ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-10

[米ドル円]111円ミドルの底堅さ

(米ドル円日足)


世界同時株安となったがドル円は111円台に入ると買いが待ち構えるなど底堅い動きを維持している。
昨日のNY市場で米長期金利が低下したことでドルは下落。また、株式市場も続落となったことからリスク回避の動きが強まりドル円は前日の安値111円97銭を下回る111円84銭まで下落した。しかし、売りは続かずにすぐ112円台に押し戻されるなど底堅さを寧ろ確認した格好だ。
クロス円も全般に買い戻しが強まったこともドル円の下支えとなっている。
世界同時株安が進んだにもかかわらずドル円はこの一週間で1円40銭足らずの下げで収まっている。それだけ市場の不安心理が深刻ではないということかもしれない。
自動売買によるテクニカル的な急速な下げとみれば、この動きも短期間で終了する可能性が高い。
フィボナッチ61.8%戻しの111円60銭のすぐ下の111円40銭には一目の雲の上限やボリンジャーバンドの下限が位置している。
この手前では買いを入れておくが、何が起きるかわからない相場だけに損切りもその下に置いておく。

ドル円予想レンジ:113円50銭~111円60銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]V字回復で買いも一巡

(ポンド米ドル日足)


米長期金利が低下する中でドル売りが強まりポンドドルは1.32ミドルまで上昇。また、トランプ大統領のドル高けん制発言もありドル安がポンドを押し上げた格好だ。
ブレグジット協議が大詰めに近づいており、その期待感からポンドドルは先週後半から買い戻しが入っていた。
昨日はこの下落が始まる前のレベルである1.32後半に近づいたことで、そろそろ上昇も一巡する頃だ。
昨日はアイルランド外相が「ブレグジット交渉は合意に近いとはまだ言えない」と発言。
また、英首相報道官も「まだブレグジット交渉で解決しなければならない大きな問題がある」「北アイルランドのバックストップの他にも問題がある」などと発言しており予断を許さない状況が続いている。

週末ということもありポジション調整も含めてポンドの反落には注意したい。
1.32ミドルから上で売りを出しておき、利食いは38.2%戻しとなる1.31ミドル付近に置く。ただ、週末ということもあり損切りも1.33付近に置いておく。

ポンドドル予想レンジ: 1.3280(BB上限)~1.3150(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[トルコリラ円]米国人牧師解放で安心感広がる

(トルコリラ円日足)


世界同時株安の状況下でリラ円は大幅上昇となった。
昨日の欧州時間にポンペオ米国務長官は「トルコ裁判所が12日に予定されている審理で釈放を命じることが正しい」と発言。市場では米国とトルコ政府は合意に達し、数日中に釈放されると予想。
これを受けトルコリラ円はNY市場にかけて買いが進みこの日の高値となる18円93銭まで上昇。そのまま高値圏での引けとなっている。
本日中に実際に釈放が決まれば一段のリラ円の買いが強まるとみている。
上値目途としては10月1日に付けた高値でありボリンジャーバンドの上限となる19円30銭付近が意識される。

リラ円予想レンジ:19円30銭(BB上限、10月1日高値)~18円70銭(基準線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]世界同時株安止まらず

前日に急落したNY株式市場の影響は日本や中国、そして欧州など世界同時株安を招いた。昨日のNY株式市場は前日に引き続き大幅下落して引けるなどその勢いは止まらない。この動きが一時的なものなのか本格的な下げの始まりなのかを見極めるまでは短期取引に徹したい。
昨日の東京市場では前日のNY株急落の影響を受け日経平均株価が大幅下落。同時に上海総合指数もチャイナショック後の安値を割り込む大幅安となったもののドル円は比較的落ち着いた動きが続いた。
欧州市場でも英国を含め各国株式市場が下落するなど世界同時株安の様相を呈した。
注目のNY株式市場は前日に引き続き下落の勢いが止まらず三指数ともに続落。
この日発表された米9月CPIが予想を下回ると米長期金利が低下したことで株価も一旦は押し戻される場面も見られた。しかし、戻り売りが入ると結局大きく下落して引けている。
下落の背景にあるのは米長期金利が急速に上昇したことや米中貿易摩擦による世界的な景気減速懸念などが考えられる。しかし、それらは既に予測されていたものだけに今回の急落は他にもありそうだ。現在の株式市場の多くは自動売買主流となっていることから一方向に極端に動きやすくなっている。そのため上昇も下落も急速に進み、それが市場の不安を拡大させることになる。
米長期金利が上昇した背景には米国経済の強さがあり、そのためFRBの利上げを促している。
そのFRBに対してトランプ大統領はFRBの責任を主張。また「米国には強いドルがあるが輸出にとっては良くない」「国内でビジネスをすることを困難にしている」などドル高けん制発言も飛び出したことでドルの上値を抑えた。
この発言によりユーロやポンドが上昇することでクロス円の買いも入りドル円は意外に底堅い動きが続いている。
市場の不安心理が収まらないうちはちょっとした悪材料に反応しやすいものの、センチメントが変われば一気に戻される可能性も高い。
リスクの後はチャンスとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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