ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-05

[米ドル円]110円台の底固め

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は堅調な地合いが続いたもののこれまで110円台では何度か跳ね返されたことから、その手前でもみ合いが続いた。
NY時間に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回るとドルが一斉に上昇。ドル円も110円付近の損切りを巻き込み110円30銭付近に上昇。その後NY株式市場が三指数ともに下落したことから伸び悩んだものの買いの勢いは続き110円45銭の高値を付けた。
引けにかけて米朝首脳会談がキャンセルされる可能性があるとの報道も影響は限定的となった。
米長期金利が6年10か月ぶりに3.06%に上昇するなど日米金利差拡大によるドル円の買いは継続。110円台手前でもみ合いが続いた分だけ買い遅れ感が強く、上昇の余力は大分ありそうだ。
200日移動平均線の位置する110円20銭を上抜いたことで次のレジスタンスは昨年の高値から今年の安値を引いたフィボナッチ61.8%戻しとなる110円80銭が意識される。

ドル円予想レンジ:110円80銭(61.8%)~109円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]下落サイン継続

(ユーロ米ドル日足)


昨日の欧州時間に発表されたユーロ圏1-3月期四半期GDP改定値は0.4%と予想通りの結果となり前回と変わらず。同時に発表されたユーロ圏3月鉱工業生産は0.5%と予想の0.7%を下回ったものの市場への影響は限られた。
しかし、その後NY市場を控えポジション調整とみられる売りが強まりユーロドルは1.1880ドル付近まで下落した。
NY時間に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回ったことで米長期金利が3.06%台に上昇するとドルが全面高となった。これを受けユーロドルは1.1820ドル付近に下落。ほぼ安値圏での引けとなっている。1.24ドル付近から下落が始まり今年最安値となる1.1845ドルを下回ったことで更に下落幅を拡大するとみる。
本日発表されるユーロ圏4月HICPが予想を下回るようなら売りのきっかけにされそうだ。
途転を表すパラボリックは依然として売りサインが継続。次のサポートレベルはボリンジャーバンドの下限となる1.1710ドル付近とみる。このレベルは昨年12月に付けた安値付近でもあり意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.1870~1.1710(BB下限)

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[豪ドル円]ボリンジャーバンドの値幅は縮小から拡大へ

(豪ドル円日足)


昨日の東京市場で公開されたRBA議事要旨では「目先は政策変更の強い根拠はない」「次の一手は利下げよりも利上げの可能性」「豪ドルは成長とインフレ加速の鈍化に繋がる」など、予想通りの内容となったことで市場の反応は見られなかった。ただ、豪州の雇用環境は改善されておりいずれ利上げに踏み切るとの見方は根強い。
ボリンジャーバンドの幅がかなり狭まってきており値動きも膠着状態に入っている。
バンド幅が今後縮小から拡大に向かう時は値動きが一気に高まる時でもある。
豪ドル円の目先はフィボナッチ61.8%戻しの83円ちょうどからボリンジャーバンドの上限となる83円30銭付近が高値目標とみる。

豪ドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%)~82円20銭

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[全般]米長期金利上昇でドル全面高

好調な米経済指標を受け米長期金利上昇によりドルが全面高となる中でドル円は2月ぶりの110円ミドルまで上昇。株式市場は下落に転じたもののドル円の底堅い動きは継続と予想する。
昨日の東京市場では前日に米長期金利が3%台に乗せて引けたことで日米金利差拡大を見込んだドル円の買いが先行。しかし、日経平均株価が冴えない動きとなったことや110円の大台を意識したのか上昇の勢いは抑えられた。
欧州市場ではユーロ圏1-3月期四半期GDPや英国4月失業率が発表されたもののほぼ想定内ということから相場への影響は限られた。
NY時間に発表された米4月小売売上高は0.3%と予想通りの結果となったが同時に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数が20.1と予想の15.0を大きく上回った事を受けドル円は110円台に乗せてきた。米長期金利が2011年7月以来の3.06%台に上昇したことでドル買いが強まった。一方でNY株式市場はFRBの利上げ速度が速まるとの見方から三指数下落に転じた。しかし、株価の下落はこれまで上昇が続いた反動とみられリスクオフの円買いの動きには繋がらなかった。
また、この日はFOMCメンバーの発言が相次いだ。
クラリダ次期FRB副議長は「バランスシートの縮小が必要でありFRBは大統領から独立すべき」
ボウマンFRB理事候補は「バランスシートの正常化は良い考え」
ウィリアムズSF連銀総裁(次期NY連銀総裁)は「今年3-4回の利上げが正しい方向」「インフレ圧力が高まれば利上げペースが早まる可能性」など全般にタカ派的な発言が多く聞かれた。
余り急速に金利が上昇すれば株価や新興国からの資金流出への懸念が高まるものの、現段階では緩やかな金利上昇が株式市場にとっては心地の良い状況、いわゆるゴルディロックス相場が継続するとみる。
ドル高から今後リスクオンの円安が進みやすくなればクロス円の買いチャンスでもある。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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