[米ドル円]50%戻しで一巡か

東京市場では米国が北朝鮮との対話での解決を模索していることが伝わると地政学的リスクが後退。円売りの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。
NY市場では米小売売上高が予想を大きく上回ったことで年内利上げ観測が再び浮上しドルは全面高。ドル円は110円85銭の高値を付けた。このレベルはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しのレベルであり一先ず上値が抑えられた格好だ。
市場全般に楽観的なセンチメントが漂う中で過度なドル安円高の動きの反発が入っている。
まだ、ドルショートや円ロングポジションは解消されていないとみられ一段のカバーが入る可能性が高い。地政学的リスクと米利上げ期待の後退が今回のドル円下落の背景にある。その両方の要因が後退していることから、買い戻しの勢いはまだ続くとみる。
北朝鮮リスクや米物価動向への懸念が収まったわけではないが、夏休みモードにある今の市場では予想以上に大きな値幅で動きやすい。
次の上値目途としてはフィボナッチ50%戻しとなる111円60銭付近が意識される。
ドル円予想レンジ:111円60銭(50.0%)~110円30銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ポンド米ドル]失業率で一段の下落も

東京市場では北朝鮮リスクの後退によりドルは全般に強含みで推移。ポンドは少しずつ上値の重い展開が続いていた。
その後ロンドン時間に発表された英国7月CPIは-0.1%と予想の0.0%を下回った。また、同時に発表されたコアPPIも2.4%と予想の2.5%を下回ったことでポンドの下落幅が拡大。NY市場でもこの日発表された米小売売上高が予想を上回り、ドルが全面高となりポンドはこの日の安値となる1.2846まで下落した。しかし、このレベルは一目の雲の下限で、フィボナッチ61.8%戻しのレベルということもあり下げ止まりを見せた。
しかし、ここまで下げてもほとんど買い戻しの動きは見られず安値圏での引けとなったことから、まだ売り圧力は強いとみてよいだろう。
本日発表される英国7月失業率で予想を下回るようであれば一段下値を探る展開が予想される。
次の下値目途としては7月12日に付けた安値であり雲の下限でもある1.28付近が意識される。
ポンドドル予想レンジ:1.2900~1.2800(雲の下限、7月12日安値)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[豪ドル米ドル]ドル高が豪ドルの重し

昨日公表されたRBA議事要旨の「最近のデータはGDP成長の増大を示唆」「対ドルを軸に豪ドルは上昇した」などの内容で豪ドルは上昇。しかし、その後は米ドルの上昇が強まると豪ドルは下落に転じた。結局、ここにきて豪ドルは豪ドル自体の下落というよりも米ドル主導の動きといえそうだ。
一先ずボリンジャーバンドの下限0.78の手前で下げ止まりを見せたものの、米長期金利が上昇しドル買いの動きがまだ継続。
まだ豪ドルロングポジションは残る中で0.78ドルを割り込むようならフィボナッチ61.8%戻しの0.7740付近が次のサポートになる。このレベルは今年2月と3月にダブルトップを形成したレベルでもあり強いサポートとして意識される。
豪ドルドル予想レンジ:0.7840~0.7740(61.8%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[全般]リスク回避の後退と米利上げ期待
東京市場ではティラーソン国務長官やマティス国防長官が連名で北朝鮮との対話の可能性を示したことで過度な緊張感が後退。リスク回避の後退により円売りの動きが強まりドル円は反発。クロス円も全般に買い戻しの動きが入るなど円は全面安。
欧州市場に入り、英国経済指標の悪化からポンドなどに対して売りが強まるとドルは全般に買い戻しの動きが強まった。
NY市場では注目の米小売売上高が0.6%と予想の0.3%を上回った。また、前月分も-0.2%から0.3%に上方修正されるなど好調な結果となった。これを受け年内利上げ期待が再び高まり長期金利が上昇。ドルは全面高となりドル円も110円後半まで上昇。
一方、NY株式市場は利上げ観測への警戒感から軟調な地合いで始まるとリスク回避の円買いの動きが強まった。
先週から高まった北朝鮮リスクによる過度なドル売り円高の動きに対する巻き戻しとみてよいだろう。また、ドル下落のもう一つの要因である年内利上げ観測の後退も、今回の小売売上高で再び期待が高まった。
北朝鮮リスクはまだ終わったわけではなく、今後も緊張が続くものであり過度に反応し過ぎた調整とみる。また、米国小売売上高は改善されたものの物価動向は依然として低く、年内利上げに関しては不確実性が高い。
結果的に今の動きを見ると調整の域を脱していないことから、ポジション調整が一巡すれば再びドル売りの動きが強まりかねない。
しかし、地政学的な緊張感というものはそれ程長くは続くものではなく、実際に核戦争が始まるとの市場の見方はほとんど見られない。
市場の楽観的なセンチメントが依然として漂う中で好材料に対して反応しやすい状況は継続。今日のNY時間に公開されるFOMC議事要旨では利上げに慎重な姿勢が示されるとみられている。
それだけに、タカ派的な内容が少しでも示されるようなら一段のドル買いが進みやすい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。
店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。
当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。
当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |