[米ドル円]円安継続111円意識

前日大幅下落となった日経平均株価がこの日は反発に転じたことでドル円は110円台を回復。NY市場でもNYダウは小幅下落したもののナスダックやS&Pが上昇に転じたことから貿易戦争への懸念は燻るものの市場の過度な動揺が後退。パウエルFRB議長が改めて利上げに前向きな姿勢を示したことで米長期金利も上昇しドル円の下支えとなっている。
フィボナッチ38.2%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置する109円80銭付近の底の堅さが確認された。
一先ず6月15日に付けた高値110円90銭からボリンジャーバンドの上限となる111円付近を試す展開が予想される。
ドル円予想レンジ:111円00銭(BB上限)~110円00銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド米ドル]BOE政策会合とEU離脱への不透明感

下落が続いたポンドが昨日は本日開かれるBOE政策会合を控え下げ止まり感を示した。
英メイ首相が反対票を投じるように呼びかけていたEU離脱法案の修正案を英下院が否決したことでポンドはロンドン時間に反発。ポンドドルは1.31ドルミドル付近から1.3217ドルまで上昇。
日足チャートを見るとボリンジャーバンドの下限でサポートされ底値で寄り引き十字線が現れるなどそろそろ反発の兆しが見えてきた。
本日のBOE 政策会合で利上げに前向きな内容が示されるようなら一段の反発に繋がるとみる。
ただ、英メイ首相の求心力が低下する中でアイルランド国境問題などEU離脱を巡る不透明感が漂うだけに本格的な買いを入れるにはまだ不安感が残る。
目先はフィボナッチ38.2%戻しとなる1.3270ドル付近が意識される。
ただ、ボリンジャーバンドの中心線でもありフィボナッチ50.0%戻しの1.33ドル付近で上値が抑えられるようなら再度下値を探る展開が予想される。
ポンドドル予想レンジ: 1.3300(50.0%、BB中心線)~1.3150
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[豪ドル円]下げ止まりから反発の兆し

豪ドル円は前日にレンジの下限となる80円63銭で下げ止まり、底値から徐々に買いが強まり始めている。
昨日はロウRBA総裁が「豪州企業は労働力不足について不満を示している」と発言。豪ドルは小幅ながら買いで反応。豪州雇用状況が改善していることを示すものだ。
世界的な貿易戦争への懸念の高まりから売りが続いた豪ドル円だがレンジの下限で下げ止まったことで再び上限となる84円台を目指す展開を予想する。
昨日の上海総合指数も前日の大幅下げから上昇に転じるなどリスク回避の動きが後退。
トレンドはなくレンジ相場が継続する中で目先フィボナッチ38.2%戻しとなる82円前半を試しに行くとみる。
豪ドル円予想レンジ:82円10銭(38.2%)~81円00銭
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[全般]各国要人発言でも影響は限定的
昨日の東京市場では上海総合指数や日経平均株価が前日の大幅安から一転して大きく上昇。リスク回避の動きが後退したことでドル円も110円台での底堅い動きで推移。
欧州市場では前日から始まったECBフォーラムで各国中銀総裁などの発言が相次いだ。
ノボトニー・オーストラリア連銀総裁が「ユーロが対ドルで下落すると予想」との発言で一時ユーロが下落する場面も見られた。ECBのドラギ総裁や日銀の黒田総裁、そしてパウエルFRB議長の発言はこれまでの政策姿勢を改めて示すものとなった。特にパウエルFRB議長は段階的な利上げを継続すると明言したことで米長期金利が上昇。それに伴いNYダウは7日続落となったが小幅な下げにとどまった。一方ナスダックやS&Pは小幅上昇に転じるなど米中貿易摩擦への懸念は燻るものの徐々に落ち着きを取り戻し始めているようにもみえる。
一方、この日はEUが対米報復関税を22日に発動することを発表するなど、米中だけでなく世界的な貿易戦争への懸念が意識される。
米国を中心とした世界的な景気の強さは継続するものの、貿易戦争が景気を悪化させるとの見方もあることから市場は慎重な動きが目立つ。
相場の硬直状態が長く続くようなら緩和政策を続ける円が売られやすくなり、ドル円クロス円は底堅い動きが予想される。
ただ、暫く関税合戦の落としどころが見えてくるまではポジションを一方向に傾けにくいものの、最終的に金融政策の違いが相場の流れを作るとみる。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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