[米ドル円]来週雲のねじれ生じる

昨日の東京市場は日経平均株価が下落して始まったことや輸出のドル売りが入りドル円は113円を割り込み112円67銭まで下落した。しかし、特に材料のない中で売りも続かず下げ止まった。NY市場では株式市場が三指数ともに上昇し米長期金利も上昇したことで113円をワンタッチ。しかし、このレベルでは売りが並んだことで上げきれずにそのまま引けている。
今日は年末で月末、そして週末ということから昨日よりも値動きは限られそうだ。
ただ、流動性が低下する中で突発的な材料があれば一時的に乱高下のリスクが高いことから注意が必要だ。
投機筋のポジションは依然として円ショートに傾いており、ドル円は下落リスクが燻る。ただ、投機筋は長期的なドル円の上昇を見込んでいるということでもあり、最終的に下げたところは買いが入るとみる。
一目の雲が来週3日にねじれが生じることから、その前後は相場の転換点になる可能性がある。雲の角度はフラットに近いことから動きは上下五分五分の確立となる。
年初で月初、そして週初でもある来週は一年の相場の流れを見極めるうえでも重要な週になる。
今日年越しのポジションを持つのはリスクが高くメリットは少ない。
本日のドル円予想レンジ:113円20銭~112円60銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]上昇の一年

昨日のユーロは東京市場から欧州市場、そしてNY市場にかけて堅調な地合いが続いた。特に材料があるわけではなく年末を控えた調整的な動きとみられる。
結局ユーロドルは一年を通しても上昇し年間で1700ピップス上昇したことになる。
年初は欧州のフランスやオランダなどの選挙でポピュリズムが広がるのではといった懸念が燻っていた。結果的に波乱は見られなかったことで安心感が広がった。また、好調な欧州経済を背景にECBが緩和政策から正常化に踏み切ったことでユーロの上昇に繋がった。
一方、FRBは予想通り政策金利を三回引き上げたが長期金利が低迷したこともありドル高の動きが抑えられたこともユーロ上昇の背景にある。
来年は量的緩和を終了し、いずれ利上げに踏み切るとの見方もあり依然として強気のムードが続きそうだ。
今日は年末ということから値動きは限られるとみられるが全般にユーロ買いに反応しやすい状況に変化はないとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.2000~1.19230
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[豪ドル円]コモディティー価格の上昇が下支え

先週に引き続き今週も豪ドル円は底堅い動きが続いている。
銅などのコモディティー価格が上昇していることが豪ドルの上昇を促しており、この動きは来年に入っても変わらないとみる。
豪ドルは年初米金利上昇を背景に上値の重い展開で始まった。しかし、その後好調な豪州経済を背景に利上げ期待もあり上昇。豪ドル円は一時大台の90円を上抜けたものの結局RBAは緩和政策継続姿勢を崩さなかったことで84円付近まで押し戻された。
しかし、この12月に入ると一転。原油や銅といったコモディティー価格が上昇したこともあり再び上昇トレンドに入った。一目の雲を上抜けしたことで今年最高値となる90円30銭を意識し始めている。
今日は年末最後の日ということから値動きは限られるとみるが、来年早々再び上値を試す展開が予想される。
豪ドル円予想レンジ: 88円20銭~87円70銭
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[全般]今年最後の取引は波乱なし
昨日は全般にポジション調整的な動きが中心となりドル全般に上値の重い展開となった。
東京市場は特に目立った材料もない中で日経平均株価が下落するとドル円も113円を割り込み112円ミドル付近に下落。欧州市場でもドルが全般に上値の重い展開が続きユーロやポンドなどに対して円安が進みドル円も反発。
NY市場では前日下落した米長期金利が反発したことでドル円も113円付近まで戻した。米株式市場は三指数ともに小幅上昇となったが材料難のなかでそれぞれの市場はポジション調整の動きが目立つ一日となった。
この一年を通してみるとトランプ政権への期待もあり高値圏で始まったドルも結局下落が続いた。トランプ大統領の政策も最終的に大型減税法案が可決されたものの、その間ロシアゲート疑惑やイスラエル問題などからドルの信頼が揺らぐ一年となった。
一方、FRBは当初の予想通り政策金利を三回引き上げたが、ドルへの影響は限定的となった。それはECBやBOE、そしてBOCなどがこれまでの緩和政策から一転して引き締めに入ったことが要因と考えられる。一方、主要国の中で日銀だけは緩和政策継続姿勢を保ったことから異なる金融政策によりユーロ円やクロス円といったクロス円は上昇。
しかし、ドル円は結局一年を通してみると5円近く下落して終わりそうだ。北朝鮮などの地政学的リスクの高まりやトランプ政権の不透明感などが安全通貨の円買いを促したとみることもできる。また、対米貿易黒字国への圧力も要因と考えられる。結果としてドル円の年間の値幅も11円程度と予想外の狭いレンジとなった。
一方、緩和から引き締めに転換したユーロやポンドは一年を通して上昇トレンドが続き大幅高となった。
結局、欧州政治リスクや英国ブレグジット問題などで下落すると思われた通貨が上昇。最終的にリスクが後退したことでその反発もあるが各国金融政策が為替の中心となった。
結果的にドルの上値が抑えられたことや地政学的リスクなどで円が買われたことでドル円が狭いレンジで抑えられたと考えられる。
その観点からみるとドル円の出遅れ感が目立つことから、来年は今までの蓄積されたエネルギーがドル円を大きく押し上げる可能性がある。一方、トランプ政権は中間選挙もありロシア疑惑などが更に深刻化するようならドル急落も想定される。
いずれにしても、来年もトランプ政権や各国金融政策が相場の中心になりそうだ。
来週は2日から日本が休場の中で相場が始まる。全般に投機筋の円ショートポジションが解消されていないことから円が狙い撃ちされる可能性もある。
年越しのポジション管理は何が起きるかわからないことから注意しておきたい。
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注意喚起
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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