ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-10

[米ドル円]米雇用統計と米国連休控え

(米ドル円時間足)


昨日のNY市場引け際にパウエルFRB議長が中立金利を超えて利上げを行う姿勢を示したことで米長期金利が上昇。金利差拡大によりドル円は東京市場で11カ月ぶりの高値114円55銭を付けて始まった。しかし、その後は利益確定の売りが上値を抑えるなど急速に上昇したことへの警戒感が漂った。
NY市場ではNYダウが五日ぶりに反落。連日高値更新が続いただけに流石に株式市場にも調整の売りが強まった。今日の雇用統計を控えていることや米国がコロンブス・デーで連休前ということも利食い売りを誘ったとみられる。
今日の雇用統計では賃金動向に注目が集まる。前回と同様に賃金の伸び率が予想を上回るようなら利上げ期待からのドル買いに繋がる。一方で株価の下落が更に強まる可能性が高く円高も同時に進むことになりかねない。
今日から来週全般にかけてドル円は昨日の高値114円55銭を超えていくのは難しいとみる。

ドル円予想レンジ:114円20銭~113円30銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]イタリア財政懸念の後退

(ユーロ米ドル日足)


早朝のパウエルFRB議長発言でドルが上昇したことでユーロは1.15ドルを下回ると損切りを巻き込み下落。その後も東京市場で売りが強まりこの日の安値となる1.1464まで売り込まれた。しかし、その後ディマイオイタリア副首相が「トリア財務相は財務相職にとどまり続ける」と発言。辞任の噂を否定したことで安心感が広がった。また、「欧州委員会がイタリア政府の19年予算案を拒否するとの報道は事実無根」とのEU関係者の発言を受けユーロは上昇。NY市場に入りNYダウが大きく下落に転じるとドル売りが強まりユーロは1.1543まで買いが進んだ。その後は利食い売りなどに押されたものの1.15ドルを維持して引けている。
今日は米雇用統計や米国の連休を控え一段のユーロ買い戻しが入るとみている。
上値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しの1.16ドル付近だが、勢いがあればボリンジャーバンドの中心でもあり50%戻しとなる1.1640付近も視野に入る。

ユーロドル予想レンジ: 1.1600(38.2%)~1.1480

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[カナダドル円]カナダ雇用統計に注目

(カナダドル円日足)


NAFTA交渉が一先ず妥結されたことでカナダ円は大きく上昇。また、原油価格も大きく上昇したこともカナダ円を押し上げた。しかし、今年最高値となる91円57銭までには届かずに上値が抑えられた。昨日はサウジとロシアが増産で合意したことを受け原油価格が下落。また、NY株式市場が三指数ともに下落したことからリスク回避の円買いの動きが強まりカナダ円は反落して終わった。今日は米国雇用統計と同時にカナダの雇用統計も発表される。カナダの9月新規雇用者数は前月のマイナス5.16万人からプラス2.5万人に増加。失業率も6.0%から5.9%に低下すると予想される。
予想通りであれば一時的に上昇する可能性もあるが、今の流れを見ると戻り売りが待ち構えているとみる。
米国連休前ということもあり戻り売りスタンスで臨みたい。

カナダドル円予想レンジ:89円60銭(1月17日高値)~88円70銭

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[全般]急速に上昇した反動、ドル安株安原油安

急速に上昇した株式市場やドル、そして原油価格などに売りが強まり反落。本日の米雇用統計発表も控えたポジション調整の動きとみられる。
昨日の東京市場でドル円は114円55銭と昨年11月以来の高値を更新して始まった。NAFTA交渉の妥結やイタリア財政赤字に対する過度な懸念が後退したこと、好調な米経済指標などからリスクオンの動きが強まったためだ。同時に高く始まった日経平均株価は割高感もあり利益確定の売りに押されて下落。ドル円も急速に上昇したことへの高値警戒感もあり上値の重い展開で推移。
欧州市場に入るとユーロやポンドが堅調な地合いでスタート。
イタリア財務相が財務相職に留まり続けるとの報道や欧州委員会が19年予算案を拒否するとの報道が否定されたことを好感。ユーロ買い戻しの動きが強まった。
ポンドも英国のアイルランド国境問題に関する英国の新提案をEUが妥協するのではといった報道もあり底堅い動きとなった。
NY市場では最高値を更新し続けていたNYダウなどが下落に転じた。米長期金利が7年ぶりの高水準に上昇したことへの警戒感もあり利益確定の売りが出たとの見方が広がった。
これによりリスク回避の動きが強まり円の買い戻しが入るとドル円は113円64銭まで押し戻された。
原油価格はロシアやサウジアラビアが増産で合意したことを受け下落。こちらも急速に上昇した反動の売りとみられる。
本日は米雇用統計が発表されるが結果次第で再びドルや株価の下落が更に強まるか、再び上昇に転じるか注目される。
特に賃金が前回に続いて堅調な地合いがみられるようなら改めて堅調な米経済を背景とした金利上昇やドル高に繋がる。
雇用統計というイベントリスクが後退すればドル円やクロス円の上昇が再開する可能性もある。
ただ、調整色が強い中で米国がコロンブス・デーで連休に入ることもあり週末越えのポジションは軽くしておきたい。

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