[米ドル円]111円台に一歩届かず反落

東京市場では前日のNY市場のドル高の流れを継いでドル円は堅調な地合いで始まった。ただ、日経平均株価のさえない動きにつられ上値も抑えられた。欧州市場では米長期金利の上昇を受けドル円は110円95銭まで上昇。一旦は反落したもののNY市場でも110円95銭を付けたが、111円台には届かなかった。その後トランプ大統領が二つの助言組織を解散するとの報道で政権への不信感からドルは下落。更に、FOMCではインフレ鈍化への懸念が長時間議論されていたことから長期金利が低下。ドル売りがさらに強まるとドル円は110円03銭まで押し戻された。
111円台に乗せられなかったことでドルの上値の重さが意識されているものの、積極的にドルを売る材料も乏しい。北朝鮮がグアム沖へのミサイル発射計画を保留したことで一先ず地政学的リスクは後退。
110円から111円のレンジ相場に入った可能性が高く、短期的には109円台は押し目買いを狙いたい。
ドル円予想レンジ:110円60銭~109円80銭(50.0%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]もみ合い相場継続

欧州市場に入ったところでユーロが急落。来週開かれるジャクソンホールでドラギ総裁が新たな政策メッセージを出さないだろうという一部関係者の話が伝わったためだ。市場ではジャクソンホールでテーパリングに言及するとの期待があった。
その後もユーロは上値の重い展開が続き1.1682まで売り込まれたがNY市場で再び上昇。トランプ大統領が二つの助言組織を解散するとの報道でドルが下落したためだ。更に、その後FOMC議事要旨で物価への懸念が予想以上に議論されていたことが伝わると更にドル売りが進みユーロは1.1780付近まで上昇するなど高値圏で引けている。
2時間足チャートを見ると途転を示すパラボリックが買いサインに転じており目先上昇が続くとみる。1.17~1.19ドルのコアレンジ内でのもみ合いがしばらく続くとみている。
昨日は一先ず底値を確認したことで今日はレンジの上限を試す展開が予想される。
ユーロドル予想レンジ:1.1820(61.8%)~1.1730
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[豪ドル米ドル]豪雇用統計で一段の上昇も

0.78手前で下げ止まり観が出始めていたところで豪ドルは一気に反転。
アジア市場では安値圏でのもみ合いが続いた豪ドルも欧州市場に入り米長期金利が低下したことで上昇。
NY市場ではトランプ大統領が二つの助言組織を解散したことやFOMC議事要旨のハト派的な内容を受けドルは全面安。特に資源国通貨のカナダドルや豪ドルに資金が流れ込み豪ドルは0.7934まで上昇。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置することで上値が抑えられた。
先月の後半に2年ぶりの高値0.8065を付けた後に調整売りが続いたが、再び買いの動きが強まった。ただ、この動きはドル主導の動きであり一時的な買い戻しとみる。
NY市場では高値圏で引けたことで今日も豪ドル買いの勢いは強いとみてよいだろう。
短期的には押し目買いを狙いたいところだが、押し目幅は浅く0.79割れは買ってみたい。上値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しの0.7970付近が意識される。
豪ドルドル予想レンジ:0.7970(61.8%)~0.7890
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[全般]トランプリスクとFOMC議事要旨
昨日の東京市場では前日のNY市場で発表された米小売売上高が予想を上回り長期金利が上昇したことを好感しドルは堅調な地合いで始まった。ドル円も110円後半での高値圏で推移。クロス円も全般に底堅い動きを見せるなどリスクオンの動きが目立った。
欧州市場でもこの流れを継いでドルは堅調な地合いが続く中で欧州GDP改定値が予想を上回ったことからユーロが上昇する場面も見られた。しかし、来週のジャクソンホールではドラギ総裁が新たな政策メッセージを出さないとの報道でユーロは急落するなどアップダウンの激しい動きがみられた。
NY市場では米住宅着工件数や建設許可件数が予想を大きく下回ったものの、株式市場が三指数ともに上昇して始まるなど悪材料に対しては反応薄となった。
しかし、後場に入るとトランプ大統領が二つの助言組織を解散することを決定。白人至上主義団体への発言を嫌気して次々とメンバーが辞任したことを受けたものだ。トランプ氏の孤立が進むとの見方からドル売りが強まる中でFOMC議事要旨の内容が伝わると更にドル売りが加速した。FOMC議事要旨ではインフレ鈍化を懸念しており、物価動向にかなりの時間を費やしていたことが明らかとなった。これを受け米長期金利が低下しドルの下落圧力が増す中で110円後半まで上昇していたドル円も110円前半に押し戻されそのまま引けている。
目先のドルショートカバーが一巡したところで、ドル売り材料が重なり再び下落するなど日替わりメニューのように市場のセンチメントが変わりやすい。
北朝鮮がグアム沖へのミサイル発射計画を保留したことで一先ず地政学的リスクは後退。また、FOMC議事要旨の内容も市場はある程度予想していたものであり、過度に反応し過ぎているように見える。
市場のコンセンサスが乏しく、夏休み相場で薄商いということから上下に振れやすい状況が今日も続きそうだ。
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