ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-09

[米ドル円]トランプ発言の内容に注目

(米ドル円日足)


先週末にWSJ紙が今週初めにも米国が中国に対して2000億ドルの追加関税を発表するとの報道があった。しかし、日本が休場となった週明けアジア市場ではほとんどその影響は見られずドル円は112円を挟んで底堅い動きが続いた。
欧州市場ではユーロを中心としたクロス円が上昇して始まるとドル円は112円11銭まで上昇。しかし、ドル安と円安が綱引き状態となりドル円は小動きで終始。
NY市場の引け際にトランプ大統領がマーケットが引けたところで対中貿易についてアナウンスすると発言したことでドル円は111円76銭まで下落。しかし、既に織り込み済みということもあり下値は限定的となった。
市場では関税率が25%ではなく10%になるとの見方もあり、そうなればドル円は一気に買いが強まることになる。しかし、中国が米中協議を拒否するとの見方もあり上値も限定的となる。
結局のところ大きな動きは期待できないものの、全般に底堅さが目立つ。
最終的にドル円は押し目買いを狙うが、欲を張らずに利食い売りも早めに入れておきたい。

ドル円予想レンジ: 112円40銭(76.4%)~111円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]上値の重さ意識

(ユーロ米ドル日足)


欧州時間にイタリアのトリア経済・財務相が来年の財政赤字について「対GDP比率が1.6%超えないようにする」と発言したことで財政懸念が後退。イタリア国債が買われユーロも1.16前半から上昇に転じた。
NY市場でもこの日発表されたNY連銀製造業景況指数が予想を下回りドルが売られるとユーロはこの日の高値となる1.1698まで上昇。そのまま高値圏で引けている。
トランプ大統領が今日にも中国に対して第三弾追加関税を発表すると予想され、そうなれば一段のドル安が進みユーロ買いが進むと予想される。ただ、1.17ミドル付近は7月から上値が何度も抑えられている強いレジスタンスとして意識される。
ボリンジャーバンドの上限やフィボナッチ38.2%戻しとなる1.1725付近では逆張りの売りを出してみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1725(BB上限、38.2%)~ 1.1620(BB中心)

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[カナダドル円]NAFTA交渉も大詰め

(カナダドル円日足)


今月末までにNAFTA交渉の期限が来ることから色々な発言にカナダドルは一喜一憂する可能性が高い。
昨日はカナダのフリーランド外相が「今週ライトハイザーUSTR代表と協議を継続」と発言。そろそろ合意に近づいているとみることができる。ただ、協議が継続中はカナダドルの下振れリスクは常に燻る。
今日はトランプ大統領が中国に対して第三弾追加関税を発表することからカナダドルも攣られて売りが強まる可能性が高いとみる。
テクニカル的に見ると日足ボリンジャーバンドの中心線は上向きに変わっており底堅さが示される。
NFTA交渉は最終的に何らかの合意が得られるとみており押し目買いのチャンスとみる。

カナダドル円予想レンジ:86円20銭~85円30銭(BB中心、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]米中貿易摩擦から日米協議へ

米国の中国に対する2000億ドル規模の追加関税を今日にも発表するとの観測が高まりドル円の上値が抑えられている。
先週末にWSJ紙が米国が中国に対して17日か18日に賦課すると報道が流れた。そのような状況下で昨日は日本が祝日ということもありアジア市場では寧ろドル円は112円を挟んでの底堅い動きが続いた。
欧州市場に入るとイタリアの経済財務相の発言を受け財政赤字問題が後退したことでユーロが上昇。ポンドもブレグジット懸念が後退したことで上昇。対円でもユーロやポンドが上昇したことで円安ドル安の綱引き状態となりドル円は殆ど動きが見られなかった。
NY市場ではこの日発表されたNY連銀製造業景況指数が19.0と予想の23.0を下回ったことでドルが全面安となりドル円も111円後半に下落したが影響は限定的となった。
しかし、NY市場の引け間際にトランプ大統領が「NY市場終了後に対中貿易についてアナウンスする」との発言を受けNY株式市場が下落。リスク回避の円高が進んだもののドル円は111円76銭付近で下げ止まった。既に市場は先週末から織り込み始めており大きな影響は見られなかった。寧ろ、トランプ大統領は国内の影響を考慮して税率を25%ではなく10%に引き下げるのではといった見方も浮上。そうなれば市場に安心感が広がり円安が進む可能性もある。
ただ、ドル円の上値にも限りがありそうだ。
今週21日には日米新貿易協議が開かれる予定だが、次は日本に対して自動車や農産物へ圧力をかけてくる可能性が高いためだ。
先週末にはマナフォート元選対本部長の有罪が決まりロシア問題が更に追及されるとの見方もある。
しかし、これらのネガティブ材料が山積状態にもかからわずドル円クロス円は底堅い動きがみられる。市場は大分織り込んでおり、ちょっとした好材料に反応しやすい。
慎重に押し目買いのチャンスを待ちたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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