ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-05

[米ドル円]反動後109円挟みのもみ合い

(米ドル円日足)


昨日は前日のイタリアの財政や政局不安の拡大で円高とドル高の動きが強まった反動が入りドル円は反発。
ユーロの上昇によりドル安が強まったものの、NY株価や原油価格の上昇などからリスク回避の動きが後退。ドル円はNY時間に109円07銭まで買い戻された。
その後は109円を割り込んだものの底堅い動きで引けている。
イタリア・ショックは一先ず収まった感もあり目先のドルロングは大分投げさせられたとみてよいだろう。
ただ、イタリアの財政や政局不安が消えたわけではなく、米中貿易摩擦や北朝鮮問題といったリスクは燻る。
積極的なドル買いを入れる地合いではないものの一先ずドル円の売りは一巡しており目先は109円を挟んでのもみ合いに入る可能性が高い。
時間の調整が終われば最終的に堅調な米経済と金融政策の違いによる円売りドル買いの動きが再開するとみる。
109円ミドルから108円ミドルのレンジ取引に徹する。

ドル円予想レンジ:109円40銭(38.2%)~108円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ円]過度な動きの反発

(ユーロ円日足)


イタリアの財政や政局不安の拡大で大きく下落したユーロ円は前日の下落幅をほぼ取り戻すなど過度な動きに対して反発。
昨日の欧州勢は前日に大きく売り込まれたユーロの買い戻しから始まった。
ユーロ円は前日のNY市場で約2年ぶりの安値水準となる124円62銭を付けたことで一先ず売りは一巡。東京市場では日経平均株価が下落して始まったものの市場のリスク回避の動きは見られずユーロ円は125円を挟んでのもみ合いとなった。欧州勢も一先ずユーロを売りつくしたところで買い戻しからスタート。
欧米株式市場も反発するなど過度なリスク回避の動きが後退しユーロ円は126円後半まで上昇。
NY時間にはポピュリズム政党の「五つ星運動」が経済財務相に推していたユーロ懐疑派のパオロ・サボナ氏に辞退するよう要請したことが伝わるとユーロ円はこの日の高値となる127円31銭まで上昇。
ユーロショートポジションが残るなか、ほぼ高値圏でNY市場を引けてきたことで今日も一段の上昇が見込める。
半値戻しの129円を目指すとみるが、今日は一先ずフィボナッチ38.2%戻しの128円付近で上値が抑えられるとみており、一旦は売りを出しておきたい。
下げきらないようなら再度買いを入れていく。

ユーロ円予想レンジ: 128円00銭(38.2%)~126円20銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[カナダドル円]BOCの利上げ期待

(カナダドル円日足)


前日に83円まで下落したカナダ円だが、その後は買い戻しの動きが入り東京市場でも底堅い動きが続いた。欧州市場でユーロの買い戻しが入るとカナダ円もつられて84円05銭まで上昇。しかし、NY時間にはBOC政策会合を控えポジション調整と思われるカナダ円の売りが強まり83円50銭まで押し戻された。
BOC政策会合では政策金利1.25%を予想通り据え置くことを決定。
声明文では「4月以降の動きはインフレを目標近く維持するため利上げが正当化されるとの理事会の見解を更に強くする」としたことで利上げ期待が高まりカナダ円は一気に84円ミドル付近まで買いが進んだ。
その後もNY株式市場が三指数ともに大幅反発したことでリスク回避の動きが後退。円安が進むなかカナダ円は84円94銭まで上昇。
85円付近はフィボナッチ38.2%戻しとして意識されていたレベルだけにカナダ円の売りが並び上げ渋った。
一先ず一目の雲の上限に浮上したことで買い安心感が広がる。
短期的にはカナダ円のショートポジションの残党がいるとみられており、85円を上抜くようなら一段のショートカバーが入り半値戻しの85円ミドルが次の上値目途となる。

カナダ円予想レンジ:85円50銭(61.8%)~84円20銭

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[全般]過度なイタリア政局リスクの後退

イタリア政局不安の拡大で前日大きく下落した欧米株式市場や債券利回りなどの反動が入り円全面安。過度なリスク回避の反動がみられた。
昨日の東京市場ではイタリアの財政や政局不安を背景に日経平均株価が大きく下落して始まったもののドル円クロス円ともに底堅い動きがみられた。前日に円高が進み過ぎたためとみられる。
欧州市場が始まると過度なイタリア政局不安が後退する中でユーロが上昇。また、時間外取引で米長期金利が反発したことでドル円クロス円ともに買い戻しの動きが強まった。
NY時間に発表された米5月ADP雇用統計や米1-3月期四半期GDPが予想を下回ったものの市場の反応は見られなかった。
一方、米ホワイトハウスのサンダース報道官が「北朝鮮との協議に前進の兆候」との報道などが市場に安心感を与えるなど、今の市場の注目は経済よりもリスクに反応しやすい状況となっている。
欧米市場では前日の過度に反応した株や債券、そして為替市場全般に反動の動きが入った。
ただ、米中貿易摩擦やイタリアを起点とした南欧政局不安は今後も継続。北朝鮮問題の不透明感も加わり市場は当面神経質な展開が続くとみてよいだろう。
今日はドル円クロス円ともに反動の動きが一巡したところでは短期的に様子見姿勢から、もみ合いに入る可能性が高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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