[米ドル円]リスク回避の円高とドル安

トランプ氏の元選挙対策会長がロシア疑惑で起訴されたことから再びトランプ政権への不透明感が広がった。また、法人税改革も下院が段階的導入を検討するとの報道でドルの失望売りが強まった。更に、次期FRB議長人事もハト派と知られるパウエル氏が最有力となったこともドル売りを促したことでドル売り円買いの動きが強まりドル円は113円03銭まで下落した。しかし、このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり下げ止まった。
また、このすぐ下の112円85銭付近にはボリンジャーバンドの中心線も位置するなど、強いサポートとみることができる。
先週は世界的な株高に加え米長期金利が大きく上昇したことから114円ミドル付近に上昇。しかし、このレベルは7月11日に付けた高値として意識されたことから反落。全般にポジション調整の動きが強まったとみてよい。
この調整の動きも一巡すれば再び114円ミドルを試す展開が予想される。113円付近の底堅さが確認されるかを見極めたうえで買いを入れていきたい。
本日のドル円予想レンジ:113円70銭~113円00銭(61.8%)
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[ユーロ円]ダブルトップか反発か

スペインのカタルーニャ自治州での独立問題で昨日前州首相が反逆罪で起訴される可能性が高まるなど混乱が拡大。欧州市場でユーロが売られる場面も見られたが米長期金利が大きく低下したことで寧ろユーロは上昇。一方、ロシア疑惑が再び高まりトランプ政権への不透明感が広がる中で法人税改革への期待が後退。NY株式市場が下落するなどリスクオフの円買いの動きが強まり結果的にユーロ円は上値が抑えられた。
ユーロ円は131円ミドルを終値ベースで割り込むようなら134円ミドルのダブルトップを形成することになる。昨日のNY終値では134円80銭付近で引けてきたことでかろうじてまだ上昇トレンドを継続している。
ザラ場でボリンジャーバンドの中心線となる131円35銭を割り込むようなら下落が加速し、終値でもネックラインを下回る可能性が高まる。
今日は日銀政策会合で緩和政策継続が改めて示されるとみられ、日欧金融政策の違いから最終的に下値はサポートされ反発するとみている。
ユーロ円予想レンジ:132円20銭~131円35銭(前日終安値)
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[カナダドル円]雲の下限下回る

カナダ円は一目の雲の下限となる88円55銭を割り込むと先週の安値88円20銭を下回る88円06銭まで下落。結局終値ベースでも雲の下限を下回って引けてきた。また、ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークが始まったとみられ下降トレンド継続。NAFTA再交渉が難航する中で利上げ観測も後退。カナダ売りに傾きやすくなっている。
本日発表されるカナダの8月GDPは0.1%と前月の0.0%から改善が予想される。
予想を上回るようなら一時的な反発も期待できるが、雲の下限が位置する88円55銭付近は抑えられそうだ。
全般にリスク回避の動きが広がっており円買いの動きからカナダ円は戻り売りスタンスで臨みたい。
カナダ円予想レンジ:88円55銭(雲の下限)~87円80銭(61.8%)
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[全般]円高ドル安加速
これらのことでNY株式市場は三指数ともに下落。また、米長期金利が更に低下するなどドル安円高の動きが強まりドル円は113円前半まで下落した。
一方、昨日のNY時間に発表された米9月個人消費支出(PCE)は1.0%と予想の0.8%を上回るなど8年ぶりの高い伸びとなった。しかし、リスク回避の動きが強まる中で市場の反応は限定的となった。
欧州ではスペインのカタルーニャ自治州の独立問題で解任となったプッチダモン元州知事らが独立運動での反逆罪で捜査が始まるなど不透明感が広がった。これを受けユーロは一時的に売りがみられたもののそれ以上にドル売りの動きが強まり上昇。
また、次期FRB議長人事ではハト派とされるパウエル氏が任命される見込みとの報道でドル売りが進むなど、結果的にこの日は円高ドル安の動きが進んだ。
昨日の一連の動きは法人税改革への期待や利上げ観測などからこれまで米長期金利やNY株式市場の上昇が続いた反動が入ったと考えられる。
今週は日米金融政策や週末の米雇用統計、そして最終的な次期FRB議長人事といったイベントを控えポジション調整が入りやすい。
来週はトランプ大統領がアジアを歴訪することから対米貿易黒字国の日本、中国に圧力がかかるとの見方もある。また、その間に北朝鮮による何らかの挑発行為が行われるとの見方も円買いに振れやすくなっている。
ただ、好調な米経済に変化はなく、FRB議長が変わったとしても金融政策の正常化が継続されるとの見方からドル安円高は一時的な調整の動きとみる。
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