ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-08

[米ドル円]北朝鮮同行を眺めながら

(米ドル円時間足)


昨日の東京市場では輸入などの実需や本邦機関投資家によるドル円のまとまった買いがみられ堅調な地合いで推移。NY市場では米中古住宅販売件数が予想を下回ったことで一時109円12銭まで押し戻されたが、その後も米長期金利の上昇で押し戻されるなど底堅さが目立った。これまではトランプ大統領発言や北朝鮮問題などで市場は過剰にドル売りに反応していたが、下げたところでは買いが入るなどセンチメントの変化がみられる。
今日は北朝鮮の先軍節ということからミサイルが発射されるのではといった見方がある。ただ、米国による圧力もありグアムへのミサイル発射がなければ寧ろリスク回避の動きが後退し円売りに反応するとみる。また、今日はイエレン議長がジャクソンホールでの発言次第でドル買い戻しの動きが強まる可能性が高い。反対に、もし慎重な姿勢が示されたとしても市場は既に織り込んでおりドル円の下値は限定的とみる。
北朝鮮の動向を眺めながら、ドル円の下値があれば拾っていきたい。

ドル円予想レンジ:110円05銭(61.8%)~109円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]レンジ相場継続

(ユーロ米ドル日足)


本日のドラギ総裁の発言に注目が集まる。
先週にECB関係者が「ドラギ総裁はジャクソンホールで新たな政策メッセージを出さない」との発言の報道で市場は特にテーパリングへの具体的な発言には期待が低い。それだけに、QE縮小に関する発言が出ればユーロ買いに反応してくるだろう。一方、先週公開されたECB議事要旨ではユーロ高に対する懸念がかなりの時間議論されたことが明らかとなった。
もし、ユーロ高への懸念が再び示されるようならユーロ売りに反応。
ただ、どちらにしてもこれまで続いたレンジをブレイクするまでには至らないとみる。
9月のECB理事会までは様子を見ることになりそうだ。
最終的にECBは正常化に向けて量的緩和の縮小に動くとの見方が市場のコンセンサスとなっていることから、ユーロドルの下値は限定的とみる。どちらかといえばレンジの上限を試す展開を予想する。
ユーロドルは上値目途としてレンジの上限である1.1830ドルからボリンジャーバンドの上限である1.1860ドルが意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1860(BB上限)~1.1750

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[豪ドル円]押し目買いを狙う

(豪ドル円2時間足)


昨日の豪ドル円は東京市場が終わる15時付近にまとまった売りが散見され下落。強いサポートとみられていた86円を瞬間的に割り込み85円94銭まで下落したがすぐに86円台に押し戻された。底割れを試したが失敗に終わったといったところだ。結果的に底値の堅さを確認されたことから買い戻しの動きが入り上昇。NY市場にかけて上昇が続き買いは止まらずこの日の高値となる86円58銭まで上昇。高値圏での引けとなったことで本日の東京市場でも底堅い動きが期待できそうだ。
ジャクソンホールでのイエレン議長などの発言を控え一旦はその前に利食い売りを注意したい。
依然として地政学的リスクやトランプリスクで過度に買われた円の売り戻しが入りやすく、その時は押し目買いを入れていきたい。

豪ドル円予想レンジ:86円90銭(61.8%)~ 86円00銭

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[全般]ジャクソンホールでの発言でドル高?

北朝鮮リスクに加えトランプ大統領のメキシコとの国境の壁に絡んだ発言などからドル売り円買いの動きが強まった反動で昨日のドル円は底堅い動きとなった。
東京市場ではドル円が108円後半で始まったものの、輸入や本邦機関投資家の買いが散見される中で109円前半に押し戻された。
欧州市場でもユーロ売りで先行しドル全般を押し上げたことでドル円も109円ミドル付近に上昇。
一方、NY時間に発表された7月中古住宅販売件数が-1.3%と予想の0.5%を下回るなど2か月連続でマイナスになったことでドル売りが進みドル円は109円前半に押し戻される場面も見られた。しかし、内容的には住宅価格の上昇や在庫不足といったことが原因とされ、堅調な住宅市場の状況に変わりは見られない。
その後米長期金利が上昇したことでドル買いの動きが強まるとドル円は再び109円ミドル付近に上昇して引けている。
市場は本日行われるジャクソンホールでのイエレン議長やドラギ総裁発言に注目が集まり、全般にポジション調整のドル買いの動きがみられた。
昨日はジョージ・カンザスシティー連銀総裁が「年内に追加利上げの機会があると想定する」と発言。一方でカプラン・ダラス連銀総裁は「追加利上げは物価の動向を見極めるまで辛抱強くあるべき」といった発言など、FRB内部での意見の違いがみられた。
今回の会合のテーマは「金融の安定」ということでイエレン議長の発言に特に注目が集まる。バランスシート縮小は9月にアナウンスされることはほぼ間違いなく、金融政策の正常化を目指すといった発言があれば市場は利上げへの前向きなサインと受け止める可能性がある。そうなれば、これまでトランプ政権や政策への不信感から過剰に売られたドルの買い戻しが強まるとみている。
一方、ドラギ総裁は今回の会合では新たな政策メッセージを出さないとみられている。もし、テーパリングへの姿勢が示されたとしても織り込まれているとみて反応は限定的となるかもしれない。
いずれにしても、週末ということもありジャクソンホールでの発言はドルショートの買い戻しの動きが強まる可能性が高いとみる。

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