[米ドル円]日銀短観と米経済指標に注目

先週は日米通商協議で米国からの自動車追加関税や為替などの圧力を回避できたことで円安が進んだ。また、FOMCでは12月も含めた利上げ継続姿勢が示されたことからドルも堅調に推移。ドル円は年初来高値となる113円70銭付近まで上昇しそのまま高値圏での引けとなった。
今週は週初に日銀短観が発表されるが企業の想定為替レートが前回107円26銭から上方修正されたとしても実際の為替レベルよりも低いレートが設定される可能性が高い。
業況判断指数DIは災害や貿易摩擦懸念などから低下すると予想されるが、先週既に最悪な状況が回避されたことで市場への影響は限定的とみられ、全般に円安地合いが継続。
今週は米国ISM製造業景況指数や雇用統計にも注目が集まる。
先週パウエルFRB議長も米国経済の強さを強調するなど、今回の結果も米国経済の強さが改めて示されるようならドル押し上げ要因となる。
ドル高円安が進み今週は114円台を試す展開を予想する。
本日のドル円予想レンジ: 114円00銭~113円30銭
今週のドル円予想レンジ:114円70銭(17年11月高値)~112円90銭
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[ユーロ米ドル]イタリア財政赤字とドル高

イタリア政府が先週2019年度のGDP財政赤字比を2.4%としたが、EUの求める黒字化目標が後退。フランスなどEU側からは反発がの声が高まったことでユーロは先週末にかけて大きく下落幅を拡大。
FOMCでは当面利上げ継続姿勢が示されたことでドル高が進んだこともユーロの下押し圧力となり上昇トレンドラインを下抜けしてきた。
イタリア問題は10月中旬以降EUとの交渉が始まるが難航すると予想される。
イタリアがこのまま黒字化ができないようならユーロの存在崩壊のリスクが高まるとの見方もあるだけに下押し圧力は今週も継続するとみる。
ただ、最近の相場は悪材料に対して織り込むとその後反発することが多くみられる。
イタリアが譲歩姿勢を少しでも見せるようならユーロの反発のきっかけになる。
下値目途はフィボナッチ61.8%戻しでもありボリンジャーバンドの下限付近の1.15ドル付近とみる。
今週のユーロドル予想レンジ: 1.1720~1.1490(61.8%、BB下限)
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[カナダドル円]原油高とNAFTA期待

トルドー首相が「公正な条件で合意できる可能性が依然として高い」などと発言もあったが先月末までにNAFTA交渉が合意に至らなかったことでカナダ円は87円25銭付近で上値が抑えられていた。
しかし、裏側では大分交渉が進んでいるとの見方もあり最終的に合意に至るとの期待も燻る中で底堅い動きが続いた。
NY時間に発表されたカナダの9月GDPが0.2%と予想の0.1%を上回った事で87円25銭、9月21日に付けた高値87円45銭の損切りを巻き込みながら上昇。上昇チャネルの上限も上抜けすると87円86銭まで上昇。
WTIも1バレル73ドル台に乗せたこともカナダドル買いを加速させた。
カナダのポロズ中銀総裁は先週末に「中立金利まで利上げを緩やかに継続する」と発言するなど日本との金利差拡大期待からもカナダ円買いが入りやすい。
中間選挙に向けてトランプ大統領は実績作りのためにカナダとの交渉をより進める可能性もあり、カナダドル円の上昇余地は大きいとみる。
今週のカナダドル円予想レンジ:91円00銭(61.8%)~87円20銭
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[全般]リスクオン継続
先週末はイタリア財政赤字懸念を背景にユーロの下落が加速。市場のリスク回避の動きが強まり一時ドル円も113円前半に押し戻される場面も見られた。クロス円も全般に円買いの動きから下押し圧力が強まった。前日にイタリア政府が来年度の財政赤字目標を対GDP比で2.4%にすることで合意。これにより黒字目標は後退したことに対してEU側が反発。債務削減を求めてEUとの対立が拡大すればユーロ自体の崩壊にも繋がりかねないとの見方からリスクが高まった。
一方、NAFTA問題で揺れるカナダだがこの日発表されたカナダ7月GDPが予想を上回った事や原油価格が上昇したことでカナダドル買いドル売りが進行。全般にドルが押し戻されるとユーロやポンドも反発。
NY株式市場も三指数ともに上昇したことでリスク回避の動きが後退しドル円クロス円ともに買いが再び強まった。
イタリア問題やイランの米国による制裁、そして米中貿易摩擦などの懸念材料は今後も継続される。しかし、市場はこれらの悪材料を織り込みつつ米国経済の強さを背景にリスクオンの動きが先行しやすい状況が続くとみる。
今週は米国ISM製造業景況指数や雇用統計の発表を控え注目が集まる。
これらの結果から米国経済の強さが改めて示されるようならドル買い円売りの動きが一段と強まる可能性が高い。
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