ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-05

[米ドル円]長期上昇の続いた反動

(米ドル円日足)


トランプ大統領が中国の北朝鮮に対する関与を仄めかし、米朝首脳会談延期の可能性を示したことで貿易摩擦も含めリスク回避の動きから円買いが一気に進んだ。
東京市場で日経平均株価が大きく下落したことでドル円は110円ミドル付近まで下落。
欧州勢もユーロ円を中心としたクロス円の売りからスタートするとドル円の下落は加速。200日移動平均線の位置する110円20銭を割りこむと損切を巻き込みながら108円59銭まで下落した。
その後は買い戻しが入り110円32銭まで押し戻されたがFOMC議事要旨の公開後に再び110円割れまで売りが強まった。
3月末に104円59銭の安値を付けてから上昇に転じたドル円だが、8週続いた上昇に対する反動とみている。
目先はまだ戻り売りが出やすい状況であり、短期的には戻り売りスタンスで臨みたい。
ただ、中期的な上昇トレンドに変化はなく長めのポジションを持つなら下値を拾っていきたい。
フィボナッチ38.2%戻しとなる109円ミドルが目先のサポートとなるが、このレベルを下回ると半値戻しの109円付近までの下げも想定しておきたい。

ドル円予想レンジ:110円50銭~109円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]サポートレベルの1.17ドル下回る

(ユーロ米ドル日足)


東京市場で円高が進みユーロ円の売りが先行。
欧州時間に発表されたドイツ5月PMIが予想を下回ったことで更にユーロ売りが加速。
ユーロドルは過去に何度か底値になるなど強いサポートとみられていた1.1710ドル付近では流石に下げ止まりを見せた。
しかし、FOMC議事要旨の公開を控え更に売りが強まるとこの日の安値となる1.1673ドルまで下落。このレベルはボリンジャーバンドの下限でもあり下げ止まり、結局サポートラインの1.17ドル前半に押し戻されて引けている。
NY終値ベースで1.17ドルをキープできたことから1.17ドル付近の底堅さが一先ず確認。
米長期金利も3%台付近で上昇の勢いが衰えておりドル高の動きもそろそろ収まりつつある。今日も終値ベースで1.17ドルをキープできるようなら反転のサインとみる。
1.16ドルミドルにはボリンジャーバンドの下限が控えており、その手前で買いを入れてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1750~1.1650(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]パニック売りで底値付けた可能性

(豪ドル円日足)


豪ドル円は83円80銭付近でもみ合いが続いていたが東京市場で円高が進んだことで83円20銭まで下落。
その後横ばいが続いたが欧州市場でユーロ円を中心に売りが強まると豪ドル円も損切りを巻き込みながら82円48銭まで下落した。
83円前半付近からはパニック的な売りも見られるなど目先の豪ドルロングは大分切らされた可能性が高い。
この2週間で急速に上昇した反動とみれば一先ず調整は一巡したとみて押し目買いを入れてみる。
一目の雲の下限やボリンジャーバンドの中心線の82円60銭付近がサポートとして意識されることから、その手前で買いを入れてみる。

豪ドル円予想レンジ:83円70銭(61.8%)~82円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]リスクオフで円高ドル高

東京から欧州市場にかけて円買いの動きが強まるとクロス円が全面安となりドルは上昇。米朝首脳会談、米中貿易摩擦への懸念もくすぶる中でポジション調整の動きがさらに進んだ。
東京市場では日経平均株価が下落して始まると円買いの動きが先行。トランプ大統領が米朝首脳会談延期の可能性を示唆したことで地政学的リスクの高まりを嫌気した格好だ。
これを機に海外のファンドやCTAの利食いとみられるポジション調整の動きが目立つ中でリスク回避の円買いが進行。また、米長期金利も低下する中でドル円は上値の重い展開となった。
欧州市場に入るとユーロを中心にクロス円の売りが先行。米長期金利が低下したにもかかわらずクロス円の売りが強まりドル安と円高が同時に進行したことでドル円は109円ミドル付近まで下落した。
NY市場では既にリスクは織り込んでいたのかNY株式市場が三指数ともに落ち着いた動きで始まった。
注目されたFOMC議事要旨の内容は「大半のメンバーが速やかに次の利上げを行うことが適切と指摘」「緩やかなインフレの行き過ぎは有用」、そして注目の物価に関しては2%を一時的に超えるのは上下対照的とする目標に整合しているとした。
結局想定されたよりもタカ派的な内容とはならなかったことで株価が上昇し米長期金利が低下したことを株式市場は好感し三指数ともに上昇して引けている。
米朝首脳会談の延期の可能性が示唆され、それは米中貿易摩擦の懸念も引き起こしたことがポジション調整のきっかけとなった。
しかし、実際には米朝首脳会談が破綻になったわけではなく今後も協議が継続することから、リスク回避の動きは一時的とみる。
これだけ一気に円高が進んだことで元のレベルに戻るには時間がかかりそうだ。
中期的な相場の流れに変化はなく今回で買い遅れたところにとっては買いのチャンスとみることもできる。
丁寧に下値を拾っていきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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