ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-02

[米ドル円]108円付近の底を探る

(米ドル円日足)


世界的な同時株安にも拘らずドル円の先週の値幅は2円20銭程度にとどまった。値動きが小幅にとどまったのはこれまで株価が大きく上昇する過程でドル円が買われていなかったためと考えられる。株価がこれほど下落すれば通常であればドル円は大幅安になっていてもおかしくはない。
株価が下落した要因は米長期金利が急速に上昇したためだが、それに対してドルの上昇は限定的となっている。株式や債券の下落はこれまでのポジション調整が原因とみられるが為替市場は落ち着いた動きが目立つ。
株価などが調整の動き中心であればそろそろ今週辺り落ち着きを取り戻す可能性がある。米長期金利上昇は米国インフレ期待からのもので、それはドル買いを最終的に促すものだ。また、株式市場が安定して来ればリスクオンの円売りに繋がる。
短期的にはまだ下振れリスクが燻ることから今週も短期取引を中心としたスタンスで臨むようにしたい。
ただ、ドル円の108円付近にはボリンジャーバンドの下限が位置しており、底堅さが確認されるようなら中長期のドル買いポジションを仕込むチャンスになる。

今週のドル円予想レンジ:110円70銭(50.0%)~107円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]長期ユーロ高調整も限定的

(ユーロ米ドル日足)


米長期金利が大幅上昇となったことで先週はユーロ売りが強まった。しかし、過去1年余りの上昇幅と比較すると下げ幅は限定的となっている。それだけ根強いユーロ買い需要があるということだろう。
先週はドイツの2大政党の連立交渉が合意したこともユーロの下落が抑制された要因だが、ボリンジャーバンドの中心線や売買の転換を表すパラボリックを下回ったことで今週もユーロ下落の流れが続くと予想される。
ユーロドルの下値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しとなる1.2160ドルが意識される。そのすぐ下にはボリンジャーバンドの下限も位置することからそろそろ下げ止まる可能性が高い。
しかし、現在パラボリックが1.25ドル付近に位置することから高値を抜けて上昇するには時間がかかる。
今週はドイツやユーロ圏の10-12月期GDP改定値が発表されるが改めて欧州経済の強さが示されるようなら反発に転じる可能性が高いとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2300~1.2160(38.2%)

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[豪ドル円]ダブルボトムか底抜けか

(豪ドル円日足)


世界同時株安によりリスク回避の円買いが進んだことで先週の豪ドル円は87円50銭の高値から週末には84円付近まで3円50銭の下落幅を拡大。84円レベルは昨年11月に付けた安値とほぼ同レベルであり下げ止まりから反発。終値ベースで85円に乗せて引けてきた。
NY株式市場も週末は三指数ともに反発して引けたことで一先ずパニック的な売りは後退。このまま株式市場が落ち着きを取り戻すようなら豪ドル円も再び上昇に向かうとみてよいだろう。
ただ、市場のボラティリティーは依然として高く予断を許さない状況が続く。中国の株式市場や原油価格を中心としたコモディティー価格の下落が収まるまでは警戒が必要だ。
84円割れで損切りを置きながら85円台で打診買いを入れてみるのはどうだろう。

今週の豪ドル円予想レンジ:86円00銭(38.2%)~84円00銭

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[全般]混乱後の相場に備える

米長期金利の急速な上昇を背景に世界同時株安が進行する中でドル円相場は比較的落ち着いた動きが続いている。相場の混乱による市場の不安心理は簡単には払しょくされていないものの、今週は反転のきっかけを探る週になりそうだ。
先週は米国物価上昇への懸念から米長期金利が上昇したことを機にNY株式市場の下落が加速。それが世界的な同時株安を招くとリスクオフの円高が強まりクロス円の下落に繋がった。ただ、米長期金利の上昇によるドル高の動きもありドル円の下落は限定的となった。
株式市場の混乱が完全に収束するには暫く時間がかかりそうだが「明けない夜はない」。いずれ市場は落ち着きを取り戻すときがくる。それが何時になるのかは分からないが、調整の動きでもありそれ程長くは続かないとみている。このような暴落時では相場全体のポジションが軽くなった状態とみてよい。次に動き出すときは長期的なトレンドになる可能性が高い。
それには株下落のきっかけとなった米国長期債利回りの上昇が落ち着くことが必要だ。
これまで買われ過ぎた債券や株式市場の調整であり、それはゴルディロックス相場の終焉といってよい。混乱の後には株や債券、そして為替市場との相場連動性のメカニズムが正常に戻る可能性が高い。
好調な米経済に変化はなく米企業の業績の強さから緩やかな株価上昇に繋がるようならドル高円安の動きが予想される。
ユーロやポンドはドル高の圧力が強まることで上昇速度は抑えられるものの、利上げ期待の高まりから緩やかな上昇は継続。
全体のポジションが軽くなっているだけに市場が落ち着けばリスクオンの動きから結果的にクロス円の上昇が見込める。
それまでにはまだ時間が必要で、短期的には円高とドル高の綱引き状態が続くとみている。
市場のボラティリティーの高い時には短期取引に徹し、落ち着いたところで中長期のポジションを仕込みたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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