後の下落幅の61.8%戻しであり意識された。
その後欧州市場にかけて1.18ドル前半でのもみ合い状態が続いたが、ロンドンフィキシングタイムにまとまったユーロ売りが入ると急落。米長期金利が上昇したことでドル買いも入りユーロドルは1.1715ドルまで100ポイント余り下落。ここまで下落する材料は見られず、それだけドルショートユーロロングのポジションが積み上がっているということだろう。
安値を付けた後に半値戻しとなる1.1770ドル付近で上値が抑えられた。
まだ売り足りていないとみられ、今日も調整売りが継続するとみる。
下値目途としてはボリンジャーバンドの中心線でありフィボナッチ38.2%戻しとなる1.1670ドル付近が意識される。
ユーロドル予想レンジ:1.1770~1.1670(BB中心線、38.2%)
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[南アフリカランド円]不信任投票否決でランド反落

NY時間に行われたズマ大統領の8回目の不信任投票は否決に終わりランドは下落。
今回は非公開投票ということで現職議員は無記名で投票したが、結果は否決で終わり失望売りが強まった。
発表前は一時8円42銭まで上昇するなど期待はかなり高まっていた。結果的に上昇前のレベル8円20銭付近まで下落する往って来いとなった。
今後の南アフリカ経済などへの不安が残るものの、結果的に元の状態に戻っただけということになる。
ただ、政策金利は7%と依然として高いことから、投資家にとっては魅力的な通貨であることは変わらない。
スワップ狙いの長期保有としては寧ろ買い場になるとみている。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限8円14銭付近は強いサポートとして意識される。
ランド円予想レンジ: 8円25銭~8円14銭(BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[全般]北朝鮮の地政学的リスク高まる
しかし、NY市場に入ると一転。米長期金利が上昇したことでドルは全面高となり110円前半に押し戻されたドル円も110円後半に反発。特にユーロは100ポイント近く下落するなど、ドルの巻き戻しの動きが強まった。
ところが、その後北朝鮮がミサイル搭載の小型核弾頭を開発したとの報道でドルは再び下落に転じた。上昇していたNY株式市場も三指数ともに下落しマイナスで引けるなど北朝鮮の脅威が市場を翻弄した格好だ。
しかし、北朝鮮の核弾道ミサイルが既に開発されていることは市場もある程度織り込んでいるものであり、ポジション調整のきっかけにされたような感もある。
市場は夏休みモードの中で流動性が低下しており、ちょっとした材料に過剰に反応しやすくなっているようだ。
市場のドルショートと円ショートポジションはかなり積み上がっていることから、調整の動きとみる。ただ、クロス円などの動きを見ると円安ドル安のトレンドは明確に出ていることから調整一巡後は再びドル売り円売りの動きに戻るとみる。
地政学的リスクというのは短期間で戻ることが多くみられ、ドルの底を見極めたうえで買いを入れてみたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
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