[米ドル円]リスク回避は往って来い

北朝鮮ミサイルが北海道の上空を通過したことでリスク回避の円買いが強まりドル円は前回の安値108円60銭を下抜け108円26銭まで下落した。ただ、今年の安値となる108円19銭には届かなかったことで底値の堅さを確認。結局、今回も終値ベースで108円台を付けることはできなかった。
元々市場では日本が直接被害を受けるような場合は円買いではなく円売りという見方もあった。
結果的にドル円は下落前のレベルを上回る上昇となったことで今後地政学的リスクが高まったとしても、下げたところは買う動きが強まりそうだ。
今回の騒動でドル円のロングポジションは大分縮小した可能性が高く、寧ろ短期的に見るとショートがまだ捕まっている可能性もある。
109円90銭はフィボナッチ61.8%戻しのレベルであり一先ず上値は抑えられたが、ショートカバーが入ればもう一段の上昇が見込めそうだ。
ドル円予想レンジ:110円20銭~109円20銭
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[ユーロ米ドル]天井で寄り引き同時線

北朝鮮ミサイル報道でも全くと言ってよいほど反応は見られなかったユーロを欧州勢は買いでスタート。ユーロドルでこの日の高値となる1.2070ドルを付けた後は高値圏でのもみ合いが始まった。NY市場では米長期金利の低下が一服したことなどからユーロは下落に転じた。
連日のユーロ上昇で流石に高値警戒感が出始めたとみられ、日足チャートでは天井を示す寄り引き同時線が現れた。
一先ず終値ベースではボリンジャーバンドの上限で下げ止まったものの、ユーロロングに偏り過ぎた調整売りが出やすい状況とみる。
中長期での上昇トレンドは継続とみるが、短期的に戻り売りスタンスで臨みたい。
ユーロドル予想レンジ:1.2020~1.1910(38.2%)
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[豪ドル円]リスク後退で買い

早朝の北朝鮮報道で豪ドルは対ドル対円で売りが入り豪ドル円は87円から85円70銭まで下落。リスク回避の円買いと同時にリスク通貨の豪ドル売りがみられた。
ボリンジャーバンドの下限が位置する85円70銭付近で下げ止まり、売りも一巡。北朝鮮ショックも時間の経過とともに落ち着きを取り戻すと買い戻しの動きが入り86円前半でのもみ合いが続いた。
NY市場では株式市場が三指数ともに上昇したことで安心感が広がり円売りの動きが強まると、下落前のレベル87円を上回った。このレベルはボリンジャーバンドの中心線も位置していたがすんなりと超えていき87円40銭まで上昇。結局終値ベースでも中心線を上回って引けている。また、ローソク足を見ると長い下ひげを伸ばしている。
今回の北朝鮮リスクで寧ろ上値の重石が取れた感もあり、買いの勢いは継続するとみる。
豪ドル円予想レンジ:88円00銭(61.8%、BB上限)~ 86円80銭
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[全般]地政学的リスクの円買いも一服
日本の上空を通過するなど、実際に日本が攻撃されたとすれば寧ろ円売りに反応してもおかしくはない。しかし、市場は地政学的リスクを条件反射的に円買いという動きに出た。
市場は今後どちらに反応してくるか迷うところだろう。ただ、日本を巻き込むような地政学的リスクに対して市場はこれまでのように単純に円を買ってくることはなくなったかもしれない。当面不安定な相場展開が続くとみるが、今回の騒動でドル円やクロス円のロングが投げさせられたとみられることから当面底値を見た可能性が高い。一方で、攻撃の的となる米国にとってはドル売りで反応するものの、現実問題として本土が攻撃されることはないとの見方が根強い。昨日も米国防総省は「北朝鮮のミサイルは北米とグアムの安全を脅かさない」とのメッセージを発表するなど、今のところ北朝鮮リスクはドルにとってもそれほど大きく影響を及ぼすものではないと考えられる。
現に昨日のNY市場では地政学的リスクが高まったにもかかわらず株式市場が三指数ともに上昇。日経平均先物も上昇するなど市場には一服感が漂う。
昨日発表されたケース・シラー米住宅価格指数は5.7%と予想の5.6%を上回った。また、8月消費者信頼感指数も122.9と予想の120.6を上回るなど好調な米経済を示すものとなった。
地政学的リスクは一時的な反応としてみると、ドル買い材料がみられた。
本日発表の米4-6月期GDP改定値が前回の2.6%から2.7%に上方修正と予想される。
地政学的リスクが去ったわけではないものの、「往って来い」の動きとなったことで一先ず安心感も見られる。予想通りかそれ以上の結果が示されるようなら素直にドル買いで反応してくるとみる。
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