[米ドル円]雲の下限を下回る

米中貿易協議再開への期待感がドル円の下支えとなっていたが、トランプ大統領発言でドル売り円買いの動きが一気に高まり始めた。
週明け東京市場では人民元の下落が一服し、先週末に大幅下落となった上海総合指数も反発。ドル円は110円ミドル付近で底堅い動きがみられた。しかし、欧州市場ではトランプ大統領は先週末に政治献金者の集会でFRBの利上げに対して圧力をかけるような発言をしたことで米長期金利は低下。ドル売りが先行した。
NY市場では株式市場が三指数ともに上昇したもののドル下落は止まらずドル円は8月13日に付けた安値110円11銭手前で下げ止まっていた。しかし、その後トランプ大統領が「中国と欧州は為替操作を行っている」「利上げ継続ならFRBを非難するだろう」との報道でドル円は110円付近まで下落。日本円に対する発言は聞かれなかったものの市場は日本に対しても為替圧力をかけてくるのではといった思惑が先行。
ドル全面安が一先ず一巡する中で次は円高の動きが強まり始めている。
一目の雲の下限を下回ってNY市場は終わったことで109円ミドル付近を試す展開が予想されるが、一時的な下押しとみる。
米国独り勝ちの動きは株価を見ても明らかで長期的なドル高の流れに変化はない。
ドル円予想レンジ: 110円50銭(雲の下限)~109円30銭(76.4%)
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[ユーロ米ドル]ユーロ安批判とドル安

この日はギリシャが8年ぶりにEUからの金融支援が終了し国債市場に本格的に復帰する最初の日となった。ユーロからの離脱という危機も乗り越えたことで一先ず安心感が広がったもののユーロは上値の重い展開で始まった。
しかし、その後米長期金利が低下したことからユーロは上昇。また、トランプ大統領がFRBの利上げ政策に批判的な発言をしたこともドル売りを促した。
更に、NY市場の引き際にトランプ大統領が「欧州と中国は為替操作をしている」と発言したことから1.14後半まで上昇して引けている。
トランプ大統領から為替への言及が突然飛び出したことで目先はユーロ買いが先行しやすい。ただ、これまでのようにこのような発言による影響は一時的に終わることが多い。
最終的にECBとFRBの金融政策の違いによるユーロ安ドル買いの動きは継続とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1550(50%、BB中心)~1.1450
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[トルコリラ円]調整一服から再び下落へ

米国人牧師拘束による米国からの制裁や政府の中銀に対する圧力といった問題でリラが急落。15円前半まで下落した後に19円40銭まで反発したが再び売りが強まった。
トルコ裁判所が牧師解放を却下したことで米国が追加制裁を課すとしたことから再び下落に転じた。また、ドイツのメルケル首相が「トルコに対する緊急支援提供の必要性は現時点でない」と発言したことでリラ安がさらに進んだ。
トランプ大統領がFRBの利上げや欧州中国に対し通貨安批判をしたことで円高が進みやすい地合いとなっている。
調整終了後のリラ安圧力は今日も継続とみる。
リラ円予想レンジ:18円40銭~17円30銭(50%)
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[全般]トランプ発言でドル全面安
週明け東京市場ではトランプ大統領がトルコ情勢への懸念からドル円は上値の重い展開で始まった。しかし、米中貿易交渉への期待から人民元安が一服。先週末大きく下落した上海総合指数も反発したことで安心感が広がりドル円は先週末のNY終値レベルまで押し戻された。
欧州市場では先週末に「トランプ大統領が政治献金者の集いでパウエルFRB議長の利上げ政策を批判した」と伝わったことから米長期金利が低下。ドル売りが先行した。
一方、米中貿易協議が再開されることへの期待感から欧米株式市場は堅調な地合いで推移。
ドル円も一先ず下げ止まる場面も見られた。
しかし、その後トランプ大統領が「今週の貿易協議で中国から多くを予想しない」「中国と貿易摩擦を収束させる期限は存在しない」などと発言。
また、「中国と欧州は為替操作をしている」「利上げ継続ならFRBを批判するだろう」「FRBは国にとってもっと良いことをするべき」などと中銀に対する圧力をかける発言をすると同時に為替操作への言及がありドルは全面安となった。
ドル円は110円02銭まで下落したものの辛うじて下げ止まっている。
米中協議への期待が唯一ドル円クロス円の下支えとなっているが、その期待が裏切られるようなら失望売りが強まり円高の動きが強まりかねない。
トランプ大統領発言が献金者を前にしたポーズとみることができるものの、貿易協議を前に市場は神経質な展開が予想される。
ドル安が一服したとしても円高に振れやすい地合いが続く。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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