ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]北朝鮮の脅威拡大

(米ドル円日足)


東京市場では連休前のドルの買い戻しも見られたが上値は重く110円を挟んでのもみ合いが続いた。欧州市場が始まる時間帯に北朝鮮が米領であるグアムに4発の中距離弾道ミサイルを発射する策を検討しているとの報道もあり円はじり高となった。
NY市場ではこの日発表された米経済指標が冴えない結果となったことや、北朝鮮への警戒やロシアゲート問題への疑惑が深まったことからNY株式市場は三指数ともに大きく下落。原油価格も地政学的リスクを背景に下落するなどドル安円高の動きが強まりドル円は109円15銭まで下落し安値引けとなった。
連休の狭間ということからドル円の下値警戒感は高まっている。8月は円高が進みやすいという過去の経験則もありちょっとした円の悪材料には注意が必要だ。
一方、短期的にはドル円のショートポジションも積み上がっていると思われ、薄商いの中で一時的な買い戻しの動きにも注意したい。いずれにしても、ドル円にとっては売り材料が重なっており目先は戻り売りスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:109円80銭~108円80銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]調整売り一巡でもみ合いへ

(ユーロ米ドル2時間足)


ユーロドルは1.2ドルの大台を意識したのか1.19ドル台から利食い売りなどが出て1.17ドル割れまで押し戻された。しかし、ここにきて北朝鮮の地政学的リスクの高まりやトランプ政権への不透明感からドル売りの動きが強まりユーロも下げ止まり感が出始めた。
市場が夏休みモードに入ったことで流動性が低く、短期筋の動きが目立った。
しかし、今日のNY時間に発表される米CPIコア指数の結果が予想を下回るようなら利上げ期待の後退からドル売りが進みユーロドルは再び上昇トレンドに戻る可能性が高いとみる。
上値目途としてフィボナッチ61.8%戻しとなる1.1830ドル付近がターゲットとみる。
反対に、もし予想を上回るようならドル買いが強まるものの、ロシアゲート問題や地政学的リスクがドルの上値を抑える。
結果的にユーロドルの下値も1.17ドル付近で下げ止まるとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.1830(61.8%)~1.1740

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[NZドル円]介入警戒感広がる

(NZドル円日足)


早朝に開かれたRBNZ政策会合では予想通りの結果となったが市場には利上げ期待もあり発表後上昇。しかし、その後RBNZウィーラー総裁が「為替介入は常にRBNZに開かれている」と発言。この時は市場の反応は限られたが、その後マクダーモット総裁補佐が「RBNZは介入に向けた第一歩としてNZドルに関する文言を変更した」と発言するとNZドルは下落に転じた。介入に懐疑的であった市場は具体的な発言が出たことでRBNZがNZドルの下落を本気で行うとの見方が強まった。
これによりNZドルは一目の雲の下限を下抜けたことで下落の勢いは依然として強まる可能性が高まった。
北朝鮮と米国との緊張感による円高リスクの高まりもNZドル円下押し圧力となる。
下値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しとなる78円80銭付近が意識される。

NZドル円予想レンジ:79円70銭~78円80銭(61.8%)

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[全般]北朝鮮脅威とトランプリスク

早朝に開かれたニュージーランド中銀RBNZ政策会合ではNZドルが発表後上昇したものの、その後介入警戒感から下落に転じた。
東京市場では北朝鮮への警戒感から円高が進んだものの、連休を前に買い戻しも見られたが上値の重い展開が続いた。
欧米市場では米長期金利が低下したことや株式市場が下落して始まったことでドルは全般に下落傾向が続いた。
この日発表された米7月PPIコア指数が-0.1%と予想の0.2%を下回ったことや新規失業保険申請件数も予想以上に増加したことなどを嫌気した格好だ。
北朝鮮が先日弾道ミサイルを発射したことに対してトランプ大統領が「これ以上脅かせば炎と怒りに直面する」とけん制すると北朝鮮は昨日「中距離弾道ミサイルを米領のグアムに向けて4発発射することを8月中旬に策定する」と発表。これを受け円高の動きが強まりドル円は109円前半まで下落。また、トランプ氏の元選対会長の自宅にFBIが家宅調査に入ったことでロシアゲート疑惑への警戒感が広がりドルは上値の重い展開となった。
北朝鮮の脅威に加えトランプ政権への不透明感がドル売り円買いの動きを強めている。8月はこれまで何度か円高が進んだ経緯もあり今年もその動きが強まるのではといった思惑が広がっている。
日本の連休中に投機筋がドル売り円買いで仕掛けてくる可能性もありポジション管理には十分注意をしておきたい。特に本日NY時間に発表される米7月消費者物価指数はFRBが今後の利上げに大きく影響するもので大きく動き出す可能性が高く注目が集まる。

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