ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-05

[米ドル円]心理的な節目110円ブレイク

(米ドル円日足)


ゴールデンウィークに110円03銭、そして先週110円02銭と2度110円台を試したドル円だが結果的に跳ね返されたことで上値の重さが確認された。
一方で、108円台も買いが沸いてくるなど109円台での一進一退の状況が続いている。
FRBが利上げを急がないとの見方からドルが売られ、同時にNY株式市場ではそれを好感し上昇。リスク選好の円安が進むことでドル円は綱引き状態となり値動きが狭まる。
反対に、金利上昇速度が速まるとドル高となる一方で株価が下落し円高も同時に強まることから、同様に綱引き状態となり結局ドル円の動きは少なくなる。
今月に入りNY株式市場は三指数ともに堅調な地合いが続く中で米長期金利も3%付近の高止まり状態となっている。ドルの上昇幅は限られるものの、今週はリスクオンの円安が強まる可能性が高い。
心理的な節目として強いレジスタンスとなる110円を上抜いたとしても110円20銭付近には200日移動平均線が位置する。その上の110円60銭はフィボナッチ61.8%戻しとなりボリンジャーバンドの上限でもあるため一旦は売りを出しておきたい。

今週のドル円予想レンジ:110円60銭(BB上限、61.8%)~108円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]悪材料出尽くし感から巻き戻し

(ポンド円日足)


先週開かれたBOE政策会合ではインフレレポートやGDP予想など従来の見通しを引き下げたことでポンドは急落。この発表で年内利上げ期待が後退したことが原因だ。また、「今後数年で限定的な引き締めのみ必要」とされ市場には利上げ幅も限定的との見方が広がった。最近発表された英国経済指標は冴えないものが多く、ブレグジットの影響がここにきて表れ始めているとの見方もある。
一方、米長期金利の上昇に合わせたドル高の動きもポンドの押し下げ要因ともなった。
ポンド円は先週147円05銭で下げ止まり149円30銭まで反発したところでBOE政策会合の結果147円50銭まで下落。
短期的に底値が切り上がっていることから次に149円30銭を上抜きフィボナッチ50.0%戻しとなる150円ミドルまでの巻き戻しの動きが強まるとみている。
反対に147円を割り込むようなら145円まで特にサポートはないものの全般にリスクオンの動きが強まる中で上値ブレイクの可能性が高い。

今週のポンド円予想レンジ:150円50銭(50.0%)~147円50銭

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[豪ドル円]一目の雲に突入

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20180512_hiashi.jpg

先週の豪ドル円は一目の雲の下限に沿って下落が続き、底値が一旦は大きく放されたものの、その後反発。雲の中に突入して引けてきた。今週はリスクオンも加わり豪ドル円の一段の上昇を予想する。
今週月曜にはRBA議事要旨が公開され、同時にRBA副総裁の講演も開かれる。これまでのように景気に慎重な見通しが示されるとみられるが、既に織り込み済み。強気の見方が一部でも見られるようなら豪ドル買いに反応しやすい状況とみる。
4月19日に発表された豪州3月新規雇用者数の減少の結果を受け下落に転じた豪ドル円だけに、今週17日の豪州4月雇用統計には注目したい。
豪州新規雇用者数は先月予想を下回ったことから今月はその反動が期待される。
原油価格の上昇が鉄鉱石や銅価格を押し上げており豪ドルにとっては追い風となる。
豪ドル円は4月19日に付けた高値83円95銭付近を再度試しに行くとみている。

今週の豪ドル円予想レンジ:83円80銭(38.2%)~81円90銭

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[全般]株高によるクロス円の買いとドル安

イランの核合意離脱に絡む中東リスクの高まりは懸念される一方で北朝鮮の非核化に向けた動きが進むなか先週のNY株式市場は大きく上昇。米長期金利も落ち着いた動きの中でドル安円安の動きが今週も継続するとみる。
先週ゴールデンウィーク明けとなる東京市場でドル円は堅調な地合いで始まった。米国がイラン核合意からの離脱を表明したことや新興国からの資金流出懸念なども取りざたされたものの、市場への影響は限定的となった。
先週発表された米4月CPIが予想を下回ると米金利の上昇が抑制されるとの見方から株価が上昇。原油価格の上昇などもありリスクオンの円安が進行。一方で米長期金利は落ち着いた動きとなったことからドルの上値は抑えられた。
結果的にドル円は週前半でドル高円高、後半にはドル安円安の綱引き状態となり109円台でのもみ合いが続く一方でクロス円は下落から反発に転じた。
今週も米長期金利と米株式市場の動向が相場のカギを握る。
NY株式市場は三指数ともに週間ベースで大きく上昇するなど堅調な地合いを今週も維持する可能性が高い。その背景には米国の物価や賃金上昇の鈍化がありFRBが利上げを急がないとの見方がある。それにより米長期金利の上昇が抑えられることでドルの上値は限定的となる。一方でリスクオンの円安が進みやすくなることからドル円は緩やかな上昇が見込める。同時に円安がドル安の速度を上回ることから一段のクロス円の上昇が期待できそうだ。
もし、イランや北朝鮮を巡るリスク回避の動きが再び強まる時には円高と同時にドル高の動きが再開し、ドル円の値幅は綱引き状態から下値は限定的とみる。

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