ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-02

[米ドル円]ドル高円高

(米ドル円4時間足)


パウエル新FRB議長の初めての議会証言はタカ派的と受け止められ米長期金利が一時2.9%台に乗せるなどドルは全面高。ドル円はそれまで107円前後でもみ合いが続いていたがパウエル新FRB議長の議会証言の発言を受け107円68銭まで上昇。しかし、金利上昇を受けたNY株式市場は三指数ともに下落幅を拡大したことでリスクオフの円高が進むとドル円は下落に転じた。結局、107円30銭付近での引けとなった。
今日の東京市場では日経平均株価が下落して始まると予想されドル円の上値も一旦は抑えられそうだ。
ただ、議長は株価の急落への懸念は示さず今後も緩やかな利上げ継続姿勢を改めて示したことで市場に安心感が広がった。
株価下落は一時的とみればドル高の動きが今後も継続されるとみるとドル円は108円台を再度試す展開が予想される。107円割れがあれば買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:108円00銭(50.0%)~107円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ネックラインに近づく

(ユーロ米ドル日足)


ユーロドルは1.23ドルミドル付近でもみ合いが続いたがNY時間に下落に転じた。パウエル新FRB議長の議会証言はタカ派的と受け止められ米長期金利上昇によりドルが全面高となった。
ユーロドルはこの日の安値となる1.2222ドルまで下落するとそのまま安値圏での引けとなっている。
2月8日に付けた安値1.2205ドルの手前で下げ止まったものの、このレベルを下回るようなら
1.25ドルミドルのダブルトップを形成することとなり下落幅を拡大する可能性が高まる。
ただ、そのすぐ下の1.2170ドル付近にはボリンジャーバンドの下限が位置し、同時にフィボナッチ38.2%戻しでもあり意識される。
このレベルを完全に下回るようなら1.20ドル前半まで目立ったサポートは見られない。
今日の欧州時間にはユーロ圏2月のHICPが発表される。
米金利上昇によるドル高の動きが強まる中でこの数字が予想を少しでも下回るようならユーロの仕掛け的な売りが入る可能性が高いとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2280~1.2170(38.2%、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[南アフリカランド円]レンジの下限

(南アフリカランド円日足)


ランド円は依然としてレンジ相場が続く中でそのレンジの下限となる9円12銭付近で下げ止まった。ズマ大統領の辞任による政策への期待と不安が混じり動きの取れない状況が続いている。
昨日ラマポーザ大統領はマルシ・ギガバ氏を内務相、ゴーダン氏を公共企業相、そしてマブサ氏を副大統領に、ネネ氏を財務相に任命することを発表。次々と政権立て直しに着手しており期待が高まる。
ランドは高金利通貨でありリスク通貨ということから市場がリスクオンに偏る時は買いが入りやすい。
強い米国経済が最終的に世界経済を押し上げる要因となっている。一時的な株価急落によるリスク回避も後退する中でランド買いの動きが少しずつ始まっている。
レンジの下限となる9円12銭付近では少し長めのポジションとして買いを入れておきたい。

ランド円予想レンジ:9円27銭(2月26日高値)~9円12銭(BB中心線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]タカ派のパウエル議長

注目のパウエル新FRB議長の議会証言により米長期金利は上昇し株価が下落に転じた。その内容はそれ程サプライズでもないものの、市場はタカ派的と受け止めた。
昨日の東京市場は前日のNY株式市場の上昇を受け日経平均株価が堅調な地合いで始まったもののドル円は107円を挟んだもみ合いに終始。この日はパウエル新FRB議長の議会証言を控え慎重な動きが目立った。
欧州市場も同様に動意が乏しい中でNY市場は始まった。
最初に発表された米1月耐久財受注は-3.7%と予想の-2.0%を下回ったが反応は見られず。
その後発表された米2月消費者信頼感指数は130.8と予想の126.5を大きく上回るなど景気拡大の強さを示すものとなった。
注目のパウエル新FRB議長の議会証言の内容。
「米経済は堅調で更なる段階的な利上げが最善」「12月FOMC以降のデータ、経済の強化を示唆」「インフレに対する信頼は強くなっている」と発言。これまでのイエレン議長の政策を踏襲するものとなった。市場は改めて利上げに前向きな姿勢をタカ派的と受け止めた。また、今回の株価急落に対しては「現時点では景気見通しに大きな影響はない」とするなど、市場の懸念していた点でもやや強気ともとれる内容となった。
これを受け米長期金利は一時2.9%に上昇しドルが全面高。一方、株式市場は三指数ともに下落したことでリスクオフの円高が進んだが、最終的にドル高の勢いが上回った。
株価は前日の上昇幅を下回るもので一時的なリスクオフの円高と考えられるが、今後の利上げ回数はこれまでよりも上回る期待が高まる。結果的にドル高の流れは継続とみられる。
パウエル新FRB議長の議会証言というイベントも終了したことで徐々にリスクオンの動きが強まりそうだ。
まだ不安定な動きは残るものの徐々に各市場の振れ幅が縮小してくることでドル円の底堅さも継続とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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