[米ドル円]円安とドル高

東京時間に日経平均株価が下落するなかドル円も113円ミドル付近まで下落したがイタリア財政赤字削減への期待からドル円は下げ止まり反転。ただ、イタリア財政赤字問題への懸念は簡単に払拭できずドル円の上値も抑えられた。
しかし、NY時間に発表された米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を大きく上回った事からドルは上昇。また、NY株式市場も米経済の強さを好感し三指数ともに上昇。
リスクオンの円安が進んだ。また、引けにかけてパウエルFRB議長が利上げに前向きな発言をしたことでドル長期金利も約7年ぶりの高水準へ上昇。ドルが全面高となる中でドル円は114円ミドルまで上昇してそのまま引けている。
ADP雇用が予想を上回った事で明日の雇用統計への期待が高まる中ドル円は一段の上値を試す展開が予想される。特に東京時間にはNY株価上昇の流れを継いで日経株価の上昇が期待され円安が進みやすい地合いとなる。
ドル円の上値目標としてはフィボナッチ61.8%戻しとなる115円50銭をいずれ試しに行くとみる。
ただ、米長期金利や原油価格など急速に上昇した反動からドル円は115円の大台では一旦押し戻される可能性もある。明日の雇用統計前には利食い売りを出しておきたい。
ドル円予想レンジ:115円00銭~114円00銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]イタリア財政問題とドル高

東京時間にイタリア紙が「イタリア予算計画は2021年に財政赤字比率2%を目指す」との報道でユーロは1.1540から1.1594まで上昇。しかし、財政赤字問題への懸念は払しょくされず欧州市場で再び下落。NY市場にかけて下落は続き上昇前の1.1540付近まで押し戻された。
NY時間に発表されたADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を大きく上回ると今度はドルが上昇。ユーロドルは1.15前半に押し戻され、その後パウエルFRB議長のタカ派発言で米長期金利が大きく上昇。ドル高が進んだことでユーロドルはこの日の安値となる1.1465まで売り込まれた。
ただ、イタリア五つ星運動は財政赤字目標を国内総生産(GDP)比で20年に2.2%以下、21年には2%以下を目指すとしている。
過度な懸念が後退するようなら一時的にユーロが反発する可能性がある。
しかし、モスコビシ欧州委員は「イタリア財政赤字の対GDP比2.4%はEUの財政規律違反となる可能性がある」と発言するなど依然として懸念は残る。
ドル高の流れもありユーロの下落は継続するとみて戻り売りスタンスで臨みたい。
ユーロドル予想レンジ: 1.1540~1.1420(76.4%)
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[カナダドル円]原油高がカナダドルをサポート

先月末にぎりぎりでNAFTA交渉が妥結したことでカナダドルの買い戻しの動きが強まっている。ただ、急速に上昇した反動もあり調整の売りが上値を抑えている。
昨日は米ドルが上昇し対ドルでのカナダ売りが強まったことでカナダドル円の上昇幅も限られた。
原油価格は在庫が予想以上に増加したものの上昇は継続。WTIは76ドル台に上昇するなどカナダドルにとっては追い風が吹いている。
この調整売りが一巡すれば再び買いが強まるとみている。
上値目標は61.8%戻しであり今年最高値となる91円前半が意識される。ただ、明日の雇用統計発表を控え目先は1月17日に付けた高値89円60銭付近がレジスタンスとして意識される。
カナダドル円予想レンジ:89円60銭(1月17日高値)~88円70銭
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[全般]ユーロ安とドル高、そして円安
昨日の東京時間にイタリアのコリエレ紙が「イタリア予算計画は2021年に財政赤字比率2%を目指す」と報じたことでユーロが上昇するとクロス円が全面高。下落傾向にあったドル円は上昇に転じた。しかし、イタリア財政赤字問題への懸念は根深くユーロは欧州市場で上昇前のレベルまで押し戻された。
NY時間に発表された9月ADP雇用統計は23万人と予想の18万人を大きく上回った事で週末発表の雇用統計への期待が高まり株式市場は好感。また、その後発表された9月ISM非製造業景況指数も61.6と予想の58.0を上回った事でドルが全面高となった。
引けにかけてパウエルFRB議長が「米経済は極めてポジティブ」「経済拡大は相当の期間に渡り継続」「中立的金利水準は遠い」「金利正常水準まで引き上げる必要」と発言。
これまでの発言とほぼ同様な内容ではあるが改めて利上げの必要性が示されたことで米長期金利は2011年以来の高水準まで上昇。
ドルは押し上げられユーロは更に下落。ドル円は円安も重なり114円ミドル付近まで上昇して引けている。
英国ブレグジット交渉が難航しイタリア財政問題が燻るものの、株式市場は堅調な地合いを継続。市場には相対的にリスクオンの動きが先行しやすく、明日の雇用統計への期待も重なり円安ドル高の地合いは継続。ただ、急速に進んだ調整の動きには注意したい。
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