ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-12

[米ドル円]日銀会合と税制改革法案

(米ドル円時間足)


昨日のNY時間に発表された米11月住宅着工件数や米11月建設許可件数が予想を上回る好結果となったがドル円の反応は鈍く前日の高値112円83銭手前で抑えられた。しかし、その後米長期金利の上昇によりこの高値を超えると損切りを巻き込み113円08銭まで上昇。しかし、113円台では利食いなどが入り112円台に押し戻された。
引けにかけて米下院での米税制改革法案が可決されたとの報道が伝わったもののドル円の反応は限定的となっている。
今日から日銀政策会合が開かれるが、出遅れ感のあるドル円の上昇のきっかけになる可能性もある。短期的に下値が切り上がっており上昇トレンドは継続。
フィボナッチ61.8%戻しの113円前半で一旦は押し戻されたが、最終的に先週の高値113円75銭を試しに行くとみる。

ドル円予想レンジ113円40銭~112円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]量から金利へ

(ユーロ米ドル日足)


昨日の欧州市場でドイツの長期金利が上昇したことでユーロ買いが先行。ECB理事でもあるスロバキア中央銀行のマクチ総裁が欧州の景気拡大が安定し非常に良い状態にあるとし、「量から金利へ」との発言が後押しした格好だ。
ユーロドルはボリンジャーバンドの中心線である1.1820ドル付近を上抜け1.1850ドルまで上昇。しかし、その後は米長期金利が上昇したことで上値が抑えられた。
来年から量的緩和縮小が始まり9月には終了しその後は利上げに動くとの見方がユーロ買いを促している。ただ、思惑だけで買われているとすれば利食い売りも早めに出しておきたい。
米税制改革法案が可決されるようならドル金利が更に上昇しドル買いが強まるとみている。
フィボナッチ61.8%戻しの1.1870ドル付近が一先ず目先の上値目途として、このレベルからは売りで攻めてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1870(61.8%)~1.1780

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]バンドウォーク継続

(豪ドル円日足)


昨日の東京時間に発表されたRBA議事要旨では「更なる豪ドルの上昇はインフレや景気の成長を鈍化させる」「政策の据え置きは成長やインフレ目標に整合的」としたがこれはほぼ織り込み済み。公開後やや下落したもののその後は上昇に転じた。
NY市場でドル円が113円台に上昇すると豪ドル円も86円台に上昇。引けにかけて米下院で税制法案が可決したことが伝わるとこの日の高値となる86円64銭まで上昇。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しのレベルでもあり利食い売りが散見された。
ボリンジャーバンドの上限に沿って上昇するバンドウォークが始まっており上昇トレンドは継続。
次の上値目途はフィボナッチ50.0%戻しとなる87円30銭付近が意識される。

豪ドル円予想レンジ:87円30銭(50.0%)~86円30銭

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[全般]休眠状態の為替市場もそろそろ

昨日のNY市場は税制改革法案成立に向けた動きのなかで株式市場は利食い売りが先行し三指数ともに下落。一方長期金利は大きく上昇したものの為替市場ではドルの上昇は見られずドル円の反応は鈍いものとなった。
昨日の東京市場では米税制改革法案の進捗状況を見極める中で株式市場は利食い売りが先行。為替市場でもドル円は112円ミドルでのもみ合いが続いた。
欧州市場が始まるとドイツの長期金利が上昇して始まりユーロ買いが先行。ECB理事でもあるスロバキア中央銀行のマクチ総裁が欧州の好調な景気を背景に「量から金利へ」と発言した事が金利の押し上げ要因とみられる。
NY市場で発表された米11月住宅着工件数が3.3%と予想の-3.2%を大きく上回り1年ぶりの高水準となった。また、同時に発表された米11月建設許可件数も-1.4%と予想の-3.3%を上回った事を好感。欧州の金利上昇につられる格好で米長期金利が大きく上昇したことでドル円も113円台乗せとなった。
ただ、その後米下院で税制改革法案が可決したことが伝わったがNY株式市場で利食い売りが先行。三指数ともにマイナス圏へ下落して引けている。
ドル円もリスクオフの動きから112円台に押し戻されるなど狭いレンジ内で終始。結果的にドルインデックスも低下するなど為替市場はまるで休眠状態に入ったようだ。
週内にも税制改革法案が議会で可決する見通しだがクリスマス休暇を控え寧ろポジション調整の動きが目立つ。
実際に税制改革法案が可決し来年から実施されるとなれば好調な景気を更に押し上げることは明らかだ。そうなれば長期金利は一層上昇ペースを加速する可能性が高く、ドルの上昇余地はかなりありそうだ。
今日と明日、日銀会合が開かれるが、改めて欧米との金融政策の違いが意識されることになればそろそろドル円やクロス円の上昇に繋がる。
そろそろ為替市場も休眠状態から目覚め始めるか注目したい。

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