[米ドル円]変化しやすいセンチメント

米朝再会談が打診されたことで地政学的リスクが後退。NAFTA交渉でカナダが一部譲歩し市場に安心感が広がった。また、ブレグジット交渉の進展などが重なりこれまでのリスク回避の動きが後退し円安が全般に進んだ。
NY市場ではNY株式市場が三指数ともに上昇したことや原油価格も上昇。リスクオンの動きが更に強まりドル円はこの日の高値となる111円64銭まで上昇しほぼ高値圏での引けとなっている。
今日の東京市場でも株価の上昇を背景に更に上値を試す展開が予想される。
ただ、日米、米中貿易摩擦への懸念が消えたわけではなく上値も限定的とみる。
一目の雲の上限を上回ったもののそのすぐ上の111円90銭付近にはボリンジャーバンドの上限が位置し、同時にフィボナッチ61.8%戻しでもあり意識される。
ワンタッチ112円台を覗きに行く可能性もあるが押し戻されて終わりそうだ。
ドル円予想レンジ: 111円90銭(61.8%、BB上限)~111円30銭
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[ポンド円]ブレグジット懸念後退でショートカバー

前日にバルニエEU首席交渉官が6-8週間でのブレグジット合意が現実的と発言したことでポンドは上昇。昨日もハモンド英財務相は6-8週間以内での合意は可能と発言するなどソフトブレグジットへの期待が高まった。一方、イブニングスタンダード紙が「英当局はEUの前向きな声明を誤解している」「EUはレッドラインを変更すると英国側は期待しているがそれは起こらない」など悲観的な見方を示したことから上値は抑えられた。
ブレグジット交渉は今後も続く中でポンドショートポジションの巻き戻しが入ったとみられる。日足チャートを見ても下降トレンンドは継続しており戻りも限定的とみる。
ポンドショートカバーの動きが一巡すれば再びポンド売りが強まるとみている。
上値目途としてはボリンジャーバンドの上限が位置する146円10銭付近。このレベルを超えると8月1日に付けた高値147円10銭が次のレジスタンスとなる。
ポンド円予想レンジ:146円10銭~144円80銭
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[豪ドル円]中国リスクの燻りと豪州経済

米国の対中追加関税の懸念が燻るものの上海総合指数は小幅な下落にとどまった。日経平均株価も大幅上昇となりNY株式市場も三指数ともに上昇。リスク回避の後退による円安が豪ドル円を押し上げた。
中国や新興国への懸念が無ければ好調な豪州経済を背景に豪ドル買いはもっと進んでいてもおかしくない。今後米国が新たな追加関税を実施するようなら再び下落に転じる可能性もある。
しかし、今の時点では市場は楽観的なセンチメントに偏っており一段の上値を試す展開を予想する。
豪ドル円予想レンジ:79円90銭(38.2%)~79円20銭
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[全般]リスク回避後退で円全面安
英国離脱交渉ではハモンド英財務相が「6-8週間以内での合意が可能」と発言。前日にバルニエEU首席交渉官の「11月13日に臨時首脳会談を調整している」との発言と合致。ポンドの下支えとなった。また、北朝鮮が米朝再会談を打診したことで地政学的リスクの後退が円安を促した。更に、カナダとのNAFTA交渉ではカナダが酪農市場への限定的なアクセスを米国側に認める用意があるとの報道で安心感が広がった。
また、米中貿易摩擦が激化する中でNY株式市場が三指数ともに大幅上昇。原油価格の上昇やアップルなど個別の銘柄が株式市場全般を押し上げたことからリスクオンの円安が進んだ。
日米貿易摩擦への懸念が燻るものの市場には楽観的なムードが漂う中でドル円は111円ミドル付近まで反発。
しかし、市場は好材料が出た後は再び悪材料に敏感に反応するといった日替わりでセンチメントは変わりやすい。
ただ、米国経済の強さは明らかであり、今後経済指標の発表に注目が集まる。
今日発表される8月卸売物価指数やベージュブックで改めて堅調な景気が示されるようなら一段の円安が進む可能性もある。
しかし、その後は再びリスクへの警戒観が高まるとみており予断は許さない。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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