ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-02

[米ドル円]昨年の安値下回る弱気相場

(米ドル円週足)


昨日の東京市場でドル円は昨年の安値107円32銭を下回り106円84銭まで下落した。その後は買い戻しが入ったものの107円ミドル付近は戻り売りが並び上値が抑えられた。
NY時間に発表された米1月CPIが予想を上回る4か月ぶりの水準となりドル円は107円53銭まで上昇したがすぐに反落。ユーロやポンドなどの上昇がドル売りを促したことからドル円は1年3か月ぶりの安値となる106円73銭まで下落した。
NY株式市場は三指数ともに上昇し原油価格も在庫が予想を下回ったことで上昇。リスクオンの動きが強まったものの円安への反応は見られなかった。また、米長期金利が4年ぶりの高水準に上昇したもののドルは寧ろ下落するなど、市場の不連動性が続いている。
いずれ正常な連動性に戻る時が来るとみるが目先はまだ株下落への警戒感が残る中でドル円の上値は重い。
今回のドル円は一気にではなく緩やかな下落が続いているだけに戻りも遅くなる可能性が高い。
週足一目の雲の下限を大きく下回ったことで暫く弱気相場は継続。

ドル円予想レンジ:107円50銭~106円40銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ダブルトップか上抜けか

(ユーロ米ドル日足)


昨日のNY市場で米1月CPIが予想を上回った事でドル買いが進みユーロドルは1.2350ドルから1.2276ドルまで急落。しかし、同時に発表された米1月小売売上高が予想を下回ったこともあり買い戻しが入り下落前のレベルを上回るとショートカバーを誘発。その後はユーロの上昇が止まらず1.2465ドルまで上昇して引けている。
前日にはドイツ第2党のSPD党首シュルツ氏が引責辞任するなど連立への道が厳しい状況となったものの、ユーロ売りには繋がらなかった。それ以上にドル安の動きが強いということだろう。
2月前半に3年3か月ぶりの高値1.2537ドルを付けたものの一旦は押し戻されたが、再び上値を試す展開となっている。
今回1.2537ドルの高値を上回るようなら一段のユーロ高が見込まれる。
反対にその手前で押し戻されるようならダブルトップを形成し一先ずユーロ高は終了する可能性が高い。
ボリンジャーバンドの上限付近で上値が抑えられるようなら短期的に売りを出してみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2520(BB上限、2月2日高値)~1.2380

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[南アフリカランド円]ズマ大統領正式に辞任

(南アフリカランド円週足)


NY市場の引けにかけてズマ大統領の辞任が正式に発表されたが南アランドへの影響は見られなかった。ほぼ予想通りの流れであり既に織り込まれていたと思われる。
ただ、今回の辞任により今後の南アフリカ経済への改革が進むことになるとみられることから、ランド買いに安心感が広がるとみる。昨年末からのレンジ相場から上に放れるとみており中長期の南アランドのロングポジションを増やしていきたい。
ランド円はレンジの上限となる8.88円付近手前から少しずつ買い下がりの注文を入れておきたい。
中長期のポジションはリスクが高いことから通常のポジションよりも小さくしてストップロス・オーダーを遠くに置くようにしたい。

ランド円予想レンジ:9円25銭(2月2日高値)~9円05銭

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[全般]米長期金利上昇と株高ドル安

昨日は注目の米1月CPIが予想を上回るものとなりドルは一時上昇したものの、その後下落に転じた。株高金利高でもドル売りの動きが止まらない背景には昨日の東京市場で日経平均株価の下落に伴いリスクオフの円買いの動きが強まった事が要因であり、ドル円は107円を割り込み昨年の安値を下回った。その後は日経平均先物や米長期金利が上昇したことを受け反発したものの上値は限定的となった。
NY時間に発表された注目の米1月CPIは0.5%と予想の0.3%を上回ったことでドルは素直に上昇。ただ、同時に発表された米1月小売売上高が-0.3%と予想の0.2%を大きく下回ったことからドル売りに転じた。
一方、物価指数の結果を受け米長期金利は2.9%台に上昇するなど4年ぶりの高い水準となったがNY株式市場は最終的に三指数ともに上昇して引けている。
物価上昇による急速な米長期金利上昇への懸念から始まった世界同時株安の流れも、今回の米1月CPIの結果を受けた株式市場の動向を見ると一先ず落ち着きを取り戻してきたと考えられる。
FRBが株式市場への影響を考えて利上げペースを抑えるのではとの見方が上昇の要因と考えられる。
結果的に米長期金利が上昇してもドルが下落したのはFRBの利上げが抑えられるとの見方が背景にあるともいえる。
ただ、もし利上げが遅れをとるようならインフレが更に進むリスクが高まることからFRBは最終的に利上げペースを落とさないとみている。
今回の世界同時株安はこれまで急速に買われ過ぎた反動とみることができるがまだ恐怖感は残る。
暫く、神経質な展開が続くとみるが最終的に落ち着きを取り戻したときがドル円の反転の時になる。
混乱相場が終われば米長期金利上昇によるドル高、株価上昇によるリスクオンの円安といった流れに戻るとみている。


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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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