[米ドル円]108円台の底堅さ再度確認

東京市場でドル円は前日のNY市場の流れをついで108円後半からミドル付近で上値の重い展開が続いた。
しかし、連休明けから一日経ったNY市場は株価が三指数ともに反発。長期金利も大きく上昇するなど前日から一変してドル高円安の動きが強まった。ハリケーン「ハービー」による被害を共和党と民主党一体になって対処する動きが強まると、抱き合わせで債務上限も3か月延長を速やかに決定。トランプ大統領に対する批判は一旦引き下げられた格好だ。
市場には安心感が広がりドル高円安の動きが強まった。
結果的にドル円は108円を割り込むことはなく再び反発。目先は108円台の底堅さが再確認され、押し目買いの動きが強まりそうだ。
今日はECB理事会に市場の注目が集まっており、ユーロの動きがドル円に影響を及ぼすと考えられる。ユーロが下落する場面ではユーロ売りというよりもドル中心の動きからドル高に反応するとみている。
ドル円予想レンジ:109円80銭(61.8%)~108円80銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ユーロ米ドル]ECB理事会とQE

本日のECB理事会でドラギ総裁は量的緩和の縮小に関する発言が出るかどうかに市場の注目は集まっている。昨日のNY時間に「ECBはQEに関して10月26日の理事会まで決定に至る公算は小さい」との一部報道でユーロ売りが強まった。また、昨日は米長期金利が上昇したことでドル買いの動きもユーロの上値を抑える要因となった。
市場は今年末に期限の来る量的緩和を終了し、来年から縮小するとの見方が広がっている。そのアナウンスが今回の理事会で発表されるか、あるいは来月に持ち越されるかということだ。今回もしドラギ総裁が発言を控えたとしても、それほど大きな影響はないだろう。ただ、前回の理事会ではユーロ高に対する議論が相当時間話し合われたことから、ユーロ高けん制発言が飛び出せばユーロ売りが強まるとみてよいだろう。
ユーロドルの上昇トレンドは継続しておりトレンドライン付近でフィボナッチ50.0%戻しとなる1.18ドル後半からミドルでは押し目買いを入れてみたい。
ユーロドル予想レンジ:1.1980~1.1870(50.0%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[カナダドル円]予想外の利上げで急上昇

昨日のNY時間に開かれたカナダ中銀BOC政策決定会合で政策金利を現行の0.75%から1.0%に引き上げることを決定。市場は前回利上げを実施したことで今回は見送ると予想していただけにサプライズとなった。これを受けカナダドルは対ドル対円でも買いが入り急伸。ほぼ高値圏で引けている。
声明では「予想を上回る経済パフォーマンスを考慮すると金融政策の解除は正常化される」
とした。
ただ、「将来の金融政策決定は今後の経済データや金融市場の動向次第」としたことで、一先ず今回で利上げの効果を見守る可能性が高いとみる。
カナダドル円は7月26日に付けた高値89円71銭でぴたりと上値を抑えられてダブルトップともみられる。この高値を超えるには新たな利上げ期待が必要となり、当面の天井とみる。一目の雲の上限に沿った上昇はそろそろ一服感が広がりそうだ。
89円ミドル付近では戻り売りを出してみたい。
カナダ円予想レンジ:89円71銭~ 88円80銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[全般]リスク後退で円高から円安
この日発表されたISM非製造業景況指数は55.3と予想の55.5を下回ったが相場への影響は限定的となった。その後発表されたベージュブックでは「経済活動は小幅もしくは緩やかなペースで拡大している」と指摘されたが、こちらも反応は見られなかった。
市場全体に過度なリスク警戒感は後退しており、ドル円も108円台の底堅さが再度確認された。
本日の注目材料はECB政策会合に集まる。
昨日のNY時間に「ECBはQEに関して10月の理事会まで決定に至らない」との一部報道もあり、今回は見送られる公算となっている。そうなれば一時的にユーロ売りが強まり、ドル高の動きを後押しする可能性が高いとみる。
しかし、いずれQE縮小は実施されるとの見方は変わらず、下値も限定的と予想される。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |