ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-03

[米ドル円]世界同時株安と森友問題

(米ドル円週足)

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世界的な貿易戦争激化への懸念から世界的な同時株安を招いたことでドル円は105円の心理的な壁を突き抜け104円65銭まで下落。一旦は105円台に戻したもののNY株価の下落が止まらず再び104円台に押し戻されてNY市場は終了。NYダウも今年最安値を更新したことで弱気のセンチメントが広がっている。
今週末は主要な市場が休場となることから薄商いの中で荒っぽい動きになりやすく、最終的にポジションの巻き戻しも見られそうだ。
貿易戦争が激化するようなら通貨安戦争にも発展しかねず、仕掛け的なドル売りが入りやすい。また、日本では森友問題により麻生財務相の辞任に発展するようならアベノミクスへの信任後退から円高圧力が高まる可能性が高い。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限となる104円10銭、フィボナッチ76.4%戻しとなる103円60銭付近がサポートとみるが、週末にかけてショートカバーが入る可能性が高く、押し目では買いを入れておきたい。

今週のドル円予想レンジ:106円50銭~103円60銭(76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]1.43ドルの高値意識

(ポンド米ドル週足)

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先週のEU首脳会談で英国離脱後2020年末までを移行期間とする暫定合意に達したことでポンドは上昇。ポンドドルは上値が抑えられていた1.4ドルの大台を上抜けし1.4080ドル付近まで買われた。1.39ドル付近に押し戻されたポンドドルもFOMC会合後にドルが下落したのを機に再び上昇。
注目のBOE政策会合では予想通り政策金利は据え置かれたものの9人のメンバーのうち2人が0.25%の利上げを主張していたことが議事要旨で明らかとなり1.42ドル台まで上昇。その後は利食い売りに押し戻されたものの1.4070ドル付近で下げ止まると再び上昇するなど底堅さが目立った。
来月から本格的にEUと英国で通商協議が始動するが英国は移行終了後に金融やモノ・サービスなどを話し合う。移行期間が合意されたことは重要な一歩であるとメイ首相は述べており、今後の交渉に期待が高まる。
今週は米ドルの弱さなどもありポンドドルは今年の高値である1.4340ドル付近を試す展開が予想される。このレベルには週足ボリンジャーバンドの上限もありかなり強いレジスタンスとして意識される。
このレベルを上抜けすると1.37ドルミドルのダブルボトムを形成するが、失敗するようなら1.43ドルのダブルトップを形成する重要なポイントになる。
一先ず押し目買いで入り1.43ドル付近で利食い売りを出す。上抜けするようなら追いかけて買いを入れる。

今週のポンドドル予想レンジ: 1.4340~1.4000

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[カナダドル円]80円サポート

(カナダドル円週足)

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週初にカナダ円は今年最安値となる80円54銭まで下落。その後は反発したものの週末にかけて再び売りが強まった。
トランプ大統領はNAFTA交渉中のカナダとメキシコに対してアルミと鉄鋼の輸入制限の適用を除外。カナダドルは他の資源国通貨と比較して下落圧力は弱まっているものの下落リスクは依然として燻る。
テクニカル的に見ると80円ミドルは昨年4月から6月にかけて何度か下げ止まりから反発に転じている。今回もこのレベルを下回らないようならダブルボトムを形成する。
反対に80円を明確に割り込むようなら損切りも巻き込みながら一段の下げ幅を拡大する可能性が高まる。
カナダは米国に対するアルミや鉄鉱石の輸出量が最も大きなシェアを占めていることから、今後の交渉次第でカナダ経済に大きなダメージを与えることになる。貿易競争が激化するとの見方が更に広がるようなら80円を割り込むリスクが高まる。

今週のカナダ円予想レンジ:83円10銭(23.6%)~80円00銭

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[全般]米中貿易戦争激化と政治不安

先週は米国の中国を主な標的とした保護主義的な政策を巡り世界同時株安を招いた。また、日本では森友問題による安倍政権への不信感が漂うなどリスク回避の円高が進んだ。
週明けG20が開かれたが、その中で米国の強気な姿勢に批判が高まる中で競争的な通貨引き下げ回避が言明された。これを受けドル円は106円ミドル付近まで上昇するなど底堅い動きで始まった。
一方、FACEBOOKの個人情報不正利用を巡りNY株式市場が下落するなど不安定な相場展開も見られた。
注目のFOMC会合が開かれたが金利や経済、そして物価見通しは昨年12月と比較して上方修正されるなどタカ派的と捉えられた。
一方、パウエルFRB議長は利上げに対して中立的な立場の方針を示すなどハト派ともとれる内容となった。市場は最初ドル買いで反応したもののすぐに売りに転じるなど受け止められ方は複雑となったが最終的に金利は低下し株式市場も下落幅を拡大させた。
その後米国が中国に対して知的財産侵害の関税として500億ドル相当の制裁措置を課すことを明らかにすると株式市場が大きく下落。
これを受け日本や中国、そして欧州各国株式市場も下落に転じるなど世界同時株安に発展。
リスク回避の動きが強まると安全通貨である円が上昇。
また、国内では森友問題による安倍政権への不信感が広がったことも円の上昇を加速させドル円は1年4か月ぶりに104円台に突入して引けてきた。
今週は貿易戦争激化への懸念が継続する中でNY株式市場や米長期金利の動向に注目が集まる。
NYダウは先週末に2月の暴落時に付けた安値(終値ベース)23957ドルを下回る23533で引けてきた。また、ドル円も104円台で引けるなどテクニカル的に見ると今週も下落基調が継続すると予想される。
株価の下落を止める要因としては貿易戦争激化を抑制することやFRBが緩やかな金融政策継続を示す必要がある。
今週は複数のFRB幹部の講演が相次ぐ中で株価を睨みながら慎重な姿勢が示される可能性が高い。また、中国に対するトランプ大統領の圧力がいつものように徐々に弱めることで相手の譲歩を引き出す戦法がみられるか注目。
今週金曜日はグッドフライデーで世界の主要市場が休場に入る。
週末にかけて株や為替市場ではポジションの巻き戻しが入りやすく、そうなればドル円も反発するとみる。
余り突っ込み過ぎて最後に火傷をしないように注意したい。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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