ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-04

[米ドル円]地政学的リスクと貿易摩擦への懸念後退

(米ドル円日足)


中国が今年自動車輸入関税引き下げなど外資規制緩和方針を打ち出したことで市場のリスク回避の動きが後退。NY株式市場は三指数ともに上昇し原油も景気への期待から堅調に推移。リスクオンによる米長期金利も上昇したことでドル円はNY時間に107円40銭まで上昇した。
一方、シリア情勢の悪化など地政学的リスクへの懸念が残る中で一本調子の円安にブレーキがかかった格好だ。
一目の雲の下限が上値を抑える中でボリンジャーバンドの中心線は下落から上昇に転じている。米中貿易摩擦への極端な警戒感が後退したことはドル円にとっては地政学的リスクの懸念を上回る円安圧力となる。
一時的な下振れリスクはあるもののドル円の上昇は継続するとみる。
目先の上値目途はボリンジャーバンドの上限が位置する107円70銭付近だが、勢いがあれば108円をワンタッチする場面も期待できる。
107円割れがあれば買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:107円70銭(BB上限)~106円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]ノボトニー発言で利上げ期待高まる

(ユーロ円日足)


欧州時間にノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ユーロ圏は非常に強力な拡大局面にある」「今年資産購入を終了するだろう」「最初のステップは預金金利を-0.4%から-0.2%に引き上げ、その後政策金利も」との報道でユーロは上昇。また、中国が外資への規制緩和方針を打ち出したことでリスク回避の動きが後退し円安が進んだことでユーロ円は132円62銭まで上昇した。
NY時間に「ノボトニー見解はECB理事会が表したものではない」との一部報道で一時的に売られる場面も見られたがすぐに買いが入るなどユーロ買い圧力は強まった。
シリア情勢の悪化など地政学的リスクが燻ることから一方的な上昇にはなりにくいものの、今日も一段の上値を試す展開を予想する。
ボリンジャーバンドの上限を終値ベースで引けたことでバンドウォークが始まる可能性があり押し目買い推薦。

ユーロ円予想レンジ:133円20銭(50.0%)~132円00銭

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[カナダドル円]上昇バンドウォークスタートか

(カナダドル円日足)


前日にクドローNEC委員長が「NAFTAの再調整に関してよい進展がある」と発言。また、BOC2018年春の業況調査では「今後の売上高が改善する見込み」との報道でカナダドルの買いが強まっている。
また、中国が年内に自動車輸入関税を引き下げる方針を示して円売りの動きが強まったことからカナダ円の上昇幅が拡大。
ボリンジャーバンドの上限でバンドウォークも見られることから上昇トレンドが始まった可能性が高い。
原油価格も1バレル65ドル台に乗せるなど底堅い動きもカナダドルの下支えとなった。
カナダ円はフィボナッチ50.0%戻しとなる86円が視野に入る。

カナダ円予想レンジ:86円00銭(50%)~84円60銭

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[全般]米中貿易摩擦への懸念後退で円全面安

中国が外資規制緩和方針を打ち出したことで米中貿易摩擦への懸念が後退してNY株式市場が大きく上昇。リスクオンによる円売りの動きが一気に高まった。
昨日の東京市場では米中貿易摩擦への懸念や米国がシリア情勢の悪化などでリスク回避の動きを高めドル円は106円ミドル付近に下落して始まった。日経平均株価もマイナスで始まるなど円が買われやすい地合いとなった。
しかし、習近平国家主席が「自動車輸入関税を引き下げる」と述べるなど今後外資規制緩和姿勢を打ち出したことで日米貿易摩擦への懸念が後退。リスク回避の後退により円が全面安となりドル円は107円25銭まで上昇。
欧州時間が始まった時に「米国が中国の500億ドルの貿易赤字削減提案を拒否した」との一部報道でドル円は押し戻される場面もあったが円安の流れは継続。
NY市場がはじまると中国が自動車輸入関税を引き下げる動きを好感しNY株式市場が三指数ともに大幅上昇で始まった。これを受け円売りの動きがさらに強まるとクロス円の上昇がさらに進んだ。
ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBは今年資産購入を終了するだろう」との報道もありユーロ円が上昇したこともクロス円を押し上げた。
中国が米国に歩み寄る形となって世界的な貿易摩擦への懸念が後退したことで原油価格も上昇。米長期金利もリスク後退で利回りも上昇するなどドル円にとっては追い風となった。
米中貿易摩擦への懸念が完全に消えたわけではなく、シリア情勢の悪化なども予断を許さない状況は続く。しかし、一時的な最悪の状況は回避されたことで一喜一憂する中、円安の流れは今日も継続するとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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