ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]下げ止まりから反発も

(米ドル円週足)


先週は北朝鮮の地政学的リスクや米国経済指標の結果を受け利上げ期待の後退。そしてトランプ大統領のロシアゲート疑惑問題による不透明感など、ドル円にとっては多くのネガティブ材料が重なり108円75銭まで下落した。
クロス円の調整もだいぶ進んだことで円ショートポジションもかなり解消されたとみられる。一方でドルショートポジションは依然として積み上がっておりその巻き戻しの動きがドル円を左右しそうだ。
北朝鮮などの地政学的リスクの高まりで株式市場も含め巻き戻しの動きがみられた。
夏休みモードに突入しており、マーケットが薄商いの時だけに一方向に行きやすい。北朝鮮と米国との軍事衝突への警戒感が高まるなど、ドル安円高の動きになり過ぎた感もある。
今週も依然としてリスク回避の動きは継続とみるが、北朝鮮に対する過剰な警戒感への反発も考慮しておきたい。
先週の安値108円75銭付近は6月に付けた安値レベルであり週足一目の雲の下限でもあり下げ止まった。
その下の108円50銭付近にはボリンジャーバンドの下限も位置しており、そろそろ底値圏に近づいた可能性が高い。
ドル円にとっての悪材料はほぼ出尽くしており、そろそろ反発のチャンスを狙いたい。

今週のドル円予想レンジ110円90銭(38.2%)~108円50銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]米ドル主導で底堅い動き

(ユーロ米ドル日足)


先週のユーロドルはユーロ自身には特に材料はなく米ドル主導での動きが目立った。
週初は前週の米雇用統計の結果を受けドル高ユーロ安が進んだ修正の買い戻しから始まった。その後北朝鮮のミサイル発射報道などで再びユーロ売りが強まり1.1690ドル付近の安値を付け、その後は反発に転じている。
テーパリング期待による上昇が始まった1.08ドル付近から1.1910ドルの高値まで1100ピップス余り上昇した反動での売りも一巡。そろそろ下げ止まりから反発に入るとみる。
途転を表すパラボリックが現在1.19ドル付近から少しずつ頭を下げており、このレベルに到達すれば売りから買いのサインに変わる。
ただ、先週から海外市場も含め夏休みモードに入っており、今週は特に目立った材料はない。上値を試したとしても今年最高値となる1.1910ドルには届かず、1.17ドルから1.19ドルのもみ合いに入る可能性が高い。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1880~1.1700(BB中心線)

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[豪ドル円]長い下ひげと雲の上昇

(豪ドル円日足)


日足ローソク足を見ると先週末に長い下ひげを伸ばしたことで一旦は豪ドルの調整売りも一巡した可能性が高い。そのすぐ下には上昇トレンドを表す一目の雲が位置しており、底値を意識させる。
先週はRBA総裁補佐が「豪ドル高はドル安の影響で、成長を阻害する」と発言。また、ロウRBA総裁は週末に「一段の豪ドル高はインフレ上昇や雇用を抑制させる」「極端な状況になった場合には為替介入の用意がある」と発言。しかし、市場の反応は薄く、寧ろそれでも下げきれなかったことで豪ドル円の底値を確認した格好だ。
豪ドル円はNY市場にかけて買い戻しの動きが活発となりほぼ高値圏での引けとなった。
今週はRBA議事要旨が公表されるが、その内容次第では買い戻しのきっかけになりそうだ。ただ、北朝鮮問題やトランプ大統領のロシアゲート問題が燻る中でリスク回避の動きは継続。円売りの動きも限りがあり豪ドル円の上値は一先ずフィボナッチ38.2%戻しとなる87円付近で一旦は抑えられそうだ。

豪ドル円予想レンジ:87円00銭(38.2%)~85円50銭

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[全般]北朝鮮リスクと米利上げ予想

先週は北朝鮮と米国との軍事衝突の可能性が高まるなど一触即発の緊迫した状況が続く中でリスク回避の円高が進んだ。また、複数のFOMCメンバーがインフレ目標達成に懐疑的な発言が続く中で週末発表された米7月CPIが予想を下回った。年内の利上げに対する懐疑的な見方が広がりドルの上値を抑えるなどドル安円高の動きが強まりドル円は108円台になるなど4月20日以来となる安値を付けた。
今週も北朝鮮の脅威が継続する中でリスク回避の円高に反応しやすい状況が続く。また、12月利上げの可能性が後退する中でドルの上値は依然として重い。8月は急速に円高に振れることが過去何度かあり、そのイメージが相場に影響し、今回の北朝鮮問題に対して悲観的な見方を一層高めているようだ。
市場は全般に夏休みモードに入っており流動性も低下する中でドル売りポジションがだいぶ積み上がっているように見える。これまでの円ショートポジションもだいぶ巻き戻しが入った感もある。
やや悲観的ムードに傾き過ぎているところから、少しでも北朝鮮脅威が後退するような材料や、利上げに前向きな指標や発言が出れば一気にドルの巻き戻しが入る可能性もある。
過度な相場の傾きは必ずその反動は出るものだ。
ただ、トランプ大統領のロシアゲート疑惑も大陪審が設置され、マナフォート元選対会長の家宅捜査が入るなど、こちらも緊張状態が続く。
ドルの巻き戻しが入ったとしても再びドル売りが待ち構えている状況は変わらない。

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