[米ドル円]株価下落によるリスクオフも一時的

東京市場では次期FRB議長人事でテイラー氏有利との見通しからドル円は113円98銭まで上昇したものの114円台に乗せることができなかった。しかし、ロンドン時間に英国利上げ期待からのポンド買いが入ると114円25銭まで上昇した。その後米経済指標が好調な結果を示したもののドル買いにはつながらなかった。
耐久財受注や新築住宅販売件数が好調な結果を示したことでテイラールールでは利上げペースが高まるとの見方から利上げが加速するとの懸念が広がりNY株式市場が下落。リスクオフの動きが円買いを促した。株価と同様にドル円も利益確定の売りに押された格好だ。
しかし、この動きも一時的なものでドル売りが一巡すれば再びドル高の動きに戻るとみる。
今日の東京市場では日経平均株価の下落が予想されドル円も上値は抑えられそうだ。
ただ、今日のECB理事会というイベントリスクが過ぎ去ればドル買いが再開しかねない。
欧州金利の上昇も米長期金利の押し上げ要因となっただけに今日のECBには注目したい。
ドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~113円30銭(50.0%)
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[ユーロ円]ECB理事会、縮小ペースに注目

本日開かれるECB理事会では来年からの量的緩和縮小を行うと予想され、市場の注目はその縮小規模と期間に集まる。
現行の毎月600億ユーロを300億ユーロに減らし、期間は9カ月延長が市場のコンセンサスとみられる。もし、これ以上タカ派的な内容となればユーロ買いに反応し金利も上昇。そうなれば米長期金利も上昇しドル高となるものの株価が下落し円高要因となる。そうなればユーロ売りで反応。反対に、ハト派的となればユーロ売りに反応するものの株価上昇による円売りで反応。
昨日は英国の利上げ期待が高まりポンドが上昇したことでユーロもつられて上昇しただけにユーロが買われ過ぎた感もある。上値では戻り売りが待ち構えているように見える。
ただ、日欧金融政策の違いから最終的にユーロ円の上昇は継続とみており、押し目買いスタンスで臨みたい。
ユーロ円予想レンジ:135円00銭~133円50銭(38.2%)
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[豪ドル円]下値サポートを割り込む

昨日の東京時間に発表された豪州7-9月期四半期CPIが0.6%と予想の0.8%を下回ったことで豪ドルは急落。豪ドル円は下値サポートとみられていたボリンジャーバンドの中心線88円40銭を下回り、更に上昇トレンドラインも下回った。ロスカットを巻き込み豪ドル円は87円34銭まで下落した。しかし、10月10日に付けた安値87円25銭が意識されたとみられ下げ止まった。このすぐ下の87円20銭にはボリンジャーの下限バンドが位置することからそろそろ反転の可能性が高いとみる。
CPIはRBAの金融政策に大きく影響することから市場の利上げ期待が後退したことが豪ドル売りの背景にある。ただ、世界的な株高への調整の売りが一巡すれば再び円安の動きに戻るとみる。原油価格や銅などの鉄鉱石価格も上昇しており、短期的には売られ過ぎ感もある。
一先ず87円前半では買いを入れてみたい。
豪ドル円予想レンジ:88円00銭~87円20銭(BB下限)
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[全般]米金利上昇で株価下落、全般に調整色強まる
昨日の東京市場ではFRB議長人事でテイラー氏優勢との見方からドル円は113円後半に上昇。日経平均株価も一時1999年7月以来の高値を更新した。しかし、引けにかけて利益確定の売りに押されてマイナスで終了するなどドル円も上値を抑えられた。
その後英国7-9月期四半期GDPが予想を上回ったことで利上げ期待が高まるとポンドが上昇。ポンド円も同時に上昇したことでドル円はつられる格好で114円25銭まで上昇。
NY時間に発表された米9月耐久財受注は2.2%と予想の1.0%を上回った。また、9月の新築住宅販売件数も18.9%と予想の-1.1%に対して大きく上昇。10年ぶりの高水準となった。ハリケーンの影響とも思われたがそれ以外の地区でも上昇するなど好調な米経済を示すものとなった。しかし、上昇が続いたNY株式市場は三指数ともに下落に転じた。FRB議長人事でタカ派のテイラー氏が優勢との見方やECBの引き締め観測などから米長期金利が7か月ぶりの2.4%台へと上昇。株式市場も金利の動向を嫌気し利益確定の売りが強まった。
これらの動きは調整の範囲内ということで、最終的には好調な米経済を背景に再び株高ドル高の動きに戻るとみている。
本日のECB理事会で量的緩和縮小のペースが注目されるが、最終的にイベントリスクが後退し円安の動きが強まるとみる。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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