ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-06

[米ドル円]レンジの上限試す

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は株価の下落に伴い110円を割り込み109円97銭まで下落。
その後株価が反転し米長期金利も上昇したことからドル円は110円41銭まで買い戻された。一旦は上値を抑えられたもののNY市場に入ると再び上昇。
原油価格が上昇し株式市場が三指数ともに反発して始まるとリスク回避の動きが後退。
ドル円クロス円ともに上げ幅を加速。ドル円はこの日の高値となる110円65銭を付けるなど堅調な地合いで推移。
週末月末、そして期末に向けたポジション調整の動きが株や債券、そしてドル円においても入っており、今日もこの流れは継続とみる。
ただ、特に買い材料があるわけではないのでポジション調整が一巡したところでは再び売りが強まるとみている。
一目の雲が下支えとしてボリンジャーバンドの上限となる110円80銭から6月15日に付けた高値110円90銭が強いレジスタンスとして意識される。

ドル円予想レンジ:110円90銭(6月15日高値)~110円10銭(BB中心線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ユーロ米ドル]決められないEU

(ユーロ米ドル日足)


東京市場では底堅い動きで推移していたユーロドルも米長期金利が上昇すると徐々に上値が重くなり1.1528ドルまで下落。その後は買い戻しも入り1.16ドル台まで戻されたがEU首脳会議を控え上値が抑えられた。
EU首脳会議では難民問題やブレグジットに関した話し合いとなるが難航が予想される。
結果的に結論を次回の会議に先送りするとの見方が濃厚。
そうなれば一先ず買い戻しが強まるとみている。
ただ、今後はEU自体の決定力不足への懸念が広がる可能性が高く、そうなれば再びユーロ売りが強まりかねない。
1.15ドル付近が一先ず底を固めてはいるが、このレベルを割り込むようなら一段の売りを誘うことになりそうだ。

ユーロドル予想レンジ: 1.1620(50.0%)~1.1500(BB下限)

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[NZドル米ドル]0.7640ドルに注目

(NZドル米ドル週足)


昨日の早朝に開かれたRBNZ政策会合ではこれまでよりもややタカ派的な内容となったことで一時的に買いが入った。しかし、売りの流れは止まらずNY市場でNZドルドルは0.6746ドルまで下落。今年最安値を更新した。
この下の0.6740ドルはフィボナッチ61.8%戻しとなり強いサポートとして意識されている。
このレベルをNY終値ベースで下回るようなら一段の売りが強まる可能性が高い。
反対に、このレベルで下げ止まるようならダブルボトムを形成し0.7050ドルを試す展開が予想される。
いずれにしても0.6740ドルのレベルは今後のNZドルドルにとってクルーシャルポイントになる。

NZドルドル予想レンジ:0.6800~0.6740(61.8%)

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[全般]月末期末、そして週末に向けた調整

特に材料のない中で今日が期末で月末、そして週末ということから市場全般にポジション調整の動きが強まった。
東京市場では前日のNY市場で株価が下落して引けたことから日経平均株価が軟調な地合いで始まるとドル円も110円を割り込んだ。しかし、その後は株価の買い戻しや米長期金利が上昇したことでドル円は反発。
欧州市場では今日から始まるEU首脳会談への思惑からユーロ売りでスタート。ユーロドルは1.1527ドルまで下落したものの前週付けた今年最安値には届かず反発に転じた。
EU首脳会議では難民問題に関する話し合いが難航するとの見方があり、最終的に結論は先送りされるとの見方からこれ以上のユーロ売りには繋がらなかった。
NY市場では貿易摩擦への懸念が残るものの、今日が期末で月末、そして週末ということから株式市場全般に買い戻しの動きが強まり三指数ともに上昇。
この日発表された米1-3月期GDPデフレーター・確報値が2.2%と予想の1.9%を上回ったことも安心感を与えた模様。
結局ドル円は110円ミドル付近に上昇し米長期金利も小幅上昇するなどドルの底堅い動きの中でクロス円も全般に買い戻された。
期末などに向けたポジション調整の動きは今日も継続するとみるが、貿易摩擦や難民問題などによる市場の不安は燻る。
来週には再びリスク回避の動きが強まるとの見方があるだけにドル円クロス円も積極的な買いは控えておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドル高が円高を上回る

(米ドル円日足)


米中貿易摩擦やイラン原油の輸入制限などもありドル円は上値の重い展開で始まった。
しかし、トランプ大統領が中国に対する投資制限に譲歩を示したことで安心感が広がるとドル円は110円49銭まで上昇した。
原油も週間在庫が予想を大きく下回ったことから3年半ぶりの1バレル73ドル台をつけた。NYダウも一時300ドル近く上昇するなどリスクオンの動きが続くと思われた。
しかし、クドローNEC委員長が大統領は中国に対する姿勢を緩めていないとの発言でNYダウは一気にマイナスに転じドル円も110円前半に押し戻された。
ただ、ユーロやポンドの下落がドル全般を押し上げており円高以上にドル高の動きが増したことでドル円は底堅い動きとなっている。
三角保ち合いが収束する中でボリンジャーバンドの幅が縮小。値動きは更に狭まる可能性が高い。
111円を超える勢いはなく、かといって109円前半も強いサポートとなっている。
どちらかに保ち合いが放れればその流れの方について行くがそれまではレンジ付近で逆張りを張る。

ドル円予想レンジ:110円70銭~109円70銭

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[ユーロ米ドル]EU首脳会議はユーロ売りリスク

(ユーロ米ドル週足)


ドイツのメルケル首相は移民問題でキリスト教社会連盟(CSU)党首のゼホーファー内相と4時間話し合ったが決裂。これを受けユーロ売りが加速した。
その連立政権危機が迫る中で今日からEU首脳会議が始まる。移民政策を中心に話し合われるが各国の思惑が交錯する中で亀裂が深まるようなら更にユーロ売りが加速するリスクが高い。
EU首脳会議自体がユーロにとってはリスクとなっており、昨日のユーロは終始売りが先行。
米国との貿易摩擦懸念も高まる中でユーロは目先上値の重い展開が継続するとみてよいだろう。
もし、EU首脳会議で移民政策の道筋が示されるようであれば一気に買い戻しが入るだろう。ただ、それでも貿易摩擦やイタリア問題など課題は山積。
上値も限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ: 1.1590~1.1450(BB下限、50.0%)

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[NZドル円]RBNZ政策会合で下げ止まり感

(NZドル円日足)


昨日の東京市場でNZドル円は75円ミドルから74円80銭付近まで下落して始まった。
RBNZ政策会合前のポジション調整的な売りも散見された。その後トランプ大統領が中国に対する強硬姿勢を弱める発言で75円30銭まで反発する場面も見られた。
しかし、その後NY株式市場の下落などに伴い再び売りが強まると74円74銭まで売り込まれた。
早朝に開かれたRBNZ政策会合では予想通り政策金利1.75%据え置きを決定。声明文では前回と同様に緩和水準を相当な期間維持するとした。また、必要に応じて政策変更を上向き、下向きいずれもあり得るとしたことでNZドル買いが強まり75円台を回復。
この薄商いの中では値動きは落ち着いており、それだけ発表前にポジションが軽くなっていたといえそうだ。
一先ず今年最安値となる74円55銭手前で下げ止まったことから目先底値を売った可能性もある。
最安値付近に損切りを入れながら74円台では買いを入れておきたい。

NZドル円予想レンジ:75円60銭(61.8%)~74円80銭(BB下限)

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[全般]トランプ発言で相場一喜一憂

昨日もトランプ大統領の発言で米中貿易摩擦緩和への期待が高まったもののその後否定的な側近発言もあり相場は依然として混とんとした動きが続いた。一方、原油価格は大きく上昇するなど結果的にドルは全面高となった。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の反発を受け過度な悲観的なムードは後退しドル円も110円台でスタート。しかし、米長期金利の低下などが進むとドル円は110円を割り込み109円後半に下落。
欧州市場では各国株価が下落して始まるとユーロやポンドの下落に伴いドルが上昇。
今日から始まるEU首脳会議を控え移民問題で揺れるドイツ連立政権への不透明感がユーロ売りを促した。
ドルが堅調に推移する中でトランプ大統領が「中国投資制限について最も厳しい措置は取らない」と発言。これを受けドル円の纏まった買いが入るとドル円は上昇。
その後発表された米5月耐久財受注や米5月卸売在庫が予想を上回る結果となりドルや株価が上昇。
ドル円はこの日の高値となる110円49銭まで買われた。
しかし、NY株式市場の後場に入ると一転。クドローNEC委員長が「トランプ大統領は中国に対する姿勢を緩めていない」との発言を受け、一時300ドル超を上げていたNYダウは165ドル下げて終了。
一方ドル円はユーロやポンドの下げがさらに進んだことでドル高円高の綱引き状態となり110円前半で下げ止まった。
トランプ大統領の貿易摩擦拡大を招くやり方に対して株価下落などマーケットが大統領にブレーキを掛ける可能性も出てきたようにみえる。
移民問題でも国内の反発により方針を変えるなど、ハードな交渉からソフトに転換するか注目。
ここにきてユーロやポンドの下落が加速し始めており、ドル円取引よりもこれらの通貨取引の方がパフォーマンスは高くなる。

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[米ドル円]110円挟みもみ合い相場継続

(米ドル円2時間足)


前日のNY株式市場が大幅安となったことを受け東京市場では日経平均株価やドル円は上値の重い展開で始まった。ドル円はこの日の安値となる109円37銭まで下落したものの、その後海外ヘッジファンドなどの株買いが入るとドル円も下げ止まった。このレベルはドル円レンジの下限でもあり意識された。
その後米長期金利の上昇などからドル買いの動きが進むとドル円も109円後半に押し戻された。
NY時間に発表された米6月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回った事でドル円は110円台を回復。その後米国がイラン原油の輸入を各国に要求したことでWTI原油先物が70ドル台に乗せるとNY株式市場も三指数ともに反発。リスク回避の動きが後退したことでドル円は110円21銭まで上昇。そのまま高値圏での引けとなった。
今日の東京市場でも株価の上昇などからドル円は一段の上値を試す展開が予想される。
ただ、貿易摩擦への懸念は依然として燻っており上値も限定的とみる。
レンジの上限となる110円後半はかなり強いレジスタンスとなっておりその手前では売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:110円70銭(レンジ上限)~109円60銭

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[ポンド米ドル]投機筋の動きに注意

(ポンド米ドル時間足)


英中銀金融政策理事会(MPC)メンバーの発言が増える中で短期的な投機マネーが入りやすくなっている。
昨日のロンドン時間には英次期MPC委員のハスケル氏が「政策金利が過度に早く引き上げられればリスク」と発言したことでポンドドルは1.3260ドル付近から1.32ドルに下落。その後マカファーティMPC委員が「利上げをあまりに長く待つことはより大きなショックを引き起こす」「BOEは利上げにもたつくべきではない」などと発言するとポンドの買い戻しが入った。しかし、戻りはポンド売りが待ち構えるなどポンドドルの上値は重くNY市場で再び下落。前回の安値を下回り1.3192ドルまで売り込まれた。しかし、引けにかけて再び買いが入ると1.3235ドルまで押し戻されそのまま引けている。
ドル円などの動きが少ない中でポンドに対して投機筋の動きが目立ち始めている。
先週付けた今年最安値となる1.31ドルの損切りを狙った投機筋の売りが入る可能性が高い。
要人発言には注意したい。

ポンドドル予想レンジ: 1.3260~1.3100

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[NZドル円]RBNZ政策会合に注目

(NZドル円日足)


明日の未明にRBNZ政策会合が開かれるが、この時間帯は参加者が少なく値が飛びやすいので要注意。
今回の会合でも利上げには消極的な見方が示されるとみており、NZドル円の下落リスクが高まる。
途転サインのパラボリックもNZドル売りの継続を示しており売られやすい状況が続く。
ただ、緩和政策継続は既に織り込まれておりNZドル円が今年最安値となる74円55銭を下回るような売り材料とはならないだろう。
発表後に急落、或いは急騰どちらかに大きくぶれるようならその戻しを狙った逆張りが面白そうだ。

NZドル円予想レンジ:75円70銭~75円00銭(BB下限)

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[全般]原油高株高

イランに対する新たな制裁措置で原油価格が上昇すると、これまで下落が続いた株価の下支えとなり市場も落ち着きを取り戻した。
米国がイラン産原油の輸入停止を各国に要求するなど新たな制裁措置を促したことで原油価格は急騰。OPEC減産幅縮小で価格は抑えられるとの見方もあったが再び1バレル70ドル台に乗せてきた。これを受けNY株式市場は石油関連株価が押し上げられると三指数ともに反発。リスクオンによる円売りが強まるとドル円クロス円ともに上昇幅を拡大。
ドル円は110円台を回復した。
米中貿易摩擦への懸念は依然として燻る中で一先ず買い戻しの動きが全般に見られた。
米オートバイ製造大手ハーレー・ダビッドソンが欧州向け国内生産を海外に移転するなど貿易摩擦が米国自体に悪影響を及ぼし始めている。この動きがトランプ大統領に対して今のところ影響を及ぼす気配は見られないが、市場の反応は徐々に落ち着きを取り戻しているように見える。しかし、依然として貿易関連の材料に市場は反応しやすい状況は続く。
今日はNY時間に米5月耐久財受注が発表されるが、貿易摩擦による影響が現れるような結果であれば株や円の下落に繋がる可能性が高い。
ドル円は株式市場の動向に反応しやすくなっており、それに影響を及ぼす原油価格も注目したい。

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[米ドル円]中国ハイテク投資制限で右往左往

(米ドル円日足)


週明け東京市場でトランプ大統領が中国企業に対して米ハイテク企業投資制限を検討しているとの報道が伝わるとドル円は110円付近から109円ミドルに下落。リスク回避の円高が進んだ。その後欧州市場でユーロ円の買い戻しが入るとドル円も下げ渋ったが、上値の重さが続いた。
NY市場ではハイテク企業を中心とした売りが強まりナスダックが大きく下落。NYダウも一時500ドル近い下落となった。しかし、ドル円は既に織り込み済みということもあり下げも限定的。
その後ナバロNTC委員長が「トランプ大統領の貿易政策について誤解がある」「米国の4%成長に強気」などの発言でドル円は損切りを巻き込み一気に110円台に戻した。
その後は引けにかけて押し戻されるなど貿易関連でドル円は右往左往。
結局、これだけ株価が下げてもドル円が下げきれなかったということは底堅いとみることもできそうだ。
一目の雲が相場の下支えとなっており、上昇トレンドラインも継続。暫く狭いレンジ内でのもみ合いが継続するとみており109円ミドルでは買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ:110円30銭(61.8%)~109円40銭

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[ユーロ円]悪材料出尽くしか

(ユーロ円日足)


米中貿易摩擦懸念から週明け東京市場でユーロ円は軟調な地合いでスタート。
128円30銭付近から売りが強まり127円29銭まで下落した。
欧州勢は東京のユーロショートポジションを狙った買いでスタート。NY市場にかけて買い戻しの動きが強まり、結局先週末の終値付近となる128円20銭付近に戻されるなど往って来い。
引けにかけてナバロNTC委員長の発言でドル円が一気に上昇したことを受けユーロ円も128円80銭付近まで上昇。市場が薄商いの中での上昇ということから調整の売り戻しが入り128円35銭付近に押し戻された。
ユーロには悪材料出尽くし観もあり全般に底堅い動きが先週から見られる。
ボリンジャーバンドの中心線を上回って引けたことで今日は一段の上値を試す展開を予想。
半値戻しの129円付近まではそれ程抵抗はなさそうだ。

ユーロ円予想レンジ: 129円05銭(50%)~128円00銭

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[ユーロ豪ドル]バンドウォーク継続

(ユーロ豪ドル日足)


6月に入りユーロオージーは下げ止まりから上昇に転じた。
1.61後半でダブルトップを付けて1.5780のネックラインを下抜けしたことで下落が加速。
昨日はそのネックラインを上抜けするなど上昇の勢いが加速し始めている。
ボリンジャーバンドの上限では上昇のバンドウォークが続いており、今日も上昇は継続とみる。
上値目途としては61.8%戻しでありボリンジャーバンド上限が位置する1.5840付近がターゲットとなる。
このレベルを上抜けするようならダブルトップの4月に付けた高値1.6040付近が次の上値目途として意識される。

ユーロオージー予想レンジ:1.5840(61.8%、BB上限)~1.5740

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[全般]米中貿易摩擦懸念とその反動も

トランプ大統領が中国の米国ハイテク企業への投資を制限する計画を立てているとの報道で中国などの株価が下落。リスクオフによる円高が進んだものの、米国内での反発もあり巻き戻しの動きも見られた。

週明け東京市場ではトランプ大統領が多くの中国企業が米ハイテク企業に投資することを禁じる計画を立てているとの報道を受け、株や為替など全般にリスクオフの動きが強まった。日経平均株価は180円近く下落、上海総合指数は1.05%下落するとドル円は110円付近から109円ミドルに下落。クロス円も豪ドル円などを中心に売りが目立つ中でドルは堅調な地合いとなったことでドル円の下げも限定的となった。
欧州市場ではドイツIFO景況感指数が101.8と予想通りになったが貿易摩擦への懸念から1年余りで最低の水準となった。ただ、既にユーロは売り込まれた後だけにその後は買い戻しの動きも入り反発。ポンド円などのクロス円も上昇したがユーロ豪ドルといった買いも入ったことで豪ドルなどは上値の重い展開となった。
NY市場では中国企業による米ハイテク投資が制限されるとの報道によりナスダックのハイテク企業を中心とした売りが強まるとダウやS&Pも下落幅を拡大。ダウは一時500ドル近く下落した。
しかし、ムニューシン財務長官が「中国をターゲットというのは誤報、すべての国に適用」と発言。トランプ政権内でも反発がみられるなど貿易摩擦へのブレーキがかかるとの見方も広がった。
また、ナバロ国家通商会議(NTC)委員長が「トランプ大統領の貿易政策について誤報がある」「米国の4%成長に強気」などと発言するとドル円が一転し110円近くまで上昇。
ハーレーダビッドソンが欧州向け生産を米国外へ移すことを発表するなど、関税引き上げが寧ろ中間選挙への足枷となるとの見方が浮上。
ムニューシン財務長官の発言などを見ると中国に対する軟調な姿勢も政権内でみられる。
貿易摩擦への懸念を打ち消す材料が出やすくなったことでドル円クロス円ともに底値も見えてきた観もある。

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[米ドル円]三角持ち合い放れ

(米ドル円日足)


トランプ大統領がEUからの自動車に対して全て20%の関税を課すとの報道でドル円は110円10銭からいっきに109円80銭まで下落。
その後のOPEC総会で今後原油を増産する方針が示されたが当初予想された規模を下回るとの見方から原油価格は寧ろ上昇に転じた。
これを受けNY株式市場も上昇し資源国通貨などのクロス円の買いが先行。
先週はユーロやポンドなども週末にかけ上昇したことでドル安と同時に円安が進行。
結果ドル円は綱引き状態から110円付近での膠着状態が続いている。
貿易摩擦拡大への懸念は続くものの、今後個別交渉に入れば市場も過度な懸念が後退しそうだ。そうであればドル円はもみ合いから上に放れ111円台に乗せてくるとみることができる。
反対に、報復合戦が拡大し貿易戦争への思惑が高まれば109円ミドルを割り込むなど保ち合いから下放れのリスクが高まる。
ただ、上下どちらに傾いてもドルと円の綱引き状態は変わらず(ドル買い円買い、ドル売り円売り)値幅は限定的とみる。

今週のドル円予想レンジ:111円40銭(5月11日高値)~109円50銭(パラボリック、50.0%)

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[ユーロ円]貿易摩擦も織り込み始める

(ユーロ円日足)


先週はドイツ連立政権への懸念からユーロ売りが先行。また、イタリアの上院財務委員長にユーロ懐疑派のアルベルト・バニャイ議員が指名されたこともユーロ売りを促しユーロ円は127円まで下落した。
その後は売りが一巡し128円60銭まで上昇。しかし、先週末のNY時間にトランプ大統領がEUからのすべての自動車に20%の関税を課すと発言したことでユーロ円は127円74銭まで売り込まれた。EUが米国に対して報復関税をかけたことで報復合戦が始まった。
ただ、これらの動きはある程度予想されたもので既にマーケットは織り込み始めていると思われる。
本格的な貿易戦争への懸念は残るものの、実際にはどこかで落ち着きどころを探る展開が予想される。
個別交渉に入るようなら最悪のシナリオが回避され円安が進みやすくなる。
市場全体のユーロのポジションはショートに傾いているとみられる。
今週はドイツやユーロ圏の6月消費者物価指数が発表され前月から改善されると予想される。
利上げに対して慎重な見方が広がっているだけに、予想を上回るようならユーロの一段の買い戻しが強まるとみる。

今週のユーロ円予想レンジ: 130円10銭(61.8%)~127円50銭

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[豪ドル円]レンジの下限から反転

(豪ドル円日足)


先週は東京時間に米中貿易摩擦への懸念からリスクオフの動きで円が買われ、同時に上海総合指数が大きく下落したことで豪ドル円の纏まった売りが散見。豪ドル円は80円63銭まで下落。このレベルは今年3月から始まったボックスレンジの下限レベルであり下げ止まった。報復合戦は続くもののその後は買い戻しの動きも入り週末には81円後半まで押し戻されて引けている。OPEC総会では原油の増産が決まったが予想を下回る規模となったことで原油価格は上昇。リスク回避の動きが後退したことで豪ドル円にも買い戻しの動きがみられた。
利上げ期待は低いものの好調な雇用や住宅市場などを背景にいずれは利上げに向かうとの見方は根強い。
今回、レンジの下限で下げ止まったことで次は上限を狙う展開が予想される。
ボリンジャーバンドの幅も拡大し始めており、豪ドル相場が活発になる可能性が高い。
半値戻しでボリンジャーバンドの中心線の位置する82円60銭付近からフィボナッチ61.8%戻しの83円付近が次の上値のターゲットとみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:83円00銭(61.8%)~81円20銭

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[全般]貿易戦争懸念と反動による円安

先週はビッグイベントや目立った指標発表はなく、市場ではトランプ大統領による貿易戦争拡大に注目が集まるなかユーロやポンドが相場のけん引役となった。
先週は週明けからドイツ連立政権への不信感の広がりでユーロが軟調に推移。
その後トランプ大統領が中国に対して2000億ドルの追加関税の可能性を示唆すると中国も米国に対して報復関税賦課の姿勢を示すなど貿易摩擦拡大への懸念が拡大した。
中国株式市場も含め世界同時株安の様相を呈するかと思われたが、市場は冷静さを失うことはなくパニック的な動きは見られなかった。
ECBフォーラムではパウエルFRB議長が好調な米国経済を背景に段階的な利上げ継続を示唆。ECBドラギ総裁や複数のメンバーが来夏以降の利上げの可能性を示すなど、前週のECB理事会での内容を踏襲。日銀黒田総裁も緩和政策の継続姿勢を示すなど、改めて日米欧金融政策の違いが確認された。
しかし、世界的な貿易戦争への懸念が広がる中で市場の注目である金融政策による反応は限定的となった。
ドイツのダイムラー社が中国での自動車の落ち込みなどから業績見通しを引き下げ、同時刻に発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が1年7カ月ぶりの低水準となった。いよいよ貿易摩擦が実体経済に影響を及ぼし始めたとの見方からNY株価が三指数ともに下落するなどリスク回避の動きが強まった。
一方、BOE政策会合では利上げの可能性が示されたことでポンドは上昇。対円でも買いが強まる中、ユーロ円も含めクロス円が反発。
週末にはトランプ大統領がEUからのすべての車に対して20%の関税を課すとの報道でユーロが下落。その後ユーロは対ドル対円でも反発して引けてきた。
今週は貿易摩擦懸念が燻る中で世界的な株価の動向とともにドルの動きに注目が集まる。
貿易摩擦による報復合戦が拡大する気配が強まる中でも株価は比較的落ち着いている。好調な米経済への期待もあるが、貿易摩擦はアメリカにとって最終的にプラスに働くとの見方があるかもしれない。いずれにしても、貿易戦争に発展する前にトランプ大統領と各国の個別の交渉が始まるとの見方もあり、貿易戦争への懸念も後退する可能性がある。
貿易摩擦拡大の懸念が広がっただけに、それにブレーキがかかるような材料に反応しやすい。
先週はドル安が進む中で円安も進行したことでドル円は110円を挟んでのもみ合いとなったが、株式市場が安定するようならリスク回避の動きが後退し円安が進むとみている。
特にカナダドルや豪ドルなどの資源国通貨を中心とした買いが対ドル対円で進む可能性が高いとみる。
日米欧金融政策の違いもありドル円クロス円の買いチャンスを探りたい。

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[米ドル円]世界的な株価下落でリスクオフの円高

(米ドル円日足)


東京市場で日経平均株価上昇によりリスクオンの円売りが強まる中でドル円は110円76銭まで上昇。しかし、今月15日に付けた高値110円90銭には届かずに失速。
欧州市場では日経平均先物や米長期金利の低下などから上値が抑えられた。
NY時間に発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ったことからドルが全面安。ドル円は110円を割り込み109円84銭まで売り込まれた。
このレベルはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しのレベルということもあり一先ず下げ止まった。
貿易摩擦が実体経済に影響を及ぼし始めているとの見方が広がる中でドル円は一段の下値を探る展開が予想される。
ただ、ドルも全般に買われやすい地合いでありドル高円高の綱引きとなるため下値も限定的とみる。

ドル円予想レンジ:110円60銭~109円50銭(50.0%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]利上げ期待の高まりからポンド買い

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間に開かれたBOE政策会合で政策金利0.50%の据え置きが予想通り決定。しかし、利上げを支持するメンバーが3人で前回の2人から増えた。
また、前回までは「政策金利が2.0%まで保有資産を減少させない」としたのが、「政策金利が1.5%に達するまで保有資産を減少させない」と金利水準を引き下げたことで市場は利上げが近いとの見方が広がった。
これを受けポンドドルは1.31ドル付近から1.32ドル付近まで上昇。その後発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大きく予想を下回ったことからドルが全面安。
ポンドドルは一段の買いが入り1.3270ドルまで上昇しそのまま高値圏での引けとなった。
市場には利上げ期待は殆どなかったことや、ブレグジット懸念や英メイ首相の吸引力低下などから売られ過ぎたポンドの買い戻しが入りやすくなっている。
中期的な下落トレンドは変わらないとみるが、目先は一段の買い戻しが入るだろう。
ボリンジャーバンドの中心線の位置する1.3320ドルからフィボナッチ61.8%戻しの1.3330ドル付近が次の上値目途となる。

ポンドドル予想レンジ: 1.3330(61.8%)~1.3210

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[米ドルカナダドル]OPEC総会とカナダ経済指標

(米ドルカナダドル週足)


NAFTA再交渉が難航する中で原油価格も下落するなどカナダドルにとってはネガティブ材料が重なり売りが止まらない。
本日は注目のOPEC総会が開かれるが減産規模の縮小が見込まれておりWTI原油先物も65ドル台に低下するなど上値の重い展開が続いている。
昨日はサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が今年後半は160万から180万バレル不足が見込まれるとし日量100万バレル増産すべきと発言。
既に増産が見込まれておりOPEC総会で増産が決まったとしても既に織り込み済みから原油価格の下落は限定的とみる。
今日のNY時間に発表されるカナダの4月小売売上高や5月消費者物価指数は前月から改善が見込まれておりカナダドルの買い戻しのきっかけになるか注目される。
いずれにしてもカナダドルはここにきて売られ過ぎており、天井が確認されるようならドルカナダの売りを出してみたい。

ドルカナダドル予想レンジ:1.3370(50.0%)~1.3260

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[全般]貿易摩擦、実体経済への影響懸念

貿易摩擦の拡大が実体経済に影響を及ぼすとの懸念が高まり世界的な株価下落の勢いが強まりドルの上昇も抑えられた。
昨日の東京市場では日経平均株価が大きく上昇したことでドル円は底堅い動きが続き、110円後半まで上昇。しかし、欧州市場に入ると米長期金利や日経平均先物が下落して始まるとドル円も失速。
イタリアの上院財務委員長にユーロ懐疑派のアルベルト・バニャイ議員が指名されるとの報道でユーロが対ドル対円で下落に転じた。また、独自動車大手ダイムラー社が貿易摩擦を背景に業績見通しを引き下げたことから株価全般に売りが強まった。
一方、ロンドン時間に開かれたBOE政策会合では利上げに前向きな内容となったことからポンドが上昇。ポンド円が上昇したことでクロス円も全般に買いが進んだ。
その後発表された米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が19.9と予想の29.0を大きく下回ったことからそれまで堅調な地合いで進んだドルが一気に下落に転じた。
また、NYダウも8日続落となる中でナスダックやS&Pも下落に転じるなど世界的同時株安となった。
貿易摩擦が激化する中で実際に独自動車大手ダイムラー社の業績見通しの引き下げが懸念されると同時に米製造業景気指数の悪化が重なり実体経済への懸念が広がった。
昨日は中国商務省が「米国が新たな関税リストを公表するなら中国は質と量の手段で対応する」と発表するなど報復合戦が泥沼化するリスクが高まる。
この動きに歯止めがみられないようならリスクオフの動きからドル円やクロス円の上値も抑えられる。
ただ、NY株式市場では貿易摩擦により買われる銘柄も見られることから下落にもいずれ歯止めが掛かるとの見方もある。
今日は週末ということから株価やドルの買い戻しの動きが入りやすく、過度に悲観的な見方には注意したい。

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[米ドル円]円安継続111円意識

(米ドル円日足)


前日大幅下落となった日経平均株価がこの日は反発に転じたことでドル円は110円台を回復。NY市場でもNYダウは小幅下落したもののナスダックやS&Pが上昇に転じたことから貿易戦争への懸念は燻るものの市場の過度な動揺が後退。パウエルFRB議長が改めて利上げに前向きな姿勢を示したことで米長期金利も上昇しドル円の下支えとなっている。
フィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置する109円80銭付近の底の堅さが確認された。
一先ず6月15日に付けた高値110円90銭からボリンジャーバンドの上限となる111円付近を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:111円00銭(BB上限)~110円00銭

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[ポンド米ドル]BOE政策会合とEU離脱への不透明感

(ポンド米ドル日足)


下落が続いたポンドが昨日は本日開かれるBOE政策会合を控え下げ止まり感を示した。
英メイ首相が反対票を投じるように呼びかけていたEU離脱法案の修正案を英下院が否決したことでポンドはロンドン時間に反発。ポンドドルは1.31ドルミドル付近から1.3217ドルまで上昇。
日足チャートを見るとボリンジャーバンドの下限でサポートされ底値で寄り引き十字線が現れるなどそろそろ反発の兆しが見えてきた。
本日のBOE 政策会合で利上げに前向きな内容が示されるようなら一段の反発に繋がるとみる。
ただ、英メイ首相の求心力が低下する中でアイルランド国境問題などEU離脱を巡る不透明感が漂うだけに本格的な買いを入れるにはまだ不安感が残る。
目先はフィボナッチ38.2%戻しとなる1.3270ドル付近が意識される。
ただ、ボリンジャーバンドの中心線でもありフィボナッチ50.0%戻しの1.33ドル付近で上値が抑えられるようなら再度下値を探る展開が予想される。

ポンドドル予想レンジ: 1.3300(50.0%、BB中心線)~1.3150

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[豪ドル円]下げ止まりから反発の兆し

(豪ドル円日足)


豪ドル円は前日にレンジの下限となる80円63銭で下げ止まり、底値から徐々に買いが強まり始めている。
昨日はロウRBA総裁が「豪州企業は労働力不足について不満を示している」と発言。豪ドルは小幅ながら買いで反応。豪州雇用状況が改善していることを示すものだ。
世界的な貿易戦争への懸念の高まりから売りが続いた豪ドル円だがレンジの下限で下げ止まったことで再び上限となる84円台を目指す展開を予想する。
昨日の上海総合指数も前日の大幅下げから上昇に転じるなどリスク回避の動きが後退。
トレンドはなくレンジ相場が継続する中で目先フィボナッチ38.2%戻しとなる82円前半を試しに行くとみる。

豪ドル円予想レンジ:82円10銭(38.2%)~81円00銭

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[全般]各国要人発言でも影響は限定的

各国金融要人発言が相次ぐ中で通貨への一時的な影響は見られたものの膠着感は払しょくされなかった。貿易戦争への懸念を背景に動きにくい相場が当面継続するとみる。
昨日の東京市場では上海総合指数や日経平均株価が前日の大幅安から一転して大きく上昇。リスク回避の動きが後退したことでドル円も110円台での底堅い動きで推移。
欧州市場では前日から始まったECBフォーラムで各国中銀総裁などの発言が相次いだ。
ノボトニー・オーストラリア連銀総裁が「ユーロが対ドルで下落すると予想」との発言で一時ユーロが下落する場面も見られた。ECBのドラギ総裁や日銀の黒田総裁、そしてパウエルFRB議長の発言はこれまでの政策姿勢を改めて示すものとなった。特にパウエルFRB議長は段階的な利上げを継続すると明言したことで米長期金利が上昇。それに伴いNYダウは7日続落となったが小幅な下げにとどまった。一方ナスダックやS&Pは小幅上昇に転じるなど米中貿易摩擦への懸念は燻るものの徐々に落ち着きを取り戻し始めているようにもみえる。
一方、この日はEUが対米報復関税を22日に発動することを発表するなど、米中だけでなく世界的な貿易戦争への懸念が意識される。
米国を中心とした世界的な景気の強さは継続するものの、貿易戦争が景気を悪化させるとの見方もあることから市場は慎重な動きが目立つ。
相場の硬直状態が長く続くようなら緩和政策を続ける円が売られやすくなり、ドル円クロス円は底堅い動きが予想される。
ただ、暫く関税合戦の落としどころが見えてくるまではポジションを一方向に傾けにくいものの、最終的に金融政策の違いが相場の流れを作るとみる。

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[米ドル円]ドル高と円高の綱引き

(米ドル円日足)


東京市場の始まる直前にトランプ大統領が中国に対して2000億ドルの更なる追加関税を検討しているとの報道から貿易戦争激化への懸念が拡大。ドル円は110円ミドルから下落が始まると断続的に損切りを巻き込みながら109円56銭まで売り込まれた。
その後は買い戻しの動きも見られたが上海株や欧州各国の株価が下落する中でリスクオフムードは継続。
NY市場でもNYダウが6日続落で始まるなど市場に悲観的なムードが広がった。
しかし、この日発表された米5月住宅着工件数が予想を上回るなど11年ぶりの高水準となりドル買いの動きも見られた。
また、米中貿易交渉が依然継続されていることから市場には楽観的な見方も広がりドル円も110円台に押し戻されて引けてきた。
追加関税のショックは時間の経過とともに大分緩和してきたことで目先は110円付近の底固めに入るとみている。
109円ミドルはフィボナッチ50.0%戻しのレベルであり、その手前で下げ止まったことで調整は一先ず終了。
ボリンジャーバンドの中心線の位置する109円80銭付近では買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:110円60銭~109円80銭 (BB中心線)

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[ユーロ米ドル]ダブルボトムで底打ちか

(ユーロ米ドル日足)


東京市場でドル円が下落したことでドル売りが強まりユーロドルは堅調な地合いで推移。ユーロドルは1.1645ドルの高値を付けた。しかし、欧州市場に入ったところでドラギ総裁が「利上げ開始時期の決定で辛抱強い姿勢を保つ」「利上げ開始後も段階的なアプローチをとる」と発言。
また、ドイツIFO経済研究所が今年と来年の経済成長率の予想を大きく下方修正したことを受けユーロは下落。ユーロドルはこの日の安値となる1.1531ドルまで下落した。
しかし、5月に付けた安値1.1510ドルには届かずに反発したことでダブルボトムを付けた可能性もある。
欧州経済の悪化は中国経済やユーロ高が要因とみられ、それらは既に解消されていることから今後回復傾向に入ると思われる。
利上げへの失望売りで大幅下落したユーロの巻き戻しがそろそろ入るとすれば、ボトムラインとなる1.15ドルの手前の1.15ドルミドル付近は買いとみる。

ユーロドル予想レンジ: 1.1650(38.2%)~1.1550

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