ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-10

[米ドル円]リスク回避の円高とドル安

(米ドル円日足)


トランプ氏の元選挙対策会長がロシア疑惑で起訴されたことから再びトランプ政権への不透明感が広がった。また、法人税改革も下院が段階的導入を検討するとの報道でドルの失望売りが強まった。更に、次期FRB議長人事もハト派と知られるパウエル氏が最有力となったこともドル売りを促したことでドル売り円買いの動きが強まりドル円は113円03銭まで下落した。しかし、このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり下げ止まった。
また、このすぐ下の112円85銭付近にはボリンジャーバンドの中心線も位置するなど、強いサポートとみることができる。
先週は世界的な株高に加え米長期金利が大きく上昇したことから114円ミドル付近に上昇。しかし、このレベルは7月11日に付けた高値として意識されたことから反落。全般にポジション調整の動きが強まったとみてよい。
この調整の動きも一巡すれば再び114円ミドルを試す展開が予想される。113円付近の底堅さが確認されるかを見極めたうえで買いを入れていきたい。

本日のドル円予想レンジ:113円70銭~113円00銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]ダブルトップか反発か

(ユーロ円日足)


スペインのカタルーニャ自治州での独立問題で昨日前州首相が反逆罪で起訴される可能性が高まるなど混乱が拡大。欧州市場でユーロが売られる場面も見られたが米長期金利が大きく低下したことで寧ろユーロは上昇。一方、ロシア疑惑が再び高まりトランプ政権への不透明感が広がる中で法人税改革への期待が後退。NY株式市場が下落するなどリスクオフの円買いの動きが強まり結果的にユーロ円は上値が抑えられた。
ユーロ円は131円ミドルを終値ベースで割り込むようなら134円ミドルのダブルトップを形成することになる。昨日のNY終値では134円80銭付近で引けてきたことでかろうじてまだ上昇トレンドを継続している。
ザラ場でボリンジャーバンドの中心線となる131円35銭を割り込むようなら下落が加速し、終値でもネックラインを下回る可能性が高まる。
今日は日銀政策会合で緩和政策継続が改めて示されるとみられ、日欧金融政策の違いから最終的に下値はサポートされ反発するとみている。

ユーロ円予想レンジ:132円20銭~131円35銭(前日終安値)

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[カナダドル円]雲の下限下回る

(カナダドル円日足)


カナダ円は一目の雲の下限となる88円55銭を割り込むと先週の安値88円20銭を下回る88円06銭まで下落。結局終値ベースでも雲の下限を下回って引けてきた。また、ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークが始まったとみられ下降トレンド継続。NAFTA再交渉が難航する中で利上げ観測も後退。カナダ売りに傾きやすくなっている。
本日発表されるカナダの8月GDPは0.1%と前月の0.0%から改善が予想される。
予想を上回るようなら一時的な反発も期待できるが、雲の下限が位置する88円55銭付近は抑えられそうだ。
全般にリスク回避の動きが広がっており円買いの動きからカナダ円は戻り売りスタンスで臨みたい。

カナダ円予想レンジ:88円55銭(雲の下限)~87円80銭(61.8%)

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[全般]円高ドル安加速

週明け東京市場では先週末に米長期金利が低下した流れを受けドル全般に上値の重い展開で始まった。その後元トランプ選挙対策会長のマナフォート氏がロシア疑惑で起訴されたことからドル安とリスク回避の円高が進んだ。また、NY時間には下院が法人税減税を5年間の段階的引き下げを検討しているとの報道で失望感からのドル売りが強まった。
これらのことでNY株式市場は三指数ともに下落。また、米長期金利が更に低下するなどドル安円高の動きが強まりドル円は113円前半まで下落した。
一方、昨日のNY時間に発表された米9月個人消費支出(PCE)は1.0%と予想の0.8%を上回るなど8年ぶりの高い伸びとなった。しかし、リスク回避の動きが強まる中で市場の反応は限定的となった。
欧州ではスペインのカタルーニャ自治州の独立問題で解任となったプッチダモン元州知事らが独立運動での反逆罪で捜査が始まるなど不透明感が広がった。これを受けユーロは一時的に売りがみられたもののそれ以上にドル売りの動きが強まり上昇。
また、次期FRB議長人事ではハト派とされるパウエル氏が任命される見込みとの報道でドル売りが進むなど、結果的にこの日は円高ドル安の動きが進んだ。
昨日の一連の動きは法人税改革への期待や利上げ観測などからこれまで米長期金利やNY株式市場の上昇が続いた反動が入ったと考えられる。
今週は日米金融政策や週末の米雇用統計、そして最終的な次期FRB議長人事といったイベントを控えポジション調整が入りやすい。
来週はトランプ大統領がアジアを歴訪することから対米貿易黒字国の日本、中国に圧力がかかるとの見方もある。また、その間に北朝鮮による何らかの挑発行為が行われるとの見方も円買いに振れやすくなっている。
ただ、好調な米経済に変化はなく、FRB議長が変わったとしても金融政策の正常化が継続されるとの見方からドル安円高は一時的な調整の動きとみる。

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[米ドル円]米長期金利とクロス円の動き

(米ドル円日足)


先週末に発表された米GDPが予想を上回ったことでドル円は114円44銭まで上昇。しかし、その後次期FRB議長としてパウエル氏が有力との報道でドル円は下落し113円ミドル付近で引けてきた。
今週は早々にFRB議長人事が発表される可能性があるが既にドル売りに反応した後だけに寧ろ不透明感が払しょくされドル買いに反応するとみる。また、日米金融政策が開かれるが改めて政策の違いがドル円の押し上げ要因となりそうだ。
最近のドル円は米長期金利に連動する動きが目立つ。先週末は次期FRB議長人事やカタルーニャ自治区での独立問題の高まりから金利が低下して引けているが、利上げ観測は依然として根強いことから上昇は今後も継続するとみる。
7月11日に付けた高値114円49銭を市場は意識しており、上抜けは簡単ではない。しかし、ドル高円安の動きに出遅れ感があることから上に抜けるのは時間の問題とみている。
113円前半は押し目買いのチャンスとみる。

今週のドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~113円00銭(50.0%)

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[ユーロ円]日欧金融政策の違い

(ユーロ円週足)


先週開かれたECB理事会では予想通り来年1月から量的緩和規模を600億ユーロから300億ユーロに縮小し期間も9か月となった。しかし、今後の状況次第では再び増額や期間延長の可能性が示されたことでテーパリング期待が後退しユーロは売りに反応。
理事会直前には今年最高値の134円50銭を付けていたユーロ円は一気に131円76銭まで下落して引けてきた。このレベルはひと月近くもみ合いが続いたレンジの下限であり一先ず下げ止まった。このレベルを割り込むと次のサポートレベルはフィボナッチ38.2%戻しとなる130円付近となる。
今週はユーロ圏7-9月期四半期域内GDPが発表されるが市場のセンチメントはユーロ売りに傾いており悪材料に反応しやすい。もし、予想を下回るようならユーロ円は130円付近までの下落も視野に入る。
ただ、今週は日銀政策会合が開かれ改めて緩和政策の継続が確認されるとみられ、日欧金融政策の違いから最終的に上昇トレンドが継続されるとみる。

今週のユーロ円予想レンジ:135円70銭(BB上限)~130円00銭(38.2%)

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[カナダドル円]カナダ重要指標発表で反発も

(カナダドル円日足)


先週開かれたBOC政策会合ではNAFTA再交渉による地政学的リスクにより利上げが示唆されなかったことからカナダドルは下落に転じた。また、カナダドル高による輸出の鈍化が指摘された。ただ、ポロズ総裁はカナダ経済が潜在的なペースを上回る成長を維持していると言及。原油価格の安定した底堅さなどもありカナダ経済の強さに変化は見られない。NAFTAの影響が後退すればBOCはいずれ利上げに踏み切ることになるだろう。
今週はカナダの8月GDP、そして雇用統計といった重要指標が発表される。堅調なカナダ経済を改めて示す内容となれば先週下落したカナダドルの反発が強まる可能性が高いとみる。
カナダドル円は一目の雲の下限を下回ったものの、終値ベースでは雲の中にとどまった。
日銀政策会合で緩和政策継続姿勢に変化がないことが改めて確認されるようならBOCとの金融政策の違いからカナダドル円の買いは根強い。
カナダドル円は一時的に先週の安値88円20銭を下回ったとしても、最終的にカナダドルの上昇トレンドは継続するとみる。

今週のカナダドル円予想レンジ:89円50銭~87円80銭(61.8%)

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[全般]イベント盛り沢山、各通貨の独自の動きに注目

先週はECB理事会で量的緩和縮小のアナウンスが予想通りの結果となったが、テーパリングが否定されたことでユーロが下落。更に、カタルーニャ独立宣言に対する政府の抑圧などからの不透明感がユーロ売りを加速させた。一方、米国7-9月期四半期GDPや耐久財受注といった重要な経済指標は好調な米経済を示すものとなりNY株式市場は史上最高値を依然として更新し続けている。注目のFRB議長人事もトランプ大統領はパウエル氏に傾いているとの報道でドル売りに反応するなど不安定な動きがみられた。
また、豪ドルやカナダドル、そしてNZドルや南アランドといった通貨が別個の材料により対円対ドルで下落。ドル上昇圧力と同時に円高の動きと綱引き状態となりドル円の上昇も限定的となった。

今週は重要イベントが盛り沢山となる中でドルや円以外の通貨の動きにも注目したい。
まずはFRB議長人事がいよいよ大詰めを迎える。本命とみられるパウエル氏が議長に決定するようなら既に先週末にドル売りが進んでいるだけに反応は限定的とみる。タカ派のテイラー氏が決定するならドル買いに反応。誰が議長になったとしても不透明感が払しょくされることから最終的にドルにとってはプラス材料となりそうだ。
火曜日は日銀会合が開かれ、今回から委員に加わったリフレ派の片岡氏が更なる緩和政策を提案する可能性もある。来年任期を迎える黒田総裁の再任の可能性が高まる中で円安の動きに傾きやすい。
水曜にはFOMC政策会合が開かれるが、最近の好調な経済指標を背景に利上げに前向きな姿勢が示される可能性が高く長期金利上昇に繋がりドルの下支えとなる。
木曜日はBOE政策会合が開かれるが、先週発表されたGDPが予想を上回ったことで利上げ観測が改めて確認されることになればポンド買いが強まりそうだ。
金曜日は注目の10月米雇用統計が発表される。前月はハリケーンの影響もありマイナスに陥った非農業部門雇用者数変化の反動もあり31.0万人の増加が見込まれる。注目の平均時給が前月から低下する事が予想されることからドル売りに反応する可能性もある。ただ、好調な労働市場に変化はなく一時的な下落に収まりそうだ。
また、今週はユーロ圏やカナダのGDP、そしてカナダの雇用統計も発表されることから各通貨の動きに注目が集まりやすい。
先週から続いたクロス円の下落が更に加速するのか、或いは反発に転じるか注目したい。

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[米ドル円]一目の雲のねじれ

(米ドル円日足)


ECB理事会の声明がハト派的な内容となったことからユーロ円の売りが強まるとクロス円も全面安。ドル高の動きと同時に円高が進んだことでドル円は113円後半で上値が抑えられた。その後NY市場で米長期金利が上昇しNYダウも反発したことからドル円は114円台に乗せたもののその勢いは抑えられた。
この日は米下院で来年度の予算決議案が可決したことで税制改革への期待が高まり市場に安心感を与えた。
FRB議長人事でもイエレン議長が外されパウエル氏とテイラー氏の二人に絞られたとの一部報道もあり、最終的な決断がそろそろ発表されるとの期待から慎重な動きがみられる。
本日FRB議長人事が決定するようなら不透明感払しょくとなり円安が進む可能性が高い。もしテイラー氏が決まるようならドル高、パウエル氏であればこれまでの政策継続ということで下値は限定的とみている。
今日は一目の雲のねじれが生じることから、これまでの出遅れ感からドル円は上値を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~113円60銭

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[ユーロ米ドル]ECB理事会、ハト派的内容でユーロ下落

(ユーロ米ドル週足)


ECB理事会では予想通り来年1月からの量的緩和規模をこれまでの月600億ユーロから半額の300億ユーロに縮小。期間も9カ月間延長することを決定。
声明では減額はテーパリングではなく、状況次第で再び増額する可能性が示された。また、緩和政策と量的緩和縮小とは関係ないとしたことで緩和政策継続が示されるなどハト派的な内容となったことでユーロドルは1.18ドル前半から1.17ドルミドルに下落。
ECBが断続的な正常化に向けた動きを示した一方でFRBは直線的な利上げを継続していることから金融政策の明確な違いがユーロドルの下落を促した。
NY市場では一段のユーロ安ドル高の動きが進み1.16ドルミドルまで下落して安値引けとなった。
これまでヘッドアンドショルダーのネックラインとして意識されていた1.1760ドルを下抜けたことでユーロドルの一段の下落が見込める。
週足チャートのボリンジャーバンドの中心線が位置する1.1570ドル付近が次の下値目途として意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1730~1.1570(BB中心線)

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[豪ドル円]87円前半で下げ止まるか

(豪ドル円日足)


アジア市場で豪ドル円は底堅い動きを見せていたが欧州時間に入ると下落に転じた。
デベルRBA総裁補佐が賃金の伸びが抑制されているリスクを警告したことを機に豪ドル売りが再び強まり豪ドル円は87円30銭付近に下落。ただ、ECB理事会を控え豪ドルのショートカバーが入ると87円70銭まで押し戻された。先日発表された豪州CPIが予想を下回りRBAの利上げ期待が後退したことから豪ドル売りの勢いが高まっておりその流れを継続。
ECB理事会終了後ユーロ円の売りが強まったことで豪ドル円もつられて87円25銭まで売り込まれた。このレベル付近は10月9日に付けた安値と同レベルでもあり意識された。
また、ボリンジャーバンドの下限もこのレベルに位置することから下げ止まった。
ユーロにつられた格好で下げたこともあり、今日は週末ということもありポジション調整の買いが入る可能性が高いとみる。
もし、87円を割り込むようなら85円ミドルを目指す展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:88円00銭~87円10銭(BB下限)

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[全般]ECB理事会でドルや株式市場が全面高

昨日行われたECB理事会ではハト派的な内容となったことからユーロ売りが進むとドルは全面高。米国税制改革への期待もあり世界的な株高基調に変化は見られなかった。
昨日の東京市場ではECB理事会を控え慎重な動きが続く中でドル円も上値の重い展開が続いた。
そのECB理事会では来年1月からの量的緩和規模をこれまでの半額の300億ユーロと縮小。期間は9カ月間とするなど市場の予想通りの結果となった。しかし、声明では低金利政策継続姿勢を示したことや、状況次第で増額の可能性も示した。発表後ユーロは急落しドルを押し上げた。
NY市場ではECBの緩和政策継続を好感。また、米下院で予算決議案が可決されたことでNYダウが反発。
また、トランプ大統領がFRB議長人事でテイラー氏とパウエル氏の二人に絞ったようだという一部の報道で米長期金利も上昇。しかし、欧州金利が抑えられたこともあり小幅な上昇にとどまった。
結局、ドル高が進んだもののユーロ円を中心としたクロス円の下落がドル円の上昇を抑えたことで114円付近にとどまった。
ECBの段階的な量的緩和縮小や金融緩和政策継続に対し、FRBは既に正常化に向けた動きが進むといった政策の違いが明確となった。これがドル高を促す結果となった。
世界的な株高や原油高、そして好調な米国経済に加え税制改革への期待の高まりなどリスクオンの動きが強まっている割には円売りが進まない。
日本の衆院選挙でアベノミクスへの期待が高まる中で、いずれ出遅れた円安の動きが強まるとみている。
本日発表の米7-9月期四半期GDPで改めて米経済の強さが示されるようなら円安のドル円の上値を試すきっかけになる可能性が高い。


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[米ドル円]株価下落によるリスクオフも一時的

(米ドル円時間足)


東京市場では次期FRB議長人事でテイラー氏有利との見通しからドル円は113円98銭まで上昇したものの114円台に乗せることができなかった。しかし、ロンドン時間に英国利上げ期待からのポンド買いが入ると114円25銭まで上昇した。その後米経済指標が好調な結果を示したもののドル買いにはつながらなかった。
耐久財受注や新築住宅販売件数が好調な結果を示したことでテイラールールでは利上げペースが高まるとの見方から利上げが加速するとの懸念が広がりNY株式市場が下落。リスクオフの動きが円買いを促した。株価と同様にドル円も利益確定の売りに押された格好だ。
しかし、この動きも一時的なものでドル売りが一巡すれば再びドル高の動きに戻るとみる。
今日の東京市場では日経平均株価の下落が予想されドル円も上値は抑えられそうだ。
ただ、今日のECB理事会というイベントリスクが過ぎ去ればドル買いが再開しかねない。
欧州金利の上昇も米長期金利の押し上げ要因となっただけに今日のECBには注目したい。

ドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~113円30銭(50.0%)

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[ユーロ円]ECB理事会、縮小ペースに注目

(ユーロ円2時間足)


本日開かれるECB理事会では来年からの量的緩和縮小を行うと予想され、市場の注目はその縮小規模と期間に集まる。
現行の毎月600億ユーロを300億ユーロに減らし、期間は9カ月延長が市場のコンセンサスとみられる。もし、これ以上タカ派的な内容となればユーロ買いに反応し金利も上昇。そうなれば米長期金利も上昇しドル高となるものの株価が下落し円高要因となる。そうなればユーロ売りで反応。反対に、ハト派的となればユーロ売りに反応するものの株価上昇による円売りで反応。
昨日は英国の利上げ期待が高まりポンドが上昇したことでユーロもつられて上昇しただけにユーロが買われ過ぎた感もある。上値では戻り売りが待ち構えているように見える。
ただ、日欧金融政策の違いから最終的にユーロ円の上昇は継続とみており、押し目買いスタンスで臨みたい。

ユーロ円予想レンジ:135円00銭~133円50銭(38.2%)

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[豪ドル円]下値サポートを割り込む

(豪ドル円日足)


昨日の東京時間に発表された豪州7-9月期四半期CPIが0.6%と予想の0.8%を下回ったことで豪ドルは急落。豪ドル円は下値サポートとみられていたボリンジャーバンドの中心線88円40銭を下回り、更に上昇トレンドラインも下回った。ロスカットを巻き込み豪ドル円は87円34銭まで下落した。しかし、10月10日に付けた安値87円25銭が意識されたとみられ下げ止まった。このすぐ下の87円20銭にはボリンジャーの下限バンドが位置することからそろそろ反転の可能性が高いとみる。
CPIはRBAの金融政策に大きく影響することから市場の利上げ期待が後退したことが豪ドル売りの背景にある。ただ、世界的な株高への調整の売りが一巡すれば再び円安の動きに戻るとみる。原油価格や銅などの鉄鉱石価格も上昇しており、短期的には売られ過ぎ感もある。
一先ず87円前半では買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:88円00銭~87円20銭(BB下限)

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[全般]米金利上昇で株価下落、全般に調整色強まる

昨日は米長期金利が大きく上昇したことでNY株式市場が反落。為替市場も円買いの動きが強まるなど全般に調整色の強い動きがみられた。
昨日の東京市場ではFRB議長人事でテイラー氏優勢との見方からドル円は113円後半に上昇。日経平均株価も一時1999年7月以来の高値を更新した。しかし、引けにかけて利益確定の売りに押されてマイナスで終了するなどドル円も上値を抑えられた。
その後英国7-9月期四半期GDPが予想を上回ったことで利上げ期待が高まるとポンドが上昇。ポンド円も同時に上昇したことでドル円はつられる格好で114円25銭まで上昇。
NY時間に発表された米9月耐久財受注は2.2%と予想の1.0%を上回った。また、9月の新築住宅販売件数も18.9%と予想の-1.1%に対して大きく上昇。10年ぶりの高水準となった。ハリケーンの影響とも思われたがそれ以外の地区でも上昇するなど好調な米経済を示すものとなった。しかし、上昇が続いたNY株式市場は三指数ともに下落に転じた。FRB議長人事でタカ派のテイラー氏が優勢との見方やECBの引き締め観測などから米長期金利が7か月ぶりの2.4%台へと上昇。株式市場も金利の動向を嫌気し利益確定の売りが強まった。
これらの動きは調整の範囲内ということで、最終的には好調な米経済を背景に再び株高ドル高の動きに戻るとみている。
本日のECB理事会で量的緩和縮小のペースが注目されるが、最終的にイベントリスクが後退し円安の動きが強まるとみる。

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[米ドル円]114円台再度トライ

(米ドル円日足)


昨日の東京市場では日経平均株価が上昇してもドル円は113円ミドル付近で慎重な動きが続いた。その後欧州各国の金利上昇につられて米長期金利も上昇すると113円後半に上昇。
NY市場でNYダウが上昇し米長期金利も大きく上昇したことでドル円は114円02銭まで買われた。しかし、今回もすぐに押し戻されるなど114円台での滞空時間は短いものとなった。
トランプ氏が共和党内でFRB議長人事の挙手を求めたとの報道でドル円は下落したがその下落幅は30銭程度となった。その後テイラー氏勝利との報道で元のレベルに押し戻されるなど市場へのインパクトはそれ程大きくないように見える。
いずれにしても、FRB議長人事は今日明日にも決定することになりそうだ。それまでは動きにくいものの、最終的にドル買いに繋がるとみている。
113円ミドル付近から下はドル円買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~113円50銭

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[ユーロ円]ECB理事会を控え金利上昇

(ユーロ円日足)


昨日の欧州時間に発表されたフランスやドイツ、そしてユーロ圏10月製造業PMIがそれぞれ予想を上回る結果となった。これを受け欧州各国の株価や長期金利が上昇。
133円前半で推移していたユーロ円は133円後半に上昇するなど底堅い動きとなった。
NY市場でもNYダウが大幅高となりリスクオンの円売りが強まるとユーロ円はこの日の高値となる134円20銭を付けた。
ただ、9月22日に付けた今年の高値となる134円40銭には届かずに失速。明日のECB理事会を控え一方向にポジションを偏らせにくいといったところだろう。
明日の理事会では量的緩和縮小ペースに注目が集まるが、予想される9か月延長や縮小規模も大分織り込まれている。スペインのカタルーニャ自治区での独立問題などの懸念材料もあり大きな上昇は見込めない。
ただ、日欧金融政策の違いによるユーロ円の上昇トレンドは今後も継続とみており、最終的にユーロ円ロングはキープしておきたい。

ユーロ円予想レンジ:134円40銭~133円50銭

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[豪ドル円]レンジ相場へ移行

(豪ドル円日足)


中国共産党大会も閉幕したが中国経済はブレーキをかけることはなく拡大を継続するとみられる。世界的な景気拡大の中で鉄鋼材などの価格上昇から豪ドルの上昇は今後期待される。豪州経済もしっかりしているもののRBAは現行の緩和政策継続姿勢を崩していない。
一方、市場はいずれ利上げに踏み切るとの見方も根強く、豪ドル円の上昇トレンドは今後も継続するとみてよいだろう。
今日は豪州7-9月期四半期CPIが発表されるが前回を上回る結果が予想される。ドル円が114円台を伺う動きもあり豪ドル円は一段の上値を試す展開が予想される。
ただ、ボリンジャーバンドが横ばいに転じており、明日のECB理事会やFRB議長人事などを控え大きな動きは期待できない。
豪ドル円は当面88円から89円のレンジ相場に入った可能性が高いとみて、88円前半では押し目買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:89円10銭(61.8%)~88円40銭(BB中心線)

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[全般]米税制改革期待とFRB議長人事

米企業決算や税制改革への期待からNYダウ平均株価が大幅上昇。また、米長期金利も大幅上昇となったことからドル高円安の動きが活発化し始めた。
前日衆院選挙の結果を受けドル円が114円台に乗せたもののその後は失速。
昨日の東京市場で日経平均株価は16日続伸となったもののドル円は113円ミドル付近で慎重な動きが続いたが欧州市場にかけて米長期金利が上昇。明日のECB理事会への期待から欧州金利が軒並み上昇したことを受けたものでドル円は113円後半に上昇した。
NY市場では米企業決算が好調な滑り出しとなったことや税制改革への期待からNYダウ平均株価は一時200ドルを超す上昇となった。また、米長期金利が上昇したことからドル円は一時114円02銭まで上昇。その後トランプ氏が共和党でFRB議長人事挙手を求めたとの報道でドルが下落に転じる場面も見られた。その後テイラー氏が挙手投票で勝利したとの報道で買い戻されたが、まだトランプ大統領の正式な発表は見られない。また、税制改革案に対し共和党の少なくとも3人が支持していないことも伝わっている。
世界的な株高で市場には楽観的なムードが高まるものの米国税制改革やFRB議長人事そして明日に控えるECB理事会などの不透明感がドルの上値を抑えている。
しかし、堅調な米経済の拡大を背景にドル円や主要通貨に対するクロス円の上昇は継続するとみる。

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[米ドル円]114円台の重さ確認

(米ドル円2時間足)


衆院選で与党が予想以上に圧勝した結果を受け週明け東京市場でドル円は114円10銭まで上昇。しかし、114円の大台を付けたことで達成感もあり利食い売りなどに押され、引けにかけて113円62銭まで押し戻された。その後欧州市場で113円97銭まで買われたものの、114円には届かず失速。
NY市場ではNYダウが下落すると日経平均先物も下落。米長期金利もFRB議長人事を控え軟調な地合いとなったことからドル安の動きが強まった。
ドル円は113円60銭付近にあったロスカットを巻き込むと113円25銭まで下落。しかし、この下の113円15銭付近はフィボナッチ38.2%戻しのレベルが意識されたのか下げ止まった。
衆院選の結果、市場はアベノミクスへの期待が改めて意識される中で円安の流れは今後も継続。FRB議長人事を控え今日は113円台でのもみ合いが予想されるが113円付近では押し目買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:113円80銭~113円15銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]力強い欧州経済

(ユーロ米ドル8時間足)


カタルーニャ自治州は26日に州議会を招集し独立についての協議を行うとの報道もあり不透明感が漂う中でユーロは上値の重い展開となった。
26日はECB理事会も開かれることから、それまではポジション調整のユーロ売りが出やすい状況が続くとみる。
ただ、1.1660付近はヘッドアンドショルダーのネックラインとして意識されており、その手前で下げ止まるとみている。
今日は欧州時間にドイツやユーロ圏の10月PMIが発表される。ドイツを中心とした力強い欧州経済を改めて意識される結果となったとしても動きにくい状況だけに反応は限定的とみる。ただ、最終的に量的緩和縮小への流れは変わらないことからユーロ上昇トレンドは継続。1.16ドル台がみられるようなら打診買いを入れておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1780~1.1700

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[豪ドル円]イベントリスクの後退

(豪ドル円日足)


衆議院選挙結果を受け週明けシドニー市場で豪ドル円は89円台で始まった。しかし、その後ドル円の利食い売りに押されて豪ドル円も下落。
中国共産党大会も本日で閉幕となり、FRB議長人事もここ数日で結果が明らかとなるなどイベントリスクが後退すれば豪ドル円の買いに繋がるとみる。
堅調な豪州経済を背景にいずれRBAも利上げに踏み切らざるを得ないとの見方は根強い。
最終的に豪ドル円は9月に付けた90円台の高値を更新するとみている。
ボリンジャーバンドの中心線となる88円前半は押し目買いのチャンスとみる。

豪ドル円予想レンジ:88円80銭~88円20銭(BB中心、50%)

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[全般]衆院選与党圧勝で円安

週明け東京市場では先週末に行われた衆院選挙で自民と公明与党が圧勝しドル円は114円台乗せとなったがその後は利食い売りに押されて終わっている。
与党が300議席を獲得するのではとの世論調査もあり与党が過半数をとることを市場は織り込んでいた。しかし、実際には312議席を獲得するなど予想以上の安倍政権の強さを見せつけられたことでドル円は114円10銭まで上昇。しかし、その後は利益確定の売りなどから113円ミドル付近に押し戻された。
欧州市場ではユーロはカタルーニャ自治州が今週、州議会を招集し対応を協議するなど、独立問題への不透明感から売りが強まった。また、26日にはECB理事会が控えていることからポジション調整の売りも散見された。
NY市場ではFRB議長人事待ちということもあり上昇が続いた株式市場は全般に利食い売りが先行。NYダウは7営業ぶりにマイナスとなるなど一服感が漂う一日となった。また、米長期金利も若干低下するなどドルの上値は抑えられた。
昨日はトランプ大統領がFRB議長の決定について非常に近いと述べたことから、今日明日にも明らかになる可能性が高い。その中で今日は方向感に乏しい動きが予想される。
FRB議長人事待ちの中で今日はユーロやポンドといったドル以外の通貨に注目が集まりそうだ。特に上昇したクロス円の調整売りがみられる。
短期筋を中心とした相場展開では往って来いになりやすくフットワークを効かせた取引が有効となる。

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[米ドル円]雲のねじれ

(米ドル円日足)

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先週末の東京市場で米国上院が予算案決議案を可決したことが報じられるとドルは全面高となりドル円は113円43銭まで上昇。その後利食い売りに押されたもののNY市場で税制改革期待が高まり株式市場は三指数が大幅高となり米長期金利も上昇。リスクオンの円安に加えドル高が進むとドル円は3か月ぶりとなる113円55銭まで上昇した。
今週は日本の衆院総選挙の結果からアベノミクス期待が改めて高まるとみる。また、FRB議長人事が決まれば不透明感払しょくによりリスクオンの円安が進みやすくなる。また、その議長人事がテイラー氏となればタカ派色が強まりドル高を促すことになる。
今週末には米GDP速報値が発表されるがこの日は一目の雲のねじれが生じることから、それまでドルが買われているとすればその反動による動きには注意したい。
ただ、年末にかけてハリケーンの復興需要や年末商戦への期待、そして税制改革が進むとみられることからドル円の押し目買いのチャンスとみることもできる。

今週のドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~112円30銭

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[ユーロ米ドル]量的緩和縮小スケジュールに注目

(ユーロ米ドル日足)


先週はスペインのカタルーニャ自治区での独立問題やオーストリア選挙における極右政党の躍進などを背景にユーロは上値の重い展開となった。
今週は注目のECB理事会が開かれるが来年からの量的緩和縮小を市場は既に織り込んでいる。市場の注目はその縮小のペースと規模といった具体的な戦略に集まる。先週ドラギ総裁は「緩和的な金融政策の下で構造改革を実行する機会を有している」と発言。もし、緩和ペースでの慎重姿勢が示されるようならユーロ売りに拍車がかかる可能性が高い。
ユーロドルはそうなればヘッドアンドショルダーのネックラインでもありボリンジャーバンドの下限でもある1.1660ドル付近を割り込むとユーロ売りが加速しかねない。
次の下値サポートはフィボナッチ61.8%戻しとなる1.1480ドルが視野に入る。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1880~1.1660(ネックライン、BB下限)

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[カナダドル円]BOC政策金利据え置き予想

(カナダドル円日足)


先週末発表されたカナダの9月CPIは前年比で1.6%と予想の1.7%を下回りカナダドルは急落。対円で90円70銭から89円80銭付近に下落しほぼ安値引け。
最近のカナダ経済指標は概ね堅調な地合いが続いており、CPIも予想を下回ったものの前月から上昇。前回のBOC政策会合でポロズBOC総裁は今後の経済データや金融市場などの動向を見極めて判断するとしている。市場はいずれ追加利上げを実施するとの見方が根強いものの、今の段階では織り込まれていない。
今週のBOC政策会合で政策金利を1.0%に据え置くと予想されており市場への影響は少ないとみられる。ただ、その後ポロズ総裁とウィルキンス上級副総裁の記者会見が行われ、その発言に注目が集まる。いずれ利上げの可能性が示されるようならカナダドル買いに繋がるとみるが、今後の経済指標次第ということになり上値は限定的とみる。
反対に、利上げに慎重な姿勢が示されたとしても最終的な利上げ期待が下値を支えることになりそうだ。
日足ボリンジャーバンドの幅が縮小し、中心線も横ばいとなっており、当面バンド内でのレンジ相場が継続するとみる。

今週のカナダドル予想レンジ:91円20銭(BB上限)~89円30銭(BB下限)

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[全般]米経済政策期待とFRB議長人事

先週はドル円が前週末発表された米CPIの結果を受け軟調な地合いで始まったが、後半に入りドル高円安の流れに変わった。今週もこの流れを継いで堅調な地合いが期待できそうだ。
先週はオーストリアの選挙やスペインのカタルーニャ自治区で独立問題が燻る中でユーロは軟調に推移。一方、米経済指標は総合的に見て強い経済を示すものとなりNY株式市場は三指数ともに最高値更新を継続し世界的な株高を促した。また、多くのFOMC幹部のタカ派的な発言などもあり米長期金利は上昇。そのFRB議長人事を巡り不透明感からドルが売られる場面も見られたが、それも数日以内に決定される見込みだ。先週末にトランプ大統領はテイラー氏とパウエル氏を議長と副議長に起用することを検討していることが伝わるとドル買いに反応した。実際に誰が決まったとしてもイベントリスクが後退し円売りに反応しやすい状況といえそうだ。
週末の東京時間にドルは全面高となった。米国上院が予算案を可決したことで税制改革が前進するとの見方が広がったためだ。NY市場に入ると改革期待が一層高まりNY株式市場は三指数ともに大幅高。米長期金利も大きく上昇しドル高円安の動きが強まりドル円は113円55銭まで上昇しそのまま高値圏で引けてきた。
今週は日本の衆院総選挙の結果が週明け東京市場で明らかとなる。既に与党が大勝するとの世論調査、実際の結果でアベノミクスの継続期待から素直に円安の動きに反応するとみる。米国経済の改善が続く中で今週は米GDP速報値が発表される。予想を下回ったとしてもハリケーン復興需要や年末商戦への期待感、また先週末に上院で予算案が可決されたことから税制改革への期待もありドルは堅調な地合いが予想される。
また、今週はECB理事会が開かれ今後の量的緩和縮小の具体的なスケジュールに注目が集まる。縮小ペースが緩やかなものとなればユーロ売りが更に進む可能性もあり注意したい。

FRB議長人事や日本の選挙、そしてECB理事会といったイベントリスクが後退し、市場の注目は米国の税制改革や金融政策に目が向かい始めることでドル円は一段の上値を試す展開を予想する。

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[米ドル円]113円台の売り

(米ドル円時間足)


東京市場では前日の米長期金利上昇による金利差拡大のドル円買いが先行。113円台に2度乗せる場面がみられたが利食い売りなどに押し戻された。欧州市場に入るとユーロやポンドの下落によりクロス円全般が売られるとドル円は111円30銭まで下落した。しかし、その後発表された米前週分新規失業保険申請件数は予想を下回ったがフィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を上回ったことで下げ止まった。その後はNYダウがプラスに転じたことや米長期金利も下げ止まったことからドル円は112円70銭付近まで買い戻された。引け際にはトランプ大統領がFRB議長人事としてパウエル氏に傾いているとの報道で売りも見られたが下げ幅も限定的となった。
数日で議長人事は決まるとの見方や、週末の日本の衆院選を控えポジション調整の動きが目立ったが、最終的にドル買い円売りの動きは続くとみている。
週末越えということから大きくポジションを傾けるのはリスクが高いものの112円前半では買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:113円00銭~112円20銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]下降トレンドラインを上抜く

(ユーロ米ドル4時間足)


欧州市場が始まったところでスペイン政府がカタルーニャ自治州の自治権停止の手続きを進めるとの報道でユーロドルは1.1767ドルまで下落した。しかし、下げたところでは買いが待ち構えていたとみられすぐに反発。米長期金利が低下したこともユーロ買いを促した。
NY市場ではNYダウが下落して始まりドルの長期金利がさらに低下したことでユーロドルは1.1858ドルまで上昇。その後は株価や金利が下げ止まり上昇に転じたことからユーロドルも1.1826ドルまで押し戻された。
しかし、引けにかけてトランプ大統領がFRB議長人事でパウエル氏に傾いているとの報道でドル売りが強まると1.1858ドルまで上昇するなど、ユーロ買いに反応しやすい状況がみられる。カタルーニャ自治州での独立問題によるユーロ売り圧力は後退してきたことから一段の上昇が見込めそうだ。
10月12日に付けた高値1.1880ドルを上抜くようならフィボナッチ61.8%戻しの1.1930ドルが上値目途として意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1930(61.8%)~1.1800

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