ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-02

[米ドル円]ドル安と円安の綱引き

(米ドル円日足)


前日のFOMCでタカ派的な物価見通しが示され東京市場でドル円は底堅い地合いで始まった。欧州市場ではクロス円の買いが強まるとドル円はこの日の高値となる109円75銭まで上昇。ドル売りを円売りが上回った格好となった。
NY市場で米長期金利は2.8%近くまで上昇するなど利上げへの期待が高まったがドル円は寧ろ売りが強まり109円29銭まで押し戻された。しかし、NYダウや原油価格の上昇などから円売りの動きが強まりドル円は109円ミドル付近で終了。
トランプ大統領のドル高容認発言や米利上げ期待などからドル買いの動きがいずれは強まるとみている。
ボリンジャーバンドの下限が108円付近にあり中心線に向かい始めていることから108円付近の底堅さは確認された。
今日の米雇用統計でドル円の買いに勢いがつく可能性もあり109円付近では買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:110円20銭(38.2%)~108円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]高値更新で141円を意識

(ユーロ円週足)

EUR_JPY_20180202_syuashi.jpg

東京市場でユーロ円は135円後半での底堅い動きで始まった。その後ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「現時点で資産買い入れを終了させる必要がある」と発言したことでユーロが上昇。同時にユーロ円でも買いが入りユーロ円は136円67銭まで上昇。
NY市場では利食い売りが先行したものの136円割れには買いが待ち構えていた模様。
NYダウの上昇に合わせた格好でこの日の高値となる136円95銭を付けそのまま高値圏で引けている。
週足で見たフィボナッチ61.8%戻しとなる134円40銭を上抜いたことで次のレジスタンスは2015年6月に付けた高値141円付近が意識される。
日欧金融政策の違いからの円売りユーロ買いの動きで押し目買いスタンス継続。

ユーロ円予想レンジ:138円00銭~136円00銭

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[豪ドル円]レンジの上限試す

(豪ドル円日足)


昨日の東京時間に発表された豪12月住宅建設許可件数が-20.0%と予想の-7.6%を下回ったものの豪ドル売りは限られた。しかし、その後はユーロ豪ドルの買いが強まると豪ドルは全般に上値の重い展開となった。しかし、NY市場に入ると一転して豪ドルの買い戻しの動きが強まった。また、NYダウや原油価格の上昇から円売りの動きと重なり豪ドル円は88円近くまで上昇して引けてきた。
88円には売りが並んでいたとみられるが、それ程強いレジスタンスではない。
昨年後半から89円から87円のレンジ相場が続いており、昨日はレンジの下限の堅さを確認。
円売りの動きが強まり始める中でレンジの上限となる89円を意識した動きが強まるとみている。
87円ミドルをバックにその手前では買いを入れていきたい。

豪ドル円予想レンジ:88円50銭(61.8%)~87円70銭

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[全般]米雇用統計で相場の流れを見極める

前日のFOMCで物価見通しを強めたことから米長期金利の上昇が一段と進んだもののドルの上値は依然として重く、同時に円安の流れも継続。
昨日の東京市場ではFOMCが米国景気の上振れ観測から物価見通しを強めたことでドル円は底堅い動きで始まった。日経平均株価も大幅高となりリスクオンの円安がドル円を押し上げた。
欧州市場に入るとポンドやユーロを中心に買いが強まりドルは下落に転じたもののクロス円の上昇がドル円を押し上げ一時109円75銭の高値をつけた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「現時点で資産買い入れを終了させる必要がある」との発言がユーロを押し上げた。
NY市場に入り米長期金利の上昇が加速し2.8%に近づくなどFRBの利上げ期待の高まりから債権の売りが強まった。一方、NY株式市場は三指数ともに激しい動きが続く中でダウはプラスで引けたものの調整の動きが目立った。
この日発表された米1月ISM製造業景況指数は59.1と予想の58.6を上回るなど好調な米経済を改めて示すものとなったが市場への影響は一時的となった。
前週分新規失業保険申請件数も好調な結果を示すなど今日の雇用統計は好調な結果が予想される。特に賃金への注目が高まる中で予想を上回るようなら米長期金利が上昇することになるだろう。その時NY株式市場が反発するようならそろそろドル円の買いが強まる可能性が高いとみる。
トランプ大統領のドル高容認や一般教書での貿易不均衡に対する圧力がみられなかったこと、FRBのタカ派的な物価見通しや大型減税、そして大規模インフラ投資計画などドル高円安材料には事欠かない。
1月は方向を見極める調整的な動きが目立ったが雇用統計で元の相場の流れに戻るきっかけとなるか注目したい。

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