ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-02

[米ドル円]調整後108円台を試す展開

(米ドル円日足)


先週末にドル円はNY市場でクロス円などの売りに押されて106円ミドルまで押し戻された。NY株式市場は三指数ともに大きく上昇したこともありドル円は106円後半に押し戻されて引けている。
米長期金利が低下したことからドルの上値は重い展開となったが、これも急速に上昇した調整とみることができる。株式市場も金利が落ち着きを取り戻したことから今後調整はもみ合いに入る可能性が高い。
市場の安定は円売りに繋がることから今週のドル円は106円台を固めた後は108円台を試す展開を予想する。
注目はパウエル新FRB議長の議会証言や米1月PCEコア・デフレーターに集まる。急激な金利上昇に歯止めが掛かる内容となれば株式市場にとって安心感が広がりドル円の買いにつながる。
2月2日の米雇用統計後から始まった株価急落前のドル円のレベル110円前半から16日の安値105円ミドルの半値戻しが108円付近となる。このレベルにはやれやれの売りが並んでいるといわれるが、勢いがあればフィボナッチ61.8%戻しとなる108円ミドル付近が視野に入る。

今週のドル円予想レンジ:108円60銭(61.8%)~106円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]131円サポートブレイク

(ユーロ円日足)


先週公開されたECB議事要旨では「フォワードガイダンスの調整を今年序盤に再検討する」との内容をタカ派と捉えたところもあった。一方、「為替の変動が物価安定の中期的な見通しに不確実性の要因となる」とした。ユーロ高に対する懸念がここにきて示されたことから結果的にユーロ円は上値の重い展開となった。
先週末のNY市場でユーロ円は131円20銭付近で損切りを巻き込みながら130円94銭まで下落。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり、昨年9月後半から続いたレンジの下限でもあり意識されていた。
NY市場の終値ベースでは131円40銭で引けたことで一先ず下落リスクは後退したもののボリンジャーバンドの中心線の下落トレンドは継続。
先週の安値130円94銭を下回るようなら昨年9月の安値レベルである129円ミドルが次の下値目途として意識される。
もし、130円94銭を割り込まないようなら当面昨年同様このレベルでもみ合いに入る可能性がある。
今週はユーロ圏2月HICPが水曜日に発表されるが、この結果がどちらに向かうかを判断するきっかけになりそうだ。
流れを見る限り一先ず戻り売りスタンスで臨みたい。

今週のユーロ円予想レンジ:132円00銭~129円40銭 (17年9月安値)

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[米ドルカナダドル]天井をつけ反落へ

(米ドルカナダドル日足)


米長期金利の上昇が一服したことでドル買いの勢いは収まりドルカナダは先週、1.2752ドルの高値を付けたところで下落に転じた。
日足ローソク足チャートをみると寄り引き同時線が高値圏で現れたことで天井を付けた可能性が高い。
先週末発表されたカナダ1月CPIは0.7%と予想の0.5%を上回るものでBOCの追加利上げの可能性が高まる。
今週はカナダ10-12月期四半期GDPが発表されるが、予想を上回るようならカナダドル買いの勢いが加速する可能性もあり注目。
テクニカル的にみるとボリンジャーバンドの中心線の位置する1.25ドル付近はフィボナッチ50.0%戻しと一致することから強いサポートとして意識される。
2月16日に付けた安値1.2450ドルからフィボナッチ61.8%戻しのレベル1.2430ドルを下回るようなら今年の安値1.2235ドルまでは強い抵抗線はみられない。

今週のドルカナダ予想レンジ:1.2720~1.2500(50.0%)

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[全般]振り子の幅縮小へ

先週は株価急落や債券売りなどの反動もありNY株式市場は荒っぽい動きはみられるものの買い戻しの動きが目立った。長期金利は落ち着きを取り戻す中でドルは底堅い動きとなる一方で円高の流れは依然として続いた。また、FOMCやECB議事要旨が公開されたが、その内容とは別に議事要旨の発表を機に調整の動きを加速するきっかけとなった。
週初は米国市場が休場の中でドルは底打ちから買い戻しの動きで始まると日経平均株価の上昇によりドル円は107円を堅調に推移。連休明けNY市場は株式市場が軟調な地合いで始まったものの円高には反応せずドル円はしっかりとした動きが続いた。
その中でFOMC議事要旨がややタカ派的との解釈からドル円は107円後半に上昇。一方株式市場は利上げへの懸念から下落に転じるなど神経質な展開が続いた。
ドルが強含む中でECB議事要旨が公開されるとユーロは上昇に転じた。内容はどちらともとれるものではあったがポジション調整の買い戻しを促した。
また、先週は多くのFRBメンバーの発言があったが調整色の強まる相場に対しての影響は限定的となった。
今週は注目のパウエル新FRB議長の初めての議会証言が27日に行われる。
議長は前回の就任挨拶で「金融安定へのいかなるリスクも警戒を続ける」など、慎重な姿勢を示した。今回も同様の内容が示されると思われるが、緩やかな金利上昇への期待は株式市場にとっては安心感を与えるものだ。
また、今週は株価急落を招いた大きな要因でもあるインフレの重要指標となる米1月PCEコア・デフレーターが発表される。賃金改善やドル安の動きが物価動向にどう反映されているか注目。
それらの結果から市場が安定してくるようなら株や債券、そして為替との連動性が正常な状態に徐々に戻していくものと予想される。
2月初旬に起こった世界同時株安もここにきて落ち着きを取り戻しているものの、まだその余韻は残る。
相場乱高下の後はエネルギーが消耗されていることから値動きは振り子のように徐々に小さくなっていくものだ。
本格的に正常な動きに戻るにはしばらく時間がかかりそうだが、今週の動きは今後の相場の方向性を見極めるうえで重要な週になる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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