[米ドル円]ECB理事会後はイベントリスク後退

米朝首脳会談も一先ず無難に終了したことからドル円は底堅い動きでスタート。欧州市場にかけてドル円は110円71銭まで買いが進んだ。
その後はFOMC会合を控え利食い売りなども散見され110円34銭まで押し戻された。
FOMC会合ではドット・チャートの年内利上げ見通しが3回から4回に引き上がれられたことでドルは全面高。GDPやインフレ見通しも引き上げられるなど予想以上にタカ派的な内容となった。しかし、その後、米中貿易摩擦への懸念の高まりからドルの巻き戻しが入りドル円は110円30銭まで下落。NY株式市場が三指数ともに下落したこともドル円を押し下げた。
今日はECB理事会が開かれるが、それまでに一段のポジション調整が入る可能性もある。
しかし、最終的にFRBの利上げ期待の高まりからドルは底堅い動きが予想される。
NY株式市場も一先ず下落したものの、これだけ利上げ期待が高まった割に下げは限定的。寧ろ好調な米経済を背景に再び上昇が始まる可能性が高い。
110円を割り込むようなら押し目買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:110円80銭~110円00銭(50.0%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]ECB理事会でユーロ反落も

昨日の欧州時間に発表されたユーロ圏4月鉱工業生産が-0.9%と予想の-0.7%よりも悪化。市場はFOMC会合を控えていることからほとんど反応は見られなかった。
寧ろFOMC会合前にドル売りの動きが強まるとユーロドルの買いが強まりNY市場でユーロドルは1.1792ドルまで上昇。
FOMC会合で年内利上げ回数の予想が引き上げられたことでドルが全面高となりユーロドルは1.1725ドルまで下落した。
しかし、米中貿易摩擦への懸念が広がりドル売りが強まるとユーロは反転。下落前の高値を上回り1.1803ドルまで上昇。そのまま高値圏での引けとなった。
本日開かれるECB理事会では年内にもQE終了の議論がされるとみられ、実際にその道筋が示されるようなら発表後一段のユーロ買いが強まるとみる。
ただ、既に大分織り込まれていることや欧州景気の減速懸念、イタリア政治リスクなどもあり最終的にポジションの巻き戻しが入る可能性が高い。
6月7日に付けた高値1.1840ドルからボリンジャーバンドの上限が位置する1.1865ドル付近では売りを出しておきたい。
ユーロドル予想レンジ:1.1840(6月7日高値)~1.1720(BB中心線、38.2%)
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[豪ドル円]短期的にダブルトップ

豪ドル円は84円ミドルのレンジ上限を意識した動きが続いている。
米朝首脳会談が終了しリスクオンの動きが漂う中で豪ドル円は東京からNY市場にかけて底堅い動きで推移。FOMC会合前にはこの日の高値となる83円99銭まで上昇した。しかし、FOMC会合後に豪ドル円は83円45銭まで一気に下落するなどドル円の上昇に対して豪ドル売りの勢いが上回った。
その後は買い戻しも見られたが上値の重い展開が続いている。
昨日はRBAロウ総裁が「利上げはまだ先の話」と発言するなど、当面緩和政策が継続されるとみられる。
今日の東京時間には豪州5月雇用統計、中国5月小売売上高、中国5月鉱工業生産の指標が発表される。
短期的に84円付近を天井にダブルトップ気味に下落に転じており、売り材料に反応しやすくなっている。
指標の結果次第では一段の下値トライが予想されるが最終的に豪ドル円はレンジの上限となる84円ミドルを上抜いていくとみており短期取引に徹したい。
豪ドル円予想レンジ:83円80銭~83円20銭(61.8%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[全般]FOMC会合からECB理事会へ
昨日の東京市場では前日の米朝首脳会談が一先ず終了したことから安心感が広がる中で円売りが先行。欧州市場にかけてドル円は110円71銭まで買われたが、その後はFOMC会合を控えドル売りの動きが強まった。
NY時間に発表された米5月PPIが前年比で3.1%と予想の2.8%を上回るなど6年4か月ぶりの高水準となった。しかし、その後のFOMC会合を控え反応も限定的。
そのFOMC会合では政策金利を予想通り0.25%引き上げ、年内利上げ見通しを3回から4回に引き上げた。また、GDPや物価見通しも引き上げたことからドルは全面高。
その後行われたパウエルFRB議長の記者会見では「来年1月から毎回のFOMC終了後記者会見を行う」と発言したことで更にドルが上昇。ドル円は110円85銭まで買われた。
しかし、その後WSJ紙が「米政府は早ければ15日にも中国製品への関税を準備」との報道でドルの売り戻しが強まった。また、NY株式市場も三指数ともに下落したことから円の買い戻しも重なりドル円は110円30銭付近まで押し戻され往って来い。
一先ずFOMC会合はタカ派的な内容となったことで今後利上げ期待から中期的なドル買いの動きは継続するとみるが本日開かれるECB理事会を控え慎重な動きが予想される。
ECB理事会では年内にもQEを終了するとの見方もある一方で、昨日発表されたユーロ圏4月鉱工業生産が予想を下回るなどの懸念が燻る。
また、貿易摩擦やイタリア政治不安などもあり利上げ時期が後退するとの見方もある。
いずれにしても、イベントリスクが終了し日銀との金融政策の違いからの円安は継続とみる。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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