[全般]資金管理編
FX取引ではポジション管理が見落としがちですが、管理を怠ると思わぬ大きな損失を被ることや、反対に大きなチャンスを逃すということがあります。
今回は自己資金の管理と同時に、レバレッジをどう使い適当なポジションというのはどの位なのかを考えます。
● ポジション管理とは?
現在FX取引を始める時の資金はどの位が適当でしょうかという質問が多く聞かれます。お金持ちの人や、そうでない人それぞれ違いますが、基本は無理をしないというのが基本です。
● 具体的にどの程度の資金が必要なのか。
それこそその人の収入や自己資産によってそれぞれ異なりますが、基本的なことは抑えておきましょう。まず、FXで取引をするときの自己資金は最終的になくなっても生活に困らない程度の額で始めましょう。相場は自分との闘いとよく言われますが、生活に支障を被るようなお金を使うと、相当鈍感な人以外は苦しくなって精神的に追い込まれてしまいます。
それでもFX取引ですから遊びではないのでそれなりの金額は必要です。
● 資金管理をどのように行うのか
ここでは最低100万円で始まることを前提にしてみましょう。
FX取引ではなかなか生き残れないということが言われますが、それは資金管理に問題があるためです。数回の取引で折角貯めた自己資金を使い切ってしまうような人は直ぐに撤退を余儀なくさせられます。そうではなくて計画的に自己資金を管理することにしましょう。
例えば最低1か月負け続けても資金が枯渇しないようにするにはどうしたらよいでしょう。
ひと月を4週間とすると1週間毎の最大損失は100万円の4分の1の25万円となります。
1週間で25万円の損失を超えないようにするには一日の損失額を5等分に分けた5万円の損失を超えないようにすることです。
一日の最大の損失を5万円に設定するということは、ポジションの大きさをどの程度にすればよいでしょう。
もしドル円で100万ドルのポジションを持つとすれば一日5銭の損失が出るとそれで終わってしまいます。
10万ドルのポジションを持つと50銭反対に動くとそれで終了ということになります。ドル円が一日平均で1円動くとすればリスクは10万円の損失の出る確率になります。そうであれば、ポジションの額を5万ドルにすると一日1円反対に動いたとしても最大5万円の損失で収まるということになります。
勿論、10万ドルで取引しても50銭の損失を限定しておけばよいわけです。それはそれぞれ個人の考え方次第です。
ただ、相場は無理をすると大抵苦しい戦いになることが多いもので、できたら楽なポジションを持って取引したいものです。
● レバレッジの大きさ
100万円の自己資金で10万ドルのポジションを持つとすれば最大10倍のレバレッジを使うことになります。もし5万ドルのポジションで取引をすれば最大5倍のレバレッジを使うということになります。
自己資金の額から損失の許容範囲を計算し、そこからポジションの額を決めていくことでレバレッジの大きさも自ずと決まってきます。
このように自己資金の管理を行うことでリスク分散し、長期にわたって取引を行うことができるようになります。
一度に大きな取引を行うのは一か八かのギャンブルです。
資金管理をきちんとして生き残ることを第一に取引を行うことで利益を積み重ねていくことができるようになります。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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