ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-05

[豪ドル円]上値目途突き抜けて上昇

(豪ドル円日足)


週明けシドニー市場で豪ドル円は先週のNY終値である83円10銭付近から83円40銭付近に上昇して始まった。米中貿易協議の合意を伴い円安の動きが強まる中で豪ドル円は堅調な地合いをキープ。
上値を抑えていたボリンジャーバンドの上限が位置する83円70銭付近を上抜けると4月13日に付けた高値84円07銭も突破。NY市場ではこの日の高値となる84円22銭まで上昇し高値で引けている。昨日は最初からほとんど戻しらしい戻しがなく上昇が続いており買いの強さが伺える。
市場全体にリスクオンの動きが広がり始めており、今日のNY株式市場が上昇を維持するようなら一段の豪ドル買いが進むとみる。
今年最高値と最安値の半値戻しとなる84円80銭が上値目途として意識される。
押し目がほとんどないことから買いを入れるにはタイトに84円付近で入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ:84円80銭(50%)~83円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]米中貿易摩擦懸念後退でリスクオンの円安

米中貿易協議が合意に達したことなどからNY株式市場が三指数ともに大幅上昇で始まり円安が進行。一方、米長期金利が低下しドルの上値が抑えられるなどドル円の綱引き状態は依然として続いている。
週明け東京市場では米中貿易協議が一先ず合意に達したとの報道で円安が進みドル円は再び111円台に乗せてきた。クロス円も底堅い動きをみせるなど市場ではリスクオンの円安の動きが強まるとドル円の上昇は加速。この日の高値となる111円40銭まで上昇した。
その後は利食い売りに押される場面も見られたものの底堅い動きは続いた。
NY市場では米中貿易摩擦懸念が後退したことを背景にNY株式市場が三指数ともに大幅上昇で始まった。リスクオンの円安が進むかと思われたが、一方では米長期金利が低下したことでドル安の動きがドル円を押し下げ111円付近まで下落して引けている。
ムニューシン財務長官は「強いドルは長期的には米国にとって良いこと」と発言したものの、過去に同様な発言を繰り返しており市場への影響は限定的となった。
ただ、中国がエネルギー分野での購入額を400億~500億ドルにすると発表。日本も昨日より本格的に米国からLNGの輸入が始まり米国貿易赤字の削減期待が高まる。
米国債の4割以上が海外からの買いで支えられており、FRBの利上げ継続観測からドルは今後も上昇するとみている。
調整的なドル売りが一巡すれば円安に加え再びドル買いの動きが強まるとみている。
ドル円クロス円ともに押し目買いを狙いたい。

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[米ドル円]日米金利差拡大

(米ドル円週足)


好調な米経済指標やFOMCメンバーのタカ派的な発言を受け米長期金利が3%を突破したことでドル買いの動きが加速。日米金利差拡大からのドル円の買いが先行。
一方、懸念されたNY株式市場への影響は限定的となったことでリスク回避の動きは後退し円安が進みやすい地合いとなった。ただ、ユーロやポンドの下落につられてクロス円の売りが出ていることからドル円の上昇も緩やかなものとなっている。
ドル円は先週心理的な節目であった110円を上抜き週末には111円台も突破。110円の底固めはほぼ終了とみており、今週は112円を目指す展開を予想する。
ただ、イタリア政治リスクや米中貿易協議の行方、そして緊迫する中東情勢など不確定要素もあり突発的なドル円の売りには注意が必要だ。
110円前半に押し戻されるようなら押し目買いを入れておきたい。
112円台の大台だが、その手前のフィボナッチ50.0%戻しとなる111円70銭付近で利食い売りを一先ず出しておきたい。

今週のドル円予想レンジ:111円70銭(50.0%)~110円00銭

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[ユーロ米ドル]1.17ドルのサポート

(ユーロ米ドル日足)


先週イタリアのポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」が連立政権を樹立。ECBに債務減免の申請を行うとの報道でユーロ売りが強まった。その後、債務減免の申請が否定されたものの、今後EUとの対立の可能性が高まることが予想されることからユーロ買いには慎重な動きが目立った。また、好調な米経済を背景に米長期金利が上昇したのに対し欧州景気の減速懸念によりECBの利上げ期待が後退。金融政策の違いがユーロ売りを促した。
ただ、テクニカル的に見るとユーロドルの1.17ドル付近は昨年末に上昇する前のレベルであり、過去にも何度かサポートされたレベルでもある。
また、ボリンジャーバンドの下限もこのレベルに位置することからそろそろ下げ止まり感が漂う。
もしこのレベルを下回るようなら1.1550ドル付近まで目立ったサポートはない。
1.17ドルの手前で反発を狙った買いを入れてみる。ただし、割れた場合に備えて損切りも同時に入れておきたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2000~1.1710(サポートライン)

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[カナダドル円]原油価格と米長期金利

(カナダドル円日足)


先週のカナダ円は堅調な地合いで始まったものの週末には下落に転じた。
先週末に発表されたカナダ3月小売売上高(除自動車)は-0.2%と予想の0.5%を大きく下回った。また、同時に発表されたカナダ4月消費者物価指数が2.2%と予想の2.3%を下回ったことを受けカナダ円は下落。発表前にはカナダ円は86円75銭付近まで上昇するかと言われていたが発表後85円80銭付近まで1円近い下げ幅となった。
原油価格はWTI原油先物が一時72ドル付近まで上昇するなど堅調な地合いに変化はなくカナダにとっては追い風となっている。
NAFTA交渉は難航しており長期化する可能性があり、目先のカナダドルに対しての影響は限定的とみてよいだろう。
寧ろ、何らかの妥協策が示されるようならカナダドルにとってはポジティブ材料となりそうだ。
調整的なカナダ円の売りが一巡したところでは買いを入れていきたい。
上値目途はフィボナッチ61.8%戻しとなる87円30銭付近とみる。

今週のカナダ円予想レンジ:87円30銭(61.8%)~85円30銭

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[全般]米長期金利と株価動向への影響

先週は米中貿易協議やイタリア政治リスクなど不安要因が残るなかで米長期金利が上昇。NY株式市場も底堅い動きを示すなどドル高円安の動きが進みやすい地合いが続いた。
今週もリスクの燻る中でドル円は一段の上値を試す展開を予想する。
先週米長期金利が約7年ぶりの水準となる3%台へと上昇。金利上昇によるドル高が進むとともにユーロやポンドの下落を誘った。懸念されたNY株式市場への影響は2月の時とは異なり落ち着いた動きを見せるなど市場の安心感が円安を促す要因となった。
一方で、イタリアのポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」が連立政権合意に達したことでユーロの下落を加速。両党はEUに懐疑的な姿勢を示してきたことから今後EUとの亀裂が生じるリスクを嫌気したことがユーロ売りにつながった。
また、米中貿易協議では中国が米国の要求する2000億ドルの赤字削減に対してどこまで譲歩するかに注目が集まる。更に、実施が懸念される米朝首脳会談の行方など市場のリスクは燻るものの、市場は全般に楽観的な見方が広がっている。
今週の注目は米長期金利の動向とNY株式市場への影響が焦点となりそうだ。
先週末に米長期金利は3.11%から3.06%まで低下するなど、過度な上昇には歯止めが掛かった。一方、NY株式市場は三指数ともに落ち着いた動きとなっておりVIX恐怖指数も13台での低水準を保っている。堅調な米経済への期待が金利上昇による株価への影響を上回るとの見方が支えているとも考えられる。
今週はFRB幹部の講演やFOMC議事要旨が公開され、今後の金融政策の動向に注目したい。既にFRBの2%物価目標に到達したことで利上げ巡航速度に落とす内容となればドルの上値は抑えられるものの株価が上昇し円安が進みやすくなる。
議事要旨が年内4回の利上げを促す内容となれば米長期金利が上昇しドル高となるが、一時的な株価への影響が懸念される。
ただ、先週の動きを見ると米長期金利が上昇しても株式市場は落ち着いた動きを見せている。
今週はイタリア政治リスクやイランを中心とした地政学的リスクなどが燻るなかで、クロス円の反転やドル円の慎重ながらも一段の上昇が進むと予想する。

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[米ドル円]110円の底堅め終了

(米ドル円日足)


東京時間に「中国は一部の米国製品に相互課税を賦課」との報道を受けドル円は110円08銭まで下落した。しかし、110円には届かずに買いが並ぶなど110円の底堅さを確認した格好となった。15時を過ぎたところでオプション絡みと思われるまとまったドル円の買いが入ると110円40銭付近の損切りを巻き込み110円75銭まで上昇。一部で日本の機関投資家の買いとの見方も聞かれた。
また、時間外取引で米長期金利が上昇したこともドル円の押し上げ要因となった。
NY時間に発表された米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく上回るなどここにきて好調な米経済への期待も高まる。
一方、米中貿易協議や米朝首脳会談の行方には懸念が残るものの、最終的に米国主導の動きは続くとみている。
週末ということから調整の売りには注意が必要だがリスクオンの円安と米金利上昇によるドル高からドル円は111円台に乗せるのは時間の問題とみる。

ドル円予想レンジ:111円20銭~110円40銭

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[ユーロ米ドル]イタリアリスクとドル高

(ユーロ米ドル日足)


「イタリアのポピュリズム政党『五つ星運動』と極右政党『同盟』は政策プログラムで最終合意に至った」との報道でユーロは下落。ECBの債務減免を巡り不透明感が増したことからユーロドルは1.1777ドルまで下落。その後は買い戻しが入ったもののイタリア国債や株式市場の下落がユーロの足枷となった。
前日に付けた今年最安値となる1.1764ドルには届かなかったものの、米長期金利の上昇などからドル買いの動きも重なりユーロの上値売りは継続するとみる。
米国の好調な経済に比べて欧州はこれまでのユーロ高が景気に影響を及ぼし始めている。
ECBの利上げ時期が後退するとの見方に対してFRBの利上げ期待からユーロ売りは継続。
下値目途としては昨年12月の安値付近となる1.17ドル付近がサポートとして意識される。ただ、下げもそろそろ第一幕の終わりに近づいているとみておりこのレベルでは押し目買いを狙いたい。損切りレベルはボリンジャーバンドの下限となる1.1690ドル付近に置く。

ユーロドル予想レンジ:1.1820~1.1710(サポートライン)

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[カナダドル円]上昇バンドウォーク継続

(カナダドル円日足)


NAFTA交渉は長期化する様相を呈してきており、一先ずカナダドル売り材料としては織り込んだとみている。一方、原油価格はWTIが一時72ドルを付けるなど底堅い動きは続いておりカナダドルの買いを促す。
5月9日の上昇以来ボリンジャーバンドの上限に沿ったバンドウォークが続いている。
ボリンジャーバンドは本来逆張り指標だが、バンドウォークが始まったということは上昇トレンド継続を示す。
本日発表されるカナダの3月小売売上高、そして4月消費者物価指数が予想を上回るようならカナダドルの買いに更に勢いがつく可能性が高い。
次のレジスタンスはフィボナッチ61.8%戻しとなる87円30銭付近が意識される。

カナダ円予想レンジ:87円30銭(61.8%)~86円20銭

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[全般]米中貿易交渉リスク燻る中で円全面安

米中貿易交渉の最中でクロス円を中心とした円安が進みドル円も110円後半に上昇。週末を控えポジション調整には注意が必要だが好調な米経済を背景に円安ドル高の動きは継続とみる。
東京市場が始まったところで「中国が一部の米国製品に相互課税を賦課」との報道が流れるとドル円は110円直前まで下落。しかし、110円を割り込まずに反発するなど底の堅さを寧ろ確認した格好となった。その後日経平均株価の上昇に合わせるように円安の動きが強まった。
欧州市場ではクロス円を中心とした円売りが続いたもののイタリア国債や株価の下落からユーロ売りが強まり上値も抑えられる場面がみられた。
NY時間に発表された米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が34.4と予想の21.0を大きく上回った事で物価上昇への思惑が高まると米長期金利が上昇。
一方、金利の急速な上昇を嫌気したNY株式市場は三指数ともにさえない動きとなったものの下げは限定的。ここにきて米経済指標が予想を上回ることが多くみられるなど好調な米経済を背景とした円安の動きは継続するとみてよい。
米朝首脳会談の行方や米中貿易摩擦への懸念は残るものの市場の楽観的なムードが続く中で円安の動きは継続。また、FRBの年4回の利上げ期待も高まる中でドル上昇も加わりドル円の一段の上昇が期待できそうだ。
一方、ドル高によりクロス円の上昇速度は抑えられるものの金融政策の違いによる上昇トレンドは継続とみる。

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[米ドル円]米長期金利上昇と株高による円安

(米ドル円日足)


前日の米経済指標の結果を受け米長期金利が上昇しドル高が進んだ。昨日も米4月鉱工業生産の結果、同様の動きとなった。一方、株式市場は徐々に利上げを織り込む形で昨日は三指数ともに上昇。リスクオンの動きとドル高の動きが重なり始めている。
ただ、北朝鮮が米朝首脳会談を取りやめる動きや米中貿易摩擦への懸念もあり市場はドル円の買いに慎重な姿勢を崩していない。
昨日は豪ドルやカナダドルといった資源国通貨に対する対円での買いが目立っており、それがドル円の下支えとなっている。
110円台にしっかりと乗せてきており、底固めが終わればドル円はフィボナッチ61.8%戻しでありボリンジャーバンドの上限が位置する110円80銭付近を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:110円80銭(61.8%、BB上限)~110円00銭

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[ユーロ米ドル]イタリア政治リスクとドル高

(ユーロ米ドル日足)


欧州時間にイタリアのポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」がECBに債務免除を申請する方針が伝わりユーロドルは1.18ドルミドルから1.1820ドル付近に下落。前日に付けた今年最安値となるレベルであり一先ず下げ止まった。
しかし、米長期金利が3.1%台に乗せるなどドル高の動きが強まるとユーロドルは今年最安値1.1764ドルまで下落。その後は買い戻しが入ったものの下落圧力は依然として継続。
欧州景気減速懸念によりECBの利上げが後退する一方で好調な米経済を背景にFRBの年内4回の利上げも視野に入るなかで、金融政策の違いがユーロ売りドル買いを促している。
また、イタリア政治リスクもユーロにとっては向かい風となる中ユーロドルは昨年12月12日に付けた安値1.1710ドル付近を試す展開を予想する。その下の1.1695ドルにはボリンジャーバンドの下限が位置しており、このレベルを下回るようなら更なる下落を誘う可能性が高い。

ユーロドル予想レンジ:1.1850~1.1710(サポートライン)

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[カナダドル円]NAFTA交渉と原油高

(カナダドル円日足)


メキシコのグアハルド経済相は昨日NAFTA交渉が週内に設定された期限までに合意に達するのは難しいことを示した。今後交渉は長期化するとの見方もありカナダドルにとってはネガティブ材料となるが既に市場は織り込み済み。
寧ろ、NY市場では原油価格が上昇する中でカナダドルが対ドル対円でまとまった買いがみられ上昇。85円55銭からカナダ円は86円前半に上昇。その後利食い売りなども見られ押し戻されたものの引けにかけて再び買いが入り86円30銭の高値を付けて引けている。
中東情勢を背景に今後原油価格が更に上昇するとの見通しもありカナダドルにとっては追い風となる。
今年最高値となる85円75銭を上抜いたことで次のレジスタンスは昨年11月28日に付けた安値86円75銭が目先のターゲットとみる。このレベルを超えるとフィボナッチ61.8%戻しとなる87円30銭が意識される。

カナダ円予想レンジ:86円75銭(17年11月28日安値)~85円90銭

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[全般]好調な米経済指標に反応

米長期金利上昇によるドル高が進む中でイタリアのECBへの債務免除申請の動きによるユーロへの懸念が市場に広がった。
昨日の東京市場でドル円は日米金利差拡大を意識した買いが先行し110円台前半での底堅い動きで始まった。
欧州市場が始まったところでイタリアのポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」がECBに債務免除を申請する方針であることが伝わるとユーロ売りが強まった。ユーロは対ドルで100ポイント近く下落するなど今年最安値を更新。ユーロ円もつられ安となりドル円の下押し圧力となった。
しかし、その後「同盟」から債務免除申請を否定する見解が示されるとユーロの買い戻しが強まった。
NY市場ではこの日発表された米4月住宅着工件数や米4月建設許可件数などが予想を下回ったものの反応は限定的。その後発表された米4月鉱工業生産が0.7%と予想の0.6%を上回るなど3か月連続で上昇したことからドル円は素直に上昇。景気への期待から原油価格も上昇幅を拡大すると豪ドルやカナダドルといった資源国通貨が対ドル対円で買いが強まった。
前日下落したNY株式市場も三指数ともに上昇に転じるとリスクオンの円安が進みドル円はこの日の高値となる110円35銭を付けほぼ高値圏での引けとなった。
北朝鮮が米朝首脳会談の開催を見直すとの見方もありリスクは燻る。また、米中貿易交渉などドル円にとっては下落リスクは残るものの今のところ市場は静観。
前日の米4月小売売上高や5月ニューヨーク連銀製造業景気指数の結果を受け米長期金利が上昇するなど、市場は好調な米経済指標に敏感に反応している。
本日のNY時間に発表される米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の結果が予想を上回るようなら株高金利高によりドル円は一段の上値を試す可能性が高いとみる。

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[米ドル円]110円台の底固め

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は堅調な地合いが続いたもののこれまで110円台では何度か跳ね返されたことから、その手前でもみ合いが続いた。
NY時間に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回るとドルが一斉に上昇。ドル円も110円付近の損切りを巻き込み110円30銭付近に上昇。その後NY株式市場が三指数ともに下落したことから伸び悩んだものの買いの勢いは続き110円45銭の高値を付けた。
引けにかけて米朝首脳会談がキャンセルされる可能性があるとの報道も影響は限定的となった。
米長期金利が6年10か月ぶりに3.06%に上昇するなど日米金利差拡大によるドル円の買いは継続。110円台手前でもみ合いが続いた分だけ買い遅れ感が強く、上昇の余力は大分ありそうだ。
200日移動平均線の位置する110円20銭を上抜いたことで次のレジスタンスは昨年の高値から今年の安値を引いたフィボナッチ61.8%戻しとなる110円80銭が意識される。

ドル円予想レンジ:110円80銭(61.8%)~109円80銭

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[ユーロ米ドル]下落サイン継続

(ユーロ米ドル日足)


昨日の欧州時間に発表されたユーロ圏1-3月期四半期GDP改定値は0.4%と予想通りの結果となり前回と変わらず。同時に発表されたユーロ圏3月鉱工業生産は0.5%と予想の0.7%を下回ったものの市場への影響は限られた。
しかし、その後NY市場を控えポジション調整とみられる売りが強まりユーロドルは1.1880ドル付近まで下落した。
NY時間に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回ったことで米長期金利が3.06%台に上昇するとドルが全面高となった。これを受けユーロドルは1.1820ドル付近に下落。ほぼ安値圏での引けとなっている。1.24ドル付近から下落が始まり今年最安値となる1.1845ドルを下回ったことで更に下落幅を拡大するとみる。
本日発表されるユーロ圏4月HICPが予想を下回るようなら売りのきっかけにされそうだ。
途転を表すパラボリックは依然として売りサインが継続。次のサポートレベルはボリンジャーバンドの下限となる1.1710ドル付近とみる。このレベルは昨年12月に付けた安値付近でもあり意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1870~1.1710(BB下限)

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[豪ドル円]ボリンジャーバンドの値幅は縮小から拡大へ

(豪ドル円日足)


昨日の東京市場で公開されたRBA議事要旨では「目先は政策変更の強い根拠はない」「次の一手は利下げよりも利上げの可能性」「豪ドルは成長とインフレ加速の鈍化に繋がる」など、予想通りの内容となったことで市場の反応は見られなかった。ただ、豪州の雇用環境は改善されておりいずれ利上げに踏み切るとの見方は根強い。
ボリンジャーバンドの幅がかなり狭まってきており値動きも膠着状態に入っている。
バンド幅が今後縮小から拡大に向かう時は値動きが一気に高まる時でもある。
豪ドル円の目先はフィボナッチ61.8%戻しの83円ちょうどからボリンジャーバンドの上限となる83円30銭付近が高値目標とみる。

豪ドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%)~82円20銭

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[全般]米長期金利上昇でドル全面高

好調な米経済指標を受け米長期金利上昇によりドルが全面高となる中でドル円は2月ぶりの110円ミドルまで上昇。株式市場は下落に転じたもののドル円の底堅い動きは継続と予想する。
昨日の東京市場では前日に米長期金利が3%台に乗せて引けたことで日米金利差拡大を見込んだドル円の買いが先行。しかし、日経平均株価が冴えない動きとなったことや110円の大台を意識したのか上昇の勢いは抑えられた。
欧州市場ではユーロ圏1-3月期四半期GDPや英国4月失業率が発表されたもののほぼ想定内ということから相場への影響は限られた。
NY時間に発表された米4月小売売上高は0.3%と予想通りの結果となったが同時に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が20.1と予想の15.0を大きく上回った事を受けドル円は110円台に乗せてきた。米長期金利が2011年7月以来の3.06%台に上昇したことでドル買いが強まった。一方でNY株式市場はFRBの利上げ速度が速まるとの見方から三指数下落に転じた。しかし、株価の下落はこれまで上昇が続いた反動とみられリスクオフの円買いの動きには繋がらなかった。
また、この日はFOMCメンバーの発言が相次いだ。
クラリダ次期FRB副議長は「バランスシートの縮小が必要でありFRBは大統領から独立すべき」
ボウマンFRB理事候補は「バランスシートの正常化は良い考え」
ウィリアムズSF連銀総裁(次期NY連銀総裁)は「今年3-4回の利上げが正しい方向」「インフレ圧力が高まれば利上げペースが早まる可能性」など全般にタカ派的な発言が多く聞かれた。
余り急速に金利が上昇すれば株価や新興国からの資金流出への懸念が高まるものの、現段階では緩やかな金利上昇が株式市場にとっては心地の良い状況、いわゆるゴルディロックス相場が継続するとみる。
ドル高から今後リスクオンの円安が進みやすくなればクロス円の買いチャンスでもある。

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[米ドル円]出遅れ感のドル円

(米ドル円日足)


NY株式市場は連日上昇が続く中で日経平均株価も堅調な地合いで推移。週明け東京市場では日経平均株価の上昇からドル円クロス円ともに底堅い動きで始まった。
トランプ大統領が中国の通信機器メーカーZTEに対して制裁緩和を示唆したことで貿易摩擦への懸念が後退したことも市場に安心感を与えた。
この動きはNY市場まで継続し、NY株式市場は三指数ともに大きく上昇。米長期金利も3%台に乗せドル高円安の動きが同時に強まりドル円は109円68銭付近まで上昇。しかし、その後イスラエルがパレスチナ抗議デモ隊に発砲するなど中東情勢の地政学的リスクが燻るなかで、慎重な動きが続いている。それだけにドル円の買いに出遅れ観が目立つ。
株と債券、そして為替との連動性が徐々に戻り始めており日米金利差拡大によるドル円の買いがそろそろ強まる頃とみる。
地政学的リスクも市場への影響は一時的なものとなることが多く、時間の経過とともにドル円は110円台を再度試す展開を予想。

本日のドル円予想レンジ:110円20銭(200MA)~109円30銭

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[ユーロ米ドル]1.2ドルの上値の重さ

(ユーロ米ドル時間足)


東京市場ではリスクオンに伴いユーロ円の買いが入るとユーロドルを押し上げて始まった。
この動きはNY市場まで続きユーロドルは1.1996ドルまで上昇。
しかし、NY市場では米長期金利が再び3%台に上昇したことでドル買いが進む中ユーロは下落に転じた。
イタリアではポピュリズムの「五つ星運動」と極右の「同盟」が連立政権を作ることで合意。政治空白が埋められ政治不安は後退したものの、今後EUとの対立が懸念されることからユーロの売り材料として捉えられる。
クーレECB理事が「金利は暫くの間は現在の水準のままであると予想」と発言したこともユーロ売りを誘った。
ユーロは1.18前半で一旦は下げ止まりを見せた後に調整の買い戻しが入ったものの1.2ドルの上値の重さが意識された。
一先ず短期的な上昇トレンドラインで下げ止まったものの、1.2ドルを再度試して抜けないようなら売りを出してみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1980~ 1.1890(61.8%)

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[豪ドル円]中国経済指標とRBA議事要旨

(豪ドル円4時間足)


週明けシドニー市場ではリスク後退による円安が先行。豪ドル円は82円40銭付近から始まり欧州市場で82円78銭まで上昇。その後NY市場にかけて82円80銭上抜けを何度か試したものの失敗。NY市場では利食い売りが入り82円48銭まで下落するなど往って来い。
中期的な上昇は続くとみているが短期的にはそろそろ上値が重くなってきている。
今日の東京時間に公開されるRBA議事要旨では利上げに慎重な内容が示されるとみられる。また、中国鉱工業生産や小売売上が発表される。最近は中国指標との連動性が低下しているものの予想を下回るようなら売りのきっかけにされそうだ。
82円80銭付近で一旦売りを出してみて、フィボナッチ61.8%戻しとなる83円をクリアに上抜けるようなら買いに転じる。

豪ドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%)~82円30銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]NY株価と米長期金利上昇

NYダウは8日続投となるなか米長期金利も3%台に乗せるなどリスクオンの円安と金利差拡大のドル高によりドル円は底堅い動きで終わった。
昨日の東京市場は株価の日米株価上昇に合わせる格好でドル円も底堅い動きでスタート。市場全体にリスクオンの動きが強まる中でクロス円も全般に堅調な動きで始まった。
欧州市場ではクロス円の上昇に伴いユーロやポンドは対ドルでも買いが入るなど円売りと同時にドル売りの動きも加わったことでドル円は109円60銭付近で上昇後利食い売りなども散見された。
NY市場ではNYダウが8日連騰となるなど三指数ともに堅調な動きで推移。
株価上昇がリスクオンとなり米長期債売りが強まり長期金利は一時3%台を復活。
ドル円は109円65銭付近まで上昇しそのまま高値圏での引けとなったものの買いは依然として慎重な動きが目立つ。
北朝鮮の地政学的リスクの後退に加え米中貿易摩擦緩和期待もあり市場には楽観的なムードが漂う。
一方ではイスラエルのエルサレム首都移転に抗議したパレスチナ側への攻撃で数十人の死者を出すなど中東情勢の地政学的リスクは燻る。
また、トランプ大統領が中国通信メーカー大手ZTEに対する制裁緩和を示唆したものの、依然として貿易摩擦への懸念は払しょくされていない。
これらがドル円の上値を抑える要因となっているものの、徐々に市場が安定に向かう中で株と債券、そして為替との連動性が強まり始めている。
株高による円安と金利差拡大によるドル買いの動きによりドル円の110円台乗せは時間の問題とみる。

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[米ドル円]心理的な節目110円ブレイク

(米ドル円日足)


ゴールデンウィークに110円03銭、そして先週110円02銭と2度110円台を試したドル円だが結果的に跳ね返されたことで上値の重さが確認された。
一方で、108円台も買いが沸いてくるなど109円台での一進一退の状況が続いている。
FRBが利上げを急がないとの見方からドルが売られ、同時にNY株式市場ではそれを好感し上昇。リスク選好の円安が進むことでドル円は綱引き状態となり値動きが狭まる。
反対に、金利上昇速度が速まるとドル高となる一方で株価が下落し円高も同時に強まることから、同様に綱引き状態となり結局ドル円の動きは少なくなる。
今月に入りNY株式市場は三指数ともに堅調な地合いが続く中で米長期金利も3%付近の高止まり状態となっている。ドルの上昇幅は限られるものの、今週はリスクオンの円安が強まる可能性が高い。
心理的な節目として強いレジスタンスとなる110円を上抜いたとしても110円20銭付近には200日移動平均線が位置する。その上の110円60銭はフィボナッチ61.8%戻しとなりボリンジャーバンドの上限でもあるため一旦は売りを出しておきたい。

今週のドル円予想レンジ:110円60銭(BB上限、61.8%)~108円50銭

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[ポンド円]悪材料出尽くし感から巻き戻し

(ポンド円日足)


先週開かれたBOE政策会合ではインフレレポートやGDP予想など従来の見通しを引き下げたことでポンドは急落。この発表で年内利上げ期待が後退したことが原因だ。また、「今後数年で限定的な引き締めのみ必要」とされ市場には利上げ幅も限定的との見方が広がった。最近発表された英国経済指標は冴えないものが多く、ブレグジットの影響がここにきて表れ始めているとの見方もある。
一方、米長期金利の上昇に合わせたドル高の動きもポンドの押し下げ要因ともなった。
ポンド円は先週147円05銭で下げ止まり149円30銭まで反発したところでBOE政策会合の結果147円50銭まで下落。
短期的に底値が切り上がっていることから次に149円30銭を上抜きフィボナッチ50.0%戻しとなる150円ミドルまでの巻き戻しの動きが強まるとみている。
反対に147円を割り込むようなら145円まで特にサポートはないものの全般にリスクオンの動きが強まる中で上値ブレイクの可能性が高い。

今週のポンド円予想レンジ:150円50銭(50.0%)~147円50銭

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[豪ドル円]一目の雲に突入

(豪ドル円日足)

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先週の豪ドル円は一目の雲の下限に沿って下落が続き、底値が一旦は大きく放されたものの、その後反発。雲の中に突入して引けてきた。今週はリスクオンも加わり豪ドル円の一段の上昇を予想する。
今週月曜にはRBA議事要旨が公開され、同時にRBA副総裁の講演も開かれる。これまでのように景気に慎重な見通しが示されるとみられるが、既に織り込み済み。強気の見方が一部でも見られるようなら豪ドル買いに反応しやすい状況とみる。
4月19日に発表された豪州3月新規雇用者数の減少の結果を受け下落に転じた豪ドル円だけに、今週17日の豪州4月雇用統計には注目したい。
豪州新規雇用者数は先月予想を下回ったことから今月はその反動が期待される。
原油価格の上昇が鉄鉱石や銅価格を押し上げており豪ドルにとっては追い風となる。
豪ドル円は4月19日に付けた高値83円95銭付近を再度試しに行くとみている。

今週の豪ドル円予想レンジ:83円80銭(38.2%)~81円90銭

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[全般]株高によるクロス円の買いとドル安

イランの核合意離脱に絡む中東リスクの高まりは懸念される一方で北朝鮮の非核化に向けた動きが進むなか先週のNY株式市場は大きく上昇。米長期金利も落ち着いた動きの中でドル安円安の動きが今週も継続するとみる。
先週ゴールデンウィーク明けとなる東京市場でドル円は堅調な地合いで始まった。米国がイラン核合意からの離脱を表明したことや新興国からの資金流出懸念なども取りざたされたものの、市場への影響は限定的となった。
先週発表された米4月CPIが予想を下回ると米金利の上昇が抑制されるとの見方から株価が上昇。原油価格の上昇などもありリスクオンの円安が進行。一方で米長期金利は落ち着いた動きとなったことからドルの上値は抑えられた。
結果的にドル円は週前半でドル高円高、後半にはドル安円安の綱引き状態となり109円台でのもみ合いが続く一方でクロス円は下落から反発に転じた。
今週も米長期金利と米株式市場の動向が相場のカギを握る。
NY株式市場は三指数ともに週間ベースで大きく上昇するなど堅調な地合いを今週も維持する可能性が高い。その背景には米国の物価や賃金上昇の鈍化がありFRBが利上げを急がないとの見方がある。それにより米長期金利の上昇が抑えられることでドルの上値は限定的となる。一方でリスクオンの円安が進みやすくなることからドル円は緩やかな上昇が見込める。同時に円安がドル安の速度を上回ることから一段のクロス円の上昇が期待できそうだ。
もし、イランや北朝鮮を巡るリスク回避の動きが再び強まる時には円高と同時にドル高の動きが再開し、ドル円の値幅は綱引き状態から下値は限定的とみる。

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[米ドル円]110円台の節目を意識

(米ドル円2時間足)


昨日はゴトウビにあたることからドル円は仲値決めにかけて買いが入り109円92銭まで上昇。一旦は押し戻されたものの株価の上昇に伴い再び買いが強まると110円02銭まで上昇した。しかし、5月3日に付けた高値110円03銭までは一歩届かずに反落。
その後は米長期金利の低下に伴いドル安が進みドル円は下落。
NY市場が始まったところで米4月CPIが予想を下回ると短期筋の損切りを巻き込み109円31銭まで押し戻された。
その後NY株式市場が前日に引き続き上昇幅を拡大するとリスクオンの円安が進みドル円は109円ミドル付近に押し戻された。
今回も110円に乗せたところで押し戻されるなど110円のダブルトップを意識した動きが短期的に続きそうだ。
今日は110円をクリアに上抜くには材料が乏しいものの、日米金利差を背景にいずれ上抜くとみている。
109円付近では買いを仕込んでおきたい。

ドル円予想レンジ:110円00銭~109円20銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]景気見通し引き下げで利上げ観測後退

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間に開かれたBOE政策会合では予想通り現行の政策金利0.5%と資金購入枠4350億ポンドの据え置きを決定。
同時に発表されたインフレレポートやGDP予想の従来の見通しをそれぞれ引き下げたことからポンド売りが一斉に強まった。
発表前からポンドはドル売りの動きが強まっていたことから上昇傾向にあっただけに、ポンドドルは1.3647ドルから1.35ドル付近まで下げが急速に進んだ。
市場には年内利上げへのタカ派的な見方があったことも売りを誘った模様。
一旦は下げ止まったもののNY市場でドル買いの動きが強まるとポンドドルは1.3460ドルまで下落幅を拡大。
しかし、1月に付けた今年最安値となる1.3458ドルには届かずに反発。1.35ドル前半での引けとなった。
1.35ドルから1.34ドルミドルは強いサポートとして意識されることから、このレベルで下げ止まるようなら底固めから反発に転じるとみる。
反対に、今年最安値を下回るようならフィボナッチ61.8%戻しの1.3380ドルが次のサポートレベルとして意識される。
ボリンジャーバンドの中心線の下降トレンドが依然として続いており、下向きリスクが増している。

ポンドドル予想レンジ:1.3550~1.3380(61.8%)

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[カナダドル円]高値で一旦は調整売りも

(カナダドル円日足)


東京市場でカナダ円は85円前半で始まりその後も日経平均株価の上昇に合わせ底堅い動きが続いた。
欧州市場の序盤にかけて原油価格先物が続伸したことで、それに伴い資源国通貨であるカナダドルの買いが強まった。5月初旬に付けた高値85円73銭を上抜くと損切りを巻き込みながら86円06銭まで上昇。その後は利食い売りに押されNY市場では85円52銭まで押し戻された。
その後フリーランド・カナダ外相が「NAFTA交渉は全分野において良い点がみられる」としながらも「交渉は時間がかかるだろう」と発言。NAFTAへの期待は残るものの目先は調整的なカナダ円の売りが出やすい。
昨日の高値86円06銭はフィボナッチ50.0%戻しのレベルでもあり意識された。
ボリンジャーバンドの上限を一旦は上抜いたものの終値ベースで下回ったこともあり目先は戻り売りで攻めてみたい。

カナダ円予想レンジ:86円05銭(50.0%)~85円20銭

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[全般]株高円安とクロス円

イランの地政学的リスクが燻る中でNY株価は連日大きく上昇するなどリスクオンの円安が継続している。
米長期金利が3%台に乗せたことから東京市場でドルは全般に強含みでスタート。
NY株式市場が上昇して引けたことから日経平均株価も堅調に推移するなかで109円92銭まで上昇したものの110円手前では利食い売りに押される場面も見られた。
欧州市場でクロス円の買いが入るとドル円は再び買いが強まり110円02銭まで上昇。しかし、前回の高値110円03銭には届かずに再び失速するなど節目の110円が強く意識された格好だ。
NY市場ではこの日発表された米4月CPIが0.2%と予想の0.3%を下回ったことから長期金利が低下。ドルも全面安となったがNY株式市場は緩やかな金利上昇期待を好感。
前日に引き続き三指数ともに大きく上昇したことでリスクオンの円安が進む中、ドル円は109円台での攻防が続いている。
トランプ大統領は米朝首脳会談をシンガポールで開催することを公表し核廃絶に向けた期待が高まる。一方、イスラエルはシリア内のイラン軍事施設を報復攻撃するなど中東での地政学的リスクが高まる。
為替市場は地政学的リスクよりも景気や金融政策への関心が高く、株価や長期債利回りに素直に反応し始めている。
ポジションが一方向に偏ったところでは地政学的リスクなどの高まりから調整の動きが入り振られやすい状況が続く。
株価上昇による円安の動きが強まる中で、これまで下落が続いたクロス円の反発が始まるか注目したい。

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