ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-06

[米ドル円]日銀政策会合で円安へ

(米ドル円日足)


ECB理事会では利上げに関して慎重な姿勢が示されたことからユーロ円を中心にクロス円の売りが進んだ。一方、米5月小売売上高など好調な米経済指標の結果を受けドル高が進むとドル円は徐々に底値を切り上げ110円70銭付近に上昇。
そのまま高値圏での引けとなった。
今日は日銀政策会合が開かれるがこれまでと同様に緩和継続姿勢が改めて確認されるとみられる。ECBやFRBの金融政策の違いからドル円クロス円ともに買いを入れやすくなる。
フィボナッチ61.8%戻しとなる110円80銭が目先のレジスタンスとなる。
日銀会合後に日米金利差拡大を見込んだ買いが入るようならボリンジャーバンドの上限となる111円25銭付近が次のターゲットになる。

ドル円予想レンジ:111円25銭(BB上限)~110円30銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]1.15ドルがクルーシャルポイント

(ユーロ米ドル週足)


昨日の欧州時間に開かれたECB理事会では資産買い入れ終了時期を12月末で終了すると発表。10月から12月は買い入れ額を現行の月200億ユーロから月150億ユーロに減額するとした。発表後ユーロドルは1.18ドルミドルに上昇。
しかし、保有債券の償還元本は再投資するとしイタリアなどへの配慮がみられた。
また、利上げ時期に関しては少なくとも来年夏までは据え置くとしたこともハト派的と捉えられユーロは一気に下落に転じた。
結局戻りがほとんど見られないまま1.16ドルを下回り1.15ドル後半まで下落が続きそのまま安値圏での引けとなっている。
やや売られ過ぎの感もあるが、1.15ドル付近は週足ローソクチャートを見るとボリンジャーバンドの下限でバンドウォークが続いていることから今日も下落基調は継続とみる。
ただ、昨日から売られ過ぎの感もあり一旦底値を確認すると大きく反発する可能性が高い。
目先は5月29日に付けた安値1.1510ドル付近で下げ止まるようなら買いを入れていきたい。
このレベルを下回るようならフィボナッチ50.0%戻しとなる1.1450ドルが次のサポートになる。

ユーロドル予想レンジ:1.1650~1.1510(5月29日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]雲の下限がサポート

(豪ドル円日足)


FOMC会合後、豪ドル円の売りが徐々に高まる中で東京時間に発表された中国5月小売売上高と5月鉱工業生産が予想を下回ったことも上値を重くした。
また、ECB理事会後にユーロ円が一気に下落したことを受け豪ドル円もつられ安となった。
結局買い戻しがほとんど見られず豪ドル円は82円61銭の安値付近で引けている。
豪州の景気自体は堅調な地合いを示しており、いずれ上昇に向かうとみている。
4月以来、豪ドル円は一目の雲の下限や上限に沿った動きが目立つ。
雲の下限の位置する82円30銭付近はフィボナッチ61.8%のレベルでもあり強いサポートとして意識される。
日銀会合で円安が進む可能性が高く、FOMC会合前にこのレベル付近まで下げるようなら豪ドル買いを入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ:83円30銭~82円30銭(61.8%、雲の下限)

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[全般]ECB理事会後ドル高が円高を上回る

昨日開かれたECB理事会では年内で量的緩和終了が示されたが全般に予想されたほどタカ派的ではなかったことからユーロは急落。ドル全面高となりクロス円の売りが強まった。
昨日の東京市場では前日のFOMC会合でタカ派的な内容となったものの株価が軟調な地合いで推移したことからドル円も上値の重い展開となった。
欧州市場ではECB理事会を控え慎重な動きのなか英国5月小売売上高指数が予想を上回るとポンドが上昇。ユーロに手が出ない分だけポンドに投機筋の動きが集まった。
注目のECB理事会では年内でQEの終了が示されたことで発表直後ユーロは上昇。しかし、利上げに関しては慎重な姿勢が示されたことを市場はハト派と受け止めたことでユーロは一気に下落に転じた。
また、同時に発表された米5月小売売上高が0.8%と予想の0.4%を大きく上回ったことからドル買いが進みユーロ売りを加速させた。
結局クロス円の売りが円買いを促すと同時にドル高がそれ以上に進んだことでドル円は底堅い動きが続いた。
FOMC会合では積極的な利上げが示されたのに対してECB理事会では貿易摩擦やイタリア政治リスクなどを背景に利上げに関しては慎重な見方を示すなど政策に温度差がみられた。
今日は日銀政策会合が開かれるが当面緩和政策の継続が予想されることからドルやユーロに対して円安が進みやすい地合いとなる。
クロス円が大きく下落しただけに買いのチャンスと考える。

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