ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-10

[カナダドル円]BOC会合で利上げ予想

(カナダドル円日足)


先週末に発表されたカナダ8月CPIが-0.4%と予想の0.0%を大きく下回ったことからカナダドルは急落。カナダドル円は86円35銭から一気に85円68銭まで下落した。その後は買い戻しの動きも見られたが出遅れた売りが再び上値を抑え、この日の安値となる85円56銭まで下落した。引けにかけて買い戻しが入ったものの上値の重い展開となって週を終えた。
今週はBOC政策会合が開かれ政策金利を現行の1.5%から1.75%に引き上げると予想される。先週末の経済指標の数字が予想を下回ったことで利上げに変化が生じるとの見方が広がっている。それだけ織り込まれていないということでもし利上げに踏み切るようなら素直にカナダドル円は上昇に転じるとみている。
ただ、WTIが70ドルを割り込んできたこともありカナダドルの上値も限定的となりそうだ。

今週のカナダドル円予想レンジ:87円10銭(BB中心、38.2%)~85円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]荒れ相場も収束へ

先週はイタリア予算案、ブレグジット協議、中国経済の行方を巡り株式市場を中心に荒っぽい相場展開が続いた。また、サウジの記者殺害疑惑も浮上し中東情勢が俄かに不穏な空気に包まれるなど地政学的リスクの拡大も市場の波乱要因となった。しかし、それも週末にかけて収まり始めており今週は落ち着きを取り戻した市場が反発に向かうか注目される。
先週末の東京市場で発表された中国7-9月期GDPが6.5%と予想の6.6%を下回ったにも拘らず上海総合指数は大きく反発。中国発の世界同時株安の懸念がこれにより払しょくされた格好だ。
イタリア予算案問題で売りが続いたユーロもこの日は反発に転じた。イタリア政府が2019年の財政赤字目標をGDP比2.4%から2.1%に修正するとの一部報道を受けリスクが後退した。また、ブレグジット協議で揺れていたポンドもメイ首相が「アイルランド問題で主要な要求の一つを取り下げる用意がある」との報道で反発。
前日大幅安となったNY株式市場もダウがプラスに転じ一先ず安心感が広がりドル円クロス円ともに上昇に転じるなど円独歩安の展開となった。
米中首脳会談が11月29日に暫定合意されたことや、中国経済の減速も先週のGDP発表後の動きを見るとほぼ織り込んでいることが分かった。為替報告書で中国が認定されなかったことも安心感を与えている。
ブレグジット問題はかなり混沌としてきているもののバルニエ首席交渉官やメイ首相の発言などから大分煮詰まってきている。
イタリア問題も悪材料として既に市場は消化し始めており今後イタリアの歩み寄りが明確になればユーロ買い戻しのきっかけにもなる。
中東情勢は米国中間選挙を控え波乱要因となるものの直ぐに市場に影響を与えるものではなく当面は様子見となる。
今週はそれぞれの問題をこなしながら徐々に荒れた相場も落ち着きを取り戻すなかでリスクオンの動きに転じる可能性もある。
リスクの後はチャンスあり。

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[米ドル円]リスク回避による円高も限定的

(米ドル円日足)


前日に発表された為替報告書で中国が為替操作国として認定されなかったことやFOMC議事要旨でドル買いが進むなどドル円はしっかりとした動きで始まった。しかし、中国の李克強首相が強い景気下押し圧力を認めたことから上海総合指数が大きく下落したがドル円への影響は限定的となった。
しかし、欧州からNY市場にかけてユーロやポンドが下落。
NY市場では株式市場が三指数ともに下落幅を拡大するなどリスク回避の動きが強まるとドル円は112円を割り込みこの日の安値となる111円95銭まで下落した。
しかし、これだけ世界的な同時株安にも係わらずドル円の下げ幅は70銭程度で収まっている。それだけドル円の動きは鈍いということだ。
ボリンジャーバンドの上中下が横ばいに推移している。
下限となる111円ミドルから上限の位置する113円のレンジ相場が目先継続するとみる。

ドル円予想レンジ:112円70銭(38.2%)~111円70銭

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[ユーロ米ドル]イタリア懸念によるユーロ売りも限定的

(ユーロ米ドル日足)


EU首脳会議が閉幕。その中でドラギ総裁は名指しは避けたものの大規模な歳出と減税措置が盛り込まれたイタリア予算案に関して批判。EUは正式にイタリアに対して財政規律に違反するとして警告する方針を固めるなどイタリア懸念が強まった。
ユーロは1.15前半から下落が始まりNY市場で1.14ミドル付近まで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
イタリア予算案への懸念は強まる一方でドラギ総裁はユーロ圏見通しは前向きと発言。
イタリアに対する圧力をかけているものの市場は最終的に妥結するとの見方が根強い。
サウジの地政学的リスクや中国景気の減速などで市場は悪材料に反応しやすくなっている。
イタリア懸念によるユーロ売り圧力はそろそろ最終段階に近づいているとみる。
目先は10月9日に付けた安値1.1432を下抜きボリンジャーバンドの下限となる1.1390付近を試す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1510~ 1.1390(BB下限)

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[カナダドル円]上昇トレンド継続

(カナダドル円日足)

CAD_JPY_20181019_hiashi.jpg

原油価格の下落によるカナダドルの下落と同時にリスク回避の円高が重なりカナダドル円は86円ミドルから85円ミドルまで大きく下落した。
目先はまだ売り圧力は継続するとみるが長期の上昇トレンドの流れを変えるものではない。
原油価格は週間在庫の大幅積み増しが下落要因となったがこの動きも短期で終了するとみる。
ただ、目先は市場のリスク回避の動きが強まる中で悪材料に反応しやすくなっている。
今日のNY時間に発表されるカナダのCPIや小売売上などが予想を下回るようならカナダドル売りが一段強まる可能性が高い。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限となる85円10銭、フィボナッチ50%戻しの84円90銭付近が強いサポート。

カナダドル円予想レンジ:86円10銭~85円10銭(BB下限)

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[全般]同時株安でリスクオフ加速

米長期金利が上昇する中で中国景気減速懸念、ブレグジット懸念、イタリア不安、そして地政学的リスクの高まりなどで世界同時株安となり円が全面高となった。
昨日の東京市場では前日の米長期金利上昇や中国が為替操作国に認定されなかったことを好感。ドル円は底堅い動きで始まった。しかし、後場に入り上海総合指数が下落幅を拡大したことで上値が抑えられた。
欧州市場ではEU首脳会議が最終日となりブレグジットやイタリア予算案に対して期待感が広がりユーロやポンドは底堅い動きで始まった。しかし、その後ブレグジットに関して意見はまとまらず合意無き離脱への可能性が高まるとポンドは下落。
また、大規模な歳出と減税措置が盛り込まれたイタリア予算案に関してEUが圧力をかけるなどイタリア不安が拡大しユーロも下落。
更に、ムニューシン財務長官がサウジでの経済フォーラムへの出席を取りやめたことで地政学的リスクが高まった。
これらによりNY株式市場は三指数ともに急落。NYダウは一時470ドル余り下落したことで欧州株式市場も軒並み下落。結果的に世界同時株安が進む中でドル円クロス円ともに下落。円全面高となった。
ブレグジットに関しては期限ぎりぎりまで混迷が続くと思われ、イタリア問題もEUの圧力は続くだろう。サウジ問題も今後のトランプ大統領の対応に注目される。
これらの問題は最終的に落とし場所を見つけて解決される可能性が高いが、それまではリスク回避の動きが進みやすい地合いは続く。
神経質な展開が予想されるが週末ということもあり過度な動きに対してはその反動が予想される。
昨日のリスク回避のきっかけとなった中国株式市場だが今日発表の中国GDPの結果に伴う上海総合指数の動きには注意が必要だ。
リスクの後はチャンス、チャンスの後はリスクといった上下に振れやすい状況は暫く続きそうだ。

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[米ドル円]中国為替操作国回避でリスクオン

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は株価の上昇を受け112円42銭まで上昇。底堅い動きが続いた。その後ユーロやポンドなどのクロス円が下落して始まるとドル円も112円15銭まで押し戻された。
NY市場が始まり前日反発して引けたNYダウが下落して始まるとドル円は112円付近まで下落。ダウは一時310ドル超と大きく下落したがその後は急速に回復したことでドル円も反発。FOMC議事要旨で利上げに前向きな内容が示されたことからドルが全面高となりドル円も112円55銭まで上昇した。
NY市場の引けた後には為替報告書が発表され「主要貿易相手国に為替操作はなかった」との内容となった。
懸念された中国が為替操作国にあたらなかったことから円安の流れが今後強まるとみている。
フィボナッチ50%戻しの113円10銭が目先のレジスタンスだが株式市場が堅調な地合いとなれば61.8%戻しの113円40銭も視野に入る。

ドル円予想レンジ:113円10銭(50%)~112円30銭

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[ユーロ米ドル]イタリア予算案問題とドル高

(ユーロ米ドル日足)


東京市場で比較的落ち着いた動きが続いたユーロだが欧州市場に入り下落に転じた。
イタリア政府高官が「19年度イタリア予算案がEUに拒否され、格付け会社が同国の格付けを引き下げる可能性がある」との認識を示したことでイタリア不安が再燃。また、ブレグジット協議が難航していることも嫌気されユーロの下押し圧力となった。
また、この日公開されたFOMC議事要旨で数人のメンバーが長期的な水準を上回るまで利上げが必要と判断しドル金利が上昇。ドル高が進んだことでユーロは1.15ドル付近まで下落して引けている。
結局ボリンジャーバンドの上限となる1.16付近で上値が抑えられユーロ売りが再開。10月8日に付けた安値1.1432を再度試す展開が予想される。

ユーロドル予想レンジ:1.1550~ 1.1420(BB下限)

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[トルコリラ円]牧師解放で政治リスク後退

(トルコリラ円日足)


先日トルコに監禁されていた米国牧師が解放されリラは反発。8月に牧師解放を巡り米国との関係が悪化して始まったリラの下落だけに今回の開放で政治リスクが一気に後退。また、トルコのサウジ領事館で起きた殺害疑惑でもトルコと米国の関係改善が見込まれる。
トルコ円はボリンジャーバンドの上限に沿って上昇。バンドウォークの始まりとみる。
まだ、完全に不安感が払しょくされたわけではないものの売られ過ぎたリラの上昇余地は大きい。
上値目途としては61.8%戻しとなる20円90銭付近。

トルコリラ円予想レンジ:20円90銭~19円90銭

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[全般]FOMC議事要旨と為替報告書でドル円上昇

イタリア財政赤字問題、ブレグジットへの懸念など不安が高まりユーロやポンドが下落する一方で米国利上げ期待の高まりでドルが上昇。また、為替報告書では中国が操作国に指定されなかったことから円安の動きが高まるなどドル円は底堅い動きが続く。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が大きく反発した動きを継いで日経平均株価や上海総合指数も上昇。リスクオンの動きが広がりドル円も比較的底堅い動きが続いた。
ただ、欧州市場ではイタリア予算案がEUに拒否され格付けが引き下げられる可能性が示されユーロが下落。また、ブレグジット協議では合意無き離脱への懸念が広がりポンドも下落しドルは全般に上昇。一方、クロス円の売りも強まりドル円は綱引き状態となった。
NY市場では住宅着工や建設許可件数が予想を大きく下回ったがハリケーンの影響もあり市場への影響は限定的となった。
一方、前日上昇を見せた米国株価が三指数ともに大きく下落して始まるとドル円は一時112円付近まで押し戻された。
しかし、その後株価が急速に回復に向かったことでドル円も再び上昇するなど株式市場の動向に振られやすい状況が続いた。
その後FOMC議事要旨が公開されるとドルは一斉に上昇に転じた。「数人のメンバーが長期的な水準を上回るまで利上げが必要と判断」「経済活動の拡大が続けば追加利上げが適切になる」など、今後も利上げ継続との見方が広がったためだ。
これを受け動きが見られなかった米長期金利は再び上昇に転じるなどドル買いの動きを加速させた。
また、NY市場が引けた後に為替報告書で「中国を為替操作国と認定せず」「主要貿易国に為替操作はなかった」と発表され市場に安心感が広がっている。
NY市場が引けた後だけに市場の影響は今のところ限られている。
ただ、これまでドル円の上値を抑える要因でもあっただけにドル円クロス円全般に買い安心感が広がるだろう。
ブレグジットやイタリア問題などは燻るものの強い米国経済を背景としたドル高は今後も継続するとみる。

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[米ドル円]リスク回避の円安継続

(米ドル円日足)


この日の日経平均株価は前日の大幅下落から一転。大きく反発したことで111円70銭付近で推移していたドル円も上昇に転じた。
結局テクニカル的に強いサポートとみられていた111円ミドルを割り込まなかったことから底値の堅さが確認された格好だ。
依然として為替条項の要求や貿易摩擦、ブレグジットやイタリア問題など円高に振れる材料は燻るものの、一先ず買い安心感が広がった。
まだ荒っぽい相場展開が予想されるものの時間の経過とともにリスクオンの動きが強まるとみている。
上値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しとなる112円70銭。このレベルにはボリンジャーバンドの中心線が位置することから意識される。

ドル円予想レンジ:112円70銭(38.2%、BB中心)~111円90銭

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[ポンド米ドル]ブレグジット協議への期待と不安

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン市場でポンド買いが先行。メイ首相はブレグジット交渉で「なお合意は可能だ」と発言。また、トゥスクEU大統領は「メイ首相の提案は難局を切り開く可能性」などと発言。EU当局者は「メイ首相とブレグジット協議を17日に予定」とするなど市場の期待が高まりポンド買いに繋がった。
しかし、依然として協議の行方は不透明感が漂う中でポンドの上値は限定的とみる。
1.32後半にはボリンジャーバンドの上限が位置し、9月の高値でもある。
先週末には1.3275で上値が抑えられたことでダブルトップを形成した可能性もある。
短期的に戻り売りスタンスで臨みたい。

ポンドドル予想レンジ: 1.3220~1.3120(BB中心、38.2%)

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[豪ドル円]中国経済とリスクオン

(豪ドル円日足)


昨日の東京時間に公開されたRBA議事要旨では「次の金利の動きは引き上げとなる可能性が高い」とのタカ派的な内容と同時に「直近の豪ドル安は豪州経済の支援になっている」としたことで市場への影響は限られた。しかし、その後日経平均株価が大きく反発すると円安が進み豪ドル円は80円台に上昇。その後利食い売りなどに押されたものの欧米市場でも株価が軒並み上昇し80円20銭付近まで買いが進んだ。ユーロやポンドが上昇したことも豪ドルを押し上げた。
この日発表された中国のPPIが予想を上回り上海総合指数も小幅な下落にとどまるなど市場に安心感が広がっている。
円安を中心に豪ドル円は今日も底堅い動きが期待でき、押し目買いを狙っていきたい。

豪ドル円予想レンジ:80円80銭(BB中心、50%)~79円80銭

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[全般]同時株高で一転リスクオン

先週の同時株安から一転して同時株高となり円は全面安となった。米経済指標や米企業決算が予想を上回り市場のセンチメントは楽観的なムードへと変わった。市場の不安心理は依然として残る中で神経質な相場展開が予想されるもののチャンスが巡ってきたとみる。
昨日の東京市場では日経平均株価が上昇。上海総合指数も小幅な下落にとどまったことからドル円は堅調な地合いで推移。また、早朝に発表されたNZのCPIが予想を上回りNZドルが上昇。NZドルはこれまで市場の先行指標として相場をリードすることが多く、今回も同様な動きとなった。
欧州市場では17日にメイ首相とEUとの協議が予定されておりブレグジットへの期待が高まる中でポンドが上昇。クロス円も全般に買いが先行した。
NY市場では株式市場が三指数ともに大幅上昇となったことからリスクオンの円安が進行。ドル円は112円30銭付近に上昇するなど円全面安となった。
NY市場では鉱工業生産が0.3%と予想の0.2%を上回り米企業の決算内容もよかったことなどからNY株式市場は三指数ともに大きく反発。市場には楽観的なムードが広がりドル円は112円30銭付近まで上昇して引けている。
先週の世界同時株安の動揺は一先ずこれで終了。調整の動きは一巡し強い米経済によるドル高の流れに戻りつつある。
ただ、ブレグジットやイタリア財政問題、そして貿易摩擦や為替問題などの懸念材料は残る中で一時的に乱高下しやすい相場展開は続く。

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[米ドル円]円買い材料も出尽くし観

(米ドル円日足)


ムニューシン財務長官が為替条項を日本にも求めるとの発言を受け週明け東京市場でドル円は上値の重い展開が続いた。日経平均株価や上海総合指数が大きく下落したことでリスク回避の円買いが進んだ。ドル円は一時111円63銭まで下落。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しであり下げ止まった。
欧州市場ではユーロやポンドが対ドル対円でも上昇したことでドルが下落したものの同時に円売りの動きも重なりドル円は112円手前まで反発。
しかし、NY株式市場が三指数ともに下落したことからドル円の上値も抑えられて引けている。ブレグジット問題やドイツ与党の弱体化、そしてイタリア予算問題、貿易問題など不安材料が円買いを促す要因となっている。世界同時株安が不安感を更に強めることとなったが、株式市場も落ち着きを取り戻しつつある。
時間の経過とともにドル円の買い戻しの動きが強まるとみている。
下値目途としては111円50銭に一目の雲の上限があり、そのすぐ下の111円40銭にはボリンジャーバンドの下限が位置する。
このレベルを下回るようであれば110円を割り込むリスクが高まる。

ドル円予想レンジ:112円30銭~111円50銭(雲の上限)

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[ユーロ米ドル]ドイツ与党弱体化への懸念

(ユーロ米ドル日足)


週末に行われたドイツバイエルン州議会選挙で与党CSUが歴史的な大敗となったことを受けメルケル政権への懸念が拡大。週明け東京市場でユーロは下落して始まった。しかし、欧州市場でドイツの株式市場が上昇して始まるとユーロの買い戻しからスタート。既に先週末に売り込まれていたことから買い戻しの動きが目立った。
しかし、イタリア予算案を巡りEUの対応も懸念されるなかで先週末の高値1.1610の手前の1.1606で押し戻されるなど目先の上値の重さを確認した格好だ。
このレベルはボリンジャーバンドの上限レベルであり意識された。
このレジスタンスを上抜くにしても一旦は下押しが必要だ。
下値目途としてはフィボナッチ50%戻し1.1520付近か61.8%戻しの1.15ドル付近であり、下げ止まりを確認してから買いを入れていきたい。

ユーロドル予想レンジ: 1.1610~1.1520(50%)

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[カナダドル円]業況調査、タカ派的

(カナダドル円日足)


ムニューシン財務長官が為替条項を日本にも求めるとの発言を受け週明け東京市場でカナダドル円は軟調な地合いでスタート。
NY株式市場が軟調な地合いで始まるとカナダドル円はこの日の安値となる85円57銭まで下落。
しかし、その後7-9月期業況調査が予想以上にタカ派的となったことからカナダドル買いが一気に進み86円38銭まで上昇。結局往って来いとなった。
カナダドル自体はNAFTA交渉合意後堅調な地合いで推移しており円買いの動きが止めば再び上昇に転じるとみる。
ボリンジャーバンドの下限がサポートとなっており中心線は上昇トレンド継続。
目先の上値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しの87円00銭からボリンジャーバンドの上限となる87円20銭が意識される。

カナダドル円予想レンジ:87円00銭(38.2%)~85円70銭

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[全般]不透明感漂い円上昇

週末にムニューシン財務長官が為替条項を日本にも求めるとの発言から円買いの動きが先行。また、英国ブレグジット協議が難航していることやドイツ与党の州議会選挙での敗北など市場には不透明感が広がりドル円の売りが強まった。
週明け東京市場では週末にムニューシン財務長官がTAG為替条項を日本にも求めるとの発言を受け日経平均株価が大幅安となりドル円は下落幅を拡大。約ひと月ぶりの安値レベルまで下落した。麻生財務相は為替の話はTAGではなく財務大臣間で話し合っていくと決まっていると発言したが影響は限定的となった。
英国とEU によるブレグジット交渉が行われていたが暫定合意案は合意に至らなかったことで週明けシドニー市場でポンドは下落して始まった。しかし、市場には最終的に合意に至るとの期待も根強くポンドの買い戻しが強まった。
また、週末行われたドイツのバイエルン州議会選挙では与党が歴史的大敗を喫したことでユーロも下落して始まったがこちらも買い戻されて引けている。
NY市場では株式市場が三指数ともに下落したものの先週のような大きな混乱は見られず比較的落ち着いた動きを保った。米長期金利も依然高止まり状態となるなど先週のような混乱は見られなかった。
株価急落の余韻が残るなかで悪材料に反応しやすいものの回復基調に戻り始めている。
時間の経過とともに株や為替市場でその反動が強まるとみる。

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[米ドル円]調整一巡後は反発へ

(米ドル円日足)


世界同時株安が進んだもののドル円は111円後半で下げ止まりを見せた。NY株価の急落直前の113円20銭から111円84銭まで下落幅は1円40銭と軽度。ドル円の底堅さが寧ろ確認された格好だ。111円60銭のフィボナッチ61.8%戻しには届かなかった。そのすぐ下の111円50銭はボリンジャーバンドの下限であり一目の雲の上限が強いサポートとして位置する。
世界同時株安も先週末は一先ず収まりを見せており、調整は一巡した可能性がある。
今週月曜日は米国の為替報告書の公開、イタリア予算案のEUへの提出など円高リスクが燻る。
また、G20ではムニューシン財務長官が為替条項を日本にも課す可能性を示したことから週明けからドル円下値トライから始まる可能性もある。
111円ミドルレベル付近に下落するようなら買いを入れておきたい。ただ、111円ミドルを明確に下抜けるようなら相場の転換になる恐れもあり損切りもしっかりと入れておく。

今週のドル円予想レンジ:113円40銭~111円50銭(BB下限、雲の上限)

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[ユーロ米ドル]イタリア予算案の行方とECB金融政策

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20181015_hiashi.jpg

15日にイタリア2019年度予算案の欧州委員会への提出期限が迫る中で先週末ユーロ売りが強まった。欧州時間にユンケル欧州委員長が「イタリアは予算案に対して約束を守っていない」と発言。また、EU高官は「来年のイタリア財政赤字(GDP比)2.4%内に収まるか不確か」「赤字が計画を上回る恐れがある」と発言するなどイタリアによる不安感が広がった。
もしイタリアの財政規律違反が判明すれば欧州委が予算案を拒否する可能性はあるものの最終的に決着がつくとの見方が多く、ユーロ反発のきっかけになりそうだ。
先週はドラギ総裁が「基本的なインフレは年末にかけて上がり、その後も中期的には徐々に上昇していく」と発言するなど利上げに前向きな発言と捉えられる。米長期金利の上昇が抑えられたこともありユーロ買いに安心感を与える。
トルコでは米国人牧師が解放されたことも市場に安心感を与えるとともにユーロの下支えとなり今週は一段の上昇を予想する。
1.1620はフィボナッチ50%戻しでありボリンジャーバンドの中心線が位置し一旦は上値が抑えられそうだ。ただ、勢いがあれば7月に上値を何度も抑えられた76.4%戻しでもある1.1730付近を試す展開も予想される。

ユーロドル予想レンジ: 1.1730(76.4%)~1.1470

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[豪ドル円]RBA議事要旨と中国経済指標

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20181015_hiashi.jpg

世界的な同時株安も一先ず落ち着きを取り戻したように見える。急落の原因の一つでもある米中貿易摩擦による中国経済の減速懸念が豪ドル売りを誘った。
その後は上海総合指数や日経平均株価が反発して引けたことで豪ドル円の買い戻しが入った。しかし下落前の80円50銭には届かず本格的な上昇には待ったがかかっている。
今週はRBA議事要旨や中国経済指標が発表される。先週発表された中国9月貿易収支では対米黒字が過去最高となった。追加関税を控え駆け込みの輸出が増えたとみられるが、中国経済への打撃は今のところ見られない。
今週は中国PPIやCPI、そしてGDPなど重要指標の発表が相次ぐ。既に経済への影響を市場は大分織り込んでおり下振れリスクは限られる。
RBA議事要旨では利上げへの内容が少しでも示されるか注目。
一時的に豪ドル買い戻しの動きが強まるとみているが、米中貿易摩擦が長期化する中で本格的な豪ドル買いにはまだ時間が必要だ。

豪ドル円予想レンジ:81円60銭(76.4%)~79円30銭

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[全般]市場の混乱も収束へ

先週は米長期金利が急速に上昇したことや米中貿易摩擦への懸念などからNY株式市場が急落。世界的な同時株安を引き起こしたが週末には一先ず下げ止まりから反発に向かった。暫く株や為替市場は荒っぽい動きが予想されるものの、調整が一巡すれば再び強気相場へ回帰するとみる。
先週末に日経平均株価や上海総合指数が上昇して引けたことで市場には一先ず安心感が広がった。欧州市場ではイタリア予算案を巡る不透明感や英国のブレグジット懸念などからユーロやポンドが下落。これがドルの下支えとなったもののクロス円も巻き込みながら下落したことでドル円の上値も抑えられた。
注目のNY株式市場は三指数ともに反発したことで過度な警戒感も後退。しかし、これだけ下落した後だけに市場の不信感を払しょくするにはもう暫く時間がかかりそうだ。
株価下落のきっかけとなったのは米長期金利が急速に上昇したことや米中貿易摩擦への懸念が背景にある。また、米中間選挙というビッグイベントが近づいたことでポジションの巻き戻しが入ったと考えられる。
今週はその急落原因の一つである米長期金利を巡りFRB幹部の講演やFOMC議事録の公開に注目が集まる。株価の下落はあくまで調整であり利上げは継続されるとの見方が示される可能性が高い。再び長期金利が上昇に転じた時の株価への影響が懸念される。それでも株価の下落に繋がらないようなら市場に安心感を与えるだろう。
また、15日には米国の為替報告書が公表される。もし中国が為替操作国と認定されるようなら一時的に円買いが進む可能性もある。しかし、もし認定されたとしても既に中国に制裁を課しておりそれ以上のものは考えにくいことから為替への影響は限定的とみる。
ただ、先週末のG20でムニューシン財務長官が為替条項を日本にも課す可能性を示しており週明けの東京市場の動きには注意が必要だ。
この日はイタリア予算案の欧州委員会への提出期限でもありユーロへの影響も懸念される。最終的に予算内容が承認されるようならユーロは反発しクロス円全般に買い戻しが入ることでドル円の底も押し上げられそうだ。
また、週後半にはEU首脳会議が開かれブレグジットについて協議され、ここで進展がみられるようなら11月の臨時首脳会議での合意を目指す展開となりポンドが上昇するとともに市場のリスクが後退することになる。
今週は相場の転換点となる重要な週。
最終的に強い米経済を背景に市場の混乱も収束へと向かうとみており株高米長期金利高、そしてドル高の流れに戻るであろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]111円ミドルの底堅さ

(米ドル円日足)


世界同時株安となったがドル円は111円台に入ると買いが待ち構えるなど底堅い動きを維持している。
昨日のNY市場で米長期金利が低下したことでドルは下落。また、株式市場も続落となったことからリスク回避の動きが強まりドル円は前日の安値111円97銭を下回る111円84銭まで下落した。しかし、売りは続かずにすぐ112円台に押し戻されるなど底堅さを寧ろ確認した格好だ。
クロス円も全般に買い戻しが強まったこともドル円の下支えとなっている。
世界同時株安が進んだにもかかわらずドル円はこの一週間で1円40銭足らずの下げで収まっている。それだけ市場の不安心理が深刻ではないということかもしれない。
自動売買によるテクニカル的な急速な下げとみれば、この動きも短期間で終了する可能性が高い。
フィボナッチ61.8%戻しの111円60銭のすぐ下の111円40銭には一目の雲の上限やボリンジャーバンドの下限が位置している。
この手前では買いを入れておくが、何が起きるかわからない相場だけに損切りもその下に置いておく。

ドル円予想レンジ:113円50銭~111円60銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]V字回復で買いも一巡

(ポンド米ドル日足)


米長期金利が低下する中でドル売りが強まりポンドドルは1.32ミドルまで上昇。また、トランプ大統領のドル高けん制発言もありドル安がポンドを押し上げた格好だ。
ブレグジット協議が大詰めに近づいており、その期待感からポンドドルは先週後半から買い戻しが入っていた。
昨日はこの下落が始まる前のレベルである1.32後半に近づいたことで、そろそろ上昇も一巡する頃だ。
昨日はアイルランド外相が「ブレグジット交渉は合意に近いとはまだ言えない」と発言。
また、英首相報道官も「まだブレグジット交渉で解決しなければならない大きな問題がある」「北アイルランドのバックストップの他にも問題がある」などと発言しており予断を許さない状況が続いている。

週末ということもありポジション調整も含めてポンドの反落には注意したい。
1.32ミドルから上で売りを出しておき、利食いは38.2%戻しとなる1.31ミドル付近に置く。ただ、週末ということもあり損切りも1.33付近に置いておく。

ポンドドル予想レンジ: 1.3280(BB上限)~1.3150(38.2%)

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[トルコリラ円]米国人牧師解放で安心感広がる

(トルコリラ円日足)


世界同時株安の状況下でリラ円は大幅上昇となった。
昨日の欧州時間にポンペオ米国務長官は「トルコ裁判所が12日に予定されている審理で釈放を命じることが正しい」と発言。市場では米国とトルコ政府は合意に達し、数日中に釈放されると予想。
これを受けトルコリラ円はNY市場にかけて買いが進みこの日の高値となる18円93銭まで上昇。そのまま高値圏での引けとなっている。
本日中に実際に釈放が決まれば一段のリラ円の買いが強まるとみている。
上値目途としては10月1日に付けた高値でありボリンジャーバンドの上限となる19円30銭付近が意識される。

リラ円予想レンジ:19円30銭(BB上限、10月1日高値)~18円70銭(基準線)

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[全般]世界同時株安止まらず

前日に急落したNY株式市場の影響は日本や中国、そして欧州など世界同時株安を招いた。昨日のNY株式市場は前日に引き続き大幅下落して引けるなどその勢いは止まらない。この動きが一時的なものなのか本格的な下げの始まりなのかを見極めるまでは短期取引に徹したい。
昨日の東京市場では前日のNY株急落の影響を受け日経平均株価が大幅下落。同時に上海総合指数もチャイナショック後の安値を割り込む大幅安となったもののドル円は比較的落ち着いた動きが続いた。
欧州市場でも英国を含め各国株式市場が下落するなど世界同時株安の様相を呈した。
注目のNY株式市場は前日に引き続き下落の勢いが止まらず三指数ともに続落。
この日発表された米9月CPIが予想を下回ると米長期金利が低下したことで株価も一旦は押し戻される場面も見られた。しかし、戻り売りが入ると結局大きく下落して引けている。
下落の背景にあるのは米長期金利が急速に上昇したことや米中貿易摩擦による世界的な景気減速懸念などが考えられる。しかし、それらは既に予測されていたものだけに今回の急落は他にもありそうだ。現在の株式市場の多くは自動売買主流となっていることから一方向に極端に動きやすくなっている。そのため上昇も下落も急速に進み、それが市場の不安を拡大させることになる。
米長期金利が上昇した背景には米国経済の強さがあり、そのためFRBの利上げを促している。
そのFRBに対してトランプ大統領はFRBの責任を主張。また「米国には強いドルがあるが輸出にとっては良くない」「国内でビジネスをすることを困難にしている」などドル高けん制発言も飛び出したことでドルの上値を抑えた。
この発言によりユーロやポンドが上昇することでクロス円の買いも入りドル円は意外に底堅い動きが続いている。
市場の不安心理が収まらないうちはちょっとした悪材料に反応しやすいものの、センチメントが変われば一気に戻される可能性も高い。
リスクの後はチャンスとみる。

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[米ドル円]リスク回避の動きと人民元安

(米ドル円日足)


東京から欧州市場にかけてドル円は底堅い動きが続いた。しかし、NY時間に発表された米PPI発表後に米長期金利が上昇。これを受けNY株式市場が三指数ともに急落したことからリスク回避の円買いが先行。113円を割り込むと112円40銭まで下落。シドニー市場でも売りが止まらず112円を割り込む勢いとなっている。
今日の東京市場では日経平均株価の大幅下落は避けられず円上昇の流れは継続するとみられる。
来週発表される為替報告書を控え中国が為替操作国と指定される可能性が高まっていることも円買いを促している。
下値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しとなる111円60銭付近が意識される。その近辺にはボリンジャーバンドの下限や一目の雲の上限が位置することから鉄板とみることができる。このレベルを下回るようならトレンドの見直しとなる。

ドル円予想レンジ:113円50銭~111円60銭(61.8%、BB下限、雲の上限)

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[ポンド米ドル]ブレグジット懸念後退とドル安

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間に発表された英国8月鉱工業生産は予想を上回るものとなったが、貿易収支は悪化。結局市場への影響は限定的となった。
ただ、来週開催される首脳会議への期待が高まっている。
EUバルニエ首席交渉官は「来週の首脳会議での合意が手の届くところにある」と発言したことでポンドは底堅い動きとなった。
NY株式市場では三指数ともに急落したことからドル売りの動きも重なりポンドは1.3150まで上昇。その後は利食い売りなどに押されたものの底堅い動きは継続。
上値目途としては9月20日に付けた高値1.3298が意識される。ただ、ブレグジット交渉は依然として予断を許さない状況が続くことから上値も限定的。また、米長期金利も高止まり状態となる中でドルの強さは継続。
目先はボリンジャーバンドの上限となる1.3260付近から売りが並ぶとみている。

ポンドドル予想レンジ: 1.3260(BB上限)~1.3150

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[豪ドル円]78円70銭の攻防

(豪ドル円日足)


東京市場で豪ドル円は底堅い動きが続いた。前日に反発した上海総合指数や日経平均株価も小幅上昇したことでリスク回避の動きが後退。しかし、NY株式市場では三指数ともに急落すると一転。円が全面高となったことで豪ドル円は下落に転じた。
早朝のシドニー市場では70円03銭まで下落するなど上値の重い展開が続く。
目先は9月7日に付けた安値78円70銭を下抜けるようなら損切りを巻き込み一段の下値を探る展開が予想される。
反対に、このレベルを下回らないようならダブルボトムを形成し上昇の始まりとなる。
61.8%戻しの80円10銭付近を上抜けるようなら底固め確認とみる。

豪ドル円予想レンジ:79円80銭(50.0%)~78円80銭

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[全般]NY株式市場急落で円全面高

NY株式市場が三指数ともに急落したことで円が全面高となった。その背景には米長期金利上昇が大きく影響。また、人民元安が為替操作との見方が強まる中で円高が加速。これらの動きが調整としての下落とみるが今日は更に円が買われやすい地合いが続きそうだ。
昨日の東京市場は前日に株価が大きく下落した反動もあり小幅反発。ドル円も113円付近で底堅い動きが続いた。
ただ、ムニューシン財務長官が「米財務省は人民元の動向を注視している」「中国とは為替問題を協議したい」など、為替操作国と見なされる可能性を示唆。
欧州市場ではトリアイタリア経済財務相が「市場の信認回復に向けてあらゆる手段を講じる」と発言するなどイタリア問題への懸念が後退する場面も見られた。また、EUバルニエ首席交渉官は「来週の首脳会議での合意が手の届くところにある」と発言するなどブレグジット懸念も後退。市場全般にリスクオンの動きが強まるかと思われた。
しかし、NY時間に発表された米9月PPIが0.2%と予想通り上昇したことから米長期金利が上昇。これを受けNY株式市場は三指数ともに下落して始まった。
下落の勢いは止まらず三指数ともに急落状態となったことでリスク回避の動きが一気に強まりドル円は112円前半まで下落して引けてきた。
米長期金利は一時3.24%まで上昇したものの、株価の急落を受け3.2%付近まで押し戻されたが、依然として高止まり状態。ドル売りは限定となる中で円全面高の様相を呈した。
株価下落の要因は長期金利上昇による新興国市場リスクや米中貿易摩擦への懸念などが考えられる。また、IMFが世界経済の見通しを下方修正するなど不安が高まる中でこれまで溜まったマグマが噴出したようにも見える。
これまで最高値を更新し続けた株式市場だけにこの調整はもう暫く続く可能性が高く円高の動きはもう一段強まりそうだ。

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