ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-06

[米ドル円]リスクとチャンス

(米ドル円2時間足)


イタリアの連立政権樹立への期待から警戒感が後退する中でドル円は東京時間に一時109円台を回復。しかし、スペインのラホイ首相辞任の動きから南欧リスクは継続。
また、米国の鉄鋼やアルミ関税発動の見通しからEUやカナダなど貿易摩擦への懸念が高まるとドル円は109円39銭まで押し下げられた。
ただ、この日発表された米経済指標は物価の底堅さを示すもので押し目では買いが散見。結局108円ミドルから下の底堅さが確認された格好だ。
今日の雇用統計が予想を上回るとの見方もあり、そうなれば週末ということから買い戻しの動きが強まるとみる。
レンジの上限とみるフィボナッチ38.2%戻しの109円40銭付近を目指した動きを予想する。

ドル円予想レンジ:109円40銭(38.2%)~108円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]南欧リスクと貿易摩擦

(ユーロ米ドル日足)


イタリアの「五つ星運動」と「同盟」は連立政権樹立で合意し両党の指導者はコンテ氏の首相再指名したことから市場の不安はひとまず後退。ユーロドルは一時1.1724まで押し上げられた。しかし、スペインのラホイ首相への不信任決議案を前に辞任の意向を示したことが足かせとなり上値が抑えられた。
また、米国政府がEUやカナダなどへの鉄鋼やアルミ関税を発動するとしたことでEU側も追加関税を賦課する意向を示した。
貿易摩擦への懸念からユーロは1.1642まで押し戻されるなど神経質な展開が続いた。
ただ、前日に今年最安値となる1.1610を付けてから反発に転じており一先ず底値を確認。
昨日は途転を示すパラボリックが売りから買いのサインに転換。ボリンジャーバンドの中心線が位置する1.17後半を目指す展開が予想される。
あくまで巻き戻しの動きであり、このレベルを超えられないようなら再びユーロ売りが強まる可能性が高い。

ユーロドル予想レンジ: 1.1750(50%)~1.1640

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[カナダドル円]関税問題とGDP

(カナダドル円日足)


カナダ円は前日のBOC政策会合声明文で利上げ期待が高まり東京市場では底堅い動きが続いた。カナダのGDP発表前にはこの日の高値となる84円96銭まで上昇。
しかし、発表された1-3月期GDPが1.3%と予想の1.8%を大きく下回ったことからカナダ円は下落に転じた。また、米国政府がEUやカナダへの鉄鋼やアルミの追加関税を賦課すると決定したことでカナダ円は83円57銭まで下落した。
その後は買い戻しが入り84円台で引けているものの貿易摩擦への懸念などから上値の重い展開は続きそうだ。
結局ボリンジャーバンドの中心線に届かなかったから再度バンドの下限を試す展開が予想される。
このレベルを下回るようなら5月29日に付けた83円も視野に入る。

カナダ円予想レンジ:84円40銭~83円00銭 (61.8%、5月29日安値)

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[全般]雇用統計控え神経質な展開

イタリア政局不安は後退したものの米国政府による鉄鋼やアルミなどへの関税引き上げを発動するなど貿易摩擦への懸念が高まった。今日の雇用統計発表を控え市場は神経質な展開が続く。
昨日の東京市場ではイタリア政局への警戒感が和らいだことから日経平均株価が上昇。
ドル円も108円ミドル付近で下げ止まり底堅い動きが続く中で欧州勢がユーロ買いでスタート。ユーロ円の上昇に攣られクロス円全般に買いが入るとドル円も一時109円台を回復。
しかし、NY時間に米国政府がEU、カナダ、メキシコへの鉄鋼、アルミ関税を発動する見通しとの報道でリスク回避の動きが高まりNY株式市場が三指数ともに下落した。結局リスク回避による円買い戻しが強まるとドル円は再び108円ミドルまで押し戻された。
イタリアの「五つ星運動」と「同盟」はコンテ氏を首相指名するなど連立政権樹立に向けた動きが進んだことで懸念は後退。一方、スペインではラホイ首相の不信任決議案が可決される公算が高まるなど南欧リスクは依然として燻る。
昨日発表された米4月の個人消費は0.6%と予想の0.4%を上回った。また、同時に発表された4月PCEデフレーターも0.2%と予想の0.1%を上回るなど米インフレ上昇による利上げペースを加速させるものだ。
しかし、欧州や関税賦課への懸念の高まりからどんな経済指標の結果も市場への反応は限定的となっている。
今日のNY時間には注目の米雇用統計が発表されるが、前月の悪化による反動から予想を上回る好結果になるとの見方がある。
市場が安定して来れば再び好調な米経済による金融相場に戻りドル高円安の流れが強まるとみるが、今の時点では素直に反応しにくい。
不安が残る中で神経質な展開が予想されるが、週末ということもあり引けにかけてドル円やクロス円の買い戻しが入りやすくなるとみている。

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