ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-10

[米ドル円]一目の雲のねじれ

(米ドル円日足)


ECB理事会の声明がハト派的な内容となったことからユーロ円の売りが強まるとクロス円も全面安。ドル高の動きと同時に円高が進んだことでドル円は113円後半で上値が抑えられた。その後NY市場で米長期金利が上昇しNYダウも反発したことからドル円は114円台に乗せたもののその勢いは抑えられた。
この日は米下院で来年度の予算決議案が可決したことで税制改革への期待が高まり市場に安心感を与えた。
FRB議長人事でもイエレン議長が外されパウエル氏とテイラー氏の二人に絞られたとの一部報道もあり、最終的な決断がそろそろ発表されるとの期待から慎重な動きがみられる。
本日FRB議長人事が決定するようなら不透明感払しょくとなり円安が進む可能性が高い。もしテイラー氏が決まるようならドル高、パウエル氏であればこれまでの政策継続ということで下値は限定的とみている。
今日は一目の雲のねじれが生じることから、これまでの出遅れ感からドル円は上値を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:114円50銭(7月11日高値)~113円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ユーロ米ドル]ECB理事会、ハト派的内容でユーロ下落

(ユーロ米ドル週足)


ECB理事会では予想通り来年1月からの量的緩和規模をこれまでの月600億ユーロから半額の300億ユーロに縮小。期間も9カ月間延長することを決定。
声明では減額はテーパリングではなく、状況次第で再び増額する可能性が示された。また、緩和政策と量的緩和縮小とは関係ないとしたことで緩和政策継続が示されるなどハト派的な内容となったことでユーロドルは1.18ドル前半から1.17ドルミドルに下落。
ECBが断続的な正常化に向けた動きを示した一方でFRBは直線的な利上げを継続していることから金融政策の明確な違いがユーロドルの下落を促した。
NY市場では一段のユーロ安ドル高の動きが進み1.16ドルミドルまで下落して安値引けとなった。
これまでヘッドアンドショルダーのネックラインとして意識されていた1.1760ドルを下抜けたことでユーロドルの一段の下落が見込める。
週足チャートのボリンジャーバンドの中心線が位置する1.1570ドル付近が次の下値目途として意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1730~1.1570(BB中心線)

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[豪ドル円]87円前半で下げ止まるか

(豪ドル円日足)


アジア市場で豪ドル円は底堅い動きを見せていたが欧州時間に入ると下落に転じた。
デベルRBA総裁補佐が賃金の伸びが抑制されているリスクを警告したことを機に豪ドル売りが再び強まり豪ドル円は87円30銭付近に下落。ただ、ECB理事会を控え豪ドルのショートカバーが入ると87円70銭まで押し戻された。先日発表された豪州CPIが予想を下回りRBAの利上げ期待が後退したことから豪ドル売りの勢いが高まっておりその流れを継続。
ECB理事会終了後ユーロ円の売りが強まったことで豪ドル円もつられて87円25銭まで売り込まれた。このレベル付近は10月9日に付けた安値と同レベルでもあり意識された。
また、ボリンジャーバンドの下限もこのレベルに位置することから下げ止まった。
ユーロにつられた格好で下げたこともあり、今日は週末ということもありポジション調整の買いが入る可能性が高いとみる。
もし、87円を割り込むようなら85円ミドルを目指す展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:88円00銭~87円10銭(BB下限)

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[全般]ECB理事会でドルや株式市場が全面高

昨日行われたECB理事会ではハト派的な内容となったことからユーロ売りが進むとドルは全面高。米国税制改革への期待もあり世界的な株高基調に変化は見られなかった。
昨日の東京市場ではECB理事会を控え慎重な動きが続く中でドル円も上値の重い展開が続いた。
そのECB理事会では来年1月からの量的緩和規模をこれまでの半額の300億ユーロと縮小。期間は9カ月間とするなど市場の予想通りの結果となった。しかし、声明では低金利政策継続姿勢を示したことや、状況次第で増額の可能性も示した。発表後ユーロは急落しドルを押し上げた。
NY市場ではECBの緩和政策継続を好感。また、米下院で予算決議案が可決されたことでNYダウが反発。
また、トランプ大統領がFRB議長人事でテイラー氏とパウエル氏の二人に絞ったようだという一部の報道で米長期金利も上昇。しかし、欧州金利が抑えられたこともあり小幅な上昇にとどまった。
結局、ドル高が進んだもののユーロ円を中心としたクロス円の下落がドル円の上昇を抑えたことで114円付近にとどまった。
ECBの段階的な量的緩和縮小や金融緩和政策継続に対し、FRBは既に正常化に向けた動きが進むといった政策の違いが明確となった。これがドル高を促す結果となった。
世界的な株高や原油高、そして好調な米国経済に加え税制改革への期待の高まりなどリスクオンの動きが強まっている割には円売りが進まない。
日本の衆院選挙でアベノミクスへの期待が高まる中で、いずれ出遅れた円安の動きが強まるとみている。
本日発表の米7-9月期四半期GDPで改めて米経済の強さが示されるようなら円安のドル円の上値を試すきっかけになる可能性が高い。


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