[米ドル円]ドル高と円高の綱引き

東京市場の始まる直前にトランプ大統領が中国に対して2000億ドルの更なる追加関税を検討しているとの報道から貿易戦争激化への懸念が拡大。ドル円は110円ミドルから下落が始まると断続的に損切りを巻き込みながら109円56銭まで売り込まれた。
その後は買い戻しの動きも見られたが上海株や欧州各国の株価が下落する中でリスクオフムードは継続。
NY市場でもNYダウが6日続落で始まるなど市場に悲観的なムードが広がった。
しかし、この日発表された米5月住宅着工件数が予想を上回るなど11年ぶりの高水準となりドル買いの動きも見られた。
また、米中貿易交渉が依然継続されていることから市場には楽観的な見方も広がりドル円も110円台に押し戻されて引けてきた。
追加関税のショックは時間の経過とともに大分緩和してきたことで目先は110円付近の底固めに入るとみている。
109円ミドルはフィボナッチ50.0%戻しのレベルであり、その手前で下げ止まったことで調整は一先ず終了。
ボリンジャーバンドの中心線の位置する109円80銭付近では買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:110円60銭~109円80銭 (BB中心線)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]ダブルボトムで底打ちか

東京市場でドル円が下落したことでドル売りが強まりユーロドルは堅調な地合いで推移。ユーロドルは1.1645ドルの高値を付けた。しかし、欧州市場に入ったところでドラギ総裁が「利上げ開始時期の決定で辛抱強い姿勢を保つ」「利上げ開始後も段階的なアプローチをとる」と発言。
また、ドイツIFO経済研究所が今年と来年の経済成長率の予想を大きく下方修正したことを受けユーロは下落。ユーロドルはこの日の安値となる1.1531ドルまで下落した。
しかし、5月に付けた安値1.1510ドルには届かずに反発したことでダブルボトムを付けた可能性もある。
欧州経済の悪化は中国経済やユーロ高が要因とみられ、それらは既に解消されていることから今後回復傾向に入ると思われる。
利上げへの失望売りで大幅下落したユーロの巻き戻しがそろそろ入るとすれば、ボトムラインとなる1.15ドルの手前の1.15ドルミドル付近は買いとみる。
ユーロドル予想レンジ: 1.1650(38.2%)~1.1550
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[豪ドル円]レンジの下限で下げ止まる

早朝に米中貿易戦争激化への懸念から豪ドル円は82円から81円ミドルに下落。
その後公開されたRBA議事要旨では強い経済成長を予測するなど利上げに悲観的な見方が後退したことから豪ドルが買われる場面も見られた。しかし、日経平均株価だけではなく上海総合指数が大幅下落となったことでリスクオフの動きから豪ドル円の売りが再び強まり80円63銭まで下落。このレベルは今年三月から始まったレンジの下限でもあり下げ止まった。その後は買い戻しの動きもあり81円前半に押し戻されて引けている。
貿易摩擦への懸念は残る一方で、寧ろ豪州にとっては有利に働く面もあり豪ドル売りも限定的とみる。
レンジの下限で下げ止まったことで一先ず底打ちの可能性から押し目買いを入れてみたい。
豪ドル円予想レンジ:81円80銭~81円00銭
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[全般]米中貿易摩擦拡大でリスクオフ
昨日の東京市場では早朝にトランプ大統領が「中国に対して一段の措置をとる必要」「USTRに更に2000億ドルの中国製品を確認するよう指示」などの発言から米中貿易摩擦拡大への懸念が拡大。市場は一気にリスクオフムードが高まると円が全面高となった。
日経平均株価の下落だけではなく上海総合指数が節目とされていた3000を割り込む大幅安となった。
ドル円は110円台を割り込むと損切りを巻き込みながら109円55銭まで下落。ユーロ円を中心にクロス円も全面安となった。
欧州市場ではユーロ安が更に進行。ドラギ総裁が利上げに慎重な姿勢を示したことでユーロは対ドル対円で更に売りが加速。各国株式市場も下落するなどリスクオフの円高とユーロ安、そしてドル高が同時に進行した。
NY市場でも米中貿易摩擦への懸念からNYダウが一時420ドル下落するなどリスクオフムードが高まった。
ただ、ナスダックやS&Pは比較的落ち着いた動きがみられるなど米中貿易摩擦は最終的に落としどころを探るとの見方もある。
北朝鮮が三度目の訪中をした直後にトランプ大統領が中国への追加関税を発表するなど脅しとも捉えられる。米中の交渉は継続しているということからNY市場も後半にかけて下げ幅を縮小するとドル円クロス円も買い戻しの動きが強まった。
対中国制裁が発動される7月6日まで両国の報復的な貿易戦争はまだ続きそうだが、一先ず最初のショックは後退。目先はもみ合い状態に入る可能性が高い。
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