ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-08

[米ドル円]リスク後退で円安へ

(米ドル円日足)


FOMC議事要旨の結果を受けドルが全面高となったことでドル円は東京市場で111円手前まで上昇。
また、ポンドやユーロ、そして豪ドルなどは独自の材料で売りが強まったことから欧米市場でドル高は更に加速。ドル円は111円台に乗せると111円32銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
米中貿易協議では何らかの進展がないとドル円は下落するとの見方もあったが市場はそれを織り込んでおり、寧ろ予想通りであったことを好感。イベントリスクが後退したこともありドル高から次は円安の動きが強まりかねない。
トランプ大統領のロシア疑惑や女性スキャンダルなどのリスクは燻るものの、これまでと同様に市場への影響は一時的とみる。
今日のパウエルFRB議長の発言次第では一時的な下落も予想されるが、特に何もなければ米中貿易協議のようにイベントリスクは後退。ドル円は一段の上値を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ: 111円90銭(61.8%、BB上限)~110円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ポンド米ドル]ハードブレグジット懸念

(ポンド米ドル日足)


FRBの利上げ期待からドル買いが先行。東京市場でポンドドルは1.2920ドル付近から1.2855ドル付近まで下落。
ロンドン市場が始まると1.29ドル台へ反発する場面も見られたが再び下落に転じた。
ラーブEU離脱担当相の「合意なしでのブレグジットの可能性が高まりつつある」との発言から市場に不安感が広がった。
ポンドはNY市場で再び下落幅を拡大すると1.28ドル付近まで売られそのまま安値圏での引けとなっている。
米利上げ期待とハードブレグジット懸念が重なりポンドの下げは止まらない。
ボリンジャーバンドの中心線で上値を抑えられたことで下降トレンドは継続。
戻り売りスタンスで臨みたい。

ポンドドル予想レンジ:1.2820(BB中心線)~1.2760(61.8%)

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[豪ドル円]政治リスクで下落に転じる

(豪ドル円日足)


ターンブル豪首相への辞任圧力が強まり与党自由党の混乱が豪ドル売りに繋がった。
米中貿易協議では追加関税をかけあう措置を実施するなど進展は見られなかった。
しかし、市場は織り込み済みということもあり上海総合指数などは小幅上昇するなど影響は限定的となった。
NY市場でも豪ドル売りは止まらず豪ドル円はこの日の安値となる80円58銭まで下落。上値の重い展開は継続。
しかし、米中貿易協議も終了すればリスク回避の動きが後退し円安が進みやすくなる。
政治リスクは一時的な影響にとどまることが多く、今年最安値となる79円71銭を下回ることはないとみる。
ボリンジャーバンドの下限が79円90銭付近に位置しており、その手前の80円付近では買いを入れてみたい。

豪ドル円予想レンジ:81円00銭(38.2%)~80円10銭(8月17日安値)

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[全般]米中貿易摩擦織り込み、ドル全面高

米中各国は昨日予定通り160億ドル相当の輸入品への追加関税を実施したが市場は既に織り込み済みということもあり影響は限られた。一方で前日のFOMC議事要旨の公開を受け利上げ期待からのドル高が進みドル円は111円台に乗せてきた。
昨日の東京市場では前日のFOMC議事要旨の内容を受け、利上げ期待からドルはユーロやポンドなどに対しても底堅い動きで始まった。
米中貿易協議では予定通り追加関税を引き上げるなど貿易摩擦への懸念が残るものの日経平均株価や上海総合指数も堅調な地合いで推移。ドル円は110円後半まで上昇した。
しかし、豪州では政治リスクの高まりから豪ドルは対ドル対円で下落。
ポンドもハードブレグジットへの懸念が拡大したことで上値の重い展開となった。
NY市場ではジョージ・カンザスシティー連銀総裁やカプラン・ダラス連銀総裁が利上げに前向きな姿勢を示したことでドル高は継続する一方でNY株式市場は三指数ともに冴えない動きとなった。
米中貿易協議は結果的に進展は見られず長期化の予想を呈してきたものの、人民元安への圧力は今回見られなかったことがドル円の下支えとなった。
一先ず円高リスクが後退したことや米国利上げ期待からドル買い戻しの動きは目先継続するとみている。
今日はジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言に注目が集まる。
トランプ大統領の利上げへのけん制発言に対して、アメリカの中央銀行の独立性を示すことは間違いない。ただ、利上げによる新興国への懸念が示されるようなら一時的に円買いの動きが強まる可能性もあり注意したい。

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